2021.12.17
こんにちは、マスヤマです。いつもグローリーガイのブログをご覧くださり、ありがとうございます。今日のご案内ですが、グローリーガイの商品紹介は一回休みとさせていただき、代わりにカシェート情報をお届けしたいと思います。何やらまた、見応え十分の企画が用意されているようです。
【Whitehouse Cox/ホワイトハウス コックス】のモアバリエーションが、再び...です。なんでも、東海地区随一のバリエーションの多さだそうです。クリスマスギフトをお探しの方から、革小物の充実を図る方まで、レアな限定モデルも何点かあるようですので、絶好の機会となるはずです。
しかも、それだけではないんです。英国スニーカーの【WALSH/ウォルシュ】も、豊富な在庫量に、希少性の高いモデルまで揃い、尚且つメンズ・レディースの両方でのご提案。加えて、【JOHN SMEDLEY/ジョンスメドレー】のイージーウェアシリーズや、【GRENFELL/グレンフェル】の1点物フェアまで、目白押しのイベントとなります。
...と、私マスヤマもまだ店内を見ておりませんので、いい加減なことは言えません。イベントの詳細については、SUGURU blogにてジュニアが案内をしていますので、是非とも、ご覧ください。この週末も、皆様のご来店をグローリーガイ、カシェートのスタッフ一同、心よりお待ちしております。
2021.12.16
三週連続の東京出張ですが、ようやく冬の景色に変わった都会の風景。駅で電車を待つ人やクリスマスに彩られた街で買い物を楽しまれている多くの人たちががコートやダウンの冬装束です。歩道にも移動中の電車にも人が溢れ、昨年とは違う日常を取り戻しつつあるような、そんな見慣れた都会の12月。あと半月で2021年が終わります。明るい未来を期待しながら、来年の秋冬のバイイングをしております。
本日よりモデルが、この方に替わりました。歳は私より少し上、洋服歴は長く、私どもとのお付き合いも31年。ちょうど私が独立した当初から、ご贔屓にしていただいているA様。颯爽とモデル立ちです。着ていただいているのは【monção/モンサオ】のセットアップです。
ポルトガル語で"季節風"を意味する【monção/モンサオ】。長年PRADAでデザインに携わっていた2人が立ち上げた、シャツを中心としたブランドだけにナポリのカミチェリアとは、全く趣が異なります。独特な審美眼と繊細な技術による美しくモダンなシャツは、私たちの品揃えに新しい風を吹き込んでくれました。
ブランドの背景に納得するだけではセレクトはしませんが、この素材を見たとき、あまりの上質さに目が輝いたのです。よく冬の代表的なコートに使われるメルトン生地。厚手で滑らかな手触りを持つフェルト生地ですが、コートに使われる生地ほど厚みはなく、特徴的なのは、しなやかで美しい光沢。素材表記を見れば、ウール83%にモヘア17%。このモヘアって、なに?と意外と知らない方も多いのではないでしょうか。実はアンゴラヤギの毛で、生糸のような光沢を持ち、コシのあるのが特徴です。毛足が長いため、混率を上げてしまうと抜けやすいので、このウールとの混合率がちょうどいいのです。
A様が絶賛したのは、シャツだけではなく、パンツ。丸みのあるフォルムながらも、スッキリしたラインを描きます。
なんせ、ご案内したのが、8月14日のブログ。お盆の暑い盛りでのご案内で、毎日、ブログをチェックしていただいているA様でも気が付かれなかったようです。軽い気持ちでお勧めし、羽織っていただいたら、自らパンツを持って試着室に入っていかれました。ありがとうございます。
セットアップ以外に、スキニーやスリムパンツにも合います。が、それは若者に任せ、我々?オトナは Borelio(ボレリオ)などの緩めのシルエットを持つパンツにさらりと羽織りたいものです。
やはり、モデルの座は譲れません。ジャストシーズンでのコーディネートを近日中にご紹介しようかと思っております。ご期待ください。
これもセットアップ?確かにそうですが、くつろぎすぎです。念のために、eleventy(イレブンティ)のものとだけご説明して通り過ぎましょう。
セットアップでお勧めしたいのが、こちら【BARENA/バレナ】のウールジャージ オーバーシャツと共地のシャーリングパンツ。ファブリックファーストの精神を大切に、まずは興味深い素材を探すことから始めて、見つけた生地に基づいてデザインを作成。多くの場合、現在、豊富なブランドアーカイブの20世紀初頭のオリジナルパターンを使用して、各コレクションをゼロから構築しているのです。パンツの入荷が遅れてしまい、同時にご案内できなかったことが悔やまれます。サイズ46と48はセットアップでご用意することができますので、揃えてみてはいかがでしょう。
駆け足の東京出張。イルミネーションの写真を撮り忘れておりました。こちらでお許し下さい。
ギフトシーズンです。本日、レディースのカシェートブログに女性に人気のJohnstons of Elgin(ジョンストンズ)のリストウォーマーをご紹介しております。何を贈ろうか迷われている諸兄にお勧めです。自分用として、或いは、さりげなくお揃いにしたいなら、SUGURU blogをご覧ください。
2021.12.15
今季の新作紹介も、終盤戦へと突入しておりますが、本日は、タカイがご案内する【Kinloch/キンロック】のトライアングルスカーフです。
今までご案内をしてきたアイテムたちに、コーディネートのワンポイントとして、さらには、仕上げのひと添えとして、もしくは、防寒対策としても実用的なアイテムです。
【Kinloch/キンロック】は、2013年にスタートしたイタリア・ミラノのブランド。シーズンごとに、国や都市、文化や伝統、歴史的建造物や象徴するモノやコトを、ポップでアーティスティックなタッチで描くデザインが特徴で、今回ご紹介するのは、アニマルをモチーフにしたシリーズです。
なお、今まで【Kinloch/キンロック】の名でご案内をしていましたが、2020年秋冬シーズンから【Dieffe Kinloch/ディエッフェ キンロック】に変更しているようです。ブランドCEOのダビデ氏とデザイナーのフランチェスコ氏の頭文字から、それぞれD(di)とF(effe)をイタリア語読みにしたものをブランド名にしたとのこと。
私共では、2020年春夏でのご案内から間が空いていたので、【Dieffe Kinloch/ディエッフェ キンロック】としては最初のシーズンということになります。
今季は、こちらの3型パターンをご用意致しました。
まずご紹介するのは、象をモチーフにしたこちら。スカーフ全面に小さな象を配したオールオーバー柄の中央に、これまた大きな象を配した遊び心のあるデザインです。
全面に配された小さな象は可愛らしいタッチで描かれていますが、中央の大きな象は、ちょっぴりリアルな感じで描かれているのが独特過ぎます。
でも、首に巻いてしまえば、そんな奇抜なデザインなどお構いなしです。要は色の出し方で、巻き方によっても変わりますが、どの色を表に出すかが重要なのです。
De PetrilloのブッシュジャケットとPHIL PETTERのモックネックニットとのブラウンコーデには、差し色となるオフホワイトと、色馴染みが良い中間色のグレーがとても合います。
ここで、ネッカチーフを巻く時のワンポイントアドバイスです。
今回のようにモックネックなどの首回りが詰まったアイテムに合わせる際は、ご覧のように生地を捻ってコンパクトにすると首回りがスッキリ収まります。
縁の色は、象の色に合わせてグレーかかったネイビーを組み合わせています。
実は、縁の色は指定することができます。さらに、決まったデザインがある中から、柄の色やベースの色、さらに、今回のように、大きな象を右なのか左なのかなど、どこに配置するのかを選ぶこともできるのです。
愛くるしい目でこちらを見つめているのは、ミーアキャット。
顔の表情も様々で、目や鼻立ちにそれぞれの個性があります。
ただ、一つ注意しなくてはならないのが表側に出す場所です...。
左の背の高い方の子でしょうか、ひょっこりと顔を出してこちらを見つめていました。対面した人に、妙な視線を感じさせないよう、お気をつけ下さい。
これなら良いでしょう。
結ぶのではなく、Rencontrantのワッフル編みニットのようなリラックスしたアイテムには、ネックに差し込んでフワッと見せるのも良いですね。
シャンパンベージュをベースに、縁取りはレッド。レッドをチラッと見せるだけでも、雰囲気が変わります。
最後も象です。
こちらには、三角形の二辺に小さな象がおり、中央に家族のような象の群れが描かれています。
ZANONEのCHIOTOとMaria Santangeloのデニムシャツのようなシンプルなコーディネートは、ネッカチーフを合わせると印象が様変わりします。
グレーかかったネイビーをベースに、チラリと覗くグリーンの縁取りが印象的です。ワンポイントやアクセントという大袈裟なものではなく、あくまで装いの一部として、コーディネートに溶け込むような色合いです。
MODEL:トライアングルネッカチーフ
SIZE:63×63×92㎝
PATTERN:エレファント(オフホワイト)・ミーアキャット(シャンパンベージュ)・エレファント(ネイビー)
MATERIAL:シルク100%
PRICE:¥14,500(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
2021.12.13
スタッフが掃除しているのは、風に舞い落とされた枯れ葉。昨夜遅くから吹き出した強い風のせいです。初冬にみる美しい風景と、そのままにしておいてもいいのですが、枯れ葉に足を滑らせてはいけません。木々に囲まれたカシェートの朝の光景です。グローリーガイに戻れば、昨日で終了した無印良品の改装店じまいセールのおかげで、ようやく静けさが戻ってきました。これで落ち着いて商いができるというのが、本音です。
本日は、この出で立ちから。今季、着るのが2回目となったのが、ZANONE(ザノーネ)のドルチェヴィータ。ミドルゲージのタートルネックです。JOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)と並んで、取り扱いが最も長いブランドです。着ているのは、扱い始めた頃のものですので、15年ほど経っています。未だにほつれることなく、毛玉もほとんどできておらず、まるで新品のようと言っても過言でないほど良好な状態です。代理店の担当者に、ザノーネは他のブランドと比べて、小さめだからと勧めてくれたサイズは48。その後、ネイビーの出番は多いのと、タイトフィットが流行ったこともあり、同じ色でサイズ46を購入しましたが、ここ数年着るのはもっぱら古い方なんです。
さぁ、明日から出張です。いつもなら、ミドルゲージが活躍するのは、年明けの展示会から。ただ明日の東京の気温を見ていると、最高気温が7度とかなり低い。何を着て行こうかと考えながら、選んだのが、TAGLIATORE(タリアトーレ)のボアPコートです。表面に毛羽のないコットンのような表情を持つザノーネのニットと、このほっこりとした温かみのあるボアがいいコンビなるのです。軽さも魅力です。
色違いのグレイで合わせたインはブラック。合わせ方の異なるネイビーとブラック。この2色は、まず押さえておきたいものです。
ここ岡崎も車社会。よく見かけるスタイルは、ナイロンのフーデットブルゾン(ほとんど黒)にブラックデニムかジャージパンツ、足元にスニーカーでしょうか。ブランドは違えど、だいたい似寄りなスポーティースタイル。私も休みにマッサージに行く際によく着ます。でも、買い物や食事に出かける際は、少し長め丈のコートに。同じコーディネートでも随分と雰囲気が変わり、お店側の対応や、すれ違う女性の目も柔らかくなるはずです。
ネイビー、ブラックが揃ったら、優しいグレージュが気になります。同じザノーネの立ち襟型カーディガン「CHIOTO」でも人気の色目です。対抗馬を探すとすれば、MAURO OTTAVIANI(マウロ・オッタヴィアーニ)のドルチェヴィータでしょうか。羽織ったコートは、T-JACKET(ティージャケット)のボア生地チェスターコート。軽快さと可愛さが魅力の軽量コートです。軽快で愛らしいといえば、
初の展開ながら、店頭で人気のマウレル社によるニットブランドです。同素材のクルーネックは完売。こちらも残すところ48のみ。カシミアブレンドの優しい着心地の甘い生活にふさわしいニットです。
忘れていました。羽織ったコートは、T-JACKET(ティージャケット)のボア生地チェスターコート。軽快さと可愛さが魅力の軽量コートです。軽くて愛らしいといえば、こちらの
カウチン柄ボアジャケットですが、欲張ってはいけません。今日のテーマとかけ離れてしまいます。
提案色としてセレクトしたボトルグリーン。もともとグローリーガイのイメージカラー。個人的にも今季、手に入れたい色目です。
この色目を気にしているのは、私だけではありません。上の写真は、彼が提案させていただいている"あのコーディネートをもう一度"の「Re CHECK」。ここにも登場しておりました。写真はありませんが、現在、正面入り口すぐのディスプレイにも飾ってありました。先に購入されないようにツバはつけませんが、このブログで牽制しておきましょう。
グリーンは苦手という方には、こちらのグレイとブラウンはいかがでしょう。昨年のセレクトですが、なぜか48のみが未だ手元にあります。数を積みすぎたせいもあるのですが...サイズが合われるようでしたら、ぜひお勧めします。
ブラウンに関しては、こちらの方が現物に近い色目になります。
店内にある二台のエアコンを稼働です。店内は寒がりな私とマスヤマ。お互い寒そうな顔で皆さんのご来店を待っています。ナグラさんは、現在、カシェート販売員。タカイちゃん、彼は休み。今頃、温かい鍋でもつついているのではないでしょうか。気温の変化はいつにも増して激しい今年の冬、体調管理には十分注意しましょう。
今からが本番のダウンフェア。ただ、PYRENEX(ピレネックス )は古巣カシェートに戻ります。尚、メンズとレディースを分けて展開している【SAVE THE DUCK/セイブ・ザ・ダック】につきましては、現在、どちらもグローリーガイでご覧いただけます。紛らわしくて申し訳ございません。
2021.12.11
ちょっぴり懐かしい写真です。レディース店Cachette/カシェートをメンズ化していこうと2年前に立ち上げたコンセプトショップ。テーマは"親から子へ"または"親子で着るトラディショナルスタイル" と曖昧でしたが、子供の成長は早いものです。いつの間にか、私の手を離れて、彼自身がバイイングも含め、全てのことに関わって運営しております。寂しくもあり、頼もしくもありの親心と、負けてなるもんかという業界人同士の競争心。GLORY GUY/グローリーガイのライバルは、Cachete/カシェート。さらに刺激しあって、お互いに成長できればと思っております。
どちらも【CROCKETT&JONES/クロケット&ジョーンズ】ですが、バイヤーは違います。私が選んだのは、チャッカーブーツの「CHILTERN」。高校時代から、このデザインが大好きで、スリムのカラージーンズや詰襟の学生服にも履いていました。ただ、履いていたのは、チャッカブーツの一種で、ステッチダウン製法のクレープソールが特徴のデザートブーツ。Clarks(クラークス)のものです。不思議と大人になっても好みは変わらず、今も同じです。
話が長くなりますね。「CHILTERN」のセレクト動機は、こちらのブログをお読みください。
ジュニアがセレクトした「BOSTON2」。大熊康夫氏のイラストを飾りながら紹介しておりました。大熊さんとは、同世代。かつて、車も愛犬も英国趣味と。そのスタイルに憧れていた頃、出会ったイラストレーターさん。まさか、ジュニアと接点があるなんて驚きです。たまたまカシェートで出た電話の相手が大熊さん。ついつい昔話で、盛り上がったのは、数週間前。先日、ジュニアが千葉にある氏のアトリエを訪ねると聞いて、これはかなりの熱の入れようです。不思議な縁を感じます。話を戻します。
彼がローファー好きなのは知っていましたが、実はこの「BOSTON2」。私の知らないところで、オーダーしていたのです。昨日の彼のブログを見て納得でしたが、さて、これからどうしようかです。英国ブランドについては、グローリーガイではなく、カシェート。あのBAUDOIN&LANGE(ボードイン&ランジ)も、そして長年親しんできたJOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)も、少し前からWhitehouse Cox(ホワイトハウスコックス)も移動になりました。Joshua Ellis(ジョシュアエリス)だけは取り戻しましたが、いずれかは...かもしれません。現在、グローリーガイにおけるCROCKETT&JONES(クロケット&ジョーンズ)の在庫も少なく、チャッカブーツ「CHILTERN」もカシェートに移動させることにしました。さて、今後、どのブランドの靴を展開しましょうか。課題がひとつ増えました。
""DOWN FAIR/ダウンフェア"を開催中です。上のブランド以外のダウンも揃えております。ぜひご覧ください。