2020.07.03
「こんにちは。皆さん、元気ですか。遂に僕の時代がやってきましたので、改めてご挨拶です。僕とグローリーガイとの出会いは、2016年の1月。イタリア・フィレンツェで行われたPITTI 会場。雨の日でした。僕を見て、気に入ってくれたのは、ジュニアさん。会話は短い時間でしたが、次に会うことを約束してくれました。そして、その年の秋に日本上陸。約束通り、グローリーガイの店頭にも並ばせてもらい、その後、場所を蔵庫/マガジーノに移動し、僕たちは皆さんの目に触れていました。ただ、2017年の春を最後に、お別れとなってしまい、冷や汗が涙に変わるほど、悲しい思いでした。日本での代理店が変わり、もう一度会いたい...その思いが叶い、再会を果たしたのが、今年の1月の展示会。おかげで、この秋冬にまた岡崎で皆さんとお会いできることとなりました。9月には、仲間を連れて、ポップアップフェアも開催する予定です。その時は、何が何でも僕に会いに来てくださいね。」
【SAVE THE DUCK/セイブザダック】、2021年春夏の展示会に行ってきました。春夏なので、中綿は入りませんが、使い勝手の良い、素敵なブルゾンを見つけました。これは、即決。他のアイテムはサンプルが届いておらず、次回、バイイングするつもりです。
この秋冬より登場の【BERNARD ZINS/ベルナール ザンス】。1967年にフランス北部、ランスにて創業した本格的パンツ専業ブランド。服好きにはたまらないブランドですよね。なんと、グローリーガイではなくて、コンセプトショップ CACHETTE/カシェートでの展開。バイイングはジュニアが担当します。
いつもと変わらない、堂々の【De Petrillo/デ ペトリロ】。
いつもなら、こんな風景を写真に収めることができるのですが...。サンプルが届いただけでも感謝しなければなりません。テーマもしっかりしていて、満足のいくコレクションでした。
来週から、さらに展示会巡りも加速していきます。またご報告させてください。
現在、グローリーガイでは、ジャケットとパンツにスポットを当てたセールを開催中です。コンセプトショップCACHETTE/カシェートで展開の【SACCO/ザッコ】も対象になっております。ぜひ、ご購入計画の一つに加えてみてください。
※開催場所: カシェート
※開催期間: 6月26日(金)〜7月5日(日)までの期間限定。
※SALE対象:メンズ、レディース
※店舗限定のイベントにさせて頂きます。
2020.02.08
皆の意見をまとめる必要のない、一人の気楽な東京出張。急激に冷え込んだ朝、クローゼットから取り出したのは、今年初となるダウンコート。そして出番を待っていたのは、アウターだけではありません。ボトムも今季、初の出番となったモールスキンのパンツ。コーデユロイよりぬくもりを感じる素材で、下半身を固めます。大寒のような寒さ。本日、同じ思いの方が選ばれたのは、INCOTEX(インコテックス)のワークパンツでした。
パンツはTHE GIGI(ザ・ジジ)の「TONGA」。展示会で一目惚れしたものの、今までにないフォルムにドキドキしながらのセレクト。入荷を待ち望むこと半年。ようやく、足入れをすることができたのは、真夏の盛りでした。撮影後に色違いで購入するほど、気に入ってしまったパンツ。選ぶ靴に迷いましたが、今はスニーカーで合わせています。ノープリーツの細身のテーパードパンツが主流だった時だけに、股上の深いキャロット(人参)型のフォルムは一部の人にしか受け入れてもらえませんでした、トレンドが追い付いてきた今、改めてお勧めしたくなります。ただ、当時はどこの展示会場に行っても、「それ、どこの?」と声をかけていただいたのに、今では...と残念でなりません。
そんな思い入れのあるパンツに合わせたジャケットは、THE GIGI(ザ・ジジ)ではありません。日頃、"Don't look back/過去を振り返らないで"と言っているにもかかわらず、ついに過去を振り返ってしまったBOGLIOLI(ボリオリ)。この秋冬より再開です。
なぜかジャケットの写真が横を向いてしまいます。どうやら、新しくなったパソコンにまだ慣れていないようです、と言い訳です。
かつて着用分としてオーダーしたDe Petrillo(デ・ペトリロ)のコート。自分のサイズから売れてしまい、似たコートを探索中。このブランドならあるだろうと期待しての訪問です。
見つけたのはコートだけではありません。このダブルブレストのストライプ柄ジャケットを素通りすることができませんでした。ひとりバイイングの良さでもあり悪いところでもあります。売れるものより、自分の欲しいものを探している展示会。自由な気楽さと責任感は表裏一体。今から共感していただけるお客様を見つけないといけません。
2020年秋冬のバイイング。最も頭を悩ませているのが、ボトム。展示されているサンプルは、ドローコード付きのスポーティーなものが中心。世の流れは、完全にカジュアル志向。ただ、対極にあるクラシックパンツは疎かにできません。素材や縫製の良さだけでは物が売れない時代。中途半端なものは売り場から消えつつあります。ただ中途半端なものとは何か。その見極めの難しい時代です。
例えば、2月6日のSUGURU blog。コンセプトショップ「Cachette by suguru shop」の情報をジュニアが発信していますが、PYRENEX(ピレネックス)のダウンジャケットに合わせていた(彼は以前から気になっていたらしく、いつのまにか購入)のが、2016年の秋にご提案させていただいたINCOTEX(インコテックス)。その際にはワイドパンツと表記しましたが、今ではセミワイドストレートとでも言いましょうか。さほど太さを感じない、膝から裾までストレートに落としたフォルムです。スリムフィットのテーパードパンツが主流だっただけに反応は良くありませんでした。ところが、今なんですね。翌日には注文が入っておりました。価格を戻して、改めてご案内したいほどです。
個人的には大好きで、色違いを狙っているBorelio(ボレリオ)の「DANNO」。やや深めの股上をもつワンプリーツパンツで、一見、クラシカルに見せて、実は足元にスニーカーを合わせることできるモダンフォルム。知名度の問題か、穿きなれていないせいか、店頭でもさほど盛り上がりを見せていませんが、トレンドを意識しながらも、やり過ぎない大人のウールパンツです。素材も作りも確かな、次を見据えるパンツブランドになるでしょう。
とりとめのない話になりました。今回、展示会を回り、例年以上にバイイングの難しさを感じています。まだ、しばらく終わりそうもありません。来週、再来週と出かけていきます。またご報告させてください。
明日は、新作のご案内です。タカイが案内役となる【HERNO/ヘルノ】。ご期待ください!!
まだまだ続けます。寒さ対策に、そして来年の為にも、この機会をぜひご利用ください。
2020.02.06
グローリーガイのスグルです。昨日は、スタッフ総勢のバイイングの為、臨時休業させていただきました。皆様には、大変ご不便をおかけしましたが、中身の濃い東京出張となりました。簡単ではありますが、道中のご報告をさせていただきます。
一昨日の4日、豊橋駅を8時47分発のひかりで東京に向かいます。天気予報では、2日間とも晴れ。この日の気温も高めです。皆、この時期にしては比較的軽装。ただ寒がりなマスヤマだけはムーレーのダウンを着込んで、しっかり重装備。そのことが翌日の夜に威力を発揮するとは誰もが予想をもしなかったことでしょう。
初めての総勢でのバイイング。存在感を現したのは、やはりナグラさん。展示会場での彼のポーズは、スポットが当たるほどに一貫しておりました。
ちょっと違いますが、こんな感じです。さすが、25年勤続の大先輩。思慮深い彼ならではのポーズですが、私にとってはやや歯の、いや頭の痛いことです。
もちろん時には変わります。どうやらポーズは2型用意しておられるようです。
展示会では、各々が気になるものを羽織ったり、穿いたりしますが、どうやら彼はロダンの"考える人"になっております。何をそんなに考えているのでしょうね。
そんな彼が動き出したのは、今回の出張、最後の訪問先であるトレメッツォさん。今まで一度も脱ごうとしなかった上着を、おもむろに脱ぎ、羽織ったのがTAGLIATORE(タリアトーレ)でした。
どうやら自分の着用分を見つけたようです。この他にもスーツやコートも羽織って、似合うかどうかを確認をしておりました。顔つきまでが生き生きしてきて、まるで別人のようです。
ただ帰り際には、また、いつものポーズに戻っているナグラさんでした。
品川、21時37分のひかりに乗るため、展示会場を後にします。建物を出た瞬間、寒風の洗礼です。コート要らずの昼間の気温からは想像できないくらいの寒さと、前を見て歩くのにも大変な強い風。全員総出のバイイングを無事に終えた安堵感と疲労感が一気に吹き飛ばされました。
この急激な気温の変化の中、春物が随時入荷してきております。明日は、マスヤマが今季初登場となるスニーカーをご案内させていただきます。私は、やり残しを埋める為、引き続き、明日も東京に出かけてきます。今度は一人で、ナグラさんを見習って、じっくり考えながらセレクトしてきます。
本格的な寒さは今から。春物も魅力ですが、定番品が多いだけに、お値打ちなものを今揃えておかれるのもいいでしょうね。バイヤーとしての意見でした。
2019.07.27
ちょうど、この写真を載せたと同時に、注文をいただいたのは、Mario Muscariello(マリオ ムスカリエッロ)のシャツに合わせて着ているZANONE(ザノーネ)のTシャツ。いつもご贔屓にしてくださる東京のK氏からのご依頼です。宜しければ、このシャツもご検討ください。できれば、INCOTEX(インコテックス)のパンツも、なんて差し出がましいことを言ってしまい申し訳ございません。
気温の上昇、いや上がる前からですが、カットソーの売れ行きは好調。グローリーガイでセレクトしたものは、例年以上に品薄状態。ただマガジーノとの合同モアセールで手を結んだ?ことで、品揃えに厚みが出ました。写真は、CIRCOLO1901(チルコロ)のTシャツ。正面玄関を入ってすぐ左側にカラフルに陳列されていますので、ぜひご覧ください。
こちらは、ORIAN(オリアン)のスキッパーシャツをご案内させていただいた際の写真。
「第一、第二釦を取り外したセクシーな襟元に釘付けです。一見、プルオーバーに見せた前開きのシャツ。リネン・コットンのさり気ない生地感、褪せたネイビーとブラックは、過去を蘇らせると共に、時が刻んだ美しさを魅せつけます」なんて、出会いの際の感動話をさせていただきました。もちろん話だけではなく、愛着をもって着用しております。
そして、このシャツ。今回の展示会で更に色気を増していました。同じなのは、襟元からカンヌキ部分まで。そこから下を比翼仕立てにすることで釦を隠してしまいました。まるで下心を見せないかのように...です。
セレクトしたカラーは、緑色のシール。サンプルのデニムブルーとカーキ。その間にあるネイビーとブラックが今季のカラーです。
実はエージェントさんが変わり、お馴染み、赤坂を知り尽くしたオトコ、Y氏が担当となりました。またまた東京出張が楽しく...いやいや仕事が楽しくなります。ORIAN(オリアン)については、価格の見直しもされ、自ずとオーダー数も増えてしまいました。
今季のスナップ写真の中でお気に入りなのが、こちら。全て私物ですが、特にSettefili Cashmere/セッテフィーリ カシミアのニットジレには満足しています。毎年、誕生日前後に出かける八ヶ岳。今回は、このスタイルでと準備していたのですが、残念ながら、計画倒れに。泊まりの出張を減らした代わりに、バイイングの期間が延びてしまい、もう二度ほど出かけなければなりません。
一度、出張に着て行きましたが、この日の東京は気温が上がらず、屋内外とも寒すぎです。それに遊びのスタイルは仕事には向きません。とりあえず大御所の端っこにいる事で許されますが、若造なら「帰れ~」と言われそうです。上の写真に見るように口尖らせてごまかしております。隣りは、PT JAPANのAさん。年々、業界の中で知名度の上がっているスケベなオトコ前です。
話を戻しましょう。場所は、Settefili Cashmere/セッテフィーリ カシミアの展示会場。プレコレクションの際の写真です。一緒にいるのは、お馴染みデザイナー兼オーナーのミケーレとアシスタントのM氏。実は、この時、あるリクエストをしたのでした。メイン展に間に合わせるという条件で...
出来上がってきたのが、こちら。そう、ボタンレスカーディガン。釦の付いていない、さらりと羽織ることのできるカーディガンは、多くのブランドから提案されています。今季の店頭では、老舗ニットブランドのJOHN SMEDLEY(ジョン スメドレー)やフランスの紙を使ったRencontrant(レンコントラント)でご用意し好評を得ました。ならば、来季はSettefilli Cashmere/セッテフィーリ カシミアでも。そんな思いでリクエストしてみました。
素材はシーズンレスのウール100%。価格は確か44,000円だったような...一度、確認してみます。
こうやって羽織って襟を立てると...なんて、相変わらず余分な動きが多い私スグル。地方の一個人店の意見を聞いてくださったミケーレとエージェントさんに感謝です。いつも、ありがとうございます。
HERNO/ヘルノの「Resort」コレクションは、こちらをご覧ください。南半球に行かれる方も、どこにも出かけない方も注視です。
まだまだ続くGLORY GUY/グローリーガイ&蔵庫/マガジーノ 合同モアセール。グローリーガイにて、好評開催中。盛りだくさんの店内をお楽しみください。
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2018.01.31
いつ以来でしょう。冬になってからは無かったはず。秋はどうだったんだろう。まさか夏以来かも...。何のことかといえば、洗車の話です。白のワゴン車ですので、汚れは目立ちません。ただ気になるのは、やはり足元で、ホイルが黒ずんでいると余計にみすぼらしく見えるものです。車は走る機械という認識から、日本人のようにピカピカにしないイタリア人に共感している部分もあります。ただイタリア人が頭を殆ど洗わない、シャンプーして洗うのは美容室なんてことは真似をせずに、ちゃんと毎日洗っています。念のために...。久しぶりにピカピカの愛車に乗れば、やはり気分はいいものです。車を駐車して離れる際に何度も振りかえっている自分は、やはりイタリア人にはなれないようです。
と、書き出しましたが、休み明けは思いのほか忙しく、明日、タカイが作るブログに期待していただき、本日は、昨日出かけた東京出張のご報告をいたします。
【JOHNSTONS/ジョンストンズ】の展示会です。冬の防寒対策には欠かせないアイテムだけに、いつも以上に念入りにセレクトです。ただマンネリ化しないように新柄を中心にしたセレクトになりました。左隅に写っているのは、私の下半身。足元はピカピカです。
自転車、電車、そして自転車と乗り継いで通勤するタカイちゃんからのリクエストでセレクトです。
担当のソマトモさんは、女性たちのアイドル。特に人生経験の長い女性に人気があるようです。私の上さんも大ファン。見つめているのは、私が着ていたTHE GIGI(ザ・ジジ)のコートでしょうか。彼以上にモテルのが、このコート...負け惜しみです。
【JOHN SMEDLEY/ジョン スメドレー】の2018年秋冬のカラーカード。コレクションの全てが、この色から作り出されます。
写真でお分かりでしょう。【HERNO/ヘルノ】です。以前はミラノのショールームに出向かなければ、全てのコレクションを見ることができませんでしたが、ジャパン社が設立され、またショールームが増設されたことで、ここ日本でも見ることができるようになりました。見応えのある充実した内容でした。サンプルに埋もれてしまいながらも、チラッと見える私の頭。シャンプーのし過ぎかなと心配しております。
嬉しいことに、レディースの展示会も同じフロアで同時開催です。以前は日程も場所も異なり、不便でしたが、セレクトにに集中できるのは、バイヤーに優しい配慮です。今後のレディースにも期待していてください。
ざっと並べた生地サンプルは、【PT01/ピーティーゼロウーノ】。ほんの一部です。展示会の全体写真は、タカイちゃんのカメラに収まっているはずですが、彼は既に退店しており、お見せできないのが残念です。
明日は大阪です。先週、雪で東京展を諦めた【MooRER/ムーレ】と【BOGLIOLI/ボリオリ】を見てきます。ただ、明日の大阪の天気は、予報によっては、雪マーク。でも今週を逃したら、次はありません。宮沢賢治の詩にあるように、負けずに行って参ります。
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