イタリア出張レポート!!

イタリアに出発です。初のフィンエア。まずはヘルシンキに向かいます。

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本日も、2016年秋冬プレコレクションのご報告です!!

 ぐっと気温が下がりました。朝の愛犬シェリーとの散歩にも、この冬、初のダウンジャケットの登場です。肝心の頭と手を温めるのを忘れており、明日からニットキャップとグローブも参加します。そして、この冬に初めて稼動させたのが、加湿器。冬に湿度が低くなり乾燥するのは周知のごとくですが、さらに乾燥を加速させるのが、暖房。湿度不足は、髪や肌などの美容面にも影響し、女性ならずとも気になる年頃?です。ただ、最も注意しなければいけないのが、風邪やインフルエンザなどのウィルス。空気の乾燥によって、病原菌が増えるだけではなく、呼吸器系の粘膜が乾燥し、感染に対する防御機能が低下してしまうときだけに、十分な対策が必要です。今年も残り半月、慌ただしい時ですが体調管理には十分に気をつけましょう。

 本日も昨日に引き続き、2016年秋冬のプレコレクションのご報告をさせて頂きます。

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 遂にBOGLIOLI(ボリオリ)から、「DOVER」や「COAT」のモデル名が消えました。2009年、100年以上続いたボリオリ家の経営を引き継いだのが、ロベルト・ファルキ氏。毎回、新しい提案を試みながらも、かつてのボリオリと比較されがちだったのは否めません。しかし、昨年6月にミラノに旗艦店を開店させたのを契機に大きく、その存在感は変わっていきました。かつてのボリオリ好きの私でも、今季のコレクションは魅力的でした。そして、来年秋冬のプレコレクションでの内容は、更に進化しています。新境地を開いた新生BOGLIOLI。今後、さらに期待できるブランドの一つです。

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 右肩上がりのスーツ需要の高まりもあって、スーツ中心のバイニングでしたが、気になるジャケットも何点か見つかりました。サンプルがあると、セレクトしやすいですね。

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 サンプルサイズも46や48が多く、イメージは摑みやすく、以前とは大違いです。パンツも含め、一昔前は、50や52。デニムなどは、33や34インチでしたから、穿くにも穿けず、想像しながらのセレクトでしたから...。いい時代です。

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上が、Settefili Cashmere(セッテフィーリカシミア)。下はRadice(ラディーチェ)です。デザインやクオリティの高さ、そして何よりもコストパフォーマンスの高いブランドとして、少しずつ認知されてはいますが、私どもの力不足で、まだまだ提案しきれていません。少量ですが、気長に丁寧にセレクトしていくつもりです。

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 ラグジュアリーなダウンブランドと言えば、MooRER(ムーレー)。今季、初めて購入し、その威力に脱帽です。

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 お馴染み、EMMETI(エンメティ)のムートンダウンとムートン。でも実は、こちら、レディースのコレクションです。今、ファッション感度の高い女性の熱い視線を浴びているのが、エンメティなんです。来秋より、レディースのインポートをグローリーガイで展開しようと秘かに企んでいるだけに目が離せないブランドです。

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 確実にファンを増やしているMario Muscariello(マリオ・ムスカリエッロ)のドレスシャツ。控えめながらも新鮮な柄が見つかりました。定番を含め、即決のセレクトです。

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 衿型も心機一転。カッタウェイに近いワイドから、やや角度をつけたセミワイドに変更です。

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 蔵庫/magazzinoマガジーノのセレクトは、マスヤマとジュニアに任せています。今季より、新しいショールームで行われたeleventy(イレヴンティ)のプレコレクション。いつも以上に多いコレクションに少々戸惑っておりました。なんせ、二人の大好きなブランドだけにセレクトに時間がかかります。選びきれないののは、よく分かります。真剣にディスプレイを見つめるマスヤマが印象的でした。

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 こちらもマガジーノで展開のHevo(イーヴォ)。ここでは、他にGiannetto(ジャンネット)をセレクトしていました。写真は彼らのカメラの中にあるため、お見せすることができませんが、きっと納得のいくバイニングをしてきたはずです。

☆ブランド移転のお知らせ

 現在、蔵庫/magazzinoマガジーノで展開中のPT01(ピーティーゼロウーノ)の「FORWARD」。コレクションを見た際、マガジーノでと思い、セレクトしましたが、選んだ本人(私)がグローリーガイにいるのなら、自ら提案すべきと、本日、グローリーガイに移動させました。ややこしい話ではございますが、こちらのコレクションは、グローリーガイでご覧ください。

 

2016年秋冬プレコレクション、ほんの一部ですが、ご覧ください。

 車社会の弊害でしょう。短い距離でも、ついつい車を使ってしまう悪い癖。昔は、ひ弱な都会育ち、元気な田舎育ちが、今では逆になってしまっています。プレコレクションが始まり、初めのうちは階段の昇り降りに息切れしていましたが、意識的に階段を使うことや交通機関を使わずに歩くことを心がけていると、次第に足腰が鍛えられてきます。年明けの12日よりイタリア・フィレンツェで始まるピッティ・イマージネ・ウォモ。今回は久しぶりに出掛けてきます。その後、ミラノに移動し、ショールーム巡り。かなり体力を使う海外出張のため、プレコレクションは体力アップの大切な機会でもあるのです。そして、昨日の夕方から出かけて、今日の昼過ぎに戻ったタイトな東京出張。店から最寄の東岡崎駅の往復も徒歩。早足で15分ほどの距離を颯爽と歩けば、冷たい風の中でも、体は暖かく、普段は見えていない景色に気づいたりと、歩くことの心地よさを改めて感じることができます。

 本日は、2016年秋冬のプレコレクションのほんの一部をざっとご紹介いたします。

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 今回は、同じビルにショールームを構えるPT01、05からスタートでしたが、やはりTAGLIATORE(タリアトーレ)からお見せしなければいけません。今季同様にブルーのコレクションとグレイ×ボルドーの提案が中心でしたが、その中で、挿し色のターコイズブルー(写真中央)が新鮮に映るコレクションでした。

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 そして気になったのが、パンツ。今季、LARDINI(ラルディーニ)でもパンツの提案があったように、少しずつトータルブランドとしての位置づけを強めています。TAGLIATORE(タリアトーレ)ならではのパンツをセレクトしていますので、ご期待ください。

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 PT01(ピーティーゼロウーノ)のテーマは、「NORTHERN LIGHTS」。雪の結晶がモチーフです。

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 ノープリーツの他にエレガントなツープリーツが増えそうです。美しく軽い穿き心地に期待がかかります。

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 プロデューサー兼デザイナーのマリオ氏にとって、PT05(ピーティーゼロチンクエ)へ思いを強く感じたコレクションでした。試行錯誤を繰り返しながら、より魅力のあるジーンズに進化しています。

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 ZANONE(ザノーネ)からは、新しい編地が登場です。ラウンドネックが多かった今季。来季はVネックにも注目します。

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 久しぶりにカットソーを選んでみました。個人的にも愛用。そろそろ買い替え時期...なんて自己中心的なセレクトです。

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 スローウェアグループの正面トルソーにディスプレイされていたのは、INCOTEX SLACKSの5ポケット。クラシックよりモダン傾向にある来季。ボトムはあえてのダメージ加工が提案されていました。ブリーチ加工のグレイデニムは新鮮です。この傾向は既に今季より始まっており、蔵庫/magazzinoマガジーノで展開中のCare label (ケアレーベル)は、ほぼ完売。タイミングよく追加分が入荷しましたので、よろしければご覧ください。

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 LARDINI(ラルディーニ)では、なんの変哲も無いサキソニーのグレイが、それも3ピースで提案されていました。意匠を凝らしたデザインが多い中、とても新鮮に映りました。

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 価格は上がりますが、裏地付きもありかなと秘かに思ったりもしています。

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 ボアー付きジージャンも間違いなく、ヒットしそうです。

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 バッグ部門での注目度は、やはりZANELLATO(ザネラート)でしょうか。素材の展開がずいぶん増えてきましたが、中でもデニム素材は、特に新鮮でした。

 まだまだ、ほんの一部のご紹介ですが、本日はここまでとさせて頂きます。今季は、流通経路が増えた事で、ブランドの訴求力がやや弱まったようなシーズンとなりました。来季に向けてのセレクトの基本として、より"専門店らしさ"を求めて、金太郎飴にならないような商品構成を意識しております。より細やかなセレクトで、魅力のある商品をお届けしたいと思っております。ご期待ください。

 

 

外も暑い! セレクトも熱い!! 2016年春夏展示会報告です。

 日頃の行いが良い...かどうかは分かりませんが、天気には恵まれます。先週、出掛けた萩、出雲、松江の3日間は傘を差すことはなく、快適な旅になりました。そして、火曜日から出かけた東京出張も2日間とも、晴天。3日目の大阪に向う朝も部屋の窓から覗けば、傘を差す人の姿。でも出かける頃には降り止み、大阪も曇りと傘要らずです。天気との関係は別として、日頃の行いは良いに越したことはありません。皆さん、気をつけましょう!!なんて、自分へのメッセージでした。

 さて、本日は展示会報告を。

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 【PT/ピーティー】の展示会場です。なぜか、マガジーノのマスヤマとスグルJr.が、真剣に生地をセレクトしております。この秋より登場する「FORWORD」。入門編の位置づけを持つコレクションで、この秋よりマガジーノに展開予定です。

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 来季、パンツを考える際、最も気になるのがディテールとシルエット。トレンドの移り変わりによるモデルの多様化で、今迄以上に悩み、時間を取られます。写真のようにタック付も気になるところです。従来のモデルに加え、緩めのシルエットを意識したバイニングとなりました。

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 そして、【Bagutta/バグッタ】。シーズン毎に気分が盛りあっていくミラノ発のシャツファクトリー。小粋なパリ風の香りが今の気分をくすぐります。

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 そして、この秋よりエージェントが変わり、更に人気が加速しそうな【HERNO/ヘルノ】。この春、大ブレイクした薄手のダウン。今回はよりインナーとして活躍するジレタイプをセレクト。デニム素材のコートも新鮮です。そして、テーマにある"BACK TO THE ORIGINS"のコレクションは、原点回帰の魅力あるコートを再現しており、来季も目が離せません。

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 来季は、より小物の充実を図ります。【TORAMONTANO/トラモンターノ】のバッグや【FERRANTE/フェランテ】の靴も、グローリーガイの顔としてセレクトです。

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 そして、こちらもジワジワと人気が上がっている【VIGANO/ヴィガーノ】のベルトループ付ドローコードパンツ。リネンやシャンブレーなどの夏に涼しい素材でセレクトです。

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 【Gran Sasso/グランサッソ】のニットです。気温が高いせいか、ついつい涼しげなものに目がいきます。透け感のあるニットは来季も一押しです。

 東京でのセレクトの他、大阪ではイレブンティ、ドルモア、ギ・ローバー、ヤコブ・コーエンなど、グローリーガイでもお馴染みのブランドを見てきました。そして、気になるブランドが、こちらです。

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 イスラエル生まれのマオール・コーエンが手掛けるジュエリーブランド【M.Cohen/エム・コーエン】。現在はアメリカ・ロサンゼルスで制作しており、ジョニー・デップやボン・ジョヴィ、コリン・ファレル、シャーリーズ・セロンなどの多くのセレブに愛用されています。レザーとシルバーの組み合わせが融合した美しいコレクションに、現在、前向きな展開を考えております。セレクトした際には、マガジーノで展開することになります。

 ざっと、駆け足でご紹介させて頂きましたが、ほんの一部です。まだまだ、来週も続く展示会。あまり熱くなりすぎて、仕入れ過多にならないように気をつけないといけません。来週も天気に恵まれますように...

 

あの【CARUSO/カルーゾ】が、2015年春夏より、グローリーガイに戻ってきます!!

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 朗報です。何が?って、あの【CARSO/カルーゾ】が、またグローリーガイに戻ってきます。先週の金曜日、訪れたのは、表参道にあるグッチ青山店が入るビルの11階。実は、この場所がカルーゾの「PR and Press Office in Japan」なのです。出迎えてくれたのは、生地担当のマルコ氏。今年の6月、ミラノのショールームでお会いして以来、半年振りの再会です。以前、ス・ミズーラの為、フィッターのルカ氏と共に岡崎にも来て頂きました。できれば、今季もス・ミズーラ会をと企画していたのですが、カルーゾのアメリカ進出の計画が先行されて、来日は難しかったようです。来年の1月には、ミラノのショールーム近くにショップも完成予定。何かと忙しい彼らですが、こうしてお会いできると、旧友にあったような懐かしい気持ちになります。

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 2015年秋冬のスーツ。黄色いマークがセレクトした生地です。マルコにイエローは好きかと聞かれて、"幸せの黄色いリボン(ドーン)"と"幸福の黄色いハンカチ(山田洋次)"は大好き、と答えておきましたが、理解してくれたかどうか...。

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 こちらはジャケットです。全てカルーゾのエクスクルーシブファブリック。名立たるブランドのファクトリーとして活躍する【CARUSO/カルーゾ】ならではの生地コレクションです。

 言い忘れましたが、【CARUSO/カルーゾ】の再展開は、次の春夏からになります。入荷次第、詳しくご案内しますので、楽しみにしていてください。

GLORY GUY

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