2016年秋冬プレコレクション、ほんの一部ですが、ご覧ください。

 車社会の弊害でしょう。短い距離でも、ついつい車を使ってしまう悪い癖。昔は、ひ弱な都会育ち、元気な田舎育ちが、今では逆になってしまっています。プレコレクションが始まり、初めのうちは階段の昇り降りに息切れしていましたが、意識的に階段を使うことや交通機関を使わずに歩くことを心がけていると、次第に足腰が鍛えられてきます。年明けの12日よりイタリア・フィレンツェで始まるピッティ・イマージネ・ウォモ。今回は久しぶりに出掛けてきます。その後、ミラノに移動し、ショールーム巡り。かなり体力を使う海外出張のため、プレコレクションは体力アップの大切な機会でもあるのです。そして、昨日の夕方から出かけて、今日の昼過ぎに戻ったタイトな東京出張。店から最寄の東岡崎駅の往復も徒歩。早足で15分ほどの距離を颯爽と歩けば、冷たい風の中でも、体は暖かく、普段は見えていない景色に気づいたりと、歩くことの心地よさを改めて感じることができます。

 本日は、2016年秋冬のプレコレクションのほんの一部をざっとご紹介いたします。

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 今回は、同じビルにショールームを構えるPT01、05からスタートでしたが、やはりTAGLIATORE(タリアトーレ)からお見せしなければいけません。今季同様にブルーのコレクションとグレイ×ボルドーの提案が中心でしたが、その中で、挿し色のターコイズブルー(写真中央)が新鮮に映るコレクションでした。

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 そして気になったのが、パンツ。今季、LARDINI(ラルディーニ)でもパンツの提案があったように、少しずつトータルブランドとしての位置づけを強めています。TAGLIATORE(タリアトーレ)ならではのパンツをセレクトしていますので、ご期待ください。

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 PT01(ピーティーゼロウーノ)のテーマは、「NORTHERN LIGHTS」。雪の結晶がモチーフです。

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 ノープリーツの他にエレガントなツープリーツが増えそうです。美しく軽い穿き心地に期待がかかります。

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 プロデューサー兼デザイナーのマリオ氏にとって、PT05(ピーティーゼロチンクエ)へ思いを強く感じたコレクションでした。試行錯誤を繰り返しながら、より魅力のあるジーンズに進化しています。

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 ZANONE(ザノーネ)からは、新しい編地が登場です。ラウンドネックが多かった今季。来季はVネックにも注目します。

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 久しぶりにカットソーを選んでみました。個人的にも愛用。そろそろ買い替え時期...なんて自己中心的なセレクトです。

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 スローウェアグループの正面トルソーにディスプレイされていたのは、INCOTEX SLACKSの5ポケット。クラシックよりモダン傾向にある来季。ボトムはあえてのダメージ加工が提案されていました。ブリーチ加工のグレイデニムは新鮮です。この傾向は既に今季より始まっており、蔵庫/magazzinoマガジーノで展開中のCare label (ケアレーベル)は、ほぼ完売。タイミングよく追加分が入荷しましたので、よろしければご覧ください。

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 LARDINI(ラルディーニ)では、なんの変哲も無いサキソニーのグレイが、それも3ピースで提案されていました。意匠を凝らしたデザインが多い中、とても新鮮に映りました。

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 価格は上がりますが、裏地付きもありかなと秘かに思ったりもしています。

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 ボアー付きジージャンも間違いなく、ヒットしそうです。

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 バッグ部門での注目度は、やはりZANELLATO(ザネラート)でしょうか。素材の展開がずいぶん増えてきましたが、中でもデニム素材は、特に新鮮でした。

 まだまだ、ほんの一部のご紹介ですが、本日はここまでとさせて頂きます。今季は、流通経路が増えた事で、ブランドの訴求力がやや弱まったようなシーズンとなりました。来季に向けてのセレクトの基本として、より"専門店らしさ"を求めて、金太郎飴にならないような商品構成を意識しております。より細やかなセレクトで、魅力のある商品をお届けしたいと思っております。ご期待ください。

 

 

GLORY GUY

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