応援要請に駆けつけてくれたのは、信頼と実績のHERNO/ヘルノ! MORE VARIATIONで新作が届きました!!

 今季のWINTER SALEがスタートしたタイミングで、この地方では稀な積もるほどの雪が降ったりと、一段と寒さが増したような先週末。寒がり&冷え性持ちのGLORY GUYチームにとっても、体にこたえる冬となっておりまして、さらなる寒波が待っているとかいないとか、そんな天気予報とにらめっこする状況に戦々恐々としています。

 店頭では、MooRERやHERNOの重衣料アイテムの中でも、膝丈ほどのダウンコートをお求めの方が多くご来店され、本日もまた1点、2点...気付けばアウターコーナーにはスペースがちらほらと。このままでは心許ないと、各ブランドに応援要請です。

 そして、「何かない?」という急なお願いにも、迅速に対応していただいたのは【HERNO/ヘルノ】。実は、昨年もちょうど同じ時期に「MORE VARIATION」と題したイベントを開催していましたが、その第二弾として、今年もHERNO JAPANさんご協力のもと、今季の新作をご用意することができました。

 で、気になるプライスはというと、セール期間中のイベントということで、今回も全品セール価格でのご案内でございます。ついに迎えた冬本番。ぜひご参考下さいませ。

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 本日ご紹介するのは、【HERNO/ヘルノ】が提案するベーシックラインから1型と、コンセプトラインの「Globe」コレクションから2型。3つそれぞれに全く違う顔を見せるのが、圧倒的なコレクションの幅で魅せる【HERNO/ヘルノ】の魅力。冷たい冬を、彩り豊かに温めます。

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 まずは、ショート丈のフーデッドブルゾン。

 斜め織りのウール×ナイロンに、ポリエステル生地で切り替えを加えたスポーティなデザイン。【HERNO/ヘルノ】らしいスタイリッシュさに、アウトドア的なスポーティなデザインがミックスされたブルゾンです。

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 目線を奪うのは、立体的で特徴的なスタンドカラーのデザイン。

 高さのある襟が、ボタンを開けている状態も、閉じている状態も、それぞれに個性的なインパクトを与えてくれます。

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 フードはジップで繋がっており、取り外しが可能。フードを外すと間が抜けたように物足りない表情になってしまうので、個人的には、このフードとスタンドカラーとのバランスが好きです。

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 ベースは、ウール×ナイロンのメルトン生地。ウールの柔らかさと、ナイロンの丈夫だがしなやかな質感が相まって、肌触りは軽くて柔らか、それでいて耐久性や摩耗性に優れた丈夫な素材。カラーは、褪せたレンガのようなブリックブラウンです。

 自社で開発したエクスクルーシブ素材の「HERNO-TECH」は、"Thermal Insulation=熱断縁"という、温かさを温かいまま保ち続ける高保温力を持ちます。これにより、氷点下でも体温によって一定の温かさを保ち続け、逆に言えば、それほど寒くない時は、無条件に温かくなるダウンと違い、必要以上にならないよう一定に保ち続ける高機能素材です。

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 ポケットのフラップや袖口に貼り付けたのは、ポリエステル生地。フードや背中、肘などにもありますが、光沢のある生地ではなく同色ですので、全く嫌味ではなく派手さもなく、【HERNO/ヘルノ】のセンスの良さを感じさせます。

 ただ、残念なお知らせがございまして...。応援要請が急過ぎたためか、ご用意できるサイズは46のみでございます。

 モデルは、身長180㎝、体重67㎏、胸囲94㎝で、サイズ46を着用しております。コーディネートしたニットはZANONE、パンツはPT TORINO、シューズはParabootです。

MODEL:マウンテンパーカ型スタンドカラーブルゾン
SIZE:46
COLOR:ブリックブラウン
MATERIAL:表地:ウール80%・ナイロン20% 中綿:ポリエステル100% 切り替え部分:ポリエステル100% 裏地:ナイロン
PRICE:¥138,000(本体価格)+税→¥96,600(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。

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 エコサスティナブルをコンセプトとした、「Globe」コレクションから提案するダッフルコート。

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 まずお伝えしたいのはサイズについて。

 いつも【HERNO/ヘルノ】では46を着用している私が、どのサイズを着用しているかと言うと、なんと50なんです。ややタイトめな設定のこのダッフルコート。インにはミドルゲージニットを着用してこの状態です。48が適正サイズかと思いますが、もともと、48のご用意がなかったため50を着用しています。最近の着こなし方であれば、無理をしないこのサイズ感も気分でしょうか。

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 裏地や中綿はなく、ウール100%生地一枚で仕立てた軽快なダッフルコート。ダッフルコートでイメージする重くて肩にのしかかるようなドッシリ感はなく、想像以上の柔らかさと軽さで、袖を通した瞬間、そのギャップに驚かされます。

 生地は、有機飼育(農薬を使わず、有機栽培された飼料のみで育てる方法)で育てられたメリノウール100%。羊毛は染料を一切使用せず、羊毛本来の色合いを生かして斜め織りの柄を構成。目に馴染む自然な色合いと、柔らかな風合いが特徴です。

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 ダッフルコートに欠かせないトグルやボタン、ジップなどもすべて、エコの観点から再利用品が使われています。

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 モデルは、身長180㎝、体重67㎏、胸囲94㎝で、サイズ50を着用しております。コーディネートしたニットはPHIL PETTER、パンツはPT TORINO、マフラーはJoshua Ellis、バッグはZANELLATO、シューズはParabootです。

MODEL:「Globe」ダッフルコート
SIZE:46・50
COLOR:ブラウン
MATERIAL:表地:ウール100% 裏側パイピング:ナイロン100% 付属部分:合成皮革 裏地:ナイロン
PRICE:¥139,000(本体価格)+税→¥97,300(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。

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 最後も、「Globe」コレクションのダウンジャケット。ハリツヤのあるナイロンと切り替えデザインのフーデッドブルゾンは、モダンスポーツな雰囲気があります。

 こちらもサイズ欠けのため、size:50を着用しています。ジャストサイズで合わせるなら46、スポーティなデザインは、少し余裕を持たせて50もありでしょうか。

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 適度なハリのあるナイロンと、ヘリンボーン柄を崩したメランジ調のウール部分との切り替えデザイン。無機質なナイロンと温かみのあるウールによる、異素材のコントラストで魅せます。

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 ナイロンは、使用できなくなった漁網やテキスタイルなどを再利用したリサイクルナイロン。そして、ウール部分は、飼育された羊に対して行うミュールシングという外科的な処置を行わず、自然に放牧されるミュールシングフリーの羊の毛を使用しています(ミュールシングとは、羊が感染症にかからないようにする痛みを伴う外科手術のこと)。

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 フードは一体型で、背面は全てウール素材に切り替えています。

 モデルは、身長180㎝、体重67㎏、胸囲94㎝で、サイズ50を余裕を持って着用しております。コーディネートしたニットはRencontrant、パンツはTRAMAROSSA、シューズはParabootです。

MODEL:「Globe」切り替えダウンジャケット
SIZE:50・52
COLOR:グレイ×オフホワイト
MATERIAL:表地:ナイロン100% 切り替え部分:ウール100% 中綿:ダウン70%・フェザー30% フード中綿:ポリエステル100% 裏地:ナイロン
PRICE:¥139,000(本体価格)+税→¥97,300(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。

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 新春価格より、アイテム、割引率を広げてご提案しております。また、日々、価格の変化もございますので、ご留意ください。セール価格は、通販サイトSUGURU SHOPでご覧になれます。

本日もカシェート臨時スタッフからのご案内と、MooRER/ムーレーについての補足です。

 本日も前半は、カシェートの臨時スタッフとして働きます。とはいえ、私がいるのはグローリーガイの奥の事務所。ジュニアが休みのため、店頭はナグラさんが出向しております。カメラマンは、レディースのブログ書き兼モデルのマヤさん。一人何役もこなしてこそ成り立つ個人店。力を合わせなければ前には進めません!! と、本日はやや力み気味な前置きです。

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 力むことなく羽織ったのは【PYRENEX/ピレネックス】の「BELFORT/ベルフォール」。毎年、カシェートが追加オーダーしている定番のショートミドル丈ダウンジャケットです。このブランドの代理店は、あのカナダの厳ついデザインとトゥービッグなサイズを日本の気候と日本人の体型に合わせて展開してくれたグリフィンさん。私どもも長年、真冬の防寒着として、大切にご提案していたカナダグースですが、ブランド戦略へ舵をとるという本国の方針とともに、ある大手の企業へと移行となりました。継続しようにも年間の取引金額のハードルが高過ぎて、地方の専門店ではとても取り扱いはできません。代わりに選んだブランドがフランスの【PYRENEX/ピレネックス】。"無名だけど理想なもの"を探し、そして展開。知る人ぞ知るぐらいな時が最も楽しく、熱が入ります。ようやく、ここ岡崎でも着ておられる方を見かけますが、まだまだブランドの知名度は低く、これからが楽しみなブランドと言えるでしょう。

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 久しぶりに見るサックスブルーのニット。どこのかと言えば【WILLIAM LOCKIE/ウィリアムロッキー】。先ほど、ジーロンラムのタートルネックはマスヤマの協力のもと、SUGURU SHOPに掲載させていただきました。過去、現在と変わることのないラムズウールのタートルネックが、このブランドにはあります。未来は?私たちが頑張って継続させなければいけない自然の恵みから生まれる温かみのあるニットです。セール対象外ですが、代理店さんの企業努力で昔とあまり変わらない価格(本体価格25000円)でご提案しております。

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 写真、向かって右上からオレンジ、サックス、ヘザーブラウン、ダークブラウン、インディゴ、ネイビーの6色展開になります。追々、ご紹介していきますが、気になられる方がございましたら、店頭またはこちらからお問い合わせください。サイズは38を着ております。

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 さぁ、ここからが本業?です。成熟してしまったものの、グローリーガイにとって欠かせないダウンブランドといえば、【MooRER/ムーレー】。「今年は絶対寒くなると、根拠のない勘でもってセレクトしたサーマルグレード"C"のダウンジャケット、いやコート」は、ご案内の際の私見。年内の動きが今ひとつでしたが、ここへ来て活発な動きを見せております。こんなことなら割引がなくても...なんて、せこいことを言ってはいけません。洋服を通して皆様のお役に立てることが、私の使命です。それにしても不思議です。昨年、早い時期に完売してしまったモデル「MARCO-WCO」。上の写真のフーデットダウンコートです。昨年はダークオリーブ(MILITAR)のミリタリーカラー。今季はオイスターホワイトとブラックとモダンカラーでご提案。セレクトカラーには自信があっただけに、バイヤーとしては肩が下がる、いや肩の荷が重くなります。もしかすれば、きっとそうだ!! You Tubeのせいかもしれない...なんて、言い訳。現在、収録の予定はありませんが、昨年、公開させていただいた"最強アウターMooRERを着る"をご覧いただき、参考にしていただければ嬉しく思います。

 もう少し続けたかったのですが、時間がありません。どうもカシェートの臨時スタッフとしての仕事に時間がかかり過ぎたようです。

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 新春価格より、アイテム、割引率を広げてご提案しております。また、日々、価格の変化もございますので、ご留意ください。セール価格は、通販サイトSUGURU SHOPでご覧になれます。

 

臨時カシェートスタッフからのご案内と、BOGLIOLI/ボリオリの古色蒼然なジャケットのご提案です!!

 寒い!! と目覚めた今朝。携帯で時間を見れば、6時。気温は−3.8度と寒いはずです。職業柄、気になるのは今後の天気。水曜日から暫くは氷点下の冷たい朝を迎えることになりそうです。ただ比較的、気温が上がった今日。風もなく、日差しがあるせいか、こんなスタイルでも平気です。

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 昨日、カシェートの臨時スタッフとしてご案内させていただいたWILLIAM LOCKIE(ウイリアム ロッキー)のジーロンラムタートルネック。本日は色違いの着用写真を載せるため出向いたところ、売り場で見つけたのが、このBARACUTA(バラクータ)のG9BROWN CIGERと名付けられた渋いシガーブラウン。定番色以外にバラクータが提案するシーズンカラーです。昨年、(いや一昨日かも)ネイビーとレッドを立て続けに購入し、これで軽装備は充実かと思いきや、この大人色のニューカラーを見てしまうと、いや羽織ってしまうと、先日、購入したばかりのフォーンのニットと抜群の相性なんです。服好きの悪癖?きりがないとはこのこと。いや天下一品の名作バラクータG9。もう一色揃えるとなると、このシガーブラウンでしょうか。

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 いや待て待て、この色も持っていない。健さんにもマックイーンにもなれる、いや、なった気になれる、G9を代表する定番カラーのTAN(タン)。色違いのカーディナルレッドを着たら、羽織りたくなってしまった服好き者です。

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 サイズ40が売れてしまった為、38を着てみましたが、窮屈感はなく、ジャストサイズです。フォーンより、やや大きめな作りかもしれません。明日、通販サイトSUGURU SHOPに掲載することになりましたので、実寸でご案内いたします。

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 こちらが購入したフォーン。サイズ38では少しタイトでしたので、ワンサイズ上げて40をゆとりをもって着ております。

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 ハイゲージも含め、ミドルゲージのタートルが充実している隠れ場Cachette/カシェート。写真向かって左がご案内のジーロンラム。右隣から4列目のオレンジとサックスまでがラムズウールになります。

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 最後に本日の出で立ちです。もちろん、このままでは寒いので、行き帰りはコートを羽織ります。新しいニットを購入することで、持っているアイテムが活きます。活きれば、また着ることが楽しくなるんですね。だから洋服好きはきりがない。でも、健全なる楽しみです。羽織ったデニムジャケットは、Jeanik(ジーニック)の「3nd」ベースのインディゴブルーです。サイズはSを着ております。

MODEL:ジーロンラム タートルネックセーター
SIZE:36・38・ 40・42
COLOR:フォーン・カーディナルレッド
MATERIAL:ウール100%(ジーロンラム)
PRICE:¥32.000(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。


 カシェートの人手不足から、時々は臨時スタッフとして働かせていただいているスグルシニアです。でも、ここからは、本来の仕事。グローリーガイが本日、ご提案させていただく四字熟語は「古色蒼然」。"いかにも年月を経たように見える様。古びた趣の表れている様"のことです。

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 そう、【BOGLIOLI/ボリオリ】の「K.JACKETT」。かつては、贅沢なカシミア素材のジャケットにガーメントダイ加工を施したモデルのことを指していたモデル名ですが、現在では素材の加工とは関係なく、その名が付いています。その中でも、大人の余裕を感じさせる"こなれ感"を最も打ち出しているのが、製品染め&製品洗いのシリーズ。ご提案のジャケットは、コットンの加工ですので、昔のモデル名を使えば「COAT」ですね。

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 ご紹介の際のコーディネートです。今季から意識的にオススメしているのが、秋から春まで着ることのできる薄手のVネックセーター。Tシャツに合わせ、その上に羽織るだけで、シンプルで無理をしていない"粋"な着崩しが完成するのです。

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 私が持っているボリオリの「COAT」が、このメタルボタンのダブルブレスト。10年以上も前に手に入れたビスコース・コットンのモールスキン。ここ二、三年着ていないだけに、昨年の断捨離候補に。でも同じものを探そうと思うと、もう出会えないのではと思うと、なかなか手放せないのです。少しだけ空間のできたクローゼット。残したスーツやジャケットを改めて見れば、再び愛着が湧いてきます。購入時から、くたっとしたジャケットでしたが、ピンピンのものがくたっとしていくのではなく、着古しても「古色蒼然」。そう思うと、つい力が入り、実際に店頭で売れ始めているのが、この今季セレクトの【BOGLIOLI/ボリオリ】。不思議と今季、店頭ではジャケットやスーツが人気。そろそろ皆さん、活動開始でしょうか。

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 割引対象を広げながら、新春価格から更にお値打ちにご提供させていただいております。セール価格は、通販サイトSUGURU SHOPを参照ください。冬のワードローブの充実にお役に立てれば、さらに働きます。

 ※ SUGURU blogも更新されています。ぜひご覧ください。

放言高論でお勧めするのは、WILLIAM LOCKIE/ウイリアム ロッキーのジーロンラム タートルネックセーターです!!

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 久しぶりにカッコつけて、スーツを着てきました。昨年、ここ三年ほど着ていない服を整理したのですが、さすがスミズーラのスーツやジャケットは思い切ることはできません。このライトグレイのウィンドウペンのスーツ。8年前、CARUSO(カルーゾ)の当時フィッターであったルカに作ってもらったスーツです。彼には2回、ここ岡崎に来てもらい、イベントに参加してもらいました。4年前、イタリア出張の際、PITTI会場のトイレでばったり。その時に挨拶を交わしたのが最後で、今、どうしているのでしょうか。しばらく着ていなかったスーツですが、改めて着てみると、さすがです。やや丸みを増した、いや落ちた筋肉の部分だけきつく、他は体に沿うようにぴったりです。本来は続けていきたかったCARUSO(カルーソ)。実はボリオリやラルディーニなどを展開する前の主力ブランドだっただけに、とても残念でした。扱うブランドへの責任とは、ブランドの背景や特徴を知り、そのブランドが持つ魅力を最大限、皆様にお伝えしながら、消費者の方を含めた、作り手と代理店さん、そして私たちの共存共栄。せっかく良い関係を築けたとしても、その努力を無にするのは、企業の利益追及による経営方針の変更。川上や途中ばかり見ていて、川下を見ない。洪水を防ぐには支流を作ればいいように、一箇所に利益を集中させるようとするから無理が出る...、いやはや、変な流れになってしまいました。こんなことを書くつもりではと、いつもなら消してしまう文章ですが、スグルもそろそろ言いたいことをいえる年頃になったとご了承くださいませ。

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 ご提案したかったのは、インに着ているタートルネックのニット。イタリアのものではないので、ドルチェヴィータとは言いません。どこのかといえば、

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 隠れ場カシェートで展開の【WILLIAM LOCKIE/ウイリアム ロッキー】のものです。店のルールとして、ブログでご紹介をしてからでないとスタッフの購入ができないため、「いつ公開?」と聞けば、「時間がないから、店頭限定になるかも」の応え。「じゃあ、購入してもいいか?」といえば、「いいいけど、だったら紹介しておいて」と人使いの荒いジュニア。いうことで、私がご案内させていただくことに。展開場所は隠れ場カシェートになります。

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 素材はジーロンラム。ラムズウールとは メリノ種のメリノウールの中でもよりソフトな生後6ケ月までの毛を指しますが、ラムズウールの最高峰はといえば、オーストラリア・ヴィクトリア州ジーロン市にしか生息しない、ぺディグリー種の最高級細番手のジーロンラムズウール。カシミアと比べれば、やや硬さはありますが、発色の良さや保温性、そして堅牢さは申し分ありません。12ゲージほどでしょうか。展開サイズは、38,40,42のスリーサイズ。私が着ているのは、サイズ40です。

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 展開カラーは、漢字で書けば、灰茶。フォーンといったほうがスマートでしょうか。もう一色は赤みをおさえたカーディナルレッド。どちらも上品な色合いです。レッドの方は、次の機会にコーディネートしてご提案させていただきます。

 モデルは、身長175㎝、体重64㎏、胸囲92㎝で、サイズ40を着用しております。

MODEL:ジーロンラム タートルネックセーター
SIZE:36・38・ 40・42
COLOR:フォーン・カーディナルレッド
MATERIAL:ウール100%(ジーロンラム)
PRICE:¥32.000(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。


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 割引対象を広げながら、新春価格から更にお値打ちにご提供させていただいております。セール価格は、通販サイトSUGURU SHOPを参照ください。冬のワードローブの充実にお役に立てれば、仕事冥利に尽きます。

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男の服は不易流行です!!

 帰宅後に入れた部屋の暖房は就寝前にはオフに。湯冷めしないうちにベットに入り、1日の終わりの極楽タイムは読書。目が疲れれば、パジャマの上に羽織るダウンジャケットを脱げずにそのまま布団をかぶってしまう毎日です。どこのダウンかといえば、なんと贅沢なと言われそうで内緒です。昨年までは、ショールカラーのカーディガンを羽織っており、時々、着たまま寝てしまうこともあり、それでは生地が痛みます。もう10年も日常の生活着としている薄手のダウンなら、風邪をひくよりましと酷使しておりますが、さすがのMooRER。つい口が滑ってしまいました。いや、ラグジュアリーなだけではなく、耐久性にも優れている...と、身を以てクオリティーの検証をしている仕事熱心な?洋服屋のオヤジこと、スグルでした。

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 丈夫で長持ちといえば、ジュニアが来ている真っ赤なニット。本物のシェットランドウールを使った英国製のニットです。確か、購入したのは独立する前。30前後でしょうか。東京出張の帰りに名古屋のセレクトショップで購入した記憶があります。数年前にジュニアに譲り、久しぶりに彼がBARENA(バレナ)のセットアップに合わせていました。30年以上前のものが、新しい感性のブランドと違和感なく溶け込んでいる姿を見ると男の服は不易流行ですね。不易流行とは?

 「いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること。蕉風俳諧しょうふうはいかいの理念の一つ。解釈には諸説ある。▽「不易」はいつまでも変わらないこと。「流行」は時代々々に応じて変化すること」

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 本日のテーマは、そんな「不易流行」の代表的なスタイル。ブレザースタイルにスポットを当てて、ご提案です。

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 【BOGLIOLI/ボリオリ】で見つけたのは、ホップサック調のブラックブレザー。2008年の発表以来、アンコンジャケットの先駆けとして一世を風靡したモデル「DOVER」でセレクトしました。このブランドのことなら、私スグルに聞け!! とは言い過ぎかもしれませんが、日本に上陸して以来、イタリア事情が変わろうとも展開を続けてきました。現代のジャケパンスタイルを牽引してきた【BOGLIOLI/ボリオリ】。今、再びバイヤーの目が向かっているブランドと言えるかもしれません。

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 価格を考えれば、10万円アンダーの定番ホップサックを選ぶのでしょうが、初心者ではなく、目の肥えた大人の方々にご提案するとなると、やや物足りない。そこで見つけたのが、しっとりとした肌触りと目の詰まった、自然な光沢が美しい生地。11万という価格なら、ギリギリです。セールで20%オフになれば、価値は十分にあります。

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 春夏とも秋冬物とも分からない生地ではなく、着る季節を主張するでしょうが、毛羽のない表面が春にも出番を増やしてくれるはずです。ネイビーのブレザーはあるけど、ブラックは持っていない、そんな方にお勧めです。ネイビーとブラックでは共通な組み合わせアイテムでも、印象は随分変わります。カーディガン感覚でエレガントに羽織ることのできる「DOVER」。様々なシーンで活躍させて見てください。

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 かつてBOGLIOLI(ボリオリ)と並んで、双璧ブランドとして展開。その後、TAGLIATORE(タリアトーレ)が加わることで、一旦、品揃えから外した【LARDINI/ラルディーニ】。エージェントが変わり、この秋より4年ぶりにバイイングを再開です。休んでいる間に、De Petorillo(デ ペトリロ)gabo(ガボ)、少量ながらもStile Latino(スティレ ラティーノ)などのナポリブランドを充実させたこともあり、スーツには目を向けずです。ただ、このダブルブレストのネイビーブレザーだけは通り過ぎることができませんでした。

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 セレクト理由は、ご紹介の際にも書きましたが、ただのカシミア100%ならば、さほど執着はしなかったはず。カシミア素材に洗い加工を施すことで得られる、さりげない高級感。素材そのものに存在感を持たせるのは、実は【LARDINI/ラルディーニ】の得意とするところ。この手法は、ボリオリの名を世に知らしめた、カシミア素材のジャケットにガーメントダイ加工(製品染め&製品洗い)を施した「K.JACKET」に共通するものがあります。ピンピンの服を着ているより、くたっとした佇まいが粋なんです。くたっとしていても、いざという時にシャキッとできる...いや、話がずれそうです。

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 本来ならば、いろんな着方をご提案したかったのですが、真ん中サイズの46と48はご紹介と同時に完売。現在、44と50のサイズのみとなっております。イタリア、マルケ州アンコーナで創業した【LARDINI/ラルディーニ】。アドリア海に面した港町で 古代ギリシア人によって築かれた都市に起源を持ち、中世には海洋共和国として繁栄。そんな海の香りが漂ってきそうな、青の色が美しいダブルブレストのブレザーです。サイズが合われる方には、ぜひお勧めいたします。

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 穿いているパンツにもご注目ください。【PT TORINO/ピーティートリノ】のサキソニーストレッチウールパンツです。ご提案の前に、このブランドを取り扱い経緯について、簡単にご説明します。12年ほど前でしょう。PT JAPANはもちろん、タリアトーレやバグッタ、最近ではフェデーリのブランドを有する代理店トレメッツォの代表である小林社長。当時はお会いしたこともなかった氏から突然の電話。最近では、展示会で会う度に、「元気で良かったぁ〜」なんてお互いの生存確認する仲です。内容は「トリノのパンツファクトリーCOVER(コーベル)社から新しくブランドを立ち上げます。監修はMario Stefano MARAN(マリオ・ステファノ・マラン)氏ですので、面白いコレクションになりました」。その時に迷うことなく、展示会に伺う約束をした理由は、かつてCOVER(コーベル)社のパンツを取り扱っており、これからという時に日本に代理店がなくなってしまっていたのです。今思えば、PTの立ち上げの準備期間だったと合点が行きます。堅実な作りでも表現力にやや乏しさを感じていたコーベルのパンツ。展示会で紹介されるや、全く別物と思えるほど、華やかで存在感のあるパンツに変わっていました。何度も書いておりますが、創業当時からパンツの強い店を目指しており、展開しない理由は見つかりません。数年前に出演させていただいた菅原靴店さんのYou Tube「Talking.sugawara bar」にて小林社長がブランドが誕生するまでの過程を話されています。ぜひご覧ください。

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 写真では表すことのできない美しい生地と色合いです。ご案内のブログでも書きましたが、今回のコレクションの中で最もときめいたパンツなんです。さらに、魅力のあるパンツに仕上げているのは、GENTLEMAN FITというシルエット。デザイナーがドメニコ氏に変わることで、美しいヒップラインとともに脚長効果も備えた唯一無二のシルエットを実現しているのです。

 いかがでしたでしょうか。本日のテーマは「不易流行」でした。

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GLORY GUY

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