2021.06.30
モデルが変われば、見え方も変わる。同じものでも着る人によって、表現の仕方も、相手に与える印象も変わるのが、洋服の面白さです。それが個性というものでしょうが、月曜日のブログ公開後、ご注文が入り、今まで埋もれていた商品に光がさしたようです。
新人モデルです。着たのは カシェートで展開している Traditional Weatherwear(トラディショナルウェザーウェア)の「ダブルブレストイージージャケット」と共生地の「シャーリングワイドストレートイージーパンツ」。ご案内は、6月11日のSUGURU blogです。
まだ20代のジュニアは、インにLe minor(ルミノア)のバスクシャツ、足元にWALSH(ウォルシュ)のスニーカーを合わせていました。新人モデルはどうかといえば、
新人モデルのスグルです。鬼のいない間に、いやジュニアのいない間についつい着てしまいました。なんとなく若返ったのかなと密かにほくそ笑みながら、「カワイイ!! 似合いますよ」の女子の意見に満更でもない様子です。合わせたインのTシャツ(GOOD ROCK SPEED)も照れながら着てみると意外や意外...です。合わせる靴がなかったので、内緒でジュニアのSUPERGA(スペルガ)を拝借です。還暦過ぎたら、今までの殻を破り、いろんなスタイルに挑戦してみるのも楽しいかもしれません。
月曜日限定なんてうたってしまいましたが、反響がありましたので、本日もこのパターンで行きます。
コンパクトなサイジングと繊細なデザインから、女子ウケの良いニットが Settefili Cashmere(セッテフィーリ カシミア)のスキッパーポロ。偶然にも本日、通販担当のイナガキ女史も色違いのベージュを着ていました。モデルのマヤさんの身長は165㎝で、46を着用。程よいサイズ感でした。
これはどう?と個人的な好みで持ち出したのが、eleventy (イレブンティ)のボーダーポロ。着用サイズはS。確かセレクトはジュニア。2年前の商品ですが、今の方が新鮮に映るのは私だけでしょうか。アイビーカラーのトラディショナルな雰囲気を女性らしい線で描くと、またまた新鮮です。
これもお願いっと着てもらったのが、ニットと旅を愛するフランス人女性がディレクションするRencontrant(レンコントラント)。初めて展開することもあり、サイズ感がわからず、XSからLまでセレクト。彼女が着ているのが、XSですから、やはりタイトです。レディースのコーナーに並べた方が良さそうです。
最後にJOHN SMEDLEY(ジョンスメドレー)のポロニット。サイズSを着てもらいましたが、本日、売れてしまったようです。ご購入された方はサイズ44を着られる男性。もしかすれば、女性へのプレゼントかも?そう思うのも、最近、メンズものをご購入される女性が増えているからなんです。特にカシェートは元々はレディース店。ここ1年ほどでメンズ化していますが、セレクト商品が優しいだけに、ゆったり目に着られる女性の方に支持されているようです。
このままでは終われないと、再度、登場です。現在、プレコレクションが終わり、メイン展に向けて準備を進めているのですが、課題はパンツ。極上の普段着としながらも仕事着にしているのが、PHIL PETTER(フィルペター) のTシャツに羽織っているmonção/モンサオのパーカー。穿いているパンツは、かつて展開していた大好きだったhLam(ラム)のもの。1998年、イタリア人のピエランジェロ・ダゴスティン(Pierangelo d'Agostin)とスウェーデン人のグン・ヨハンソン(Gunn Johannson)夫妻がイタリア、ビエラにて立ち上げたブランドでしたが、大手メーカーさんがダメにしてしまった...なんて大きな声ではいえませんが、当時、継続できないことのショックと悔しさが思い起こされます。このブランドが作るパンツの絶妙なシルエットが今欲しい!! 先ほどもこのブランドの良さを共有してる代理店さんの方と打ち合わせしていたばかりです。必ず押さえるべき定番の名品パンツ、例えばINCOTEX SLACKS(インコテックス スラックス)の「100」や、今季からセレクトしたGTA(ジーティーアー)のモデル「ALESSANDRO 」などは素材、色を変えながら常に提案しつつですが、さらに何かときめきを感じさせてくれるパンツを、現在、模索中です。
長くなりました。本日は、ここまでとさせていただきます。
作る楽しみは、7月4日(日)まで続きます。自分だけの、お気に入りのシャツを手に入れてください。詳しくは、こちらのブログをご覧ください。
ただいま、いつもより早いプレセールを開催しております。本格的な夏に向けて、ワードローブの充実にお役立てください。
⭐︎YouTubeでは、「シン・俺を信じろ!! ナポリのシャツを作る」が公開。まだご視聴されてなければ、ぜひご覧ください。
2021.06.28
「久しぶり」は英語で言えば、long time no see 中国語では好久不見でしょうか。ただ、これは挨拶の久しぶりで、行為の久しぶりになるとまた違う表現になります。久しぶりに立ったのは、カシェートの売り場。ジュニアが本日休みの為、久しぶりにスタッフのマヤさんと二人、かつての名コンビが実現です。名コンビというには大袈裟ですが、まだマスヤマもジュニアも在籍していない時代、当然、蔵庫マガジーノも存在しなかったわけですが、私のブログ用の写真は彼女、カシェートブログの彼女の写真はは私が撮っていたのです。そんなこともあり、いつもと違った角度でお勧めをご提案していきます。
まずは、昨日もご提案させていただい【Mario Muscariello/マリオ・ムスカリエッロ】のアロハシャツ。少しでも気分はリゾートへ。そんな今の気分を反映してか、あるいは更に熱の入ってきたフラ(ダンス)への思いが、アロハシャツというアイテムに興味をそそられるのかもしれません。改めて着てみました、いや着てもらいました。
優しいベージュとホワイトの小花柄のアロハシャツです。身長165㎝でサイズSを着用しております。
彼女が個人的に選んだのが、こちら大柄アロハシャツのブラウンでした。インは未公開のザノーネのカットソー。ボトムと靴は私物です。こちらもサイズSで着ています。
次に着たのが、BAGUTTA(バグッタ)の「リネン・コットン 3配色ストライプ柄シャツ」。サイズ38を着用です。
「ダークオリーブとホワイトの間に挟まれたネイビーが素敵」「この色が入ることで、コーディネートの幅が広がるしね」なんて会話をしながら、二人の好みが一致。個人的にも今、狙っているシャツなんです。
ダークオリーブの色調が強く出てしまいました。ご案内の際の写真が、こちらです。
今日のブログから5日以内にご注文が入らなければ、購入したい...なんて密かな思いです。
本来なら、モデルはナグラさん。というのもサイズが42のみとなっているからです。でも身長からいえば、彼女の方が高い。ならばと着てもらったTHE GIGI(ザ・ジジ)のシアサッカージャケットとTAGLIATORE(タリアトーレ)のコットン・リネンジャケット。どちらもストライプ柄です。いかがでしょう。どうも、ナグラさんより似合っているような気がして仕方がないのですが...
こんな感じで、月曜日のブログが完成しました。時計の針は、もうすぐ9時を。一人寂しくパソコンに座っているのも寂しい。そろそろ帰ることにします。
ただいま、いつもより早いプレセールを開催しております。本格的な夏に向けて、ワードローブの充実にお役立てください。
⭐︎YouTubeでは、「シン・俺を信じろ!! ナポリのシャツを作る」が公開。まだご視聴されてなければ、ぜひご覧ください。
2021.06.26
"久しぶり"なことの多い、ここ数日。先日、ブログでも書かせていただいた和食屋さんもそう。久しぶりは、今朝の散歩にも言えることです。今年の9月28日で5年を迎えるのは、15歳で亡くなった愛犬シェリーの命日。彼女が寝込むまでの間、ほぼ毎朝、いつも同じコースを回っていました。少しだけ早起きした今日。ここ最近の体力不足に不安を感じているだけに、思い切って歩いてみることに。近くに公園を併設している緑豊かな環境があり、そこが定番の散歩コースです。見慣れた風景の中、かつての思い出が蘇れば、涙腺の弱さが前方の視界を遮ります。ゴールデンは大きいから次は柴がいいかなとカミさんは言うけど、なかなかそんな気分にもなれず、どうやら一人歩きに慣れるしかなさそうです。
久しぶりの顏出し写真?いや、そうでもないようです。ニットポロのインにボーダー、シアサッカーのパンツとブラックで統一。ボーダーと足元のスニーカーをホワイトにしたモノトーンの組み合わせです。先週の出張の際も同じで、ある代理店さんに、「その組み合わせ、新鮮だなぁ」なんて褒められたものですから、ついついその気になって本日も同じ出で立ちです。スプリングコートのスニーカー以外、店頭在庫はなく、オススメアイテムとはいかないのが、残念。ならば、今展開しているもので、オススメはといえば、
シーズン毎にファンを増やしている【monção/モンサオ】。着用したのは「ウォッシャブルシルク 6分丈袖ポロシャツ」です。ドレス中心のプレセールをカジュアルラインまで広げた今回のプレセール。初めは、このブランドはプロパー予定でしたが、割引対象にさせていただきました。ずっと気になっていたけど、着心地や着こなし方はどうなんだろう?そう迷われておられた方も、このタイミングでご購入されています。プレセールでの結果は、次のバイイングの大きな判断材料になります。来季も力を入れていきますので、ぜひ念頭に置いておいてください。
今季、仕様変更はありましたが、3年連続でセレクトしている【ORIAN/オリアン】の「Vintage リネン・コットン スキッパーシャツ」。セール前にライトグレイのMサイズとブラックのXLのみとなってしまいましたが、来季もご提案します。ただ、この素材がなくなり、次はリネン100%に。価格も 3,000円アップとなります。
Mが程よいサイズ感でしょうが、残念ながら完売。サイズ Sでややタイトに着たのは、【Mario Muscariello/マリオ・ムスカリエッロ】の「スタンドカラー胸ポケット付きリネンシャツ」。少し前の商品ですが、人気のリネン素材を使った両ポケット付きのスタンドカラーシャツは今が旬かも...と言うことでピックアップしてみました。
タックインしてもアウトでも、どちらでもいける着丈の長さが魅力です。
同じく【Mario Muscariello/マリオ・ムスカリエッロ】のアロハシャツ。シャツブランドの来季の春夏生地を見ていると、目につくのがボタニカル柄などのナチュラルな花柄。来年こそ、リゾートで思いっきり楽しもうなんて思いが伝わってきます。さすが陽気なイタリア人ですね。こちらのブログでご案内しております。かなりお値打ちにご提供しておりますので、来年のため、いやこの夏のためにも揃えておかれると良いかもしれません。
ニットとパンツは、比較的、どのブランドも好調でしたが、セールで動きを見せるのは、【PHIL PETTER/フィルペター】のニットと【Borelio/ボレリオ】のパンツ。特にボレリオのパンツは、1店舗としてはミニマムが大きく、売れているのにまだ在庫がある状態。できればもう少しオーダー数が少ないと理想的。もっとファンが増えればいいことなんですが、まだまだ我々のアピール不足なんでしょうね。
2021年春夏のプレコレクションでのバイイングは、先週で終了。ただ、もう来月の中旬からメインコレクションが始まります。今回のプレセールの動向も大いに参考になります。グローリーガイらしさを大切にしながら、新しいスタイルにも挑戦していきますので、ご期待ください。
まだ6月。少し早いけど、プレセール開催中です。サイズが多い、この季節ならではのお買い得品をお探し下さい。
✴︎ Cachette特別イベントのご案内は、SUGURU blogにてご覧ください。ReCHECKも更新しております。こちらも、ご覧ください。
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2021.06.24
展示会中は、きまって昼食抜き。夜は一人ホテルで食べるコンビニ弁当。或いは帰りの新幹線の中で食べる弁当。時には、静かな場所でゆっくり和食が食べたいと、昨日、昼食にと向ったのが、ここ。
我が家の近くにありながら、訪れるのは本当に久しぶり。ご近所さんであり、隠れ場的な存在の和食屋さんです。昼のランチ時は混み合っているので、かなり躊躇しましたが、思い切って入ってみると、運よく、誰もいないカウンター席に案内されました。こそっと食べて、帰るつもりですが、大将と女将に見つかってしまい、ゆっくりどころではありません。でもご無沙汰していたせいか、積もる話で楽しい時間を過ごしてきました。そろそろお酒が飲みたくなる季節?解禁されたなら、気の合う仲間たちで盛り上がりたいものです。なんという店?いや、内緒です。隠れ場ですから。
Maria Santangelo(マリア・サンタンジェロ)のオーダー会。シャンブレーやデニム生地にもご注文が入りました。引き続き、7月4日の日曜日まで開催しております。
そして、ついに始まる半期に一度のサマーセール。今回、特にドレスアイテムを充実させての開催です。ほんの一例として、De Petrillo(デ・ペトリロ)から、和食の席に似合うスーツとジャケットをご紹介させていただきます。
モノクロのグレンチェックにリネン独特の節、ネップとも言いますが、さりげなく入ることで、ウールだけでは醸し出せないエレガントな大人のゆとりを感じさせてくれるスーツに仕上がりました。言い換えれば、大人の遊び...でしょうか。カウンターが似合うスーツです。新しい店の暖簾を潜るには、このぐらいカッコつけた方が良いサービスを受けられるはずです。
入荷案内の際には、タイドアップ。今なら、黒のニットやシャツを使って、ドレスダウンさせてもいいでしょう。モノトーンだけに色を差し込んでみるのも楽しいものです。
「NAPOLI」ウール・リネン グレンチェック柄スーツ。用意できるサイズは、46のみ。明日になれば、価格は下がります。私以外に狙っているスタッフがどうやらいるようです。
ウール55%・リネン45%と上のグレンチェックと同じ混率のブラックスーツ。リネンが入ることで、夜の顔とフォーマル性が薄れ、ランチタイムにも気楽に着ていただけるスーツに仕上がりました。
こちらもご案内の際には、やや堅苦しいタイドアップでした。夏のオケージョン用としても使えますが、リネン混の掠れ感をうまく使って、もっと気軽に着てください。ただインナーはあくまでもニットやカットソーよりシャツがオススメです。細番手のポプリンのドレスシャツをノータイで。シャツの色はホワイト、サックスブルー、淡いピンクなどの無地でしょうか。あくまでもシンプルでシックな組み合わせが合うブラックスーツです。
「NAPOLI」ウール・リネン ブラックスーツ。サイズは44と46。もちろん、このスーツも明日にはお値打ちになります。
いかがです?スーツはビジネスだけのものでありません。使い方の幅を広げれば、こんなにも楽しいアイテムはありません。でも、やっぱりスーツでは堅苦しいし、照れると言われる方には、このジャケットはいかがでしょう。
インディゴブルーの大麻・ウール・モヘアのヘリンボーン柄ジャケット。制服的要素のあるネイビージャケットより、ナチュラルな印象を持つインディゴ。ヘリンボーンの地柄が奥行きをつけるとともに柔らかな表情を醸し出します。シャリ感のある生地が夏にふさわしく、周りの人にも清涼感を与えるジャケットに仕上がりました。
この時もタイドアップでした。時間があれば、ランチ用コーディネートでお見せしたかった...ただ、仕立ての良い白のシャツをノータイで着るだけで様になってしまうジャケットだけに、あれこれ考えすぎない方がいいでしょうね。
「Posillipo」大麻・ウール・モヘア ヘリンボーン柄ジャケット。サイズは46、48、50の各1点ずつご用意できます。こちらも明日までお待ちください。
【De Petrillo/デ・ペトリロ】のご案内は、こちらからご覧いただけます。
明日の夕暮れ時より、通販サイト「SUGURU SHOP」にお値打ち価格が反映されます。もうしばらく、お待ちください。
✴︎ 特別イベントご案内予定のSUGURU blogは、もうすぐ公開。Cachette blog、ReCHECKも更新しております。こちらも、ご覧ください。
⭐︎YouTubeでは、「シン・俺を信じろ!! ナポリのシャツを作る」が公開されています。ぜひ、こちらもご覧ください。
2021.06.23
心地よい風が事務所の裏口から入ってきます。時計の針は、午後の5時半を少し回ったところ。一年で一番昼間の長い日を夏至と言います。今年は6月21日でしたから、この時間でもまだまだ明るい。ただ、日が暮れる前の柔らかな日差しが、穏やかな風景を描きます。慌ただしい東京出張から戻ってきた翌日は、そんな静かな雰囲気の中でブログを書いております。ところで、三日前の夜に見た謎の飛行物体。いまだにあれがなんだったのか、もしかすれば目の錯覚かもしれないなんて思いながら、誰も触れてこないのが、少々、残念。もし次に宇宙人が接触してきたら、どうしよう?なんて話で盛り上がりたかったのに...なんて、呑気に書き綴っている場合ではありません。
7月の初旬から中旬に予定しているサマーセールに先駆けて、ドレスを中心としたプレセールを6月26日(土)より開催いたします。スーツやジャケットからパンツ、また付随するシャツやネクタイなど、また一部、カジュアルアイテムまで幅を広げてのセールイベントとなります。この機会をご利用いただき、ワードローブの充実にお役立てください。
セールの際の告知看板はありませんが、商品の下げ札には、割引価格を税込で表示させていただきます。また、通販サイト「SUGURU SHOP」には、前日の25日(金)の夕暮れ時より、随時、割引価格を反映させていただきます。
また、同時に姉妹店カシェートのスタジオにて、何やら企画があるようです。この週末は、ここ岡崎の明大寺町周辺にお集まりくださいますように重ねてお願い申し上げます。