臨時カシェートスタッフからのご案内と、BOGLIOLI/ボリオリの古色蒼然なジャケットのご提案です!!

 寒い!! と目覚めた今朝。携帯で時間を見れば、6時。気温は−3.8度と寒いはずです。職業柄、気になるのは今後の天気。水曜日から暫くは氷点下の冷たい朝を迎えることになりそうです。ただ比較的、気温が上がった今日。風もなく、日差しがあるせいか、こんなスタイルでも平気です。

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 昨日、カシェートの臨時スタッフとしてご案内させていただいたWILLIAM LOCKIE(ウイリアム ロッキー)のジーロンラムタートルネック。本日は色違いの着用写真を載せるため出向いたところ、売り場で見つけたのが、このBARACUTA(バラクータ)のG9BROWN CIGERと名付けられた渋いシガーブラウン。定番色以外にバラクータが提案するシーズンカラーです。昨年、(いや一昨日かも)ネイビーとレッドを立て続けに購入し、これで軽装備は充実かと思いきや、この大人色のニューカラーを見てしまうと、いや羽織ってしまうと、先日、購入したばかりのフォーンのニットと抜群の相性なんです。服好きの悪癖?きりがないとはこのこと。いや天下一品の名作バラクータG9。もう一色揃えるとなると、このシガーブラウンでしょうか。

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 いや待て待て、この色も持っていない。健さんにもマックイーンにもなれる、いや、なった気になれる、G9を代表する定番カラーのTAN(タン)。色違いのカーディナルレッドを着たら、羽織りたくなってしまった服好き者です。

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 サイズ40が売れてしまった為、38を着てみましたが、窮屈感はなく、ジャストサイズです。フォーンより、やや大きめな作りかもしれません。明日、通販サイトSUGURU SHOPに掲載することになりましたので、実寸でご案内いたします。

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 こちらが購入したフォーン。サイズ38では少しタイトでしたので、ワンサイズ上げて40をゆとりをもって着ております。

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 ハイゲージも含め、ミドルゲージのタートルが充実している隠れ場Cachette/カシェート。写真向かって左がご案内のジーロンラム。右隣から4列目のオレンジとサックスまでがラムズウールになります。

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 最後に本日の出で立ちです。もちろん、このままでは寒いので、行き帰りはコートを羽織ります。新しいニットを購入することで、持っているアイテムが活きます。活きれば、また着ることが楽しくなるんですね。だから洋服好きはきりがない。でも、健全なる楽しみです。羽織ったデニムジャケットは、Jeanik(ジーニック)の「3nd」ベースのインディゴブルーです。サイズはSを着ております。

MODEL:ジーロンラム タートルネックセーター
SIZE:36・38・ 40・42
COLOR:フォーン・カーディナルレッド
MATERIAL:ウール100%(ジーロンラム)
PRICE:¥32.000(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。


 カシェートの人手不足から、時々は臨時スタッフとして働かせていただいているスグルシニアです。でも、ここからは、本来の仕事。グローリーガイが本日、ご提案させていただく四字熟語は「古色蒼然」。"いかにも年月を経たように見える様。古びた趣の表れている様"のことです。

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 そう、【BOGLIOLI/ボリオリ】の「K.JACKETT」。かつては、贅沢なカシミア素材のジャケットにガーメントダイ加工を施したモデルのことを指していたモデル名ですが、現在では素材の加工とは関係なく、その名が付いています。その中でも、大人の余裕を感じさせる"こなれ感"を最も打ち出しているのが、製品染め&製品洗いのシリーズ。ご提案のジャケットは、コットンの加工ですので、昔のモデル名を使えば「COAT」ですね。

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 ご紹介の際のコーディネートです。今季から意識的にオススメしているのが、秋から春まで着ることのできる薄手のVネックセーター。Tシャツに合わせ、その上に羽織るだけで、シンプルで無理をしていない"粋"な着崩しが完成するのです。

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 私が持っているボリオリの「COAT」が、このメタルボタンのダブルブレスト。10年以上も前に手に入れたビスコース・コットンのモールスキン。ここ二、三年着ていないだけに、昨年の断捨離候補に。でも同じものを探そうと思うと、もう出会えないのではと思うと、なかなか手放せないのです。少しだけ空間のできたクローゼット。残したスーツやジャケットを改めて見れば、再び愛着が湧いてきます。購入時から、くたっとしたジャケットでしたが、ピンピンのものがくたっとしていくのではなく、着古しても「古色蒼然」。そう思うと、つい力が入り、実際に店頭で売れ始めているのが、この今季セレクトの【BOGLIOLI/ボリオリ】。不思議と今季、店頭ではジャケットやスーツが人気。そろそろ皆さん、活動開始でしょうか。

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 割引対象を広げながら、新春価格から更にお値打ちにご提供させていただいております。セール価格は、通販サイトSUGURU SHOPを参照ください。冬のワードローブの充実にお役に立てれば、さらに働きます。

 ※ SUGURU blogも更新されています。ぜひご覧ください。

男の服は不易流行です!!

 帰宅後に入れた部屋の暖房は就寝前にはオフに。湯冷めしないうちにベットに入り、1日の終わりの極楽タイムは読書。目が疲れれば、パジャマの上に羽織るダウンジャケットを脱げずにそのまま布団をかぶってしまう毎日です。どこのダウンかといえば、なんと贅沢なと言われそうで内緒です。昨年までは、ショールカラーのカーディガンを羽織っており、時々、着たまま寝てしまうこともあり、それでは生地が痛みます。もう10年も日常の生活着としている薄手のダウンなら、風邪をひくよりましと酷使しておりますが、さすがのMooRER。つい口が滑ってしまいました。いや、ラグジュアリーなだけではなく、耐久性にも優れている...と、身を以てクオリティーの検証をしている仕事熱心な?洋服屋のオヤジこと、スグルでした。

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 丈夫で長持ちといえば、ジュニアが来ている真っ赤なニット。本物のシェットランドウールを使った英国製のニットです。確か、購入したのは独立する前。30前後でしょうか。東京出張の帰りに名古屋のセレクトショップで購入した記憶があります。数年前にジュニアに譲り、久しぶりに彼がBARENA(バレナ)のセットアップに合わせていました。30年以上前のものが、新しい感性のブランドと違和感なく溶け込んでいる姿を見ると男の服は不易流行ですね。不易流行とは?

 「いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること。蕉風俳諧しょうふうはいかいの理念の一つ。解釈には諸説ある。▽「不易」はいつまでも変わらないこと。「流行」は時代々々に応じて変化すること」

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 本日のテーマは、そんな「不易流行」の代表的なスタイル。ブレザースタイルにスポットを当てて、ご提案です。

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 【BOGLIOLI/ボリオリ】で見つけたのは、ホップサック調のブラックブレザー。2008年の発表以来、アンコンジャケットの先駆けとして一世を風靡したモデル「DOVER」でセレクトしました。このブランドのことなら、私スグルに聞け!! とは言い過ぎかもしれませんが、日本に上陸して以来、イタリア事情が変わろうとも展開を続けてきました。現代のジャケパンスタイルを牽引してきた【BOGLIOLI/ボリオリ】。今、再びバイヤーの目が向かっているブランドと言えるかもしれません。

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 価格を考えれば、10万円アンダーの定番ホップサックを選ぶのでしょうが、初心者ではなく、目の肥えた大人の方々にご提案するとなると、やや物足りない。そこで見つけたのが、しっとりとした肌触りと目の詰まった、自然な光沢が美しい生地。11万という価格なら、ギリギリです。セールで20%オフになれば、価値は十分にあります。

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 春夏とも秋冬物とも分からない生地ではなく、着る季節を主張するでしょうが、毛羽のない表面が春にも出番を増やしてくれるはずです。ネイビーのブレザーはあるけど、ブラックは持っていない、そんな方にお勧めです。ネイビーとブラックでは共通な組み合わせアイテムでも、印象は随分変わります。カーディガン感覚でエレガントに羽織ることのできる「DOVER」。様々なシーンで活躍させて見てください。

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 かつてBOGLIOLI(ボリオリ)と並んで、双璧ブランドとして展開。その後、TAGLIATORE(タリアトーレ)が加わることで、一旦、品揃えから外した【LARDINI/ラルディーニ】。エージェントが変わり、この秋より4年ぶりにバイイングを再開です。休んでいる間に、De Petorillo(デ ペトリロ)gabo(ガボ)、少量ながらもStile Latino(スティレ ラティーノ)などのナポリブランドを充実させたこともあり、スーツには目を向けずです。ただ、このダブルブレストのネイビーブレザーだけは通り過ぎることができませんでした。

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 セレクト理由は、ご紹介の際にも書きましたが、ただのカシミア100%ならば、さほど執着はしなかったはず。カシミア素材に洗い加工を施すことで得られる、さりげない高級感。素材そのものに存在感を持たせるのは、実は【LARDINI/ラルディーニ】の得意とするところ。この手法は、ボリオリの名を世に知らしめた、カシミア素材のジャケットにガーメントダイ加工(製品染め&製品洗い)を施した「K.JACKET」に共通するものがあります。ピンピンの服を着ているより、くたっとした佇まいが粋なんです。くたっとしていても、いざという時にシャキッとできる...いや、話がずれそうです。

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 本来ならば、いろんな着方をご提案したかったのですが、真ん中サイズの46と48はご紹介と同時に完売。現在、44と50のサイズのみとなっております。イタリア、マルケ州アンコーナで創業した【LARDINI/ラルディーニ】。アドリア海に面した港町で 古代ギリシア人によって築かれた都市に起源を持ち、中世には海洋共和国として繁栄。そんな海の香りが漂ってきそうな、青の色が美しいダブルブレストのブレザーです。サイズが合われる方には、ぜひお勧めいたします。

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 穿いているパンツにもご注目ください。【PT TORINO/ピーティートリノ】のサキソニーストレッチウールパンツです。ご提案の前に、このブランドを取り扱い経緯について、簡単にご説明します。12年ほど前でしょう。PT JAPANはもちろん、タリアトーレやバグッタ、最近ではフェデーリのブランドを有する代理店トレメッツォの代表である小林社長。当時はお会いしたこともなかった氏から突然の電話。最近では、展示会で会う度に、「元気で良かったぁ〜」なんてお互いの生存確認する仲です。内容は「トリノのパンツファクトリーCOVER(コーベル)社から新しくブランドを立ち上げます。監修はMario Stefano MARAN(マリオ・ステファノ・マラン)氏ですので、面白いコレクションになりました」。その時に迷うことなく、展示会に伺う約束をした理由は、かつてCOVER(コーベル)社のパンツを取り扱っており、これからという時に日本に代理店がなくなってしまっていたのです。今思えば、PTの立ち上げの準備期間だったと合点が行きます。堅実な作りでも表現力にやや乏しさを感じていたコーベルのパンツ。展示会で紹介されるや、全く別物と思えるほど、華やかで存在感のあるパンツに変わっていました。何度も書いておりますが、創業当時からパンツの強い店を目指しており、展開しない理由は見つかりません。数年前に出演させていただいた菅原靴店さんのYou Tube「Talking.sugawara bar」にて小林社長がブランドが誕生するまでの過程を話されています。ぜひご覧ください。

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 写真では表すことのできない美しい生地と色合いです。ご案内のブログでも書きましたが、今回のコレクションの中で最もときめいたパンツなんです。さらに、魅力のあるパンツに仕上げているのは、GENTLEMAN FITというシルエット。デザイナーがドメニコ氏に変わることで、美しいヒップラインとともに脚長効果も備えた唯一無二のシルエットを実現しているのです。

 いかがでしたでしょうか。本日のテーマは「不易流行」でした。

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 割引対象を広げながら、新春価格から更にお値打ちにご提供させていただいております。セール価格は、通販サイトSUGURU SHOPを参照ください。冬のワードローブの充実にお役に立てれば、仕事冥利に尽きます。

かつての双璧ブランドとは、LARDINI/ラルディーニとBOGLIOLI/ボリオリなんです!!

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 4年ぶりに帰ってきたLARDINI(ラルディーニ)。以前と比べれば、ささやかなセレクトですが、再開することに意義があると思っています。迷わずオーダーしたのはニットジャケットと、このダブルブレストのブレザー。ご案内ブログから引用すれば、「ただのカシミア100%ならば、さほど執着はしなかったはず。カシミア素材に洗い加工を施すことで得られるさりげない高級感。これ見よがしでないところが素敵です。さらにセレクトを決定づけたのが、このシルバーのメタルボタン。程よい丸みがカシミア素材によく合います」。実は自然な風合いのものに惹かれるのは、昔も今も同じなんです。

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 そして、写真のジャケットにご注目ください。ラルディーニのオーダー数がピークを迎えていた頃、双璧ブランドとして横に並んでいたのが、BOGLIOLI(ボリオリ)でした。TAGLIATORE(タリアトーレ)ではないの?とおっしゃられる方も。いや、タリアトーレは、この二つのブランドと比べれば、ここ最近と歴史は浅いのです。ボリオリの創業は1890年代と100年以上も続きます。ジーンズを穿かない人まで巻き込んで、ジャケットに似合うデニム旋風を巻き起こしたのが、JACOB COHEN(ヤコブ・コーエン)とすれば、ジャケットの立役者がBOGLIOLI(ボリオリ)。副資材を極力省いたアンコンジャケット「DOVER」の功績は大きく、服好きの休日の出かけ着として魅了したことは、まだまだ記憶に新しいことです。またコットン素材にガーメントダイ(製品染め&洗い)加工をかけた「COAT」。極めつけは、贅沢なカシミア素材のジャケットにガーメントダイ加工を施した「K.JACKET」など、ジャケットに革命を起こしたと言っても過言ではありません。私スグルのクローゼットにあるジャケットの大半がボリオリなんです。そんなボリオリに魅了されているのは、私だけではないようです。タカイも本日、ボリオリ。マスヤマも初めてボリオリのジャケットに手を通しております。ここからは、彼らがボリオリの魅力について語ります。

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 こんにちは。年の瀬を前にして、物欲が急上昇のマスヤマです。これ良いなぁ、あれ買おうかなぁ、と、毎日売り場の商品と対峙しているわけですから、毎日想像が尽きることはないのです。皆さんは如何でしょうか。その中でもずっと気になっていたのは、ジャケット。ここ数年レザージャケットばかり購入していたせいもあり、ワードローブではジャケットが不足しています。これは、いかん...です。オトコのエレガントな着こなしには、やはりテーラードジャケットが必要です。かと言って、畏まりすぎるのはちょっと...。自然に、さらりと羽織れて、さり気なくエレガントに。そんな気分を満たしてくれるジャケットが見つかりました。いや、見つかったので、購入しました。

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 【BOGLIOLI/ボリオリ】のジャケットです。思い返せば、まだグローリーガイに入る前、イタリアのジャケットブランドで初めて知ったのが、ボリオリでした。コットンをガーメントダイで仕上げたCOATというモデル(このブログではお馴染みですね)が、当時の自分には非常に斬新で、その時手に入れることは出来なかったのですが、記憶には残り続けていました。その後お店に入ってからは、タリアトーレ、ラルディーニ、イザイア、デ・ペトリロ等に袖を通しましたが、回りに回って、初めてのボリオリとなります。

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 ベージュ、ブラウン系のグレンチェック柄を選びました。クラシックな3つ釦に、身体に吸い付きすぎないナチュラルなフォルム、短めではない着丈感が、ボリオリに魅力を感じた理由です。加えて、ボリオリ好きのオーナー・スグルがよく言っているのは、ボリオリの持つ都会的な雰囲気。ミラノのブランドだけあって、確かに...です。ずっと、職人気質なナポリのジャケットに傾倒していましたが、個人的な今の気分はボリオリです。そして、今季のラインナップは、特に魅力的な生地が多い。皆さんにとっても、今ボリオリを選ぶきっかけになれば...長いと思いながらも、想いそのままに綴らせていただきました。

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 宜しければ、画像をクリックして原寸サイズでご覧いただきたいのは、この生地の色合い。ブラウンとベージュの交差するチェック柄のなかに、青みがかったグレイの色が、さり気なく入っています。こんな生地には、次いつ出会えるか分からない...そう思い、購入を決めました。モデルは身長183㎝、体重66㎏、胸囲95㎝で、サイズ46を着用しております。

MODEL:「K.JACKET」カシミアタッチ グレンチェック柄ジャケット
SIZE:44・46・48・50
COLOR:ベージュ×ブラウン×グレイ
MATERIAL:ウール100% 袖裏部分:キュプラ100% 
PRICE:¥158,000(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。

 

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 そして、私タカイが着ているのは、2018年シーズン製【BOGLIOLI/ボリオリ】の「K.JACKET」。

 少し昔話となりますが、前職でお世話になったセレクトショップで、ドレス部門に異動し、何もわからないままに触れた最初のクラシコイタリアが【BOGLIOLI/ボリオリ】だったかと覚えています。以来、出会ってから20年、家のクローゼットを開ければ、最も目に付くのが【BOGLIOLI/ボリオリ】のハンガーなんです。

 昔話ついでに、現在では「K.JACKET」の名前で統一されていますが、コットンのモールスキン生地をガーメントダイ加工したこちらは、昔の呼び名で言えば「COAT」シリーズですね。その呼び名も、来年に復活するようなので嬉しいです。

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 ただ、そんな思い入れのある【BOGLIOLI/ボリオリ】ですが、実は、スーツは1着もないのです。

 そこで気になっているのが、イタリアらしい明るめのブルーが印象的なこちらのスーツ。着用していたAVINOのストライプシャツとAD56のヴィンテージ風ネクタイをそのままコーディネートです。

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 カラーは、ネイビーとブルーを混ぜたメランジ調。単調にならず、奥行きの出る風合いが素敵ですね。

 カシミアやコットン生地にガーメントダイ加工を施すなど、当時では一般的ではなかった製法で、クラシコイタリアの世界に新たな風を吹き込んだりと、生地へのこだわりは、【BOGLIOLI/ボリオリ】が【BOGLIOLI/ボリオリ】である所以を改めて気付かせてくれます。

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 体型は人によって様々なので一概には言えませんが、曲線を描き、体に吸い付くようなシルエットは、なで肩で痩せ型体型の僕に、ちょうど合っているようです。

 洋服とは、体の丸みによって美しく見せることができるのですが、なで肩で肩幅がなく、胸板もないと...自分で挙げていて悲しくなるような体型でも、その欠点を強調させるのではなく、肩の作りは丸みはあるが構築的で、ゴージ位置は高く胸を大きく男性的に見せます。ウエストのシェイプは自然で、細いを通り越し、ただ華奢に見せてしまう子供っぽさとは異なります。

 そして、現在ではミラノに拠点を移し、モダンな顔付きを見せる【BOGLIOLI/ボリオリ】。このスーツでは、パンツをノープリーツでセレクト。都会的な一面を見せるのも魅力の一つです。

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 どのブランドより...と言ったらあらぬ誤解を招きそうですが、20年前に出会ってから、相思相愛の仲だと勝手に思っています。

 モデルは身長180㎝、体重67㎏、胸囲94㎝で、サイズ46を着用しております。

MODEL:「K.JACKET」メランジ調ネイビースーツ
SIZE:44・46・48・50
COLOR:ネイビー
MATERIAL:ウール100% 袖裏部分:キュプラ100% 
PRICE:¥179,000(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。


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 いかがでしたでしょうか。マスヤマもタカイも、二人の表情が硬いのが気になりますが、皆さんの前ではいつも笑顔です。ナポリスタイルとは一線を画す伝統と実績に裏付けされたモダンな【BOGLIOLI/ボリオリ】。今後も楽しみなブランドですので、気にかけていてください。

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 二人が一押しするジャケットとスーツ。参考までに、ご紹介の際に写真をのさせていただきました。

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 Cachette/カシェートで開催中の"英国ファッションフェア"。負けじとグローリーガイでは"あったかDOWN FAIR"を開催しております。ぜひ、どちらの店舗にもお立ち寄り下さい。

なんでもというわけではありません!! 恋愛体質になるのは、BOGLIOLI/ボリオリだからです!! ジャケット3型、スーツ1型のご紹介になります。

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 時にはサボって気分転換...ではありません。出かけたのは、まだまだ暑い盛り。高校の友人に誘われて中津川までドライブ。目的は"栗きんとん"と温泉。この後、下呂まで行き、河川敷の露天風呂で猿さんになっていました。ただ、混浴でないのが残念。時には忍びの湯になんていうのも...朝から晩まで、裸の付き合いのできる友人との日帰り旅行でした。

 本日のご案内です。

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 創業は、1890年代と100年以上続く【BOGLIOLI/ボリオリ】。「モダンとクラシック」をコンセプトに掲げ、イタリアの伝統的なサルトリアーレ(仕立て)の手法と現代的な要素を融合させることで数々の名品を生み出すことで知られる老舗のメンズウェアブランドです。グローリーガイが、今、展開しているブランドの中で、1年の空白時期を除いては、最も古くからの長い付き合いになります。LARDINI(ラルディーニ)やTAGLIATORE(タリアトーレ)、あるいはナポリのブランドの個性とは、またひと味違う空気感を醸し出している、唯一無二のブランドと言えます。

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 ジャケット3型、スーツ1型が、2021年秋冬のセレクトです。忘れてはいけません。すでにご紹介の「コットンストレッチ ガーメントダイジャケット」と「ウーステッドウール ブラックブレザー」もお勧めです。久しぶりの充実ぶりに、バイヤースグルの心意気を感じていただけるはずです。

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 様々なファッションジャンルから提案されている伝統柄。アメリカン、ブリティッシュトラッドという言葉が蘇ってきたかのような、そんな懐かしさを感じる秋です。まずは展示会で一目惚れのハウンドツゥース柄ジャケットです。

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ざっくり織られたソフトツィードの素朴なタッチ。柄の大きさといい、ベージュとブラックのノスタルジックな配色といい、学生時代に着ていたジャケットにそっくり。異なるのは、着心地とシルエットの美しさです。歳を重ねても好みはさほど変わりません。学生時代の友人と一緒にいて、同じことを考えていました。

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 パンツをJACOB COHEN(ヤコブコーエン)のオフホワイトにすれば、コーディネートの幅は広がります。

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 FEDELI(フェデーリ)のハイゲージニットです。どの色との相性も良く、大いに迷いましたが、タートルネックのオリエンタルブルーで合わせてみました。

 モデルは身長175㎝、体重64㎏、胸囲92㎝で、サイズ44を着用しております。

MODEL:「K.JACKET」ソフトツィード ハウンドツゥース柄ジャケット
SIZE:44 ・46 ・48・50
COLOR:ベージュ×ブラック
MATERIAL:ウール100% 袖裏部分:キュプラ100% 
PRICE:¥143,000(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。


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 浮気者です。素朴なハウンドツゥースに気持ちをやりながら、優しい色使いとカシミアタッチの肌触りに触れてしまえば、男心は揺れ動くのです。

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 ベージュ、ブラウンの濃淡にライトグレイの配色が気持ちを揺さぶります。カントリー調のハウンドツゥース か都会的なグレンチェック柄か、どちらも甲乙付け難いジャケット。惹かれるものの多い今回のコレクションでした。

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 優しい配色を生かすなら、コントラストをつけずにコーディネートしたいものです。白シャツ(私物)に、別注のニットベスト(Settefili Cashmere)のモスグレイを選び、ボトムもミディアムグレイのウールパンツ( BARENA)で円やかにまとめてみました。

 モデルは身長175㎝、体重64㎏、胸囲92㎝で、サイズ44を着用しております。

MODEL:「K.JACKET」カシミアタッチ グレンチェック柄ジャケット
SIZE:44・46・48・50
COLOR:ベージュ×ブラウン×グレイ
MATERIAL:ウール100% 袖裏部分:キュプラ100% 
PRICE:¥158,000(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。


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 ちょっと、ちょっと、これもいい!! なんて相変わらず、恋愛体質な私スグル。言うまでもなく【BOGLIOLI/ボリオリ】に対してだけですから。なんせクローゼットに入っているジャケットの大半は、このブランドなんです。レザー好き、ボリオリ好きは昔から変わりません。私との付き合いが長ければ、よく知っている、いや知らない?ぜひお見知り置きください。

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 優しいだけでは物足りない。時々、冷たくされることで、恋心は盛り上がる。そんなクールなモノクロなグレンチェック柄に惹かれてしまう時もあります。どちらかと言えば、今はそんな気分。いやいや、そんな気分は一時のもの。やっぱり優しさは必要。触れてみれば分かる生地の柔らかさ。見た目のクールさとは違い、ウォーム感のある着心地にときめいてしまっています。

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 インは、普通にブラックのニットと思いましたが、そこは一捻り欲しいもの。先日、ご案内させていただいたMAURO OTTAVIANI(マウロ・オッタヴィアーニ)のZip upのチャコールグレイで。チャコールならボトムはホワイトよりベージュでということで、PT TORINO(ピーティートリノ)の「EasuWear」を穿き、さりげなくスポーティーに。

 モデルは身長175㎝、体重64㎏、胸囲92㎝で、サイズ44を着用しております。

MODEL:「K.JACKET」ウール・ポリ モノクログレンチェック柄ジャケット
SIZE:44・46・48・50
COLOR:グレイ
MATERIAL:ウール80%・ポリエステル20% 袖裏部分:キュプラ100% 
PRICE:¥143,000(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。


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 同じスーツです。暖色系と同系色のふたパターンご用意しました。【BOGLOLI/ボリオリ】のスーツをセレクトするのは、本当に久しぶり。つい力が入ります。本当はジャケットのみのつもりでしたが、上から下まで完璧な姿に通り過ぎることはできませんでした。副資材を極力省いて構築されるジャケットは、体に吸い付くような感覚。スーツというよりカーディガンに近い心地良さです。

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 ただのネイビーではありません。ブルーの濃淡で表現する、いわゆるメランジ調。ピュアウールでご提案です。

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 何回もトライしてみましたが、色がうまく出ません。横に白場があればと持ちだしたのが、ついに劇場公開された「燃えよ剣」。「007」も気になりますが、まずは先に観たい映画です。いかがでしょう、なんとなく生地感がわかっていただけるでしょうか。

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 Vゾーンについては、近日中にご紹介いたします。

 モデルは身長175㎝、体重64㎏、胸囲92㎝で、サイズ44をややタイトに着用しております。

MODEL:「K.JACKET」メランジ調ネイビースーツ
SIZE:44・46・48・50
COLOR:ネイビー
MATERIAL:ウール100% 袖裏部分:キュプラ100% 
PRICE:¥179,000(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。

そうだ ! 山梨に美味しいワインを求めに行こう!! がテーマのBOGLIOLI/ボリオリのガーメントダイ加工ジャケットです!!

 戦争を知らない世代です。でも8月が一年で最も重い月としみじみと感じるのは、やはり日本人としての感覚なのでしょうか。1970年に発表された、北山修が作詞し、杉田二郎が作曲した楽曲 「戦争を知らない子供たち」。歌詞全てではないにしろ、ある程度はそらで口ずさめてしまうほど、耳に馴染んでいる歌です。広島も長崎にも行ったことはあります。何かができるわけではありません。ただ今から76年前とほんの少し前の出来事だったことを改めて気づく必要があるように思えてならないのです。このコロナ渦だけに、そう強く感じるのかもしれません。

 午前中、撮影から戻ると、良いタイミングで接客させていただいた山梨県南アルプス市からお越しいただいたS様。2年ほど前まで、頻繁に出かけていた八ヶ岳。ついつい話に夢中になってしまい、ぶどうの話に及んだ時には、このまま一緒について行ってしまいたいような、そんな衝動に駆られてしまいました。ほんのひと時ですが、楽しい時間と元気をいただいたことに感謝です。いつもご来店いただいている方々はもちろん、遠方よりお越しくださったり、ウェッブサイトにてご注文下さっている全国の洋服好きの方々に心よりお礼申し上げます。なんて、本日はいつもより神妙な前置きとなりました。

 昨日に続き、大好きな【BOGLIOLI/ボリオリ】です。テーマは、"山梨に美味しいワインを求めて"です。

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 観光地でのフットワークは軽くなくてはなりません。ボトムはインディゴ、ホワイトともにデニム(PT TORINO DENIM)を穿き、軽快にTシャツ(私物のFEDELI)にVネックのニット(Settefili Cashmere)を合わせ、羽織ったのが、

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 コットンエラスタンのガーメントダイ加工のジャケット、モデル「K.JACKET」です。秋冬ものということで、やや起毛感のあるツイル地で、定番色のベージュとダークグレイの2色をセレクトしました。伸縮性に優れ、秋から春までとシーズンを通して、気軽に羽織ることのできるのが、コットンガーメントの魅力です。

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 モデルは身長175㎝、体重64㎏、胸囲92㎝で、サイズ44をややタイトに着用しております。

MODEL:「K.JACKET」コットンストレッチ ガーメントダイジャケット
SIZE:44・46・48・50
COLOR:ベージュ・ダークグレイ
MATERIAL:コットン98%・ポリウレタン2% 袖裏部分:キュプラ100% 
PRICE:¥98,000(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。


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 慎重に選ばなければんらないのが、足元。訪れる場所によって、選ぶ靴は変わります。吸い付くような足馴染みの良い履き心地、スニーカーのような歩きやすさ、そして何よりもエレガントと三拍子揃つているのは、やはりANTONIO PIO MELE(アントニオ・ピオ・メーレ)でしょうか。スウェード柔らかさに加え、シャープなストラップがつけば、自ずと視線が足元に集まりそうです。唯一無二の逸品だけに夏の間に揃えておかれると良いでしょうね。

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 ジャケットのインに合わせたニットは、Settefilli Cashmere(セッテフィーリ カシミア)の新作。あの人気のカシミア・シルクの後染めシリーズです。明日、詳しくご紹介しますので、暫くお待ちください。

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 今年も追加オーダーです。Settefilli Cashmere(セッテフィーリ カシミア)に別注したウールのクルーネックベスト。こちらも明日、ご案内予定です。

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 グローリーガイ店舗裏側の専用駐車場が戻ってまいりました。いつのように西側の出入り口から入ることができます。混雑時は、こちらをお使いください。

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 開催中の【TRAMAROSSA/トラマロッサ】のポップアップフェア。サイズ切れになっていたデニムジャケット&パンツも再入荷です。ちょうど、カシェートメンズには、対抗馬、いや全くテーストの異なる新ブランド【Jeanik/ジーニック】が入荷。ぜひ、着比べてみてはいかがでしょうか。

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 更に、そして最後の踏ん張りです。終了日が決まりましたら、ご連絡させていただきます。 

 シン・俺を信じろ!第4回目は、「秋冬HERNO 第1弾」公開中です!! 7月25日26日のブログにてご紹介しております。こちらも、ぜひご覧下さい。

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