放言高論でお勧めするのは、WILLIAM LOCKIE/ウイリアム ロッキーのジーロンラム タートルネックセーターです!!

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 久しぶりにカッコつけて、スーツを着てきました。昨年、ここ三年ほど着ていない服を整理したのですが、さすがスミズーラのスーツやジャケットは思い切ることはできません。このライトグレイのウィンドウペンのスーツ。8年前、CARUSO(カルーゾ)の当時フィッターであったルカに作ってもらったスーツです。彼には2回、ここ岡崎に来てもらい、イベントに参加してもらいました。4年前、イタリア出張の際、PITTI会場のトイレでばったり。その時に挨拶を交わしたのが最後で、今、どうしているのでしょうか。しばらく着ていなかったスーツですが、改めて着てみると、さすがです。やや丸みを増した、いや落ちた筋肉の部分だけきつく、他は体に沿うようにぴったりです。本来は続けていきたかったCARUSO(カルーソ)。実はボリオリやラルディーニなどを展開する前の主力ブランドだっただけに、とても残念でした。扱うブランドへの責任とは、ブランドの背景や特徴を知り、そのブランドが持つ魅力を最大限、皆様にお伝えしながら、消費者の方を含めた、作り手と代理店さん、そして私たちの共存共栄。せっかく良い関係を築けたとしても、その努力を無にするのは、企業の利益追及による経営方針の変更。川上や途中ばかり見ていて、川下を見ない。洪水を防ぐには支流を作ればいいように、一箇所に利益を集中させるようとするから無理が出る...、いやはや、変な流れになってしまいました。こんなことを書くつもりではと、いつもなら消してしまう文章ですが、スグルもそろそろ言いたいことをいえる年頃になったとご了承くださいませ。

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 ご提案したかったのは、インに着ているタートルネックのニット。イタリアのものではないので、ドルチェヴィータとは言いません。どこのかといえば、

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 隠れ場カシェートで展開の【WILLIAM LOCKIE/ウイリアム ロッキー】のものです。店のルールとして、ブログでご紹介をしてからでないとスタッフの購入ができないため、「いつ公開?」と聞けば、「時間がないから、店頭限定になるかも」の応え。「じゃあ、購入してもいいか?」といえば、「いいいけど、だったら紹介しておいて」と人使いの荒いジュニア。いうことで、私がご案内させていただくことに。展開場所は隠れ場カシェートになります。

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 素材はジーロンラム。ラムズウールとは メリノ種のメリノウールの中でもよりソフトな生後6ケ月までの毛を指しますが、ラムズウールの最高峰はといえば、オーストラリア・ヴィクトリア州ジーロン市にしか生息しない、ぺディグリー種の最高級細番手のジーロンラムズウール。カシミアと比べれば、やや硬さはありますが、発色の良さや保温性、そして堅牢さは申し分ありません。12ゲージほどでしょうか。展開サイズは、38,40,42のスリーサイズ。私が着ているのは、サイズ40です。

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 展開カラーは、漢字で書けば、灰茶。フォーンといったほうがスマートでしょうか。もう一色は赤みをおさえたカーディナルレッド。どちらも上品な色合いです。レッドの方は、次の機会にコーディネートしてご提案させていただきます。

 モデルは、身長175㎝、体重64㎏、胸囲92㎝で、サイズ40を着用しております。

MODEL:ジーロンラム タートルネックセーター
SIZE:36・38・ 40・42
COLOR:フォーン・カーディナルレッド
MATERIAL:ウール100%(ジーロンラム)
PRICE:¥32.000(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。


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 割引対象を広げながら、新春価格から更にお値打ちにご提供させていただいております。セール価格は、通販サイトSUGURU SHOPを参照ください。冬のワードローブの充実にお役に立てれば、仕事冥利に尽きます。

 ※ SUGURU blogも更新されています。ぜひご覧ください。

男の服は不易流行です!!

 帰宅後に入れた部屋の暖房は就寝前にはオフに。湯冷めしないうちにベットに入り、1日の終わりの極楽タイムは読書。目が疲れれば、パジャマの上に羽織るダウンジャケットを脱げずにそのまま布団をかぶってしまう毎日です。どこのダウンかといえば、なんと贅沢なと言われそうで内緒です。昨年までは、ショールカラーのカーディガンを羽織っており、時々、着たまま寝てしまうこともあり、それでは生地が痛みます。もう10年も日常の生活着としている薄手のダウンなら、風邪をひくよりましと酷使しておりますが、さすがのMooRER。つい口が滑ってしまいました。いや、ラグジュアリーなだけではなく、耐久性にも優れている...と、身を以てクオリティーの検証をしている仕事熱心な?洋服屋のオヤジこと、スグルでした。

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 丈夫で長持ちといえば、ジュニアが来ている真っ赤なニット。本物のシェットランドウールを使った英国製のニットです。確か、購入したのは独立する前。30前後でしょうか。東京出張の帰りに名古屋のセレクトショップで購入した記憶があります。数年前にジュニアに譲り、久しぶりに彼がBARENA(バレナ)のセットアップに合わせていました。30年以上前のものが、新しい感性のブランドと違和感なく溶け込んでいる姿を見ると男の服は不易流行ですね。不易流行とは?

 「いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しく変化を重ねているものをも取り入れていくこと。また、新味を求めて変化を重ねていく流行性こそが不易の本質であること。蕉風俳諧しょうふうはいかいの理念の一つ。解釈には諸説ある。▽「不易」はいつまでも変わらないこと。「流行」は時代々々に応じて変化すること」

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 本日のテーマは、そんな「不易流行」の代表的なスタイル。ブレザースタイルにスポットを当てて、ご提案です。

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 【BOGLIOLI/ボリオリ】で見つけたのは、ホップサック調のブラックブレザー。2008年の発表以来、アンコンジャケットの先駆けとして一世を風靡したモデル「DOVER」でセレクトしました。このブランドのことなら、私スグルに聞け!! とは言い過ぎかもしれませんが、日本に上陸して以来、イタリア事情が変わろうとも展開を続けてきました。現代のジャケパンスタイルを牽引してきた【BOGLIOLI/ボリオリ】。今、再びバイヤーの目が向かっているブランドと言えるかもしれません。

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 価格を考えれば、10万円アンダーの定番ホップサックを選ぶのでしょうが、初心者ではなく、目の肥えた大人の方々にご提案するとなると、やや物足りない。そこで見つけたのが、しっとりとした肌触りと目の詰まった、自然な光沢が美しい生地。11万という価格なら、ギリギリです。セールで20%オフになれば、価値は十分にあります。

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 春夏とも秋冬物とも分からない生地ではなく、着る季節を主張するでしょうが、毛羽のない表面が春にも出番を増やしてくれるはずです。ネイビーのブレザーはあるけど、ブラックは持っていない、そんな方にお勧めです。ネイビーとブラックでは共通な組み合わせアイテムでも、印象は随分変わります。カーディガン感覚でエレガントに羽織ることのできる「DOVER」。様々なシーンで活躍させて見てください。

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 かつてBOGLIOLI(ボリオリ)と並んで、双璧ブランドとして展開。その後、TAGLIATORE(タリアトーレ)が加わることで、一旦、品揃えから外した【LARDINI/ラルディーニ】。エージェントが変わり、この秋より4年ぶりにバイイングを再開です。休んでいる間に、De Petorillo(デ ペトリロ)gabo(ガボ)、少量ながらもStile Latino(スティレ ラティーノ)などのナポリブランドを充実させたこともあり、スーツには目を向けずです。ただ、このダブルブレストのネイビーブレザーだけは通り過ぎることができませんでした。

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 セレクト理由は、ご紹介の際にも書きましたが、ただのカシミア100%ならば、さほど執着はしなかったはず。カシミア素材に洗い加工を施すことで得られる、さりげない高級感。素材そのものに存在感を持たせるのは、実は【LARDINI/ラルディーニ】の得意とするところ。この手法は、ボリオリの名を世に知らしめた、カシミア素材のジャケットにガーメントダイ加工(製品染め&製品洗い)を施した「K.JACKET」に共通するものがあります。ピンピンの服を着ているより、くたっとした佇まいが粋なんです。くたっとしていても、いざという時にシャキッとできる...いや、話がずれそうです。

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 本来ならば、いろんな着方をご提案したかったのですが、真ん中サイズの46と48はご紹介と同時に完売。現在、44と50のサイズのみとなっております。イタリア、マルケ州アンコーナで創業した【LARDINI/ラルディーニ】。アドリア海に面した港町で 古代ギリシア人によって築かれた都市に起源を持ち、中世には海洋共和国として繁栄。そんな海の香りが漂ってきそうな、青の色が美しいダブルブレストのブレザーです。サイズが合われる方には、ぜひお勧めいたします。

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 穿いているパンツにもご注目ください。【PT TORINO/ピーティートリノ】のサキソニーストレッチウールパンツです。ご提案の前に、このブランドを取り扱い経緯について、簡単にご説明します。12年ほど前でしょう。PT JAPANはもちろん、タリアトーレやバグッタ、最近ではフェデーリのブランドを有する代理店トレメッツォの代表である小林社長。当時はお会いしたこともなかった氏から突然の電話。最近では、展示会で会う度に、「元気で良かったぁ〜」なんてお互いの生存確認する仲です。内容は「トリノのパンツファクトリーCOVER(コーベル)社から新しくブランドを立ち上げます。監修はMario Stefano MARAN(マリオ・ステファノ・マラン)氏ですので、面白いコレクションになりました」。その時に迷うことなく、展示会に伺う約束をした理由は、かつてCOVER(コーベル)社のパンツを取り扱っており、これからという時に日本に代理店がなくなってしまっていたのです。今思えば、PTの立ち上げの準備期間だったと合点が行きます。堅実な作りでも表現力にやや乏しさを感じていたコーベルのパンツ。展示会で紹介されるや、全く別物と思えるほど、華やかで存在感のあるパンツに変わっていました。何度も書いておりますが、創業当時からパンツの強い店を目指しており、展開しない理由は見つかりません。数年前に出演させていただいた菅原靴店さんのYou Tube「Talking.sugawara bar」にて小林社長がブランドが誕生するまでの過程を話されています。ぜひご覧ください。

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 写真では表すことのできない美しい生地と色合いです。ご案内のブログでも書きましたが、今回のコレクションの中で最もときめいたパンツなんです。さらに、魅力のあるパンツに仕上げているのは、GENTLEMAN FITというシルエット。デザイナーがドメニコ氏に変わることで、美しいヒップラインとともに脚長効果も備えた唯一無二のシルエットを実現しているのです。

 いかがでしたでしょうか。本日のテーマは「不易流行」でした。

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私たちがなぜ【HERNO/ヘルノ】を選ぶのか?【HERNO/ヘルノ】でなければ、表現できないデザインとは?

 めまぐるしく変わるのは、天気。寒い日の後には、10度を上回るポカポカ陽気。昨日は一日中雨。そして今日は寒風吹きすさぶ寒い日です。風邪をひかないように注意しましょう。

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 ついつい選んでしまうのが、肩の凝らない軽さと暖かく身を包んでくれる服。今、最も気に入っているのが、PHIL PETTER(フィルペター)のタートルネックとBorelio(ボレリオ)のパンツ。足元はSpring Court(スプリングコート)のレザースニーカーです。そんな今日の出で立ちに立て続けに羽織ったのが、【HERNO/ヘルノ】のコートです。

 私たちがなぜ【HERNO/ヘルノ】を選ぶのか?【HERNO/ヘルノ】でなければ、表現できないデザインとは?が、本日のテーマです。まずは歴史から、ご説明しますと、

 創業者はジョゼッペ・マレンツィ。ジュゼッペ・マレンツィは戦後間もない頃にレインコートを製造する会社で働いていた経験を活かし、1949年に会社を立ち上げました。ブランド名の「ヘルノ」とはレーザの街のマジョーレ湖と工房のすぐ近くを流れていたエルノ川を示しているそうです。
レーザの街は湿度が高く、雨が多い地域だったため創業当時は紳士用のレインコートを専門に製造・販売を手掛けていた歴史があります。その後レディースウェアも手掛けるようになり、レインコートだけでなくカシミアコート・ジャケット・ドレス・スーツなど徐々にアイテム展開を広げていきます。

 2008年にニールバレットとコラボしたダウンウェアを発表。羽毛を直接ポリエステルのコート生地内に入れるという特殊な技術が使用され大きな話題となり大ヒットしました。このダウンジャケットが大ヒットしたことにより、日本でヘルノといえばダウンウェアのイメージが定着しましたが、元々はクラシックな正統派コートブランドとして成長してきた歴史を忘れてはいけません。さらに詳しい情報は、こちらからご覧ください。

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 モデルは「Pl0557U」前身切り替えフーデッドダウンコートです。少し前の商品で、サイズは46のみですが、ヘルノらしいモデルということでピックアップしてみました。

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 POLAR-TECH により、撥水機能に加え、高い断熱機能によって外の冷たい空気はシャットアウトし、中の暖かい空気は外に逃がさないように閉じ込めてくれます。またダウンパックでも軽い着心地を実現しています。前身頃の切り替えがあることで、無表情になりがちなブラックのダウンに個性を与えてくれています。

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 ウール地とポリエステル素材のコンビネーション。ダイヤゴナルのメルトン地がアクセントになっているモッズコート。ヘルノらしいモデルです。残すサイズが48のみとなっていましたが、今日の出で立ちに羽織ってみれば、このサイズの方がいい。実は昨年暮れにヘルノのダウンを手放してしまい、その理由がサイズ感。かつてサイズ46で購入していただけに、少し緩めめのニットを合わせると窮屈なんです。デザインによって一概には言えませんが、着丈の長いモデルならワンサイズ上げた方が良さそうです。ただ、このモデルにはライバルが...

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 展示会でさりげなく羽織っていた人がいるのです。誰かといえば、

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 マスヤマです。彼も寒がり。この時期、彼はムーレーとカナダグースを交互に着て通勤していますが、そろそろ新しいダウンが気になりだしているはず。なんて勝手な推測ですが、彼と好みが似ており、意外と重複して所有しているものが多いのです。そろそろ牽制しておかないといけません。詳しくは、こちらのブログをご覧ください。

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 もしマスヤマが欲しいといえば、これにしようかと狙いを定めたのが、この「CA0071U」 ウールナイロン スタンドカラーコート。サイズ48がちょうど良いサイズ感です。もしかして正月太り?いやいや、体重は増えておりません。ご案内するのは季節の初めだけにインに着るものが薄着。実際に着る季節は真冬ですので、よりリアルなサイズを感じるのでしょう。そうなると、展示会でのオーダーが変わるかもしれませんね。

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 ウール系のコートは、TAGLIATORE(タリアトーレ)やLARDINI(ラルディーニ)などのテーラードブランドからも展開されていますが、防寒や防水となると、やや頼りなく感じるはずです。見た目の美しさも大切ですが、やはり寒さや急な天気の変化から身を守るのが、この季節のコートの役割。そうなると、やはりレインコートの実績を持ちながら、ダウンなどの中綿入りのものが重宝するはずです。なぜ【HERNO/ヘルノ】を選ぶのか?その答えが、ここにあるのです。ブログを書きながら、ふと思い出したことがありました。それは、YouTubeの「SUGURU STORY」。ヘルノについて語っておりますので、再度、ご覧になっていただければ、ヘルノの魅力をご理解いただけるかと思います。

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 お待たせいたしました。今週の金曜日、1月14日より 2021-22年秋冬のWINTER SALEを開催させていただきます。プロパー(定価)でご購入された方の気持ちも配慮しながら、一年で最も寒い季節に決めさせていただきました。価格につきましては、明日の夕暮れ時より、通販サイトSUGURU SHOPに随時反映させていただきます。皆様のワードローブの充実にお役に立てれば幸いです。



スーツを切り離して、単品のジャケットとパンツのセットアップにしてみたDe Petrillo/デ ペトリロのコーデュロイはいかがでしょう!!

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 起きてみると、そこは雪国...ほどではありませんが、二階の窓から見える長閑な雪景色です。

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 出かける時間になっても雪は降り止みません。さらに大粒になっていますが、この雪は積もることはなく、昼には止んでしまうことでしょう。気温は低く、1℃。ここ岡崎の冷たい1日が始まります。ただ、本格的な寒さはこれから。三河の空っ風といい、山から吹き降ろす冷たい風が体感温度をさらに下げます。以前、札幌からお越しいただいたお客様から、「岡崎は寒いね」なんて言われたりもしました。気温以上に気にするのは、風の強さ。まずは全ての首を温めながら、腰を労わりつつ、この冬を乗り切ろう!!です。

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 見覚えのある方は多いかもしれません。【De Petrillo/デ ペトリロ】のコーデュロイスーツです。セレクトは少し前。好みの方はお見えになるはずと思いながらも、なかなか嫁いでくれません。コーデュロイ、ダブルブレスト、スーツの三拍子揃った気位の高さに躊躇されている男性も多いのかなと。ならば、ジャケットとパンツを別売りにして、セットアップ対応にすればどうなんでしょう...ということで、ご提案です。

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 陽射しのせいか、やや赤みが出ています。もう少しオリーブに近い色になります。時間や光の具合で変化を見せるのが、細畝のコーデュロイの面白さでもあるのです。凹凸感の少なさは着る季節の幅を広げてくれます。

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 PT TORINO(ピーティートリノ)のグレイデニムに合わせてみました。腰のパッチポケットは、ジャケット単品として着ることを想定して選んでおります。巻いたのは norlha(ノラ)ツートン柄ストール。ヤクの素朴な風合いを楽しめます。コーデュロイジャケットに合わないボトムは、同素材のコーデュロイはもちろんですが、ナイロン系の機能素材。デニム、あるいはウール素材が最も相性が良いでしょう。細畝は無地と考えて、チェック柄パンツも選択肢の一つです

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 インにニットを選ぶとすれば、ジャケットがダブルだけに、無地が無難です。ブラウンやカーキ、グレイなどいろいろ想像できますが、メリハリをつけるならブラックかホワイト。ブラックは私物ですが、ホワイトはZANONE(ザノーネ)のものになります。

 モデルは身長175㎝、体重64kg、胸囲92㎝で、サイズ46を着ております。

MODEL:細コール ダブルブレストジャケット
SIZE:44 ・ 46 ・48 ・ 50
COLOR:ライトオリーブ
MATERIAL:コットン98%・ポリウレタン2% 
PRICE:¥123,000 (本体価格) +税 → 新春価格 ¥86,100(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。


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 スーツの組下になっていると、案外とパンツの良さに気がつかないものです。敢えて、ボトムとして取り上げると、とても魅力的。時間帯なんでしょうか。やはり写真は赤みが出ていますが、事務所のデスクに置かれているパンツの色を見れば、グレイッシュなオリーブ。パンツ専業ブランドには出せない上品な色合いになります。

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 シルエットも綺麗です。ワンプリーツの程よくゆとりを持ったテーパードフォルムは、トレンドとは関係のないクラシックラインです。合わせやすいパンツだけに、つい欲張りそうですが、オススメの2コーデをご覧ください。

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 まずは、ジャケット。TAGLIATORE(タリアトーレ)のホームスパンを羽織ってみました。かつての大柄チェックが影を潜め、ここ数年、台頭してきているのが、ヘリンボーンやガンクラブチェック、そしてこのホームスパンなどの英国柄。この傾向は、来年も続きそうです。

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 いやはや、羽織るとやばいのが、RUFFO/ルッフォのG1ラムナッパレザージャケット。隠そうとしても隠しきれない大人の色香に包み込まれているような、そんな酔の着心地です。なんと色っぽいレザーブランドなんでしょう。来年の価格を鑑みて、お値打ちにしたことを後悔するほど、いや今さら戻せません。このコーデュロイパンツと組み合わせは、大好物です。

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 お気づきになられたでしょうか。ボアを外して着ております。一般的にG1モデルはボアをとれば、CINQUANTA(チンクアンタ)やMooRER(ムーレー)のように身頃と同じ襟がつくのですが、このモデルはMA-1にみるノーカラーです。セレクト理由の一つになっているといっても過言ではありません。

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 ご案内させていただいた時もコーデュロイパンツで合わせていました。ただ、こちらはBorelio(ボレリオ)の親子コールでした。

 モデルは身長175㎝、体重64kg、胸囲92㎝で、サイズ46を着ております。

MODEL:細コール ワンプリーツパンツ
SIZE:44 ・ 46 ・48 ・ 50
COLOR:ライトオリーブ
MATERIAL:コットン98%・ポリウレタン2% 
PRICE:¥40,000 (本体価格) +税 → 新春価格 ¥28,000(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。


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 明日は、ダウンブランド【MooRER/ムーレー】にスポットを当てます。年々、増えるモデル数。そんな中から、なぜ、このモデルを選んだのか、そんなセレクト動機を中心にご提案していきたいと思っております。ご期待ください。

✳︎ 本日、SUGURU blogも更新しております。暖かなニットのご紹介です。

若者からエキスを吸い取って不老不死を手に入れる...ではなく、本日のご提案とStile Latino/スティレ ラティーノのショールカラーカーディガンのご案内です!!

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 我が家ではありません。年賀の挨拶と共に送られてくるのは、おせち料理の写真。さすがアクセサリーデザイナーだけあって、料理も繊細です。ちゃんとお屠蘇も用意してあり、本格的。お屠蘇とは、一年間の邪気を払い長寿を願って正月に呑む縁起物の酒であり風習です。

ところでお酒は日本酒?いやいや、どうも違うようです。調べてみれば、中国の後漢の時代に華佗が発明した薬酒。ちょうど少し前に読み終えた宮城谷昌光さんの「草原の風」の時代で、25年〜220年とかなり歴史は古い。日本に到来したのは、平安時代、嵯峨天皇の時代。数種の薬草を組み合わせた屠蘇散は漢方薬のようですね。そこにお酒やみりんを加えて作られます。小・中・大の三種の盃を用いて、元旦の朝、年少のものから年長のものへの順に呑むのですが、その理由は?

ここからの情報は、1月2日に放映されたNHKの「チコちゃんに叱られる!!」からですが、"若者からエキスを吸い取って不老不死を手に入れるため"だそうです。いやぁ、良い情報を得ました。来年の正月から実行しなければいけません。初売り前に年の若い順から飲ませるとなると、まずはジュニア、マスヤマ、タカイ、そして最後にナグラさん?いや、タカイで留めておきましょう!!

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 改めて、明けましておめでとうございます。私の側には寅がいますので、腰が治り次第、昨年以上に躍動するつもりです。本年もどうぞ倍旧のお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。さて、早速、仕事モードになっている私スグル。重いものは若い者に任せ、本日も楽しみながら、ご提案していきます。

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 風景が変われば、洋服の見え方も変わります。柔らかな背景とクールな背景の違いです。すべて、私物になります。BERNARD ZINS/ベルナールザンスのストライプ柄ワイドパンツとSpring Court/スプリングコートのレザースニーカーはいつものスタイル。今年になってワードローブに加えたのが、PYRENEX/ピレネックスの「ESCAPE」ノーカラーダウンベストとPHIL PETTER/フィルペターのシェットランド風タートルネックセーターです。

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 カミさん、ヨガやフラの先生など、カシェートスタッフのマヤさんはもちろん、私の周りにいる女性に無理やり?いや自然な流れで着ていただいているフランスのダウンブランドが【PYRENEX/ピレネックス】。かつてモンクレールを長年扱っていた私としては、どこか親しみのあるブランドでもあるんです。カシェートブログの紹介時から気になっていたダウンベスト。その理由は、屋外や室内の両方で重宝しているのが、8年前に購入したMooRER(ムーレー)のダウンベスト。ただ最近の緩い服に合わせるのには、当時の主流だったピタピタフィットサイズ44ではバランスが悪いのです。そこで狙いをつけたのが、このノーカラーのダウンベスト。サイズSが、程よいゆとり世代でした。

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 ビフォーアフターでお見せすればよかったですね。実は本日、合わせてきたニットがZANONE(ザノーネ)のミドルゲージのタートルネックセーター。それもブラックのサイズ46。ザノーネは小さめですからと、展開当時はサイズ48を選んでいたのですが、やはりタイトフィットの流れに逆らえなかったんですね。ある時期、どの服もタイトなものばかり着ておりました。そうなると、ワイドパンツにこのダウンベストではバランスが悪いんです。そこでチャンス到来!! 新春に新しい服をと【PHIL PETTER/フィル ぺター】のシェットランド風タートルを購入。ブラックのサイズMを選択です。昨年まではコットンで提案されていましたが、今回よりアルパカ混ウールに変更。ウールのチカチカ感が気になるかと思えば、全くそんなことはなく、軽い、暖かい、可愛いと三拍子揃った大人が着るにふさわしいニット。色違いで揃えてもいいかもしれません。

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 参考までに、こちらが穿いている【BERNARD ZINS/ベルナールザンス】です。ライトグレイのチョークストライプ柄というクラシックな生地をザンスならではのモダンなフォルムで、テーパードなシルエットにはない斬新で新鮮なパンツに仕上げています。サイズ46、デニム30の私でサイズ40がジャストになります。

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 足元は、愛用の【Spring Court/スプリング コート】の「G2」レザースニーカー。ビートルズのジョンレノンが好んで履いていたからではなく、フランス人の女優・ブリジット・バルドーに憧れていたからなんです。ただ彼女が履いていたかどうかはわかりませんが、きっと履いていたはずなんて、同じフランスを感じたかった、そんなアイドルに憧れる、ませた青年の心境でしょうか。昔から小悪魔的な女性には弱い...は余談でした。

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 忘れてはいけません。年末、最後の営業日にご提案させていただいたStile Latino/スティレ ラティーノ】のショールカラーカーディガン。時間がなかなか取れず、本日のご案内となってしまい申し訳ございません。重ねてお詫びしなければいけないのが、現在の在庫状況。さすが注目度の高いラティーノ。店頭での人気も高く、ご用意できるサイズが少なくなってしまいました。お許しください。

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 モデルは身長175㎝、体重64㎏、胸囲92㎝で、ブルーミックスはサイズ44を、グレイミックスはサイズ46を着用しております。

MODEL:カシミア・シルク ショールカラーカーディガン
SIZE:44・46・48
COLOR:ブルーミックス・グレイミックス
MATERIAL:カシミア76%・シルク24%
PRICE:¥120,000(本体価格)+税 → 新春価格 ¥84.000(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。


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 年末年始の"ゆく年くる年フェア"開催中です。現在、新春価格でご提案させていただいております。

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 隠ればCachette/カシェートでは 恒例の"福引き抽選会"が盛り上がっております。期間は、今週金曜日、7日までとなります。詳しくは、SUGURU blogにてご案内させていただいておりますので、覗いてみてください。

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