2021.05.30
本日のテーマは、グレイ。グレーともいい、白と黒の間にある、曖昧さからグレーゾーンなんて言葉もあります。イエス、ノーをはっきり言わず、白黒つけるのが苦手な日本人が好きなゾーンとして、時々、例に出される言葉ですが、裏を返せば、協調性があって控えめ。色目としては、自己主張せず周囲の色を引き立てる調和の色です。上品で、落ち着いたイメージを与えるグレイ。物事を受け入れやすく、忍耐強くなれるなんて心理効果もあるだけに、今、とても気になる色目です。実は、今季、意識的にセレクト。ピックアップしてみましょう。
先ほど、カシェートテラスで撮影したのは、GTA(ジーティーアー)のコットン・リネン ホップサックパンツにBARENA(バレナ)のコットンワッフル プルオーバーシャツを合わせ、Settefili Cashmere(セッテフィーリ カシミア)のラウンドネックセーターを肩がけしております。
5月7日のブログに登場したORIAN(オリアン)とGTA(ジーティーアー)。その際もグレイ同士のコーディネートです。古くから親しんでいる代理店さんに変わったこともあり、久しぶりに力を入れているGTA(ジーティーアー)。派手さはありませんが、いぶし銀のような存在のパンツブランドです。サイズに注目ください。紹介の際(下の写真)はサイズ46を穿きましたが、どうやら44でも穿けてしまうようです。ワンサイ下げると、こんなにも雰囲気が変わります。
Settefili Cashmere(セッテフィーリ カシミア)といえば、この写真。タカイが着ているボタンレスカーディガンもグレイです。
同じくタカイがご案内させていただいたORIAN(オリアン)のリネン・コットン スキッパーシャツ。マイナーチェンジを施された3年連続の人気アイテムに、今回、グレイが仲間入りです。カーキのパンツ(BERWICH)とも相性は抜群です。
タカイに負けずに、カーキのパンツ(INCOTEX SKACKS)に合わせたグレイのニットは、ZANONE(ザノーネ)のパイル地半袖ニットです。ついに季節が到来です。
eleventy(イレブンティ)のTシャツも他の色を選ばず、杢グレイ一択でした。
ドレス寄りのグレイパンツでも、こなし方でラフに穿けます。特にeleventy(イレブンティ)のストレッチウール シャーリングパンツなら尚更です。グレイの持つ名脇役的存在が、キャメルやオレンジ系などのアクセントカラーも穏やかに包み込んでしまう、そんなコーディネートが上の写真です。ニットはSettefili Cashmere(セッテフィーリカシミア)、ジャケットはeleventy(イレブンティ)です。
3月21日のブログをご覧ください。この日もグレイを中心にして商品のご案内をしております。毎回、定番として選ぶCINQUANTA(チンクアンタ)のシングルライダーズも今回、グレイをセレクトしております。かつて、ファッション誌でグレイの魅力を伝えておりましたが、その際のキャッチフレーズが「グレーは100の表情をもつ」。まさにグレイの魅力は、ただセレクトする際に気をつけていることは、地味にならないこと。常に"若々しくあること"は忘れてはいけません!!
グレイを意識したのは、カジュアルだけではありません。スーツでも同じです。
新たにモデル修正したgabo(ガボ)の「Loro Piana「Zelander」ミディアムグレイ ピンチェック柄スーツ」
De Petrillo(デ ペトリロ)では、ミディアムグレイのピンチェック柄スーツとチャコールグレイの無地スーツをご提案。不景気の時に売れるのが、グレイ。汚れが目立たない、組み合わせが自由自在、飽きがこないなどの理由で重宝されるのでしょうが、今はスーツが売れない時代。でも、社会的、精神的に必要なのが、スーツ。ネイビー無地の次には是非揃えておきたいグレイのスーツです。
いかがでしたでしょうか。本日はグレイのアイテムをいくつか挙げて、グレイの魅力についてお話しさせていただきました。
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