2020.12.27
夕食時、つけたテレビの画面に映し出されたのは、高倉健さん。他に大原麗子さんや杉浦直樹さんなど懐かしい顔ぶれが登場してきます。映画かなと思いきや、今から28年前の1992年4月11日・18日にNHKで放送された山田太一さん脚本『チロルの挽歌』の再放送でした。因みに杉浦直樹さんは、ここ岡崎の出身で、確か、実家が街の中心地、康生通りにあった呉服屋さん。お兄さんが珈琲館という喫茶店を経営されており、私も良く通ったものです。その珈琲館の近くに映画館があり、偶然にも館内で姿をお見掛けしたこともありました。当時、付き合っていた彼女と珈琲館で待ち合わせし、映画を観た後、また珈琲館で...。学生時代の懐かしい思い出が蘇ります。
高倉健です。歳を取れば似てくるかなと思っていましたが、似てくるはずもありません。健さんと言えば、BARACUTA(バラクータ)G-9。『チロルの挽歌』の中でも健さんのバラクータ姿は健在です。ネイビーとナチュラルの2色を交互に着こなされ、そのさり気ない着こなしに、胸キュン?いや、うっとりです。本日、羽織っているBARACUTA(バラクータ)はAUTHENTIC FITのコーデュロイハリントンジャケット「G9 WINTER」。50年代のG9シリーズを復活させたアーカイブシリーズで、定番のレギュラーフィットに比べアームやボディが少し大きめなシルエット。レギュラーフィット38を着る私スグルでサイズ36を着用しております。You Tube「カシェート販売員チャンネル」でもご紹介しておりますので宜しければご覧ください。
間違い探しです。何を間違えたのでしょう? なんて、見れば分かります。シャツの選択です。ここのところシャツを着る機会、それも白のボタンダウンシャツ。現在、洗濯籠に2枚入っており、急遽、BAGUTTA(バグッタ)のピンホールシャツのピンを外して着てきました。ニットは話題のWILLIAM LOCKIE(ウィリアムロッキー)のクルーネックですが、暫くはおとなしく収まってくれている襟がいつの間にか飛び出てしまうのです。気が付いては戻しての繰り返し。整った襟元を演出するのは、やっぱりボタンダウンだということで、本日のご提案です。
候補に挙げたボタンダウンシャツは、この4ブランド。美しい膨らみを検証します。
まずは英国トラディショナルを代表する【Drake's/ドレイクス】。かつてはネクタイやマフラーをセレクトしていましたが、暫くはお休み。久しぶりにセレクトしたのは、今となっては貴重な英国製シャツ。それもアメリカンテーストたっぷりなオックスフォードクロスのB.Dシャツでした。詳しくは、こちらのブログをお読みいただくとして、着用後の感想です。着用サイズは38ですが、ゆとりのあるフォルムです。生地感もボタンダウンの襟のロールも申し分ありません。肩幅や胸囲のある方や少しゆとりのあるサイズをお好みの方にはお勧めのシャツになります。
次に選んだのは、この2.3年でドレスシャツコーナーの大半を占めるようになった【Maria Santagelo/マリア サンタンジェロ】。日本人の体型にも合う、バランスの取れたナポリのカミチェリアです。洗いをかけたセミドレスではなく、ネクタイを締めることを前提としたドレスシャツだけに表情はやや硬め。ノータイをイメージしての選択ですが、時にはネクタイもしたい...そんな欲張りな考えでネックサイズ39を選んでいます。アメリカンタイプのボタンダウンと違い、ロングポイントの「MBD」はエレガントさのある襟型です。
上の2ブランドと比べると、見るからにタイトです。グローリーガイで最も長い(25年)付き合いになる【GUY ROVER/ギ・ローバー】。オックスフォードクロスのB.Dシャツは大定番です。着用サイズはS(37.5~38.0)。所有しているFinamore(フィナモレ)に近い着用感です。かつてガイローバーなんて読んでアメリカのブランドと思い込んでいたほど襟のロールにブルックスを感じます。
潔く、ネクタイはしないシャツと購入を決めたのは、この【GUY ROVER/ギ・ローバー】。下げ札を切って、そのままニットを着ます。最初の写真と比べて、クルーネックに沈むこととなく、きれいなロールを描いて自己主張しているのがお分かりになるでしょうか。ボタンダウンの場合、襟越しが高すぎても低すぎてもだめで、大体4.0㎝ぐらいが理想になります。
もともとボタンダウンシャツとは、ブルックス・ブラザーズの創始者のお孫さんがポロ競技のボタン留め(襟がめくり上がらないように)のシャツにヒントを得たのがきっかけ。その後、アメリカ東部の大学生の間に流行し、アイビールックの象徴として全米に。当時のボタンダウンシャツはエリート階級の象徴であり、ハーバード大学出身のケネディ大統領が、プライベートで愛用していたボタンダウンシャツを公式の場で一切着なかったなんてエピソードもあるぐらいです。私の中学時代は、学生服の下にボタンダウンシャツを着ていると不良だなんて言われたものです。本当の余談でした。
忘れておりました。【Finamore/フィナモレ】のボタンダウンと言えば「LEONARD」。白ではありませんが、このピンクのキャンディストライプに惹かれます。ピンク無地は持っていますが、最近、やや顔写りが悪いのは、色調のせいでしょう。白が入ることで明るい表情になり、着てみると若々しいのです。
つい散財です。いつものサイズSをご購入です。タートルネックの出番の多い季節ですが、今年はシャツにニットのスタイルが増えています。タートルネック=ドルチェヴィータ=甘い生活=自由人の方程式が崩れ、いや退屈になっているのかもしれませんね。
更に気持ちが前に進めば。こんなフェアアイル柄のセーターも気になりだします。WILIAM LOCKIE(ウィリアムロッキー)のもので、シェットランド諸島フェア島発祥の400年以上も編み続けられている伝統的なニット柄です。
そうなると...なんて、服欲は尽きません。最後に羽織ったのは、GRENFELL(グレンフェル)のウールフランネルの「Golfer」。グローリーガイのブログなのに、まるで隠れ場カシェートのブログになってしまっております。本来、担当のジュニアは、福引抽選会で忙しく、代わりに私が力を込めて書かせていただきました。
今月の12日から21日まで隠れ場カシェートのスタジオで隠密に開かせていただいた「LAST ONE FAIR」。洋服(ラストワンサイズ)との出会いを楽しんでもらうのがコンセプトのフェアです。知る人ぞ知る場所だけに、「気になるけど行けなかった!!」のお声を多くいただき、場所をグローリーガイに移動し、コーナーにて展開します。驚くほどの割引率でご提供させていただいておりますので、一見の価値はありです。また、このイベントは通販サイトSUGURU SHOPの「OUTLET」にも反映させていただいております。秘蔵の品?を探し当ててください。
隠れ家カシェートにて福引抽選会が始まりました。詳しくは、SUGURU blogをご覧ください。
☆年末年始の営業日についてのお知らせです。
年末は30日(水)まで、年明けは3日(日)より。12月31日~1月2日の3日間はお休みさせていただきます。尚、29日の火曜日は定休日ですが、隠れ場カシェート共に営業させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。