通勤途中のコンビニ通いは、いつものルーティン。駐車場で待つこと１０数分。たきつける様な雨は一向に止みそうもありません。レインコートは着てきたものの、この雨では役に立たないでしょう。ここで濡れたくないと、諦めて車を出せば、職場についたころには小降りに。もう傘を差さなくても、レインコートさえあれば安心です。車通勤でのレインコートの使い方です。

　着ているのは、De Petrillo(デ ペトリロ)のウールカルゼ。秋冬物ですが、毛羽が無い為、本人は合いものと呼んでいます。久しぶりのスーツ姿で待っているのは、雨上がり。天気予報では、午後3時には止むとのこと。待つ理由は、レインコートの撮影の為です。商品だけに雨に濡らすわけにはいかず、かといって晴天では雰囲気が出ない。撮影のタイミングとしては、雨が上がった後が最適なんです。本日は、私の出で立ちに、お勧めレインコートを着て、新作ネクタイをご紹介と、やや面倒な企画です。

　羽織ったのは、HERNO(ヘルノ)「Laminar」シリーズの「脱着式フード付き立襟コート」。リネン×合成樹脂×ポリエステルをラミネート加工して作られた3層構造で、防水&防風を兼ね備えた機能素材です。その名は「GALWAY/ゴールウェイ」。ハリのある生地感が、一見、あのMACKINTOSH(マッキントッシュ)のゴム引きの進化版かと見間違うほど。ただゴム引きは、平面的なコットン。こちらはリネンのまろやかな風合いを楽しんでいただける逸品です。スコットランドとイタリアの違いはあれど、共通しているのは、どちらも世界有数のレインコートブランドということです。1830年当時、画期的だったゴム引き。そして今、進化した機能素材を駆使して作り出すHERNO(ヘルノ)のレインコレクション。手に入れない理由はありません（モデルは身長175㎝、体重64㎏、胸囲92㎝で、サイズ46を着用）。

　同じくHERNO(ヘルノ)の「Laminar」シリーズからお勧めするのが、「脱着式フード付きバルカラーコート」。こちらはリネンではなく、コットン×合成樹脂×ポリエステルをラミネート加工して作られた3層構造の「ALABAMA/アラバマ」。防水&防風を兼ね備えた機能素材です。炭黒に青みを入れたダークネイビーならビジネスにも使いやすいレインコートになるのではないでしょうか。

　「Laminar」シリーズ、最後にご紹介するのは「GORE-TEX 2層構造 フーデットロングコート」。羽織った際の軽さが、未だに忘れられません。この軽さは、この面積をもつコートとしては、かなりの優れもの。ゴアテックスの「PACKCLITE SHELL」という2層構造の機能素材を採用することで実現しています。裏面に耐摩耗加工が施されている為、内部の滑りが良く、さらりとした着心地は、中に着る服を選びません。やや緩めなサイジングも着やすさの一つでしょうか。

　そういえば、先にご案内させていただいた上の二つはタカイちゃん、その下はマスヤマくんと初回のご案内は私ではなかった...でも、このHERNO(ヘルノ)の「ロロ・ピアーナ RAIN＆WIND SYSTEM ステンカラーコート」は少し前に私がご案内しております。だからというわけではございませんが、少しだけ力んでおります。

　初回の時は、こんな感じで遊んでおりましたが、実に真面目で幅広く使える柔軟性のあるレインコートです。さらに言えば、

　ここのファブリックを使っている、とてもラグジュアリーなコートと言えるのです。どのコートにも言えるのですが、まだまだ風が冷たい日であれば、秋冬物に。気温が上がれば、春物に。そして、季節の変わり目の荒れた天気は秋にも訪れます。スプリングコートというより、レイニーウインドコートとしてお使いください。

　最後に、TAGLIATORE(タリアトーレ)から「ラグランスリーブ ナイロンバルカラーコート」です。」。Aラインに近く、ドレス、カジュアルのどちらにも対応できる万能コート。さりげなく、それでいてカッコいいフォルムは、【TAGLIATORE/タリアトーレ】ならでは。春風が吹くのが待ち遠しくなる、いや、寒い日なら冬物に羽織れば、すでに気持ちは春になっているはずです...は、前回のコメントでした。こちらもサイズ46を着用しております。

　さぁ、ここからがネクタイのご案内...のつもりでしたが、時間切れです。この続きは、明日に。今日の岡崎の気温は、９度ぐらいでしょうか。雨は止んだものの風があるせいか、肌寒く感じます。車だからと言って面倒臭がらず、ちゃんと着て、温度調整しなければいけません。体調管理が一番のサスティナブルです。