2019.12.18
ここ数年、暖冬と言われ続けてはいるものの、流石にこの時期になればアウターが必要な気温になるはずなのですが、本日の最高気温は16℃。
今週末には寒さが戻るようですが、週単位で変わる気候に、暖かい日も寒い日も、いつも同じ格好では気持ち良く過ごすことはできないですし、代わり映えしない格好は楽しくないですよね。
さて、本日もモデルとして登場するのはナグラ。
彼のワードローブは、オンもオフもジャケットスタイルが多く、"冬はそれに合わせるウールやダウンのコートが多いから今日みたいに暖かい日は困るんだよね"、とのこと。
確かに。拘りの強いナグラらしい話ですが、アラフィフの悩めるカタブツ男子に、"じゃあこんなのどう?"というのが本日のblogです。
ごくごく個人的な話からスタートしてますが、心当たりの皆さんにもご参考頂きたいと思います。なお、コーディネート提案は、今回もタカイがご案内します。
まず提案したのは、ZANONEのショールカラーカーディガン。ローゲージニットで、アウターとしても活躍するニットカーディガンです。
そこにコーディネートしていくものを、順にご案内しましょう。まずはインナーです。
選んだのは、シャツではなくJOHN SMEDLEYの24ゲージタートルネック「CONNELL」。レディースだけでなく、今ではメンズでも広がりを見せるツインニット提案。でも、ニットの柔らかさだけでは可愛い過ぎると言うので、間にMONTEDOROのミニ千鳥格子柄ジレを挟んで、ジャケットスタイルのような印象にまとめました。
デニムはほとんど穿かないということなので、あえてセレクトしました。喰わず嫌いには、時に強引な提案も必要です。
あまりデニムを穿かないという方でも、いわゆる作業着的なカジュアルデニムではなく、ジャケットに合わせるためのデニムをイメージしているJACOB COHENであれば、取り入れやすいはずです。
Daniel&BobのワンショルダーバッグとDOUCAL'Sのチャッカブーツは、共にブラックスエードです。
そして、出来上がったのがこちら。お硬いのは趣向だけではなく、ポージングも。何百枚撮ったでしょうか。でも、その硬さがほぐれたのはニットを着たからでしょうか。
休日にリラックスした時間を過ごすなら、やはりニット。肩肘張らない気楽さと、リブ編みによる気軽さが休日を快適なものにしてくれます。ただ、整然と編み込まれたZANONEだからこそ、品を保ちつつ着用した姿は精悍な顔立ちに見せ、ジャケットの代わりをしっかりと勤め上げてくれます。
また、サイズがタイトめに設定されているZANONEは、158㎝と小柄なナグラも、size:44でジャストサイズです。
続いてはもニット。ジャケット感覚のZANONEに対し、ブルゾン感覚で羽織るSettefili Cashmereのケーブル編み立ち襟カーディガンです。顔映りに悩むナグラにとって、前回提案したジャケット着てから、映える(ばえる)明るい色やデザインは気になるようです。
インナーからチラッと覗くのは、FILIPPO DE LAURENTIISのボルドータートルネック。首に巻いたのは、Joshua Ellisのマルチカラーマフラー。共に、暗くなりがちな冬の顔映りを明るくする、映えアイテムです。
パンツはINCOTEXのモールスキンパンツ。ここでは色合いを大切に、全体の印象をゴチャゴチャさせないように、同色系でまとめました。また、ニットの風合いにモールスキンの質感も馴染ませています。
バッグとシューズも同色系で、ZANELLATOのバッグは明るい色でアクセントにし、濃色で全体を引き締めるのは、本日ちょうど履いていたParabootのスエードシューズ。
で、完成系はこんな感じです。
スポーツやミリタリーなどから生まれたアウター屋のブルゾンではなく、ニット屋が作るブルゾンは大人顔ですね。彼の心の中まではわかりませんが、心に癒しをもたらせてくれるニットでしょうか。
でも、映える色によって、顔は良い表情をしていました。
膨張色として敬遠される方も多いオフホワイトですが、それを感じさせないタイトなサイズバランスです。
また、ケーブル編みと聞くと、野暮ったい印象を持つ方もいらっしゃいますが、これなら、トラッドテイストを踏まえつつ、若々しいモダンなスタイリングができますね。
皆さんの休日にもいかがでしょうか。ぜひ、ご参考に。
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