創業当時から、描き続けた夢があります。何かといえば、ショップの地下に床屋さんを作ること。別に地下に拘っているわけではなく、併設できればいいのです。ゆりかごから墓場まで...いや、これはイギリスの社会保障の話。"頭のてっぺんから爪先まで"が正しく、オトコの身嗜みは頭のてっぺんから、いわゆる床屋さんから、ただ爪先は、爪ではなく靴のことです。靴を磨いてくれる場所もあれば最高です。

　接客の合間を縫って、44年の長きに亘って私の髪を整えてくださるIMAMURAさんに行ってきました。大将も既に70に届く年齢になりましたが、今日も元気に出迎えてくれました。ただ、この先を考えると、少し心配。そろそろ真剣に考えたいものです。「えっ、何を?」「えっ、話を聞いてくれなかったの? もちろん、床屋さんですよ」やっぱり、夢のまた夢でしょうか...

　本日のご案内は、今日も着ている【Finamore/フィナモレ】。「そのシャツ、素敵ですね」と褒められる回数が最も多いナポリの伝統的なカミチェリア(1925年創業)です。

　使いまわしで申し訳ございません。着ているシャツが、今季ご提案させていただく【Finamore/フィナモレ】のドレスシリーズです。

　セレクトしたのは、ワイドスプレッドのクレリックシャツ。ストライプ柄で2パターンご用意しました。1920年代にロンドンで流行ったこともあり、英国調の華やかでドレッシーなイメージをもつシャツですが、少しアレンジしてみました。まずは襟とカフスの芯地を接着芯ではなく、カジャアルシャツにみるフラシ芯に。ノータイで着用した際に、よりラフな印象になります。もちろんカラーキーパーは付いていますので、ネクタイをした場合でも襟が反るようなことはありません。さらにプレスの効いたシャツを、わざわざ洗いにかけ、再度、軽くプレスするという手間のかかる作業で、こわばりの無い優しげな表情と着心地をを作り出します。もちろん、フィナモレが代々受け継ぐ7工程ハンド(袖付け、釦付け、ガゼットに加え、ヨーク、襟付け、カンヌキ、釦ホール)の高い技術力をもって丁寧に作られた、なんとも贅沢なシャツなんですね。

　今回の仕様モデル「SEATTLE/シアトル」は、「ブロードクロス無地シャツ」でも選んでおります。こちらも魅力的なシャツです。一部、サイズ欠けしておりますが、ぜひご覧ください。

　モデルは身長175㎝、体重65kg、胸囲92㎝で、サイズ39をゆとりをもって着用しております。

MODEL：SEATTLE 「LUIGI」 ストライプ柄クレリックシャツ
SIZE： 37 ・38 ・39 ・40 ・41
COLOR：ホワイトベース・ブルーベース
MATERIAL：コットン100％
PRICE：￥35,000(本体価格)＋税

＊こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。

　暑い時期でのご案内でしたので、通り過ぎてしまったかもしれませんが、後戻りしていただきたいのが、8月22日のブログ。スナップ写真常連のファッショニスタ、Alessadro Squarz/アッレサンドロ スクアルツィ氏が提案する気品高いワークスタイルブランド【FORTELA/フォルテラ】。クラシコイタリア好きが次に意識する、いや既に触手を伸ばされているかもしれませんが、気になるスタイルと言えば、ワーク。簡単に言えば作業する際の服装ですが、アウトドアスタイルと置き換えてもいいかもしれません。ただ、スポーツ(アウトドア)ショップではない私達がご提案するのは、あくまでも都会的で洗練されたものでなければなりません。

　ショートポイントの襟に、両胸にはフラップ付のパッチポケットがついたモデル「CLARK」。肌色のペールオンジにブラックとブラウンのオーバーペン、ダークグレイとレッド＋αの2柄をご用意しました。厚すぎないコットンのネル地なら、重ね着も可能にします。

　モデルは身長175㎝、体重65kg、胸囲92㎝で、サイズSを着用しております。

MODEL：CLARK「SILVANO」 チェック柄コットンネル地ワークシャツ
SIZE： XS ・S ・M ・L
COLOR：ペールオレンジ ・ダークグレイ×スモークレッド
MATERIAL：コットン100％
PRICE：￥36,000(本体価格)＋税

＊こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。

　本日の気になる一着は、

　PT01(ピーティーゼロウーノ)からBAGUTTA(バグッタ)に移籍したマリオ・ステファノ・マラン氏。彼も提案しているワークスタイル。こちらも気になるシャケットです。9月13日のブログでご案内しております。長くなりますので、簡単に。THE GIGI(ザ ジジ)のテーマも今季、ワークスタイルですね。併せて、ご覧ください。

　そして、本日の出で立ちが、

　遂にジュニアとお揃いになってしまったMARRAKSHILIFE(マラケシュライフ)のワークコート。最初、彼がセレクトした際には、正直、驚きましたが、見れば見るほど魅惑的です。ワークが今の気分だけに、遂に購入してしまいました。詳しくは、こちらのブログにて。ただ、商品をご用意出来ませんので、あしからずです。

　時計の針は、もうすぐ10時。後半、ワークにスポットを当てましたので、その分、良く働きます。いや、遅くなったのは、髪を整えに行った私のせいでした。

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