2018.11.24
3週連続の東京出張。2019年秋冬プレコレクションでバイニングする為です。そして来週も引き続き、東京へと出かけてきます。海外のファクトリーブランドを扱うには、バイニングという作業がなければ、店頭に並ぶことはありません。そのチャンスは、このプレコレクションと年明けに開催されるメンズウェア業界最大の見本市、PITTI UOMO(ピッティ・イマージネ・ウォモ)、その後のメイン展と3回。期間で言えば、おおよそ4ヶ月間がバイニングシーズン。現在、店頭に並んでいる商品は、一年前に同じ作業をしてセレクトしております。
今季より蔵庫/マガジーノで展開の【PYRENEX/ピレネックス】。昨日、話題にさせていただいた"M"と同じフランス発のダウンブランドです。"M"の創業が1952年、もともとはテントやシェラフなど登山家の為の装備を手掛けていたのに対し、ピレネックスは羽毛を高級ダウンに加工する会社として1859 年に創業と、生い立ちは異なります。詳しくは、10月24日のマガジーノブログに、ジュニアが思いを込めて語っておりますので、ぜひ覘いてみて下さい。
本日の出で立ちに、ジャケットを脱いで羽織ってみたのが、ショート丈の「BELFORT/ベルフォール」。最近、ワードローブにブラツクを入れてきましたが、やはりネイビー好きは変わりません。
羽織って驚いたのは、HERNO(ヘルノ)のフーデットダウンコート同様、軽い着心地。「今年の北海道は、これかぁ~」なんて、しっぽの生えた可愛い悪魔の誘いがちらつきます。この手のダウンジャケットは、重いけど、暖かさの為なら...が定説。以前、展開していたCANADA GOOSE(カナダグース)やWOOLRICH(ウールリツチ)、ROSSIGNOL(ロシニョール)もしかりです。
色違いのブラック。ブログの中でジュニアが着ています。もともと、【PYRENEX/ピレネックス】の展開を望んだのは、ジュニア。撮影の度に何度も繰り返すものですから、ついに根負けです。日本の代理店を聞いたところ、長年、CANADA GOOSE(カナダグース)の代理店を務め、今の人気の礎を築いたグリフィンインターナショナルさん。あの"M"ブランドの横に並べて展開していた頃が懐かしく思うほど、ゆかりのあるエージェントさんです。ここがあるから、今のカナダグースがあると言っても大袈裟ではありません。こんなにも可愛がり、大事に大事にに育て上げたのに、あんな男に...なんて、娘を持つ父親のような心境で、大手企業に手渡すことになったのは、少し前の話です。
欲しいのは、このモデルと、負けじとジュニアが羽織ったのは、ファー付のミドル丈「ANNECY/アヌシー」。カナダグースもウールリッチも持っているくせに、贅沢です。ただ、この軽さを体感してしまうと、その気持ちは良くわかります。
色違いのネイビーは、深々とキャップ(eleventy/イレヴンティ)を被って、セレブ気分でしょうか。
蔵庫/マガジーノは、現在、"蔵出し"中ですので、隅に追いやられておりますが、気になられる方はぜひ試着してみてください。
身長175㎝ 体重64kg 胸囲92㎝の私でS(46)、身長181㎝ 体重72kg 胸囲94㎝のジュニアでM(48)。サイズについての目安です。参考にしてください。