展示会レポート@イタリア

最終日はショールーム巡りで、まずはTAGLIATOREから。

ショールームへはタクシーで向かい、予め教えてもらっていた住所を運転手に伝えたのですが、目的地に近づくと、何やら独り言が増え始め、のろのろ運転で周りをキョロキョロ。挙げ句に、一旦留って地図を再確認。迷子になったのではと不安になりましたが、ほどなくして目的地に到着しました。

聞けば、イタリアの住所は複雑で、いわゆる日本で言うところの町名までは分かるのですが、番地は1,2,3...というように建物の並び順に付けられているのではなく、建物が隣接していても1,2,6...13,9,...などのような番地の付け方をしているとのこと。番地を伝え、更にどの通りに面しているか、通りの名前を伝えると一般的に分かりやすいそうです。勉強になりました。

ショールームへ入ると、既に先客が商談中です。その方は、何と韓国のバイヤーさん。近年、韓国でもクラシコ系ファッションへの注目が高まり、TAGLIATOREも人気があるのですが、韓国にはエージェントがないため、日本のエージェントさんを介して取引をしているようです。世界的なTAGLIATORE人気が伺える一幕でした。

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弊店blogでの展示会報告や、様々なショップblogでも画像が掲載されているので、目に焼き付いている方も、そして既に気になっている方も多いと思いますが、2014-15FWから継続して提案されているが、レッド系のコレクション。幾つかのブランドでも目にすることが多いカラーリングで、TAGLIATOREでは特に注目しています。

PITTI会場では、派手な演出で世界観を表現していましたが、ショールームでは、実際に生地を見てオーダーをしていく為、サンプルとなるベーシックなアイテムも並んでいます。と言っても、TAGLIATOREらしい変わった織りや色・柄の生地ばかりで、見ているだけでもテンションが上がります。勿論、羽織ってみたら、もっとよかったですよ。

ショールームに並んでいるサンプルは、全て東京の展示会でも見ることが出来るので、プレコレクションで既にオーダー済みのものと併せ、これらを参考にオーダーしていきます。

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続いて、昼食を挟んでPTです。PTのショールームへは、トレメッツォの小林社長にも同行頂いたので、迷わずピンポイントで到着です。コレクション内容としては、引き続きリゾート感を意識したものが多く、カラフルなアイテムと柄物の提案が多くなっています。

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そして、PITTI会場でも気になっていたジャージやリブウエストのパンツ。ドローコードが付いていたり、裾を絞れるようなデザインになっていたり、リラックスしたスタイルは、来季になると、もっと加速していきそうです。

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1階はPT01で、2階はPT05のショールームになっています。ここでも、カラフルなカラーリングに柄物、リネン生地を使ったものなど、夏らしさのある提案が見られました。

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その横には、実際の店舗をイメージしたPTの仮想ショップがありました。展示されているのは2014-15の秋冬物です。

ウィンドウには、今季のPTのテーマ「Cool Winter with Warm Style」の文字が。その文字は、今季のキーカラーのひとつワインレッドで書かれていて、コンセプトがしっかりしています。TAGLIATOREもそうでしたが、この秋冬は、ウォーム感の強い色や生地などに注目して下さい。

PTの占める割合が多い弊店でも、これだけ贅沢に提案が出来れば良いのですが...。でも、什器やディスプレーの仕方などは、しっかり参考にさせて頂きます。

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ショールーム巡りを一区切りさせ、私とナグラはこれでイタリア出張の全日程が終了です。ミラノ・マルペンサ空港からローマ・フィウミチーノ(レオナルド・ダ・ヴィンチ)空港を乗り継ぎ、韓国の仁川、そして中部国際空港セントレアに丸一日掛けて到着です。

(時に迷いながら)幾つもの乗り継ぎと、これだけの長旅は初めてだったのですが、自分で撮った写真を見て、あの幸せな日々を思い出すだけでも、疲れが吹っ飛びます。店頭では、思い出話を話したくてたまらない二人がおり、明日はスグルがイタリアから戻ります。是非皆さんのご来店をお待ちしております。

GLORY GUY

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