ちょっと目を離した隙に…は、庭の草。束の間の土色でしたが、今は緑色に変わっていました。いつの間にか成長していくのは子供なんて、比べてはいけませんが、その早さに驚いている私すぐるシニアです。
お出かけですか?いや、テーマを旅にしてコーディネートしたものの、時遅し。雨が降ってきてしまいました。この後の撮影場所は蔵庫/マガジーノ です。
バッグ:CISEI
本日のご案内はインに着ている【GUY ROVER/ギ・ローバー】のポロシャツです。
古典的なアイテムとして、JOHN SMEDLEY/ ジョン・スメドレーのイングリッシュポロ「ISIS」をあげるなら、その双璧がラコステのフレンチポロ「L.12.12」。以前、カシェートでもジョンスメの横に並べて展開していましたが、ラコステの販路がスーパーやデパートの平場に多いことからセレクトを中止。その代わりに選んだのが、160年以上にわたり英国でラグジュアリーな衣類をデザインして世に送り出しているSUNSPEL/サンスペル。入荷後、ほぼ完売。ブログでしっかりご提案できるのは、この秋からになりそうです。
いや、話が逸れました。ジョンスメのポロニットと並んで、夏の定番アイテムといえば、【GUY ROVER/ギ・ローバー】の鹿の子生地を使った半袖プルオーバーシャツです。略して、鹿の子ポロ。今季もすでに買い足し、買い替えの方が多く、心もとない在庫になってしまいましたが、ご案内させていただきます。
今季の展開カラーは、上の4色。左からシナモン。ホワイト、ネイビー、ブラックになります。ネイビーとブラックの区別がつきにくかもしれません。売り場でも間違えてしまうほどの差です。青みを抑えたミッドナイトネイビーといえば、イメージは湧くかもしれません。
多分、新色になるかと思います。アーカイブからはこの色は出てきませんでした。タンの黄色味を除いたシナモンに近い中間色のブラウンです。
鹿の子といえども、仕立てはシャツ。スポーツウェアとしてのポロシャツとは全く趣も違い、当然、コーディネートもドレス寄りになります。
シューズ:CROCKETT&JONES
着心地はカットソーの気楽さ、襟元はドレスシャツのような見映えの良さです。羽織ったのは、Vネック好きの方にオススメのZANONE/ザノーネのドライコットンサマーニット。探すとなると見つからないレアなアイテム。据え置き価格です。
いざという時にはホワイト。オケージョン用のドレスシャツ同様、かしこまらずにきちんと見えるホワイトの鹿の子ポロです。
上のシナモン同様、ホワイトもサイズSを着ております。合わせたボトムがスリムフィットですので、トップスもジャストサイズでスッキリさせます。
プリーツ入りのパンツであれば、縮みも考慮してサイズMを着用しています。
シューズ:CROCKETT&JONES
インに汚れ防止のため、Tシャツを着ております。サイズにゆとりがあれば、襟元のレイヤードもオススメです。襟元から見せるTシャツはラフな印象とレトロな雰囲気を醸し出します。冷房でお腹が冷える方にもオススメ。
あるお得意様との白T論議。”もう若くないから白より濃色がいい。ブルージーンズに白Tシャツは若者の特権。いい歳して合わせるのは恥ずかしい”。反論する気持ちを抑えて相槌を打っていましたが、日が経つにつれて、どうもそのことが気にかかりだし、最近では、そうかもしれないなんて気持ちになっています。確かに、全体の雰囲気を白Tシャツが台無しにしてしまうことはよくあることです。
上のコーディネートが正にそうです。襟元を白で強調してしまうより、同系色で目立たせないほうがシックな大人の色気が出て来そうです。
この場合なら、白のTシャツでもと思うのですが、やはり濃色の方が落ち着きます。K様の言うとおりかもしれませんね。
ブラックによく合うオリーブグリーンです。カーキベージュの出番があまりにも多いため、ついに色違いで…なんて、もう少し我慢です。車の運転、食事の際にストレスを感じない古典的パンツです。
程よくゆとりのあるボトムです。ジャストで着るより、程よくゆとりを持ってと、サイズMを着用しております。
MODEL:鹿の子編みプルオーバーシャツ
SIZE:XS・S・M・L
COLOR:シナモン・ホワイト・ミッドナイトネイビー・ブラック
MATERIAL:コットン100%
PRICE:¥25,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
昨夜のブログに入ったカミさんチェック。「なんで、そんな変な顔しているの?」なんて責められ、「いや話の内容から、仕方なく…」と言い訳。どうも気に入らないようです。
沈んだ声で「ただいま」と帰れば、完全に無視され、元気よく「ただいま!!」と帰れば、やまびこのように返ってくる、そんな厳しくも優しいカミさん。どうやら、まだまだ成長過程の私、のようです。
いかがでしょう。少しはマシな顔になったでしょうか。
本日の出で立ちです。ニットはお馴染みのJOHN SMEDLEY/ジョン・スメドレー。1784年創業と240年の歴史を持つ、世界中で愛される、最高のニットウェアブランド。30年前に縁があって以来、ずっと展開させていただいております。英国ブランドですので、コンセプトをはっきり分けるため、現在はカシェート。できればグローリーガイにも置いておきたいブランドです。
私が着ているのは、ポロニットの「ISIS」。1930年代に誕生して以来、90年以上のロングセラーを誇るまさにアイコンとも呼ぶべきイングリッシュポロの元祖モデル。ラコステのフレンチポロと並んで、世代を超え、多くの方に愛されています。
台襟なしで剣先の長い襟が特徴的な「ISIS」。シルエットはゆとりを持たせたイージーフィットを採用。タイトに着るより少しゆとりを持って着ていただきたいポロニットです。ネイビーとは趣の異なるブラック。ボタンを外してTシャツを見せたり、ボタンを全て閉じても様になるモデルです。
気になるのが、今季、新色のグリーン。先日、グローリーガイからカシェートへ移動し、オススメしたのもこの色目でした。
どちらもサイズMを着ていますが、「ISIS」と比べ、シャープな印象を持ちます。
クラシックポロの「ISIS」と大きく異なるのは襟の形状。第一ボタンがボディに付く「ISIS」と違い、襟元に付き、シャツでいう台襟のように立ち上がった表情を見せるのが「REID」です。
JOHN SMEDLEY/ジョン・スメドレーのポロニットをご覧いただいた後に、本日のご案内と行きたいところですが、なんせ、着用しているブラウンのサイズSのみとなってしまい、通販サイトまでたどり着けません。
【DANIELE FIESOLI/ダニエレフィエゾーリ】のドライコットンシリーズのポロニットです。すでにご紹介済みのカーディガン、クルーネックと同素材になります。本体価格で28,000円と良心的です。展示会では色数とも増やすつもりですので、来季を楽しみにしていてください。
本日の人気者は、【Borelio/ボレリオ】のアイリッシュリネンパンツと、
一気にサイズ欠けしてしまった【Mario Doni/マリオドーニ】のサンダル。真夏にご提案するアイテムが一気になくなってきています。入荷もすでになく、いかがしましょう。ヨーロッパのようにバカンスを取るわけにもいかず、困ったものです。
いやいや、まだカシェートの方では上のJOHN SMEDLEY/ジョン・スメドレーも含め、未公開のものがありました。しばらくは、カシェートの商材とのコラボでご提案していきます。
偶然にも、本日のカシェートメンズブログの紹介ブランドが【JOHN SMEDLEY/ジョン・スメドレー】です。もうしばらくすれば、掲載されるはずですので、ぜひお立ち寄りください。
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夕食前の空腹の方には申し訳ございません。いや、それは私のことですが、本日の昼食に選んだのが、酢豚定食。中華の中では一番好きな料理です。この場所に移転して30年、ずっとお世話になっている”萬珍軒”さん。今年で40年を迎えられる、私どもより少し先輩のご夫婦だけで切り盛りされる街中華です。チェーン店が増える中、頑張っておられる姿を見るとつい応援したくなってしまいます。それに、チェーン店が苦手な私にとっては、貴重なお店。なくなってしまうと困るのです。少しでも長く続けていただきたい、そんな想いとともに美味しくいただいてまいりました。
そして、こちらは私の本日の出で立ち。De Petrillo/デ・ペトリロのスーツにBARBA/バルバのシャツを合わせています。もう少し暑くなれば態度アップと、相変わらずのへそ曲がりです。笑顔になれないのは、またしてもやられてしまったからです。
やられてしまったのは、カシェート展開のWalker Slater/ウォーカースレーター。BARBA/バルバの「JIMMY 」ウール・シルク・リネンジャケットを気にされていたのは、N様。30年来のお得意様です。
ただ、最近はカシェートで展開しているアイテムに目が行かれるようで、今回はこの写真にやられてしまいました。外の光に当たるとさらに美しさを増すホップサックリネンです。服好きには堪らない素材感。魅かれる気持ちはよくわかります。
やられてしまったのは、お客様だけではありません。もともと英国趣味のナグラさん。彼はブラウンを選び、早速、修理に出していました。ちなみにカシェートバイヤーはちゃっかりネイビーを着用分としてオーダーしていたようです。
軽くて伸縮性もあり楽チンなものが支持される反面、なぜ、やや硬くて地厚なアイリッシュリネンに惹かれるのか。その理由は、単に服好きというだけではないような気がします。便利さを追求するあまり、時間にゆとりや心の余裕を失いつつある現代。人類最古の繊維ともいわれるほど古くから使用されているリネンに安らぎを感じるのかもしれません。時代がどんどん加速するほど、実は人の心は原始的なものに舞い戻っていっているような、そんな気がしてなりません。
長い歴史を持つ習慣や慣習で世代を超えて受け継がれるものが、伝統。時を超えて評価され続けているものや考えを古典的と言います。ただ、そういうものが失われようとしていることを危ぶみます。その背景には職人さんの高齢化や後継者不足、産業の衰退を煽る政策、地域の過疎化、そして環境破壊や気候変動による農作物への影響など様々な要因が挙げられます。動物と違い、裸では生きていくことのできない人間。その衣服に携わる私たちとしては、なんとか未来へ繋ぐために、できることをしなければなりません。
どうしたのでしょう。酢豚定食から軽く始まったブログですが、どうも難しい話になってしまいました。私の気むづかしい顔のせいかもしれません。次回は笑顔でお会いしましょう!!
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夕方から出かけた知人との食事会。久しぶりに向かったのは、駅前の”安芸路”。屋号が示すように広島のお好み焼きやさんです。確か、創業は40年? 45年?だったような…私が行きだした頃は、母子の共同作業でしたが、今は岡崎育ちの息子さんが切り盛りしています。予約の際、大将に「涼しい格好で来てくださいね」と言われたのは、この暑さだからでしょう。ジャケットをやめ、Tシャツにお気に入りのリネンシャツ、食事する際に最も楽なウエスト特許のチノパンと、先日のイタリアンと同じ食事スタイルで楽しんできました。
例年並みに気温が落ち着きそうと、本日はコットンスーツです。
今までと違うのは、インナー。半袖のポロニットで夏仕様に。これからの季節、出番が多くなるのは、やはり肌に心地よいシーアイランドコットンの30ゲージニットです。襟付きなら、一枚で着ていてもラフすきず、私たちの仕事であれば、お客様に対して失礼にはなりません。ポケットの付かないドレスシャツの場合、欧米にならえば下着。そうなるとシャツ一枚でいるのは、なんとなく居心地の悪いものです。
着ているコットンスーツは昨年購入したBARBA/バルバのサルトリアライン「JIMMY 」。このモデルを日本で展開しているのは私どもグローリーガイのみ。そんなこともあり、今季も継続モデルとして、ロロ・ピアーナファブリック「SUMMER TIME」シリーズからウール・シルク・リネンのジャケットでオーダーしています。今なら、夏プライスとかなりお値打ち価格でのご提案となります。
場所を変えて撮影したのは、すでに私物となったErrico Formicola/エリコ フォルミコラの「ANDREA」リネン・コットンハウンドトゥース柄ジャケットです。
今季、初登場となりますが、かつて展開してきた、どのブランドとも趣は異なります。カミチェリア(シャツ屋)とサルトリア(仕立て屋)の中間、いやお互いの良い箇所を最大限取り入れたジャケットといっても良いでしょう。
その着心地はシャツのように軽く、見栄えはテーラーリング技術を駆使して作られたジャケットのよう。さらに魅力なのは、袖裏に使われる生地のセレクト。使われているビスコース(レーヨン)が肌に優しいのです。
シャツ仕立てのジャケットは袖裏をつけないのが一般的ですが、中に着るものによっては滑りが悪くななります。逆にテーラードのジャケットのように裏地がつくことで袖の通りは良くなりますが、半袖を着た際、直接、裏地が肌に触れるだけに、特に汗をかいた際のベタつきは余る心地の良いものではありません。
着る人への思いやりを感じるErrico Formicola/エリコ フォルミコラ。社長であるErrico FormicolaはRubinacci や Kiton の仕事に20年以上携わり、イタリア国内、そして世界のマーケットにLuigi Borrelliのシャツをひろめた人物。そう聞けば、納得です。
またもやカシェートにライバルが登場しました。【Walker Slater/ウォーカースレーター】から入荷してきたのは、ホップサックリネンのセットアップです。服好き、特に英国好きには堪らなく魅力的なアイテムではないでしょうか。展開カラーは、ネイビー、カフェブラウン、カーキグリーンの3色展開。特にこのカーキグリーンのなんとも言えない深みのある色合いにゾッコンです。
先ほど、カシェートに行けば、試着室から出てこられたのは、かつてグローリーガイのお得意様であったH氏。かつてと過去形にしてしまいましたが、今はカシェートに足繁く通っていただいております。前回ご購入いただいたのは、CORDINGS/コーディングスのハンティングジャケットと共地のトラウザース のセットアップ。修理上がりを取りに来られた際に遭遇です。他のお客様を接客している間にいつの間にかのピン打ち。採寸です。何をと言えば、上の写真のカーキグリーン。いやはや、皆様の決断は早い。確かすでに予約が入っているサイズもあるようで、なんとも羨ましい限りです。私は試着だけで我慢ですから…
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車を持たれないT様ご夫妻。都会ならまだしも、ここ岡崎でです。本日も駅から徒歩でカシェートにご来店いただきました。車を手放す際、奥様に猛反対されたようですが、今では車のない生活を楽しまれておられます。以前は名古屋で食料品を調達しながら、洋服選び。ただ、今ではカシェートオンリーと嬉しいお言葉をいただきました。ご来店されたのは、15時。カシェートバイヤーが駅までお送りさせていただき、名古屋まで食料品の買い出し。戻られてから、一仕事され、お二人で夕食の準備をされるようです。車に慣れてしまうと、歩くのはもちろん、電車に乗るのも億劫になるものですが、お二人のフットワークは軽い。一日一日を大切に丁寧に過ごされていることが伝わってきます。羨ましくも思いながら、なかなか真似のできることではありませんね。
そんなT様がお選びいただいたのは、やはりリネン素材のアイテム【CORDINGS/コーディングス】のものがメインで、初めてお越しいただいた際にお買い求めいただいたのが、アイリッシュリネンハンティングジャケット。その後、共地のトラウザース や半袖のサファリシャツ など英国スタイルです。夏の最高のお洒落着がリネンということをよく理解されています。特にアイリッシュリネンのシワや重さはむしろ愛嬌と思つて楽しんでおられることに感心します。職業は化学者。洋服についても達人の域に達しておられるようです。
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