東京に行ってまいりました。
いつもと変わらない新幹線の車窓から見る富士山。もう何回、何十回、何百回(はない)見たんだろう? 中原中也の記事に夢中になっていて、いつもの撮影スポットを逃してしまいましたが、今回も無事に撮影し、富士山の大好きなカミさんにメール。”いいね!!”スタンプをもらうことができました。
表参道の景色も大きく変わりません。
変わったのは、この風景でしょうか。以前とは国籍も変わりましたね。学生時代、憧れていた場所。おのぼりさん気分で入ったポール・スチュアートは今はなく、象徴であった石垣はHマークのロゴで囲まれてしまいました。聞こえてくるのは、外国語。昨日は気温も高く、半袖の方もちらほら。ダウンジャケットは見かけても、コート姿で颯爽と歩いている紳士は皆無でした。
颯爽と歩いていたのは私スグルとカシェートバイヤー。いやいや、今回は別行動。彼は、昨日は岡崎。前の日に英国展に行っておりました。クラシックなコート姿の似合う表参道。歩けば、目立つことは間違いありません。気分は良いものです。
さてさて、展示会情報も大切ですが、あくまでも来年の話。ようやく、季節は冬。リアルタイムでご提案をしていきます。
カシェートブログにてご紹介させていただいている英国最古のテキスタイルメーカー【Joshua Ellis/ジョシュアエリス】。一昨年までグローリーガイでご提案しておりましたが、今季よりカシェートにて展開。【JOHNSTONS OF ELGIN/ジョンストンズ】のコレクションと同時に圧巻の品揃えでご覧いただけます。
また、クリスマスのギフト需要の多いグローリーガイ。ジョシュアエリスに関しては同じものを並べています。手前下棚に置いていあるのは【PIACENZA/ピアチェンツァ】のマフラー。こちらもまた、歴史があり、創業は、なんと1733年。300年弱の歴史を持つ、イタリア・ビエラを拠点とする世界最古の老舗テキスタイルメーカーです。
大切な方へ、お世話になった方へのお礼に、きちんとしたヒストリーのあるものを贈れば、想いは伝わり、その深さをきっと感じてくれるに違いありません。決して義理で渡さないようにしてください。
義理でもいいから欲しいのが、こちら。私スグルのラッキーカラー、パープルがふんだんに使われているカシミアのチェック柄マフラー。誰かプレゼントしていただくわけにはいきませんかね。
隣にはスーパー、道を渡れば、コンビニと食に関しては便利な、ここ竜美ヶ丘ガーデンプレイス。元々、ここは牧場。右隣に繊維工場と倉庫、左側は生コン屋さんと殺風景な場所でした。前にあるコンビニから道を渡れば、こんな景色が。三日月と星が並んだ冬の夜空。タカイちゃんにも声をかけながら、思わずカメラに収めましたが、画像になると感動は薄れますね。明日はさらに寒くなりそう。温かいものを探しにご来店ください。
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本日は、タカイがご案内する【Joshua Ellis/ジョシュアエリス】。先日ご案内した、中判タイプと柄ものマフラーに続く第三弾です。
1767年、イギリス・ヨークシャーで誕生した【Joshua Ellis/ジョシュアエリス】。英国テキスタイルの歴史のなかでも、最古級のファクトリーが手がけるカシミアファブリックには、高密度でウエイトのある生地をゆっくり時間をかけて縮絨した後、肌触りの良さと高い保温性を生み出すための起毛加工が施されています。カシミア製品の良し悪しに決定的な違いを生み出すとも言われる表面の起毛加工。長い時間と手間を掛け、丁寧に仕上げられた製品は、世界中から高い評価を得ています。
ご用意したのは、チェック柄のダブルフェイスタイプと2色の無地タイプです。
まずご紹介するのは、表と裏で異なるチェック柄を配したダブルフェイスマフラー。表面はライトグレイをベースにしたグレンチェック、そして、裏面はブラックをベースにしたウィンドウペン柄です。色の違いでも魅せ、装いにアクセントを加えることができるアイテムです。
TAGLIATORE/タリアトーレのセミチェスターコートで、シックな装いにまとめたコーディネート。柄があれど派手さはなし。モノクロトーンのチェック柄はビジネスシーンでも取り入れやすく、これ見よがしにならない自然なスタイリングに。
シャツとネクタイとは、柄行きと柄の大きさを変えれば良いのです。柄が渋滞することなく、バランス良くまとめることができます。
MODEL:カシミアダブルフェイスチェック柄マフラー
SIZE:30×180cm(フリンジ除く)
COLOR:グレンチェック×ウィンドウペン
MATERIAL:カシミア100%
PRICE:¥39,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
続いては、無地シリーズから2色。渋く深みのあるワインと、青みを抑えた濃いダークネイビーです。
ワインは、HERNO/ヘルノのダウンベストを合わせた身軽な休日スタイルに。DRUMOHR/ドルモアのニットとGTA/ジーティーアーのパンツを合わせたリラックススタイルも、深みのあるワインカラーのマフラーによって、スタイリングが上品に醸成されていきます。
ネイビーには、Valstar/ヴァルスターのヘリンボーン柄ブルゾンを。ウールの粗野な表情と、起毛加工が施されたカシミアの風合いが好相性。モノクロトーンの中にあって、重厚なネイビーが色の引き締め役になっています。
MODEL:カシミア無地マフラー
SIZE:35×190cm(フリンジ除く)
COLOR:ワイン・ダークネイビー
MATERIAL:カシミア100%
PRICE:¥36,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
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日向ぼっこです。渋い顔をしているのは、昨夜のワインのせい? いや、次の秋冬物の仕入れに頭を悩ませているから?もありますが、それだけではありません。出張の帰り道に痛み出した右足の甲。歩く際に少し違和感があるのです。もしかして痛風のサインかもなんて、多分、日頃、歩かないだけに足の疲労だと思うことにしています。
トレンドとは関係なく、真夏に動き出すのが、ゆったりとしたパンツ。少しでも肌から離れて欲しい、そんな暑さ対策から涼を呼ぶ快適なパンツに人気が集中します。この現象は真反対の真冬にも表れます。紅葉が終わり、北風が吹き出す頃、個人的にも出番が多くなるのが、上のような、ゆったりシルエットのパンツ。なぜかと言いますと、下半身のの冷えを防ぐためにパッチを穿くからです。タイツと言った方が良さそうですね。以前なら、どこで脱ぐかわからないし、そんなジジイ臭いものなんてと息巻いておりましたが、年には勝てません。還暦過ぎたら、なおさらです。
参考のために、穿いているパンツは、ベルギーのBorelio/ボレリオというブランド。昨年、新型として登場したドローコード付きのイージーパンツですが、素材がウールカルゼということもあり、上品な表情と落ち感のあるキレイなシルエットが魅力です。コットン素材が出る前はスポーツ用の素材として使われていただけにシワになりにくいのも特徴です。入荷してすぐに購入。次回も色違いで展開しようと展示会に臨んだのですが、生地がずいぶん上がっており、10000円アップの44000円に。最初の価格設定が低過ぎたのでしょうが、上がり幅が大きいだけにセレクトを断念した惜しいパンツなんです。
昨年の入荷案内ブログで登場したコーディネート。本日の出で立ちは、写真そのままなんです。着ているタートルネックのニットは、オーストリア発のPHIL PETTER/フィルペター。とにかく軽くて暖かい。それにネックの締め付けもなく、ノンストレスな着心地です。昨日のブログでご提案させていただいたZANONE/ザノーネの5Gタートル同様、ローゲージニットとして最も愛用しているニットになります。これからの季節、MAISON CORNICHON/メゾンコルニションの長袖のカットソーを着れば、袖も寒くなく、完璧な冬の装いになります。
こちらの価格も上がりましたが、なんとか許容範囲。来年はさらに上がりそう…。今期、セレクトしたカラーは2色。そのうち、グレイがキャンセルになり、入荷したのはフレッシュベージュのみでした。
寒さが厳しくなれば、当然、厚着になります。そうなるとレザーアイテムも考えなければいけません。体にフィットした薄手のレザージャケットではハイゲージのニットか、シャツに袖のないベストしか着ることはできません。その点CINQUANTA/チンクアンタ「N-514」なら心配は無用。フランス軍のモーターサイクルブルゾンをベースにしたモデルで、他のライダースジャケットに比べるとゆとりがあります。インにローゲージニットを着てもかさばることはありません。また、ゆったりとしたボトムとの相性も良く、個人的に買い足すなら、このモデルかと思っています。
購買意欲はとどまるところを知りません。穿き替えたのは、同じBorelio/ボレリオのパンツ。9月28日のブログで熱く語っておりますので、ぜひお読みください。
以上、個人的な冬アイテムを中心に長い前置きになってしまいました。本日のご案内に移りましょう。
「N-514」に巻いたのは、【Joshua Ellis/ジョシュアエリス】。クールなレザーと温もりのあるカシミアとの絶妙なコンビネーションです。
1767年にイギリス・ヨークシャーで誕生した、英国テキスタイルの歴史のなかでも最古級のファクトリーが手がけるカシミアストールやウールストールを展開するブランド…となれば、いずれかはCachette 入り?になるかもしれませんが、バイイングを私がしているうちは譲れません。
グレイからブラックのモノトーンと暖色系のブラウンを組み合わせた意外に珍しい配色です。
ブラックとサックスブルーの間に、トーンの違うグレイを使うという絶妙な配色です。ブラックがネイビーであれば、ブラックのアイテムには合わせづらくなります。サックスブルーがあることでネイビー系とも相性は良く、コーディネートの幅は広がります。白黒つけないグレイを活かした配色と言えるでしょう。
Borelio/ボレリオのコーデュロイパンツにカシェートのネイビーニットを着て、颯爽と寒さに立ち向かう私スグルでした。いやいや、マフラーの説明を忘れてはいけません。変形のグレンチェック柄というのでしょうか。白赤黒青とカラフルに配されたチェック柄です。こちらも、まとめ役はグレイ。ツィーディな表情を出している、柔らかでしなやかなカシミアのマフラーです。ツィーディといえば、こちら。カシミアツィード チェック柄中判マフラーにもご注目ください。
MODEL:カシミアチェック柄マフラー
SIZE:35×190cm(フリンジ除く)
COLOR:ブラウン×ブラック・サックスブルー×ブラック×グレイ・マルチカラー
MATERIAL:カシミア100%
PRICE:¥36,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
※Cachette MENS 情報
夏より冬。寒くなればなるほど賑わいを見せるカシェート。その要因は緯度。日本と同緯度のイタリア。イギリスはかなり上の方です。夏の気温は低く、夏の短いイギリス。ただ、冬のアイテムは充実する代わりに夏場はご提案するものがないなんて嘆いていました。寒さは緯度だけで判断できませんが、冬のイメージは英国の方にあるようです。そして、フランス。フランスといえば、ダウン?やや強引な繋げ方ですが、本日、【PYRENEX/ピレネックス】から「BELFORT/ベルフォール」のご案内をしております。冬に頼りになるブランドです。ぜひ、ご覧ください。
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陽だまりが気持ち良い季節です。たた、この上の写真は、10月22日のブログで使ったもので、まだ気の早いスタイルでした。ほぼ一ヶ月が過ぎ、季節は確実に進んでいることを実感します。ご案内させていただいたのは、norlha/ノラのヤク大判ストールでした。
そして、本日、巻いているマフラーは、ナチュラルなnorlha/ノラとは雰囲気の異なる【Joshua Ellis/ジョシュアエリス】。1767年にイギリス・ヨークシャーで誕生した、英国テキスタイルの歴史のなかでも最古級のファクトリーが手がけるカシミアストールやウールストールを展開するブランドです。本日よりカシェート開催の”英国フェア”に因んで、ご紹介いたします。実は、この後、英国ブランドということで、フェア期間中はカシェートに移動になります。
カシミアの表情といえば、発色の良さ、上品なツヤ、そして、表面のウロコ状紋。そんなカシミア特有のコレクションの中、ひときわ異彩を放っていたのが、綾柄の立つツィーディなチェック柄マフラー。カシミアのしなやかな肌触りに加え、素朴さのある表情に一目惚れです。幅50㎝、長さ190㎝の私好みのサイズ。スグル目線で、三色セレクトしてしまいました。
グリーン、レッド、イエローのトラディショナルカラーにブルーを配した新鮮なチェック柄です。
チャコールグレイ、グリーンの深みのある色合いにイエロー、レッドのアクセントカラーを配したトラディショナルなチェック柄です。パンジーのような濃い青紫を加えることで、ベーシックにモダンさが加わりました。
ブラウン、グレイ、ブラックのガンクラブチェックにオフホワイトのペンを入れることで、沈みがちな柄を浮き出しています。上のタータンチェックのように綾柄は立ちませんが、シックながらも存在感のある襟元を演出してくれるはずです。
コーディネートで使ったニットはイエローがDrumohr(ドルモア)、レッドがFILIPPO DE LAURENTIIS(フィリッポ デ ローレンティス)、ブラウンがDrumohr(ドルモア)。ネイビーのパンツはINCOTEX SLACKS(インコテックス スラックス)、ベージュのコーデュロイはBorelio(ボレリオ)です。
MODEL:カシミアツィード チェック柄中判マフラー
SIZE:50×190cm(フリンジ除く)
COLOR:トラディショナルカラー×ブルー・トラディショナルカラー×パンジー・ブラウン×グレイ×ブラック
MATERIAL:カシミア100%
PRICE:¥54,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
午前中のCachette/カシェートでの光景です。撮影の途中にご来店された音楽家の鏑木氏。岡崎第九を歌う会合唱指揮者でもあります。隣の方は、漫画家の手塚治虫氏…ではありません。変装した?いやナグラさん本人です。ちょうど撮影を終え、グローリーガイに戻ろうとした際、「かっこいいですね」なんて褒められるものですから、ついつい皆で写真撮りましょう!!ということになったのでした。
ライダースジャケット(SILENCE)がお似合いの鏑木氏。本日の目的は、インに着ているカットソー(MAISON CORNICHON)の色違い。気に入っていただけたようです。それにしてもスーツ姿も素敵ですが、オフスタイルも様になっている鏑木氏。私よりもはるかに雰囲気があります。多分、褒めていただいたのは、私ではなく、本日、コーディネートしたアイテムだったかもしれません。でも詮索するのはやめて、素直に受け止めたいと思っております。いつもありがとうございます。
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