最近は、天気予報をくまなくチェックする毎日。晴れのはずだった今日の予報は少し外れて、小雨がパラパラ。週間予報を見ても雨マークが目立ってきましたね。気温は上がってきたものの、このまま一気に夏とはいかないのが現実。楽しい夏を迎えるその日まで、想像や妄想を最大限に膨らませてじっくり待ちましょう。
そんな妄想にひと役買うのが、本日ご紹介のアイテムです。
ご案内するのは私タカイ。今季、GLORY GUYに初登場の新ブランドです。
ブランド名は【L/UCCA】。”ルッカ”と読みます。イタリア・トスカーナ州発のサンダルブランドで、皮革製品の産地として有名な地において、伝統的な技法に拘った製造方法による、革本来の風合いを大切にしたアイテムを生み出しています。
ソールの裏側には”Lavorazione Artigiana”の文字。直訳すれば、”女性職人の工房”でしょうか。ブランドをディレクションするのは、デザイナーであり革職人でもある女性。女性ならではの感性と感覚で作られたデザインはどこかユニセックスで、トスカーナ伝統の製法で生み出された革はナチュラルな風合いです。
コーディネートしてみました。が、やはり晴れ渡った太陽の下で撮影したかったというのが本音です…。
タンブラウンのアッパーにキャメルカラーのソールを合わせたナチュラルコンビは、LARDINIのシャツジャケットとTシャツ。パンツにはPT TORINOを。ブラックにブラックを掛け合わせたクールでモダンなコンビには、BARENAのシャツアウターにCIRCOLOのボーダーT、そして、PT TORINOのワイドパンツをコーディネートです。
ソールが薄く、良い意味での華奢さがスタイリングを軽快に仕上げ、アッパー部分に切れ込みを入れて肌を見せることで、シャープでスッキリとしたシルエットに見せてくれます。
良いですね。夏への妄想が膨らみます。
シンプルで美しく、柔らかな曲線を描くのは、確かに女性的なデザインです。
ソールは0.6cmで、ヒール部分も1.5cmの薄さ。ただし、見た目だけのデザイン重視でなく、実用や機能性にも抜かりはありません。
足裏が当たる部分には、特別なソフトインソールを使用。見た目の華奢さとは裏腹に、地面からの衝撃を吸収し、ふんわりとした柔らかなクッションで足裏全体を優しく受け止めます。また、絶妙なアーチを描き、土踏まずに添ったフィッティングが心地良いのです。
さらに、ソールにはリサイクルレザーを使用するという、サスティナブルな一面もあります。
ソールは基本レザーソールですが、ヒール部分にのみ、ゴムの樹脂が貼り付けられています。
モデルは身長180㎝、体重67㎏、胸囲94㎝。CROCKETT&JONESなどの革靴はsize:7を中心に、スニーカーでは26.0cmを基準に着用しており、こちらはsize:41を履いております。
MODEL:レザーストラップサンダル
SIZE:40・41・42・43
COLOR:タン・ブラック
MATERIAL:牛革
PRICE:¥20,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
毎週の展示会巡りで慌ただしく過ごしているスグルです。例年になく、神経を使うのは価格と納期。光熱費などの急騰による原材料や工賃、運賃などの大幅な値上がり、ユーロに対する為替の悪条件も重なり、軒並み価格変更。さらには人手不足で物が作れないという最悪な状況。高い技術を持つ工場にメゾンブランドが集中し、納期の遅れだけではなく、キャンセルになるケースも出ています。コロナが去って、また一難。ある程度、予期していたことですが、頭の痛い問題です。ただ、いつも以上に慎重に厳選していく作業は、案外楽しいものです。売れるからオーダーするというより売りたいものをセレクト。より強く想いを入れていくバイイングは、時に独りよがりになりがちですが、個人の専門店らしさが伝わり、決して悪いことではありません。グローリーガイらしさを忘れずに、来週も東京に行ってまいります。
© GLORY GUY