Clothes to You

GLORY GUYS

服選びが重要になりつつある時代の到来です!!

今までで最も体力のいるバイイングだったような、そんな気がします。火曜日、東京の最高気温は23度。チノパン&スニーカーにハイゲージのニット、上にレザージャケットを羽織っての軽装スタイル。バッグに忍ばせたのはグローブにマフラー。手に持ったのがウールのコートでした。

翌日、外の気温7度の雨降り。最初の目的地は骨董通りにあるパラブーツのショールームです。着いていきなりの自我撮りに担当者のしのさんも呆れておりましたが、どうしても証拠写真が欲しくて? 仕事しているかどうかではないですよ。15度以上の気温差。初夏から真冬に急転する気候に対応するための服装選び。一日中、コートを手に持っての移動も大変ですが、凍えるよりマシです。まわる代理店さんも多く、足を棒にしての出張でした。先々週は雪。バイイング作業も年々、過酷になっていきます。

 

今回の出張、反省するとすれば、コート選び。雨量を甘く見ていました。持って行ったのは、ウールのコート。それも嵩張るダブルのロングコートでした。バッグに忍ばせた携帯傘では間に合わないと、ホテルでレギュラーサイズの傘を借りましたが、時々強く降る横殴りの雨にコートを濡らします。それに、私世代に多い昭和の早食いと早歩き。この場合、歩行の方ですが、歩く速度が速いため、電車の中では体温上昇。ややオーバースペックでした。そこで持ち出したのが、【l’impermeabile/リンペルメアビレ】の「TONY +1」ソフトトレンチコートです。

ご紹介ブログでも書きましたが、ツィーディなガンクラブチェック柄の身頃裏地に一体化している中綿入りのナイロンの袖裏。気温が高い日は裏地を取り外せば、かなり薄手のトレンチコートに。裏地をバッグに入れれば手で持つ必要はありません。表地は素朴なコットンの風合いを持ちながらも撥水加工を施すことでレインコートとしての役割も果たします。まさに気温差のある出張や旅に最適なアイテム。出かける機会の多い方には是非オススメしたいトレンチコートです。

話は変わります。

あるカットソーブランドの紹介面に掲載されていた写真です。素敵だなと思つたのは、ブラウンのコーデュロイスカート。実は先ほど、お得意様のK様がお持ちいただいたのが【INCOTEX SLACKS/インコテックス スラックス】の中畝コーデュロイパンツ

全てのコーデュロイが当てはまるわけではありませんが、後染めの洗いのかかったコーデュロイなら、春でも穿いていただけます。特にこの中畝のコーデュロイは生地が厚いわけではなく、保温性が特にあるわけではありません。まだ暑さの残る秋から冬、そして初夏前までのスリーシーズンで活躍させてほしいパンツです。上の女性のコーディネート写真を見て、改めてご提案する気になった春のアイテムでした。

さてさて、実は本日、カシェートメンズも担当することになっているんです。コーディネートの準備は整いました。

ジュニアの着用サイズが売れてしまい、任せられたのは、ラコステのボーダー柄ニット。このままカシェートメンズブログに移動しますので、ご一緒にいかがでしょう。

書き終え、戻ってまいりました。オケージョンで必要となるアイテムが入荷してきましたので、簡単にご案内させていただきます。

新作のネクタイは【FRANCO BASSI/フランコ・バッシ】から

GERMANO/ジェルマーノ】からは初夏から秋までのドレスパンツ。下段は現在セール対象になっている冬春物になります。

今月いっぱい?いや、もう少し伸ばしましょうか。いずれにしても終了の近い「ルナー・ニューイヤーセール」。季節が変われば、商品の見え方も変わる、現在過去進行形のイベントです。ぜひご参加ください。

 

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こんな時期は、洋服以外のアイテムを充実させるのはいかがでしょう! CHAMBORD SELLIER/シャンボールセリエのバッグ「LILLE BRIEF」と「RIVAU」!!

“この時期は何を着たらいいのかわからない”というのは、この時期から4月くらいにかけて、お客様から聞くことが多いお悩み。

その度に”これはどうでしょう””お手持ちのあれを合わせたら”と、様々な季節のアイテムをミックスして最適な着こなしを提案してきたのですが、昨日は4月中旬、そして今日は平年並みの気温と、いやはや、ここ最近の気温の動きには悩まされてしまいます。

そんな方々に最適解を見つけるお手伝いさせていただくためにも、現在、秋冬/春夏のアイテムを盛り込んだ「ルナー・ニューイヤーセール」を開催中です。季節が変われば、商品の見え方も変わる、現在過去進行形のイベントです。ぜひご参加ください。

さて本日は、気候に左右されないものをと言うことで、いつもは洋服の二の次になってしまっているであろう小物アイテムの充実に気分を変えてみるのはいかがでしょう。今日のblogはタカイがご案内する【CHAMBORD SELLIER/シャンボールセリエ】のバッグ2型です。

手前のブルーが「LILLE BRIEF」、奥のブラックが「RIVAU」です。

馬具産業が盛んな街としても知られるロアール地方の街・シャンボール。2004年、この街の皮革ファクトリーが、オリジナルコレクションとしてスタートしたのが【CHAMBORD SELLIER/シャンボールセリエ】。クオリティーを維持し、更に高め、60年以上の永きに渡って引き継がれた変わらないバッグ作りへの情熱や、品質に対する探究心。それは、生み出されたアイテム一つ一つの細部に宿っている事を感じることができます。

まずご紹介するのは「LILLE BRIEF」。グローリガイでは永くご案内をしているビジネスバッグの定番モデルです。トップの部分が曲線を描くように山なりにラウンドしていて、底が船底のようなデザインになっているのが特徴です。

サイドからのシルエットは、シャープでスマート。ビジネスシーンに相応しい精悍な佇まいです。

所々に、曲線を描くラインがデザインされている【CHAMBORD SELLIER/シャンボールセリエ】のバッグ。直線的に縫ってしまう方が簡単なのは言わずもがな、特に、布生地とは違い技術力の高さを求められる革製品の縫製にあって、この整然とした美しい仕上がりには目を奪われるばかりです。

セレクトした革は、私どもでは初めて扱うことになる「CRUMBS/クルム」。ハリツヤのある端整な面持ちでも硬さはなく、しっかりと油分を含んでいることで柔らかさも併せ持ちます。

【CHAMBORD SELLIER/シャンボールセリエ】をご存知の方にとっては、ハリのある「CALPE/カルぺ」より柔らかく、しっとりとした「LAGUN/ラグーン」よりもきめ細やかな肌触り、と言えばイメージできるでしょうか。

カラーは、MARINEと表記されているネイビーブルー。シボの表情が相まって、ディプシーブルーとでも言うような、濃く深みのあるブルーです。

そして、その中心にはレオナルド・ダ・ヴィンチが設計したとされるシャンボール城が刻まれたブランドロゴです。

内装はいたってシンプル。ライニングにはコットンキャンバスを使用しており、片側にのみポケットが付きます。

そして良きバッグの条件としてなくてはならないのが底鋲。バッグに安定感をもたらし、底の革を傷つけないようにする配慮が嬉しいです。

コーディネートしたスーツはGabo、ネクタイはstefanobigiです。

MODEL:「LILLE BREIF」ラウンドトップ ブリーフケース
SIZE:縦29×横42×マチ10㎝
COLOR:ネイビーブルー(MARINE)
MATERIAL:牛革(CRUMBS)
PRICE:¥120,000(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。

そして、こちらが「RIVAU」。A4用紙は余裕を持って対応できる大容量は、ビジネスシーンで選ばれている人気モデルです。

サイドから見た顔立ちは、こちらもスマート。裏面にも収納ポケットがあるのは良いですね。ケータイなど、出し入れが多いものはここに入れると便利です。

補強も兼ねているのでしょうか、両角に入ったステッチが良いアクセントに。シンプルさの中にエスプリの効いたデザインが施されています。

ダブルジップは両サイドの深くまで入っており、左右に口を大きく広げられることで、中の状況も一目でわかりやすく収納もしやすい。ライニングはコットンキャンバス生地で、ポケットは片側のみについたシンプルなデザインです。

こちらの革も「CRUMBS/クルム」をセレクト。ハリツヤがありながらも、しっかりと含んだ油分によって柔らかさも併せ持ちます。

もちろん、底鋲も完備しています。

コーディネートしたスーツはGabo、ネクタイはstefanobigiです。

MODEL:「RIVAU」型押しブリーフバッグ
SIZE:縦30×横41×マチ13㎝
COLOR:ブラック(NOIR)
MATERIAL:牛革(CRUMBS)
PRICE:¥180,000(本体価格)+税

*こちらの商品は、SUGURU SHOPでご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。

先ほどもご紹介した「ルナー・ニューイヤーセール」。季節の境界線が曖昧になり、様々な気候にも対応できる最適解が見つかるはずです。

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この【MAISON CORNICHON/メゾンコルニション】のカットソーだけは特別です!?

季節外れの長雨になりそうです。明日、明後日と東京に。先々週の雪のようなことはないと天気予報を見れば、とんでもない気温変化です。火曜日の最高気温は22度、水曜日はなんと9度です。どっちが平年?もちろん、水曜日の9度が平年ですが、この気温の落差が恐ろしい。何を着て行こうかと大いに悩むところですが、やはり低い方に合わせましょう!!

先週の金曜日、大阪から戻って、パチリ。羽織っているのは、LARDINI/ラルディーニの編み地ストライプ柄ニットジャケット。2022年モデルですが、良き時代の価格設定です。ジャストサイズのSがあり、春に役に立ちそうです。右に写っているのは、今季、進化したシャツジャケット。よりテーラードなフォルムに変わり、襟についたアイコンと共にモダンな表情です。初夏まで切れそうな軽快なイージージャケットです。

本日の出で立ちです。トップスからボトム、足元までイタリアのアイテムはありません。明日からの出張に備えたリラックススタイル。休日スタイルといっても過言ではありません。参考までに、ニットはオーストリアのPHIL PETTER/フィル ぺター。グローリーガイとの相性は抜群。残念ながら、本国の提示する価格と日本の代理店さんとの折り合いがつかず、現在、日本での取り扱いができなくなりました。羽織っているダウンベストは、フランスのダウンファクトリー PYRENEX/ピレネックスのもの。メンズよりレディースに力を入れているブランドです。このブランドのダウンを着ている女性が知的で可愛く見えてしまう…。ボトムはお馴染みベルギーのBorelio/ボレリオ。ベルギー王室やDRIS VAN NOTENをはじめとした数多くのメゾンのOEMを手掛ける老舗のパンツ専業ブランド。モード、エレガント、リラックスの三要素を含んだクラシコブランドにない雰囲気を持っています。そして、足元。少し前にようやく手に入れることのできたSpring Court/スプリングコートの「G2」。初めて購入したのは、ミッドカットのレザー、二代目、三代目の「G2」は健在ですが、状態は同じ。今日のような雨の日にも履いてしまうため、これからの撮影用として真新しいものを押さえておかなければなりません。

本日、ご注目いただきたいのは、ニットの袖口から見えている【MAISON CORNICHON/メゾンコルニション】のカットソーです。主役にあるというより縁の下の力持ちや脇役という立場のカット&ソーイング。肌に近く、上に着る服の妨げにならない着心地の良さが条件になります。

展開当時はカシェートでしたが、一部とレディースを除いてグローリーガイで展開中です。イタリアのカットソーは主にニットブランドからセレクト。他にドイツにも優れたカットソーブランドがありますが、フランス生まれのカットソーとは趣はずいぶん異なります。フランスを代表するブランドの名を上げれば、ルミノア、セントジェームス、オーシバル、プチバトーなど。これらすべてのブランドはかつて展開したことがあるのですが、正直に申せば、レディースとしての仕入れが多く、手にしたことがあるのは、セントジェームスだけ。ただ、生地のゴワゴワ感が苦手でそれっきり。そうなるとフランスのカットソーブランドを語るには情報不足です。ただ、この【MAISON CORNICHON/メゾンコルニション】だけは特別。代理店の方の人柄の良さにほだされた?せいかもしれませんが、着てみることに。多分、バイヤーのジュニア以上にハマったのは、間違いなく私でしょう。最も数を所有し、その着心地を理解できるのも私スグル。展開するのは、グローリーガイしかないと、昨年より引っ越しさせたのです。

モデルによっては私がご案内しているものもありました。私同様、気に入っていただき、リピートされる方も多いカットソーブランドですが、現在、どのモデルもサイズが欠けてしまっております。そこで、価格です。本日より、20%ですが割引対象となりました。ぜひ、初めての方に体感していただきたいカットソーブランドです。

少し前に参加させた【ANTONIO PIO MELE/アントニオ・ピオ・メーレ】の靴についても、初めての方がトライしてくださいましたが、多くの方がリピーター。中でも最も印象的だったのは、スニーカーで何足かお持ちいただいたK様。今回、チャッカブーツモデル「BORA」を色違いでお買い上げになられたことでしょうか。ありがとうございます。

新作のご案内は、先日のブログMaria Santangello/マリア・サンタンジェロのシャツとstefanobigi/ステファノビジのネクタイをご提案させていただいた際に持っていた鞄です。

馬具産業が盛んな街としても知られるロアール地方の街・シャンボール。2004年、この街の皮革ファクトリーが、オリジナルコレクションとしてスタートさせたのが、【CHAMBORD SELLIER】。エンブレムは、レオナルド・ダ・ヴィンチによって設計された、この地方の象徴でもあるシャンボール城です。

この続きは、水曜日に。私よりも丁寧にご案内してくれるだろうタカイにバトンタッチします。私は未来に向けて頭を悩ませてきます。全てはお客様との感動の共有のために。本日はここまでとさせていただきます。

終わりが近づいている「ルナー・ニューイヤーセール」。季節が変われば、商品の見え方も変わる、現在過去進行形のイベントです。ぜひご参加ください。

 

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クラシコイタリアの未来は?英国ブランドとのミックスが鍵となりそうです!!

おかげさまで。今年もいただいた数々のチョコレート。ただ、カミさんからはないとボヤいてはいけません。日々支えてくれることに感謝こそすれども甘えてはいけません。占いの言葉を信じれば、2,3年後にはモテ期がくるようで、今から心の準備をしている私スグル、シニアの方です。

久しぶりにじっくり品揃えを確認した今日。随分と新作が入荷してきています。特に薄手のアウターの充実ぶりは目を見張るものがあります。ニットはと言えば、夏の短い英国だけにオーダー数は少ないものの、ハイゲージからローゲージのニットが積み込まれ、春なら気温に合わせてゲージを選び、風よけのためにダウンの代わりに薄手のアウターを羽織るという合理的な品揃えです。移転する前の10坪ほどのグローリーガイを思い出すようです。いや、品揃えははるかに本格的。当時、手に入らなかったアコガレのブランドが満載のカシェートです。好きな方にはたまらない空間と言えるでしょう。ようやく、英国ものを輸入する代理店さんの間でも話題になっているようで、日本広しとは言え、ここまで英国ものが揃う店はないのではなんて、もっぱらの噂です。そろそろ都会に出た方がいいじゃないかなんて冗談交じりで話しているジュニアと私でした。

 

本日の出で立ちに羽織ったのは、カシェート展開の英国のレザーブランド【JAMES GROSE/ジェームスグロース】の「DOVER JACKET」ニューシープスキン シングルライダース

「レザーはお馴染みのニューシープスキンレザー。厚みがありながらもしっとり柔らかい革質が魅力的で、着込むとさらに柔らかくなります。着用していても重たさも感じず、とても動きやすいのも特徴です。革の窮屈さを感じさせない立体的な作りになっています。一人の職人さんが全ての工程を時間をかけて手掛けており、この時代にここまで贅沢な仕立ては本格的なオーダーメイドぐらいではないでしょうか」と書いているのは、バイヤーのジュニア。グローリーガイのレザーの予算を割いてでももっと色数をオーダーしたらというほどの逸品です。

着用サイズは38です。

 

スコットランド生まれの【MACKINTOSH / マッキントッシュ】。展開当時のブランド名は、Traditional Weatherwear/トラディショナルウェザーウェアでした。2枚の生地の間に天然のゴムを塗り、圧着させた防水生地で製造されたゴム引きのレインコート。日本語の洗濯表示が洗い可となっていたことから、大きなクレームになり大騒ぎでした。現在は、この生地を開発した化学者であるチャールズ・マッキントッシュ の名前がブランド名になっています。

羽織ったのは、モデル「CARRON」。ワッシャー加工コーチジャケットです。着用サイズは36でジャストサイズです。

 

【Barbour/バブアー】の「 OS Bedale casual」 HERITAGE+デニムジャケット。実は所有していないブランドの一つがバブアー。私が英国スタイルに憧れていたのは、40代前半まで。その後、ファクトリーブランドを掘り下げていけばイタリアにたどり着き、いつの間にかイタリア人?にはなっていませんが、飲めなかったワインや苦手なトスカーナ料理にも慣れていくから不思議。モテるためには努力を惜しまなかった若き日の私です。

羽織ったサイズはS。上の写真はミドルゲージのタートルネックの上に、下はジャケットを重ねて羽織っています。ジャケットの上に羽織るなら、袖の長さも考慮してサイズMになるでしょうか。

ご紹介が遅れました。穿いているオフホワイトのコーデュロイパンツはJACOB COHEN/ヤコブ・コーエン。10年以上前のもので、モデルは「661」。今では廃番となっているスキニータイプです。足元はANTONIO PIO MELE/アントニオ・ピオ・メーレの「TRAMONTANA」。今日も、せっかく気に入っていただいたのにサイズが無くご用意できなかった悔しいモデルです。私がサイズ42を穿いていて、その方も同じサイズ。色違いのブラウンも残すサイズ41のみ。これからの季節を考えて「LEVANTE」スエードシームレススニーカーはいかがでしょうか。ご検討ください。

通販サイト「SUGURU SHOP」の掲載作業はグローリーガイの事務所。早々と入荷してくるカシェートの新作。バイイングに立ち会っていないだけに、何が入ってくるのかドキドキハラハラ。いやいや、ワクワクです。着用した上の三ブランド。どれもが魅力的な羽織りもの。クラシコブランドとの相性も良く、英国ブランドとのミックススタイルが今後大いに期待できそうな予感です。

さらに魅力的な入荷が、こちら。【CROCKETT&JONES/クロケット&ジョーンズ】のタッセルとUチップの2モデル。

先に入荷した「Waterford」スエードプレーントゥシューズと併せて、お買い上げの方にソックスを一足ノベルティとしてプレゼントしてくれるようです。早速、買いに行かなくちゃ…ですが、売ってくれるかなぁ〜

 

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今を見つめて未来を考える、未来を見据えて今を見る…のような大阪出張でした!!

大阪からのとんぼ返り。大阪での滞在時間は、3時間ほどだったでしょうか。それでも収穫のある出張で、新しいニットとカットソーの2ブランドを見つけてきました。この秋が楽しみです。

店に戻ったのが、4時前。嬉しいことに昨日、今季最後の「ルナー・ニューイヤーセール」に参戦した【ANTONIO PIO MELE/アントニオ・ピオ・メーレ】にも動きがあり、ご提案させていただいた甲斐があります。

動きがあるのが、【PT TORINO/ピーティートリノ】。春物といっても過言ではない季節を選ばないデニムとライトチノパンツ 。JACOB COHEN/ヤコブ・コーエンは7万円台、PT DENIMも軒並み価格上昇と、割引率は控えめですが、次にセレクトをほとんどしていないだけに、価格のこなれている時に揃えておかれてもいいかもしれません。

どちらかと言えば、ドレスダウンやカジュアルアップに活躍する【GERMANO/ジェルマーノ】の「CITY」シリーズ。本来、43,000円(本体価格)のところ、39,000円にてご提案。セールにて20%0FFでしたが、さらに割引率を上げさせていただきました。今後、手に入れることが厳しくなるピュアウールとウール・コットンのナポリパンツ。ワードローブの充実にお役立てください。

新作入荷!!と言いたいところですが、そうではありません。ご案内は昨年の10月6日。担当は増山君。彼の最後の商品案内となったブログです。説明文に遺漏はありません。ただ、バイヤーは私スグル。このブランドを見出した時の感動は私でなければ伝えることはできません。

展示会の片隅にこじんまりと並んでいた、どこか懐かしいニット。触れば、カシミアとは真逆のハリコシのある弾力性。ハードに扱って挫けることの無いタフさ。そんな印象のニットでした。北欧・デンマークの【S.N.S. HERNING/エス.エヌ.エス. ハーニング】というブランド。担当者に訊けば、

”デンマーク人創業者のSøren Nielsen Skyt(ソーレン・ニールセン・スカイト)が、1919年に自作のニットウェアの販売を開始。1923年には、後にブランドの顔となる「フィッシャーマンセーター」を製造するようになったといいます。以来、スカイト家が3代100年にわたって、創業以来の製造方法を受け継ぎ、2019年にラトヴィアに生産拠点を移した今でも、Never change。同じ方法やデザインで生産が続けられている”

心に響いたのは、 Never changeの精神。悪く言えば、頑固、融通がきかないということですが、変えないモノつくりを維持するには、かなり強い意志と体力が必要になります。

「製品タグの中心にプリントされた漁夫の姿。フィッシャーマンセーターとは、イギリスやフランスの漁師が漁に出る際に着ていたとされる、ざっくりと編み込まれた手編みニットを起源とします。防寒性に優れた重厚感のあるニットは、アランセーターやガンジーセーターの名でも親しまれ、トラッド好きの方には馴染み深いアイテムの一つかもしれませんね」は増山君の弁ですが、人が生きていくために必要な道具として生まれたニット。目的や出自のしっかりとした、背景のあるブランドには敬意を表したいものです。

多分ですが、Never Changeの精神はジップの仕様にも表れているような気がします。現代のニットやブルゾンに使われているのは、スライダーが二個ついているダブルジップ。上からも下からも開閉できることで、ジップの開け方でスタイリングの変化が楽しめたり、サイズ感の調整ができたり、体温調整ができたりとメリットだらけ。あえてデメリットを言えば、ジップが固く、留めづらいことやコストがかかることぐらいで、メリットの方が多いのがダブルジップでしょうか。昔のバラクータG9もシングルでしたが、今はダブルジップに変更されています。そんなジップ仕様。個人的には無骨な雰囲気を持つシングルジップは嫌いではありません。男っぽさの点でもシングルジップに軍配が上がります。

話が長くなりそうですが、またもや個人的な話に。現在、合物として活躍させるため、ホワイトを検討中です。真冬ならインにタートルネックを着ますが、雰囲気のあるニットだけに春にアウター気分で着たいものです。脱ぎ着のできるフルジップであれば、インはカットソー。そんなことを考えながらセレクトしてきたのが、今日の展示会で出会ったカットソーブランドなんです。

 

今季最後の「ルナー・ニューイヤーセール」。季節が変われば、商品の見え方も変わる、現在過去進行形のイベントです。

※Cachette MENS 情報

新作が目白押しのカシェートメンズ。本日、通販サイト「SUGURU SHOP」に【Barbour/バブアー】の「OS Bedale casual」 HERITAGE+デニムジャケットが掲載されました。詳しくは、こちらのブログをご覧ください。

 

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