スクリーンに広がる浜辺で、ランナーが水しぶきをあげて走るシーン。そう、”炎のランナー”の冒頭とラストシーン。ヴァンゲリスの「タイトルズ」が流れる象徴的なシーンです。服飾関係者として、自然に目に留まったのは、ケンブリッジのユニフォームでした。
もしかして、これっ? Drumohr/ドルモアのスタンドカラーTシャツ?
胸にエンブレムをつければ、それらしく見えるはずですが、当然ながら違います。ただ、このユニフォームを製作したのが、私たちが扱う、馴染みのあるJOHN SMEDLEY/ジョン・スメドレーのものとなれば、さらにこの映画に対する愛着が深まります。
もし、YouTubeでのご紹介であれば、BARENA/バレナの時のように、オープニングは走っているシーンになったことでしょう。もちろん、ヴァンゲリスの「タイトルズ」に合わせてです。
本日、静止画でお届けするのは、【CIRCOLO 1901 /チルコロ 1901】のヘンリーネックです。ヘンリーネックの「ヘンリー」とは、イギリス・テムズ川の上流にある街の名前です。ここで毎年7月に、伝統あるボートレース『ヘンリーレガッタ』が開催され、『ヘンリーレガッタ』に出場する選手が着ていたシャツから、ヘンリーネックの名前が付いたとされています。
このブランドについて、おさらいです。
イタリアのバーリを拠点に、2009年から始動したイタリアの新鋭アパレルブランド【CIRCOLO 1901/ チルコロ】。20年間テキスタイルメーカーのS.G.L.社で経験を積んだジェンナーロ・ダルジェーニオ(Gennaro Dargenio)が、面白半分で発表したスウェットジャケットが話題を集め、ブランドとして本格的に始動。S.G.L.社といえばテキスタイルメーカーとしては、1901年より継続している老舗です。ちなみに、チルコロ(circolo)はイタリア語でクラブ、サークルの意味があるそうです。
まだ、ジャケットやブルゾンなどの提案がない頃です。展示会で並んでいた、しっとりとした生地の手触りや色の抜け具合、そしてシンプルなフォルムのカットソーにときめいたものでした。当時、製品染のカットソーは、トータルで展開するカジュアル&スポーツブランドにしかなく、好みとは違うものでした。【CIRCOLO 1901/ チルコロ】の取り扱いが、長く続いているのは、専業ブランドとしてのこだわりを持続しながら、常に他ブランドとの差別化を図ってきたところでしょうか。
香ばしいビスケットブラウン、明るくグレイッシュなベビーブルー、深みのあるネイビーの、チルコロらしい三色をセレクトしました。
モデルは身長175㎝、体重63㎏、胸囲92㎝で、サイズSを着用しております。
MODEL:半袖ヘンリーネックTシャツ
SIZE:XS・S・M・L
COLOR:ビスケットブラウン・ベビーブルー・ネイビー
MATERIAL:コットン100%
PRICE:¥16,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
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