革底の靴からスニーカーに変え、ギアを上げた昨日。どうやら筋肉痛です。フラのレッスンでもジョギングでもありません。スーツやパンツの接客に立ったりしゃがんだりの上下運動はきつい。アウターやニットの接客より体力を使います。
スーツのお客様は新規さん。ただ、昔からお世話になっている方の紹介です。ただ問題はサイズ。二着しかないサイズ52を着ていただきましたが、上着のボタンが閉じない。そうなるとパンツも厳しい。こうなれば奥の手を出すしかないと、唯一のサイズ54を。上着はジャスト。これならパンツも大丈夫。問題は、この少し明るめのネイビーを気に入っていただけるかどうか。スーツの着用目的は仕事。それも銀行さん相手。「少し派手かな?」「いやいや上下で着ていただければ、意外と派手さはなくなります。それに自然光であれば、この照明下で見るより色は落ち着くはずです」なんて、ここは一押し。接客の中で信頼関係を築くのは、知識やテクニックではありません。いかに相手のことを思って一生懸命になれるか。売ろうなんて思ってはいけません。スーツとネクタイが決まり、オーダーシャツの採寸を終えた後、次にお求めになりたい色柄のスーツを依頼してくださりお帰りになられました。お役に立てて本当に良かったです。
本日のご案内は、いつかはプライベートブランドにしたい【Gabo/ガボ】のスーツ。完全別注でご提案です。
7月7日のブログには父親の若かりし頃の写真を載せてしまうほど、今、私が力を入れているブランドです。今季も裄丈の長さを除いては完璧な仕上がりで入荷してきました。写真では右袖を曲げています。次の春夏より指定しておりますが、裄丈の長い方もおられますので、数センチのことです。
“軽くて柔らかく、体と一体化して動きやすい”は、良い服の条件です。さらに付け加えるなら、その服が着る人の個性を引き出し、さらに美しいドレープが人を魅了し、どこまでも優しく、しかも存在感を誇示できる服。そんなことを、かつて扱っていたRING JACKET/リングジャケットさんが語っていました。また、服の命を決める優れたパーツの数々。目に見えない隠れた部分への細心の配慮。生地の特性を生かしたクラフトマンの技術。一針一針、手縫いで仕上げていくハンドメイドの仕上げ。その一つひとつが良い服を作るための絶対条件。まさにその通りです。
平織りの質感のある生地は、フランネルほど厚みはなく、わかりやすく言えば、ソフトフランネルの優しいタッチです。チャコールとミディアムグレイの中間ほどのグレイのチョークストライプ柄スーツ。上着は三つボタンの中一つ掛け、サイドベンツになります。股上は深めのノープリーツを選ぶことで、クラシックな雰囲気の中にスポーティーさを求めたスーツです。
どちらかと言えば I(アイ)ラインの丸みのある柔らかなフォルムです。ボディコンシャスなスーツと違い、自由気ままにコーディネートしていただきたいと、タートルネックのニット(Drumohr)を合わせてみました。一般的にはブラックでしょうが、今回、ネイビーでより柔らかさを演出。トレンドとしてはブラウンやグリーン。もちろんボルドーやエクルベージュでも。無彩色のグレイなら色を選びません。足元も紐履からスリッポンに替えてやれば、さらにくつろいだ雰囲気になります。
モデルは身長175㎝、体重63㎏、胸囲91㎝で、サイズ46を着用しております。
MODEL:ソフトフランネルチョークストライプ柄スーツ
SIZE:44 ・46 ・48・50
COLOR:ダークグレイ
MATERIAL:表地:ウール100% 裏地:レーヨン100%
PRICE:¥189,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
ネイビーの無地もご用意しました。まずは自由気ままにタートルネック(Drumohr)で登場です。
フランネルタッチの風合いのあるサキソニーウール。秋冬のネイビーとしてお勧めです。オケージョンやビジネスとオンタイムに出番の多いネイビーの無地スーツ。ブラックのタートルニットに変えるだけで守備範囲がさらに広がります。コンサートや美術鑑賞など芸術の秋です。また、賑やかな夜の街以外にも夜のしじまが似合うスーツとして活躍させてください。
ネクタイをすればさらに静寂が戻ってきます。クールで知的、それでいて優しさを持ち合わせたコーディネート。相手に威圧感を与えずに存在感を示すことのできる【Gabo/ガボ】に依頼した別注スーツのご案内です。
モデルは身長175㎝、体重63㎏、胸囲91㎝で、サイズ46を着用しております。
MODEL:フランネルタッチネイビー無地スーツ
SIZE:44 ・46 ・48・50
COLOR:ネイビー
MATERIAL:表地:ウール99%・ポリウレタン1% 裏地:レーヨン100%
PRICE:¥175,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
ダークグレイのチョークストライプ柄スーツに結んだネクタイは【F.Marino/フランチェスコ マリーノ】。Gabo(ガボ)と同じナポリのファクトリーです。ハリのあるシルクサテンのダークネイビーは深みのある青。物静かな男を演出する際に最適なネクタイになります。
ネイビーの無地スーツに合わせたシルクジャカードのオールオーバー柄タイ。こちらもハリのある生地です。さらに青を深くしたミッドナイトネイビーにネイビーのグラデーションで織り柄の奥行きをつけた渋みのあるネクタイです。写真は柄が立っていますが、暗いところではベースに同化。夜のしじまに身を置くネイビースーツを着た人のようです。
MODEL:シルクサテンソリッド&ジャカードオールオーバータイ
SIZE:全長…146㎝・大剣幅…8.0㎝
COLOR:ネイビー
MATERIAL:シルク100%
PRICE:¥19,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
カシェートの営業についてです。明日は祝日ですが、定休日のためお休みさせていただきます。何かご希望のアイテムがございましたら、何なりと申しつけください。
“ローマの休日”ではありません。東山動物園(名古屋)の休日です。1958年生まれの私が3歳ぐらいですので、父は30代前半。1960年ごろの写真です。ローマの休日が公開されたのが、1953年。タイタニックを題材にした”タイタニックの最後”もちょうど同じ年の公開でした。当時は、休日でもスーツを着ていたんですね。
こちらが、本物の”ローマの休日”です。スペイン広場の有名なシーンです。私もイタリアでの最初の訪問地は、ローマ。もちろん、映画の影響です。残念ながら、こんな素敵な出会いはありませんでしたが、トレビの泉や真実の口、そしてこのスペイン広場では近くにあるカフェでグレゴリーペックを演じておりました。
スーツのスタイルを見ると、30年代にアメリカに上陸したイングリッシュ・ドレープスーツを継承したボールドルック。肩幅は広く、全体にゆったりとした、字のごとく大胆で力強いフォルムを持ちます。ただ、写真を見る限り、肩幅はあるものの肩パットはさほどで、ラペル幅も幅広とはいえません。このスタイルをハリウッド・スーツと呼んだ方が良いかもしれません。そして同時に注目されてきたアイビールックの影響で、この後、全体に細身になったアメリカン・ナチュラルルックにトレンドが移り変わっていきます。
その後、ジョルジオ・アルマーニなど新進気鋭のデザイナーによるミラノ・ファッションやラルフローレンを筆頭にアメリカデザイナーによるブリティッシュ・アメリカンを経て、たどり着いたのが、イタリアンスタイルです。
イタリアスーツといっても北と南では随分趣は変わります。もっと具体的にいえば、ミラノ、フィレンツェ、ローマ、ナポリと都市ごとのブランドの特徴があり、それぞれ魅力も異なります。前述のBOGLIOLI/ボリオリ はミラノです。日本でなじみが深いのは、柔らかな仕立てはもちろん、襟のダブルステッチやバルカポケット、そして雨降り袖といわれるマニカ・カミーチャなどに象徴されるナポリのスーツです。キートン、サルトリオは未だ袖を通したことはありませんが、かつて展開していたイザイアやスティレ・ラティーノ、ご提案はしていませんが還暦祝いにオーダーしたアルフォンソ・シリカなど、ナポリスーツの魅力は存分に感じている私です。ただ、これらのブランドは価格を考えると現実的では無い。そこで白羽の矢を立てたのが、【Gabo/ガボ】。セレクト動機など、4月1日のブログにて詳しく語っておりますので、ぜひ巻き戻してご覧ください。
※Cachette/カシェート情報
やや腰穿きになってしまったのは、ベルギー発のBorelio/ボレリオのパンツ。ブレイシーズでも吊ろうかと思いきや、ドローコード付きのシャーリング仕様でした。バラクータ の中でもG9以前のモデルやデニムジャケットに相性の良いブレイシーズと、ここでもアピールしておきます。
20代後半のラルフローレンのデニムジャケット以来、たとえ大好きなJACOB COHEN/ヤコブコーエンでさえ手を出さなかったデニムジャケット。そんな私が惚れ込んだのが、なんと無名だった【Jeanik/ジーニック】。仕立ての良いテーラードジャケットのような着心地に感動です。購入したのは、インディゴ「3rd」ベース。この春にもよく着ていました。着るものに困った時はレザーかデニムジャケットというほど季節を繋ぐには便利なアイテムです。この秋に色違いで揃えようかと思っていた矢先、なんと、
カシェートの「OUTLET FAIR」に参加しているではないですか。このホワイトのデニムジャケット、季節のタイミングが合えば、完売アイテム。納期が遅れ、タイミングがずれると、人気アイテムでも動きが鈍る、洋服にも旬があるんですね。
色違いのブラックは、見事なウォッシュド加工でいい色合いのグレイに。サイズはどちらも着用サイズのS有り。せっかくなら皆さんにご提案してからと、ご案内させていただきました。吸引力のある「OUTLET FAIR」です。
インに着ているのは、LACOSTE/ラコステのTシャツ。税込6,050円は良心的です。本日、着ているのはZANONE/ザノーネのアイスコットンのTシャツですが、カシェート情報ということもあり、上から重ね着してのアピールです。
本日、レディースのカットソーをご紹介しております。Cachette LIFEからご覧ください。
4月1日はエイプリフール。嘘をついても良い日です。日本語の直訳では「四月馬鹿」、漢語的に「万愚説」、中国語では「愚人節」、フランス語では「プワソン・ダヴリル」だそうです。ただ、この日だけは嘘がつけない。なぜかといえば、母親の誕生日。88歳になるから、米寿です。お祝いしないといけない時に嘘などついたらバチが当たります。いつまでも元気で長生きしてほしいものです。
めでたい日には、身だしなみも整えなけれないけません。意図したわけではありませんが、本日のご案内はスーツです。
今、ナポリのサルトリアの中で最も力を入れているのが、【Gabo/ガボ】。同じナポリのカミチェリアであるMaria Santangelo/マリア・サンタンジェロと同じ代理店さんが扱うファクトリーブランドです。3月6日のブログでジャケットをご紹介。ようやくスーツのご案内ができます。
控えめで上品な色合いと柄行きでと探せど、なかなか思うようなものが見つからないハウンドトゥース。嬉しいことに【Gabo/ガボ】で見つかりました。ハウンドトゥースは主に黒・白で構成される格子縞で、ハウンドは猟犬、トゥースは歯のことで、チェックを構成している柄が犬の牙のようであることからそう名付けられました。 日本ではこの柄が鳥が飛ぶように見えることから「千鳥格子」と呼ばれています。
ナポリ共通の柔らかさや軽さの秘密といえば、肩パットや芯地などの副資材を極力減らしたセンツァ・インテルノ。特に【gabo/ガボ】の肩ラインはシャツのように内側に入り、より丸みのあるナチュラルショルダーを実現。着心地に大きく関わるアームホールや襟付け、芯地付けなどのハンド工程によるものです。また細かなポケットの取り付けやボタンホールなど10箇所以上にハンド工程が施されており、人の手が入った温もりのある美しい表情を作り出しています。
ボトムは、アウトのワンプリーツ。フロントの前下がりを防ぐ帯についた持ち出しは二段構え。さらに裏地を使って取り付けられた持ち出しで腰回りのフィット感を高めます。もちろん、ベルトのピンを挿して、ベルトの下がるの防ぐピンループ付き。後身帯にはアジャスター効果のあるVカット仕様と穿き心地の為なら、手間暇を惜しみません。
合わせたシャツはMaria Santangelo、ネクタイはF.Marino、靴は、
CROCKETT&JONESの「Hardwick」 Uチップスエードシューズを使いたかったのですが、残念ながらサイズがありませんでした。
モデルは身長175㎝、体重61㎏、胸囲91㎝で、サイズ46を着用しております。
MODEL:「NEW NAPOLI」ハウンドトゥース柄スーツ
SIZE:44 ・46 ・48・50
COLOR:モノクロ
MATERIAL:表地:ウール100% 裏地:レーヨン100%
PRICE:¥161,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
ネイビーのスーツを手に入れたなら、次はチャコールグレイではなく、ミディアムグレイ。秋冬であれば、チャコールグレイを推しますが、春夏であれば清涼感のあるミディアムがオススメです。実は、色違いのネイビーもオーダーしていたのですが、残念なことにキャンセルになってしまいました。
モデルはハウンドトゥースと同じ「NEW NAPOLI」。今季、ご案内しているジャケットも含め、メーカーのモデルサンプルに一部修正を加えております。決して別注にこだわりはありませんが、全体のバランスとより美しく見せるために一工夫加えています。修正することで【Gabo/ガボ】の魅力をさらに引き立てていると確信しています。
合わせたシャツはAVINO NAPOLI(参考商品)、ネクタイはF.Marino、靴はJOSEPH CHEANEYの「TOBY」ハーフアンライニングスエードコインローファーです。
モデルは身長175㎝、体重61㎏、胸囲91㎝で、サイズ46を着用しております。
MODEL:「NEW NAPOLI」ミディアムグレイ無地スーツ
SIZE:44 ・46 ・48・50
COLOR:ミディアムグレイ
MATERIAL:表地:ウール99% ・ポリウレタン1% 裏地:レーヨン100%
PRICE:¥161,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
飲食店に知人が多いのは、我々の業種と共通点が多いからでしょうか。彼らが口を揃えて言うのは、仕込みの大変さ。チェーン店の分業経営ではなく、店舗を経営しながら、仕入れから料理までも担当するオーナーシェフ。拘れば拘るほど、休む時間は少ないようです。どこを切っても同じ顔が現れる金太郎飴。そんな無味乾燥な飲食店ばかりにならないよう、頑張ってもらいたいものです。食の文化を残すためにも応援するのは、当然のことです。
量産のための機械による合理化なんて聞けば、まるで注文を取るタッチパネルを思い出してしまいますが、私たちが提案するものは、そんな安易なものではありません。
1925年、ジュゼッペ・ニコーテラ氏がナポリのサルトの聖地カサルヌオーヴォで創業。その祖父から大きな影響を受けた、現当主でいとこ同士のジャンフランコ氏とジュゼッペ氏が1994年に工場を設立。トップメゾンの下請けとして実績を積んだ後、2013年にプライベートブランドとしてデビューさせたのが【gabo/ガボ】です。
ナポリ共通の柔らかさや軽さの秘密といえば、肩パットや芯地などの副資材を極力減らしたセンツァ・インテルノ。特に【gabo/ガボ】の肩ラインはシャツのように内側に入り、より丸みのあるナチュラルショルダーを実現。着心地に大きく関わるアームホールや襟付け、芯地付けなどのハンド工程によるものです。また細かなポケットの取り付けやボタンホールなど10箇所以上にハンド工程が施されており、人の手が入った温もりのある美しい表情を作り出しています。
白黒であれば、シェパード・チェック。シェパードとは、「羊飼い」の意味で、牧羊者が初めて用いた柄のことです。白黒以外の色を使えば、ファンシー・シェパード・チェックと呼びます。土を焼いたような焦げ茶とブラックの格子柄はウールメイン、リネンサブの凹凸感のある、さらっとしたストレッチ生地になります。
ブラックのリネンシャツ(Finamore)をインに、ミルキーホワイトのコットンパンツ(BERWICH)、足元はブラウンスエードのスリッポン(私物)を履き、ブラウンのトートバッグ( CHAMBORD SELLIER)と、色を足さないコーディネートです。エレガントに見せる場合は、足し算より引き算を心がけるときれいにまとまります。
ネクタイをするなら、
無地のドレスシャツでも良いのですが、Vゾーンに奥行きをつけたい。でも、コントラストのあるロンストでは強すぎます。淡いブルーのストライプ柄シャツ( Maria Santangelo)がちょうど良いバランスです。ジャケット、シャツに柄があれば、ネクタイはソリッドタイ(F.Marino)で。それぞれのアイテムが引き立つコーディネートです。
モデルは身長175㎝、体重61㎏、胸囲91㎝で、サイズ46を着用しております。
MODEL:「NEW NAPOLI」ウール・リネン ファンシーシェパードチェック柄ジャケット
SIZE:44 ・46 ・48・50
COLOR:ブラウン×ブラック
MATERIAL:表地:ウール89% ・リネン8%・ポリウレタン3% 裏地:レーヨン100%
PRICE:¥124,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
ジャケットの定番生地とも言えるホップサック。強撚糸といって、糸を撚って強くし、粗めに織り上げた生地は、通気性があり、シワになりにくいのが特徴です。ネイビーで選べば、オンオフどちらのシーンにも活躍します。
生地スワッチから見つけ出したのが、ロロ・ピアーナの「ZELANDER/ジランダー」。かつて、オリジナルブランドやパターンオーダーを手がけていた頃に最も人気のあった生地コレクション。ネーミングは、ニュージーランド産のメリノウールを使用していることから名付けられています。
通常のホップサックに比べて、生地に粗さはなく、細やかで滑らか。ハンドワークの多い【gabo/ガボ】の魅力を存分に楽しめるジャケットに仕上がりました。
マリーンを意識して、ボーダーのニット(Settefili Cashmere)を合わせてみました。ここでも色を足さず、同系色ネイビーのコットンパンツ(BERWICH)を穿き、ホワイトのモカシン(私物)で、シックで爽やかなマリーンスタイルを完成させました。
ネイビーのジャケットにチャコールグレイのパンツと王道の組み合わせであれば、あとはいかにシーンに合わせて、自己主張するかです。コーディネートは一辺倒ではありません。ほんの一例として、ネイビーのロンドンストライプ柄シャツ(Maria Santangelo)に、はっきりしたブラウンベースにブルーのネクタイ(F.Marino)を結んでみました。イタリア人が得意なアズーロ・エ・マローネの組み合わせです。
サイズ48のみ、入荷が遅れています。入り次第、お知らせいたします。しばらくお待ちください。
モデルは身長175㎝、体重61㎏、胸囲91㎝で、サイズ46を着用しております。
MODEL:「NEW NAPOLI」ホップサックネイビージャケット
SIZE:44 ・46 ・48・50
COLOR:ネイビー
MATERIAL:表地:ウール100% 裏地:レーヨン100%
PRICE:¥138,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
※イベントのご案内です。
Maria Santangelo/マリア・サンタンジェロのパターンオーダー会を、今月16日(木)より26日(日)まで開催いたします。内容は前回と同じですので、詳しくは、こちらのブログをご覧ください。
余談です。あのアメリカを代表するトータルブランド。最上位のファーストラインとしてコレクションされているのが、「パープルレーベル」ですが、そのすべてのシャツのファクトリーにと候補に上がったのが、Maria Santangelo/マリア・サンタンジェロ。かなり熱く求愛されたようですが、フォーマルシャツ以外は断ったようです。どこかのパンツブランドと違い、目先のことにとらわれず、先のことがちゃんと見えている企業です。このブランドを扱っていることが誇りに思える、そんな情報でした。
撮影のため、カシェートからマガジーノ へ。駐車場に止めて、待ち構えたかったのですが、進行方向は渋滞。理由はわかっています。皆さん、岡崎城周辺に集まっているのです。目的はといえば、愛知県誕生150周年を記念したブルーインパルスの展示飛行。小牧基地を13時15分頃に出発し、犬山城、愛・地球博記念公園の次に岡崎城上空を通過するなんて聞けば、トップガン世代でなくても一目見たいものです。13時26分頃、たどり着けない車の中で、一瞬ですが6機編隊で駆け抜けていく姿を見ることができました。
童心に帰ったようにはしゃぎたい気持ちを抑え、クールにカメラに収めた写真が、
【Gabo/ガボ】からセレクトした、ブルーインパルスの飛行機雲のようなバンカーストライプ柄スーツです。
バイイングする際の楽しくもあり大変な作業が、生地の選択。特に製品サンプルの少ないファクトリーブランドの生地選びは、経験はもちろん想像力が必要となります。ここ数年、無地が中心となっていただけに、ネイビーのバンカーストライプを久しぶりに展開したい。それも少し明るめで華やかさのあるネイビーがいい。そんな思いと一致したのが、260gのライトでソフトなフランネルタッチのストライプ柄。ベースのネイビーが明るい分、ストライプの幅や柄の入り方は控えめです。
ナポリのスーツ共通の柔らかさや軽さの秘密といえば、肩パットや芯地などの副資材を極力減らしたセンツァ・インテルノ。特に【Gabo/ガボ】の肩ラインはシャツのように内側に入り、より丸みのあるナチュラルショルダーを実現。着心地に大きく関わるアームホールや襟付け、芯地付けなどのハンド工程によるものです。また細かなポケットの取り付けやボタンホールなど10箇所以上にハンド工程が施されており、温もりのある美しい表情を作り出しています。
基本モデルは、「NEW NAPOLI」。グローリーガイ別注モデルとして、従来のモデルより2.0㎝ほどウエストを広げ、閉めた際に自然なゆとりを持たせております。そして袖。アームホールから袖口まで総回りで1.0㎝細くして、袖筒のもたつきを軽減。更に着丈を1.5㎝長くすることで、お尻がきちんと隠れる上品でクラシックなスタイルに昇華させています。
ウォームビズの参考になればと、最も肩のこらないハイゲージニットを合わせています。どこかといえば、ZANONE/ザノーネの「flex wool /フレックスウール」。伸縮性、肌触りは抜群です。
さりげなく、こなす手仕事の細やかさ。パンツにも手抜きはありません。
タイドアップするなら、サックスブルーのシャツにブラウンの無地タイ。アズーロ・エ・マローネのイタリア人も私も大好きな組み合わせです。英国調の雰囲気を出すなら、ロンドンストライプのシャツにストライプ・タイ。ただ、パターン同士の組み合わせは、ネクタイの幅に注意しなければなりません。オケージョンとして使うなら、ホワイトの無地シャツにネイビーの無地タイでしょうか。無地のスーツが揃えば、ぜひストライプ柄のスーツに挑戦してください。スーツの似合う大人になるには、背伸びすることも大切です。スーツを着こなせるようになれば、人生の大半は手に入れたようなものです。なんて、少し大袈裟な発言でした。
モデルは身長175㎝、体重63㎏、胸囲91㎝で、サイズ46を着用しております。
MODEL:「NEW NAPOLI」ソフトフランネル バンカーストライプスーツ
SIZE:44 ・46 ・48・50
COLOR:ネイビー
MATERIAL:表地:ウール100% 裏地:レーヨン100%
PRICE:¥157,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
何というタイミングの良さなんでしょう。ちょうど今、名古屋の友人から送られてきたブルーインパルスの写真。彼の知人が撮られた写真です。掲載の許可もいただきました。ありがとうございます。実際のインパルスより、彼のメールの方に興奮し、感動してしまいました。
© GLORY GUY