東京に近づくほど暗くなっていく空。まさに雲行きが怪しくなってきたのは、昨日の東京出張。品川から山手線に乗り換えた頃にはなんとか保ってくれていた空も、もう限界かとバケツの水をひっくり返したかのような土砂降りの雨。近くに落ちたのではないかと思えるほどの雷に、突風。駅には避難する人で溢れ、多くの方が立ち往生です。もしやと携帯した紫外線カットの折り畳み傘ではなんとも役立たず、30分近く足止め。心配して代理店の担当者から電話が入るほどでした。ただ、このゲリラ豪雨のおかげで、気温は急降下。その後の移動は楽なものになりました。
なんとか無事終えた2024年春夏のバイイング。前回同様、価格面で苦労しましたが、新旧のブランドから納得のいくセレクトができたと思っています。本来、強みだったドレスラインの充実。アウターからジャケットに、カットソーやニットからシャツにシフトを移し、本来のエレガントなスタイルを提案していきます。ご期待ください。
期待していただくのは、来春夏からではありません。まだまだ暑い盛りですが、すでに8月。今すぐ役にたつ夏物をご提案しながらも、新作のご紹介です。
グローリーガイ正面入り口を右に進むと、レザージャケットやレザーの鞄などが陳列されています。
レザージャケットの下に並んだ新作デニム。そうです。【JACOB COHEN/ヤコブ・コーエン】が本日のご案内です。さらに価格が上がっている? いやいや、そんなことはありません。二本買うのを我慢してでもヤコブを買いなさいなんて偉そうに述べさせていただきましたが、今なら一本半以下でご購入できるスペシャルラインです。
まずは、ブラックデニム。今回、合わせるニットは全てWILLIAM LOCKIE/ウィリアムロッキーのウールニット。撮影場所のマガジーノ に大切に保管。まずは撮影用として登場です。全体のコーディネートはもう少しお待ちください。
モダンな雰囲気を持つブラックデニム。選んだモデルは、タイトスリムフィットの「NICK」。かつてのモデル名は「J622」です。デニム生地と同色のバックパッチ。トップボタンやボタンフライ、リベットをブラックシルバーでクールに馴染ませながら、くすんだ青のジェイブルーを使ったステッチワーク。モードになりすぎない見事な配色です。このブランドの魅力は着用する前から楽しめること。パチョリ系の香りもその一つです。
足元は、現在、一部セール対象になっているANTONIO PIO MELE/アントニオ・ピオ・メーレのチャッカーブーツです。
モデルは身長175㎝、体重63㎏、胸囲91㎝で、サイズ30を穿いております。
MODEL:「NICK」ブラックデニム5Pパンツ
SIZE:29・30・31・32・33・34・36
COLOR:ブラック
MATERIAL:コットン94% ・ポリエステル4%・ポリウレタン2%
PRICE:¥48,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
絶妙な色選びは得意です。特に【JACOB COHEN/ヤコブ・コーエン】に関しては特別な思いがあります。知る人ぞ知る日本上陸の秘話…なんて余計な話はやめて、前に進みましょう。
モデルは「NICK」よりライズ(股上)を1.5センチほど深くしたスリムフィットの「BARD」。そのため、「NICK」より全体に緩やかなフォルムを持ちます。ブルーグレイにブラウンのレザーパッチ。ブラウンゴールドのトップボタンとフライボタンに合わせたブラウンのステッチ。ただ、それだけでは甘くなりすぎると、ダークネイビーを抱き合わせて配色。さらにウエストバンドにつけられたベルトピンループ(ベルトのピンを通すためのディテール)の色使いもさりげなくアクセントとなっています。
足元は現在、一部セール対象になっているANTONIO PIO MELE/アントニオ・ピオ・メーレのチャッカーブーツです。
モデルは身長175㎝、体重63㎏、胸囲91㎝で、サイズ30を穿いております。
MODEL:「BARD」ブルーグレイデニム5Pパンツ
SIZE:29・30・31・32・33・34
COLOR:ブルーグレイ
MATERIAL:コットン92% ・ポリエステル6%・ポリウレタン2%
PRICE:¥59,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
冷房の効いたマガジーノ での撮影ですが、気分共々暑くなってきました。気持ちが明るくなるウォッシュドブルーのデニムです。今回、セレクトした中で最も明るいデニムパンツになります。
モデルは「BRAD」。デニムらしいウォッシュドブルーにイエローのハラコパッチにオレンジとイエローのステッチワーク。トップボタンもイエローですが、リベットやフライボタンはブラックシルバーと抑えるべきところをちゃんと知っています。
足元は現在、一部セール対象になっているANTONIO PIO MELE/アントニオ・ピオ・メーレのスエード シングルモンクストラップブーツ。こちらのブラウンは私物です。ブラックについてはこの秋に入荷を予定しております。
モデルは身長175㎝、体重63㎏、胸囲91㎝で、サイズ30を穿いております。
MODEL:「BARD」ウォッシュドブルー×イエローパッチ5Pパンツ
SIZE:29・30・31・32・33・34
COLOR:ウォッシュドブルー
MATERIAL:コットン92% ・ポリエステル6%・ポリウレタン2%
PRICE:¥63,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
穿いた瞬間、「NICK」?。確認すれば「BARD」と、「NICK」に近いフィット感です。セレクトの中では最もロマンティックなデニムパンツになります。
青みを抑えた深みのあるインディゴブルー。まず目に行くのは、スエードのボルドーカラーのパッチ。グレイの控えめなステッチが舞台の中心に押し上げてくれているかのような。フロント以上にロマンティックなバックスタイルです。ブラウンゴールドのフロントボタンとの美しいハーモニーを描いています。
セクシーな雰囲気にはスニーカーで。なんで? 酔っ払ってしまうから?いや、あまり意味はありませんでした。やや、お疲れなご様子です。スニーカーは私物のSpringCourt/スプリングコート。来春には、キャンバス、レザーともにご用意できます。もうしばらくお待ちください。
モデルは身長175㎝、体重63㎏、胸囲91㎝で、サイズ30を穿いております。
MODEL:「BARD」インディゴブルー×ボルドーパッチ5Pパンツ
SIZE:29・30・31・32・33・34
COLOR:インディゴブルー
MATERIAL:コットン81% ・リヨセル11%・ポリウレタン2%
PRICE:¥63,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
いかがでしょう。二本我慢する必要はなく、1ハーフで収まりませんか。
明日は、コーデュロイ素材の5Pパンツをご紹介します。お付き合いください。
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今年になって通ったのは、歯科と眼科。どうも我慢するのが得意の医者嫌い。痛みに堪えきれず、向かったのは、夜間歯科センター。3本の親不知を抜くことになり、以前通っていた歯医者さんへ。痛みのひどい右下奥歯を抜いたら、痛みは治まり、一安心。次は上の親知らず2本ですが、しばらく様子を見てから。いや、痛みが増すまで我慢。5月に入ってからの左目の違和感は、ものむらい。よくここまで我慢したねと女医さんに言われながら、出すものを出し、二週間。まだ、なんとなくスッキリしないと昨日、診察に行き、まだ完治していないと、瞼にチクリ。ついでに言われたのは白内障の初期段階。まだ手術の必要はないとのことですが、いずれはでしょう。加齢によるものとタカをくくっていたのに…。いやいや、十分に加齢していました。まだ老化とは言いたくない年頃。還暦過ぎて、仕切りなおしたはずですが、時の流れは早い。来月の誕生日を迎えれば、またひとつ加齢します。
昨年秋にスラントポケット コットンストレッチパンツ「BOBBY」は購入しましたが、インディゴのデニムは久しぶり。どこのかといえば【JACOB COHEN/ヤコブ・コーエン】。日本にイタリアブランドのジーンズがなく、当時の代理店さんに毎回お願いしていたところ、服の師匠とも言えるN.K氏より紹介されたのが【JACOB COHEN/ヤコブ・コーエン】でした。それ以来、ずっと愛用しています。モデルはかつての「J688」。程よく股上をとっているストレートに近いスリムフィット。現在のモデル名は「BARD」。日本に初上陸した頃は、「610」と「620」の2モデル。「610」をスッキリさせたのが「688」。さらにスキニーに近づけたのが「622」でした。「620」はほとんどストレートに近いシルエットで、現在はありません。そろそろ復活しても良い頃です。
ライトウエイトではなく、年間使えるミドルウエイトのデニム生地。インディゴの色合いと程よいウォッシュド加工が心を揺さぶりました。
ご紹介ブログは、3月8日。ご用意できるサイズは29、31、34と3サイズのみとなりました。一つ一つ雰囲気は異なり、同じものに出会うことがないだけにサイズが合われる方には是非オススメしたいデニムパンツです。
こちらは、【PT TORINO/ピーティートリノ】の「DENIM」シリーズからセレクトしたインディゴのデニム。来年、2024年春夏の展示会ですので、入荷するのはしばらく先です。同じような色落ちしたウォッシュドブルーデニムを選んでおります。
かつてのネームは【PT05/ピーティーゼロチンクエ】。5ポケットからネーミング。ドレスデニムとして登場するや、メディアの後押しもあり、大反響を呼んだイタリアンデニムブランドです。ただ、デニム通の方からの支持を得なかったのは、スラックスの延長線上としてのモノ作りが原因。そこで、新たに工場を立ち上げ、デニムだけのラインに特化。モデル名も音楽ジャンルに分けて展開したところ、イタリアンデニムの入門編としての地位を確立。30代、40代はユーチューブの影響もあり、一度穿いてみたいデニムブランドとして大人気。50代以上のオヤジからも穿きやすさやスッキリしたシルエットにファンの多い【PT TORINO】の「DENIM」シリーズです。
現在のラインナップです。全て「SUPER SLIM FIT」ベースの「SWING」。ジャケットからカットソーまで幅広くコーディネートできる、最もバランスの良いモデルです。
こちらは、LARDINI/ラルディーニの2024年春夏プレコレクションで見つけたデニムパンツ。ちょっぴり高額ですが、魅力的。サンプルサイズ32を穿いたのは、ジュニア。見つけたのも彼でしたが、もちろんグローリーガイで展開します。
週のうち、デニム着用率の高い私。何本あってもいい!! と言いながら、なんでもいいわけではありません。売り場にあってもいいかなではなく、これなら絶対に穿くというスタンスでセレクトしております。
6月15日(木)〜18日(日)の4日間限定で、春夏物を中心とした「一点ものフェア」をカシェートで開催中です。点数は限られますが、各ブランドから一点ものとなった優秀なアイテムを30%~50%(一部70%)OFFでご提案させていただきます。カシェートからも協賛があり、上記以外にもブランドはさらに増えました。サイズが合われる方には、縁起の良いイベントです。折良く、期間中は梅雨の晴れ間となりそうです。お誘い合わせの上、ぜひお越しください。
※ Cachette MENS 情報
英国の革靴メーカー【SANDERS/サンダース】の定番モデルを揃えたコレクションフェアを開催しております。詳しくは、こちらのブログをご覧下さい。
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今、自分の好きなものだけ集めて店を作ったら、どんな品揃えになるだろう?なんて考えている呑気な私スグルです。多分、10坪もあれば済んでしまうかもしれません。33年前の1990年3月21日に産声を上げたグローリーガイ。かつての場所は、東公園に隣接する住宅地。ちょうど、10坪ほどの広さでした。違うのは、国内ブランドが中心。当時は、海外の情報も少なく、インポート物が手に入らない時代でした。もし、今と同じ環境ならば、どんな品揃えになったことでしょう。明日はカミさんの誕生日。それに気を取られ、創業日を忘れてしまうのは、いつものこと。ついさっき、カレンダーを見ていて、年数の経過に気がついた、相変わらずの呑気もの。ただ、その性格が長く続く秘訣かな、なんて思っていたりもします。
本日は、品揃えから絶対に外さない2ブランドをご案内していきます。
【BOGLIOLI/ボリオリ】のネイビージャケットを紹介しながら、コーディネートした【JACOB COHEN/ヤコブ・コーエン】のデニム5Pパンツとイージーパンツも一緒にご提案していきます。
サルトリアとして「モダンとクラシック」をコンセプトに掲げ、100年以上も続く老舗ファクトリーブランドの【BOGLIOLI/ボリオリ】。アンコンジャケットの火付け役となったブランドとしても有名です。ホップサックのジャケットといえば、2008年に登場した「DOVER」。副資材を極力省いた軽い着心地にジャケットを着なかった人達をも巻き込んで一世風靡したモデルです。
ただ、私を最も感動させたのは、1999年に発表されたコットンファブリックのガーメントダイ加工の「COAT」。そのコートの洗い加工をカシミヤなどの高級素材に応用し、2003年に発表された「K.JACKET」。カチッとした服より、くたっとした風合いのあるものを好んでいた私にとって、このコレクションは衝撃的でした。私のワードローブを見れば一目瞭然。クローゼットに並ぶジャケットの大半は「COAT」と「K.JACKET」なんです。
※ 2009年11月、ボリオリ一族から引き継いだWise SGR社。ブランド拡大のため、ロベルト・ファルキ氏がCEOに就任。しばらくは、デザイナーを起用するなど、「DOVER」「COAT」「K.JACKET」の意味は曖昧になっていました。代理店がアマンさんに戻ることで、かつてのモデル名に戻ったことを付け加えておかなければなりません。
襟裏には「DOVER」ではなく、「K.JACKET」のモデルタグ。ゴージの位置やラペル幅など、どう見ても「DOVER」なのに…。タグネームの付け間違い?ではありません。実は、代理店が古巣のアマンさんに戻ってから、パターンを統一。なぜかといえば、クセがなく、日本人の体型に合うのが「DOVER」のフォルムだからです。個人的には、少し残念な気がしますが、消費者にとっては悪くない変更かと思います。
「K.JACKET」のモデルタグがつく理由は、ウール・シルクのガーメント加工だからです。イタリアの素材表記の色が青に染まっているのは、製品を作ってから染めていることの証です。日本語の表記は後から付けられている為、染まってはいません。
後染めされたウール・シルクの格別な風合い。美しいのは生地だけではありません。
なんともいえない、堪らない着心地の良さです。あまり大きな声ではいえませんが、過去に様々のホップサックのネイビージャケットを扱いながら、一着も持っていないのです。ザノーネの「CHIOTO」を持たない心境と通ずるものがありますが、ここでは論じません。ただ、この「K.JACKET」のネイビーホップサック。この贅沢な素材に加工、美しいフォルムに加え、代理店アマンさんの企業努力による価格設定を思えば、素通りすることはできません。
モデルは身長175㎝、体重61㎏、胸囲91㎝で、サイズ46を着用しております。
MODEL:「K.JACKET」ウール・シルク 加工ホップサックジャケット
SIZE:44・46・48・50
COLOR:ネイビー
MATERIAL:ウール84%・シルク16% 袖裏部分:キュプラ100%
PRICE:¥138,000(本体価格)+税
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尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
ご案内の前に、3月8日のブログを振り返りましょう。サンプル数の半端ない多さに、つい見落としてしまうケースのある【JACOB COHEN/ヤコブ・コーエン】。二つの目より四つの目というように、一人で見るより二人。この日もジュニアがアシストです。ただ、最近、私より発言力があり、それがまた説得力があるだけに、メインバイヤーの交代も近いかもしれません。先にご案内した「NICK」と「BARD」は、私がセレクト。ここからは、バイヤージュニアの【JACOB COHEN/ヤコブ・コーエン】です。
オレンジのハラコパッチがアクセントのモデル「BARD」。かつての「J688」です。インディゴの色合いがクリアで美しいデニム地です。季節が進む中、ライトオンスで綺麗なデニムに目が行くから不思議です。取り置きしてある「BARD」もいいけど、夏にも使うなら、これもいいなとヤコブに関しては、一夫多妻制です。
モデルは身長175㎝、体重61㎏、胸囲91㎝で、サイズ30を穿いております。
全身コーデで、ジャケットのインに着ているシャツはFinamore/フィナモレ、靴はANTONIO PIO MELE/アントニオ・ピオ・メーレです。
MODEL:「BARD」ウォッシュド インディゴ 5Pデニムパンツ
SIZE:29・30・31・32・33・34
COLOR:インディゴブルー
MATERIAL:コットン92% ・ポリエステル6%・ポリウレタン2%
PRICE:¥59,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
よくぞ、見つけてくれました!! の変わり種。ローライズキャロットフィットのモデル「DANIEL」は、コンフォートシリーズ。リヨセル・コットンのストレッチの効いたドローコード付きシャーリングパンツです。ガーメントダイ(製品染め&製品洗い)加工の味だしネイビーが素敵すぎます。
モデルは身長175㎝、体重61㎏、胸囲91㎝で、サイズSを穿いております。
ジャケットのインに合わせたニットはFEDELI/フェデーリ、靴は私物のBAUDOIN&LANGE/ボードインアンドランジです。
MODEL:「DANIEL」ローライズキャロットフィットイージーパンツ
SIZE:XS・S・M・L
COLOR:ダークネイビー
MATERIAL:リヨセル73%・コットン23% ・ポリウレタン4% パッチ部分:ヤギ革
PRICE:¥59,000(本体価格)+税
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開催中のMaria Santangelo/マリア サンタンジェロのパターンオーダー会。26日(日)まで残り二日間となりました。エントリープライスは、4工程ハンドで37,000円(税抜き)。今回、ストック生地も豊富に揃え、いつもよりお得になっています。この機会に、ぜひご参加ください。
※Cachette MENS 情報
昨年、大好評だった【PYRENEX/ピレネックス】の春アウターが入荷しました。本日、カシェートブログにてご紹介させていただいております。ぜひ、ご覧ください。
久しく食べていないと無性に食べたくなる火鍋。どうせ食べるなら、遠くても、四川出身のベテランシェフが作る本格的なもの。ただ、一人では言葉の問題もあり、量も多いので、知り合いの中国人にお願いして、三人で出かけて行きました。基本的には、辛い赤スープは重慶発祥、辛くない白スープは内モンゴル発祥と言われていて、仕切りについては、道教の陰陽文様を表しています。いや、食べながら勉強になります。中国の鍋料理は、殷王朝、または周王朝の頃にはあったようです。なんと紀元前の話ですから、食文化も含め、中国の歴史は想像できないほど長く、深いものがあります。蒲郡出身の宮城谷昌光さんの中国歴史小説を読み漁っていた40代。史跡と四川美人を求めて、三国志ゆかりの成都に旅したのも、ちょうどその頃でした。遠い日の懐かしい話です。
急に暖かくなりました。ただ、4月並みの陽気は日曜まで。その後、また気温が下がりそうです。そんな変化の大きい季節、ナイロンアウターが活躍します。レイン、ウィンド、ダスター、加えて花粉から身を守ってくれます。インナーを調整すれば、気軽に羽織れる便利なアイテムです。羽織ったのは、HERNO/ヘルノの「ウルトラライトクリース シャツ型アウター」。そろそろ出番です。この薄さなら、夏の旅のお供にも。ご案内ブログではタカイがサイズ46を着ていましたが、華奢な私は、サイズ44の方が心地よいサイズ感でした。
本日、穿いてきたデニムです。そのままは穿きかえずに、写真に収まってしまおうかと思うほど、よく似ているのが、
申し遅れました。本日ご案内の【JACOB COHEN/ヤコブ・コーエン】です。モデルは「NICK」。私が穿いている、かつての「J622」です。この後、ご案内の「BARD(旧J688)」より股上は浅めで、ややスリムなシルエットを持つモデルになります。セレクトの決め手は、色合い。ほんのり青みがかったブルーグレイを選ぶことで、今季推しのネイビーとの相性も良く、コーディネート全体の雰囲気を和らげてくれます。
語る必要のない【JACOB COHEN/ヤコブ・コーエン】ですが、改めて見ても、惚れ惚れするシルエットです。膝の位置を高くし、膝から裾にかけて絞り込まずにストレートに落とすことで、脚長効果は抜群です。
モデルは身長175㎝、体重61㎏、胸囲91㎝で、サイズ30を穿いております。
MODEL:「NICK」ウォッシュド ブルーグレイ5Pデニムパンツ
SIZE:29・30・31・32・33・34
COLOR:ブルーグレイ
MATERIAL:コットン92% ・ポリエステル6%・ポリウレタン2%
PRICE:¥69,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
「いやぁ-、堪らん」なんて自己陶酔してしまう組み合わせです。初めて、ミラノのショップで出会ったASPESI/アスペジ。その時の私が穿いていたデニムが【JACOB COHEN/ヤコブ・コーエン】でした。好きなもの同士の写真撮影は、ポーズも決まります。以前より華奢になった私スグル。今回、着た「小松マテーレ製品染めM-65ミリタリージャケット」はXS。薄着であれば、いけそうです。
かつての「J688」が「BARD」。先に紹介させていただいた「NICK」より股上は1.5㎝ほど深めで、ややゆとりを持ちます。ただ、加工やオンスによって個体差が出ますので、試着をお勧めします。例えば、先週、ブルーグレイをお買い求めいただいたI様は、いつもなら「NICK」はタイトで穿けないなんて言いながらも、今回、サイズを上げずに、29をお持ちいただきました。また、先ほどお越しいただいたH様は、念願のブルーグレイをお買い求めに。その際、サイズ34を両方、穿き比べていただきましたが、「BARD」の方がタイトに感じられたようです。
思わず、カメラマンのナグラさんに「ピンをとっておいて」なんて頼んでしまうほど、いい感じで色落ちしたウォッシャブルブルー。ブルーグレイよりウエイトはあります。膝より上部に加工を強くした脚細効果のあるデニムパンツです。
モデルは身長175㎝、体重61㎏、胸囲91㎝で、サイズ30を穿いております。
MODEL:「BARD」ウォッシュド ブルー5Pデニムパンツ
SIZE:29・30・31・32・33・34
COLOR:インディゴブルー
MATERIAL:コットン96% ・ポリエステル3%・ポリウレタン1%
PRICE:¥77,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
※イベントのご案内です。
Maria Santangelo/マリア・サンタンジェロのパターンオーダー会を、今月16日(木)より26日(日)まで開催いたします。内容は前回と同じですので、詳しくは、こちらのブログをご覧ください。
余談です。あのアメリカを代表するトータルブランド。最上位のファーストラインとしてコレクションされているのが、「パープルレーベル」ですが、そのすべてのシャツのファクトリーにと候補に上がったのが、Maria Santangelo/マリア・サンタンジェロ。かなり熱く求愛されたようですが、フォーマルシャツ以外は断ったようです。どこかのパンツブランドと違い、目先のことにとらわれず、先のことがちゃんと見えている企業です。このブランドを扱っていることが誇りに思える、そんな情報でした。
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少し気の早い冬装束です。前置きがない、そう、忙しいんです。二週連続の台風のおかげで、落ち着かない日々を送っておりましたが、ようやくです。今週より、着用目的を持ってご来店される方が多く、活気のある売り場です。
合わせているのは、MASSIMO PIOMBO/マッシモ・ピオンボのコートと、同ブランドの新作ニット(未公開)。履いているのは、ANTONIO PIO MELE/アントニオ・ピオ・メーレのチャッカブーツです。と言うことは、本日のご案内は、ジーンズなんです。いつもの【JACOB COHEN/ヤコブ・コーエン】とはどこか違う、そんな新作をご覧ください。
モデル名は「TRAVIS」。意味を調べると、英語の男性名やロックバンドの他に、”アメリカ合衆国、コネチカット州の個人宅で飼育されていたチンパンジー”と出てきます。チンパンジー?それはないなと思いながらも、もしかしてと気にかかるのは、チンパンジーの足の形に似たシルエット。リーバイスでいえば、「508」に似ており、股上はやや深めの、ワタリににゆとりを持たせたテーパードシルエット。ネーミングの事実は、未確認です。
圧倒的な数のサンプル。ジュニアと二人掛かりで、まずは、ざっと見て、気になるものをピックアップ。その後、必要かどうかを確認しながら、絞り込んでいきます。この「TRAVIS」を選んだのは、ジュニア。日本上陸とともに穿いてきたヤコブファンの私が欲しくなってしまうほど、懐かしくも新鮮なデニムパンツ。今季は、一本デニムを揃えたいと悩んでいましたが、穿いた瞬間から、翳っていた雲が吹っ飛んでいきました。
コートを脱いで、もう一度、ご覧ください。ジャケットに合うジーンズから、もっとラフに気楽に、そして自由に合わせることのできるヤコブ・コーエンの登場です。
モデルは身長175㎝、体重63㎏、胸囲91㎝で、サイズ29を穿いております。
MODEL:「TRAVIS」ウォッシャブルブルー5Pデニムパンツ
SIZE:29・30・31・32・33・34
COLOR:ウォッシャブルブルー
MATERIAL:コットン79% ・リヨセル20%・ポリウレタン1%
PRICE:¥63,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
昨日、ご案内させていただいた「LEATHER JACKET FAIR」。お買い上げの方に、愛用のスリッパをプレゼント。そんな企画にカシェートが乗ってくれました。現在、カシェートで展開している英国のレザーブランド【JAMES GROSE/ジェームスグロース】もフェアに参加します。
ならば、私も参加と着たのが、どうも気になって仕方のない「DOVER JACKET」COW SUEDE シングルライダース。この素朴さがなんとも魅力的。サイズ38でジャストでした。もうレザーはお腹いっぱいなんていうのは、嘘でした。やはり物欲の秋なんですね。
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© GLORY GUY