私たちや代理店の都合によって展開をやめてしまう場合もありますが、本国側の都合によって日本から撤退するブランドも増えてきています。日本の市場に魅力を感じていないこともその要因でしょう。BARENA.バレナもその一つです。ファクトリーブランドとは一味も二味も違う空気感を醸し出してくれていただけに残念。50%OFFのシールを貼りながら複雑な心境です。ブランドタグのオレンジとシールの色が同じなのが、せめての救い？でしょうか。

現在、MooRER/ムーレーについている20%OFFのシール。

代理店のタグを外して、自店のプライスタグに変えてみたらどうでしょう。法律上、代理店側が定価を決めることはできません。あくまでも「この価格で売ってください」という希望小売価格です。まずは、代理店さんの意向を汲みますが、時期が過ぎれば、店の決める価格でご提案したいものです。ただ、特別なイベントは別として、割引タグは煩わしくも感じます。さぁ、どうしましょうか。懸案事項の一つです。

本日のご案内です。

シャツ回帰の中、できれば色気のあるシャツをご提案したい。そんな思いで選んだのが【ALESSANDRO GHERARDI/アレッサンドロ  ゲラルディ】。このブランドも原点回帰でしょうか。ブログを書き始めた2008年以前に取り扱っていたイタリア、トスカーナ州のアレッツ。フィレンツェから車で一時間ほどの、アカデミー賞受賞作”ライフ・イズ・ビューティフル”の舞台となった街です。美しい街に1970年代にアレッサンドロ  ゲラルディによって創業したシャツファクトリーです。

この春夏、セレクトしてい「コットン・リネンサファリシャツ」。最後の一枚も私の手元には来ず、お客様の元に旅立って行きました。

今回、セレクトしたのは、ボタンも小さく、ポケットの形状も異なります。サファリというよりアーミーシャツをイメージしていただくと良いでしょう。ただ、ミリタリーに寄りすぎないのは、生地の美しさとシルエット。光沢のあるコットンツイルはいかにも上質。SMLではなく、ネックサイズでの提案だけに細やかなサイジングでご提案できます。シャツに色気を求めるなら、カジュアルシャツといえども、ネックサイズ表記が理想です。ジャストサイズであれば、ご提案させていただいるレザーやツィードのジャケットのインに合わせやすくなります。

セレクトカラーはカーキベージュと黒に近いダークネイビーの2色です。

他にもセレクトしていたモデルがありましたが、キャンセルになってしまいました。これも本国、それとも代理店事情？金太郎飴にならないように独自の目線でセレクトしたものがキャンセルになることはよくあること。キャンセルの連絡が展示会期間中であれば対応できるのですが、入荷直前となると対処の仕様がありません。

このブランドの良さは、代理店が価格を設定せず、仕入れ価格での提示。本来、ファクトリーブランドのあるべき姿です。できれば、本体価格38,000円で値付けしたいところですが、グローリーガイ価格でのご提案です。

モデルは身長175㎝、体重63㎏、胸囲91㎝で、サイズ39を着用しております。

MODEL：コットンツィルアーミーシャツ
SIZE：38・39・40・42
COLOR：カーキベージュ・ダークネイビー
MATERIAL：コットン100%
PRICE：￥35,000(本体価格)＋税

＊こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。

アウター感覚で羽織るなら、カシェートで展開している【CORDINGS/コーディングス】のハンティングシャツがオススメです。世界最高峰のアイリッシュリネン”Spence Bryson”の経年変化を楽しめるシャツです。

親子対決？ではありません。ジュニアはカーキをよく着ていますので、ネイビーをと思っておりましたが、K様、私の知らないところでご購入されたんですね。ずるい、いや、ありがとうございます。

入荷のご案内です。

【Holliday＆Brown/ホリディアンドブラウン】からストールとアスコットタイが入荷しています。