”大名家には金がない!?  大ショックの若殿 vs 逃げ切りを目指す先代”  の上巻。”奇跡の大逆転なるか!? 家臣も商人も(神様も? )必死の金策”が下巻の小説といえば、

浅田次郎さんの「大名倒産」。

“260年の泰平の間に、積もり積もった借金はなんと25万両！この世のものとは思えぬ負債を知った長男はショックで急死してしまった。丹生山松平家12代当主は、次男三男を飛び越えて庶子の四男・小四郎に後を継がせて隠居すると、
ひそかに「大名倒産」の準備を進め……

何も知らずに大名家の家督を継いでしまった21歳の小四郎、糞がつくほどの真面目さ誠実さを武器になんとか倒産を防ごうと必死の「経営再建」に乗り出すが、

参勤行列を整える金にも困窮つつ三万石の御領国・丹生山へ初のお国入りをした小四郎は倹約また倹約、殖産産業の鮭の養殖、国家老も商人も巻き込んで、なりふり構わぬ金策。しかし焼け石に水…
健気な若殿の大逆転はなるのか。万策尽きた時、人の世を眺めていた七福神たちが動き出す!?

逃げ切りを目指す親世代ⅤS巨大な負債を押し付けられた若者の物語”

読んでいて、身につまされる思いです。コロナ禍の三年に、積もり積もった借金。なんとかなるわいと逃げ切りを図る親父と、なんとか借金を減らそうと経営再建に一生懸命の跡取り息子。そんな図式が当てはまってしまうから、心の底から笑えない内容です。困った時の神頼みとは、おおらかな昭和生まれのせい。七福神全てにお願いする時間はないから、誰か一神に頼ってお願いするしかありません。商売繁盛なら、恵比寿天。ただ、七福神中で唯一の日本の神様だから日本では忙しそう。ならば、打ち出の小槌を持った大黒天かな。いや、待てよ。お願いするなら、七福神の中で、唯一女神である弁財天にしよう!! ということで、すけべ心はいつも「どうする？」なんて迷うことを知りません。

近くに弁財天を祀る神社はないかと探していたら、ありました、ありました。それも時々、味噌煮込みうどんを食べに行く蒲郡。そのうどん屋さんのすぐ近くにある竹島弁財天「八百富神社」です。江ノ島、竹生島、厳島などとともに日本七弁天に数えられています。

目の前は海。橋の向こうに竹島が見えます。訪ねたのは、1月2日の午後。多くの観光客で賑わっていました。この橋は縁結びの橋と言われていますが、昔から竹島にカップルで行くと別れる!?なんて噂もあり、現に私も学生の頃、訪ねた翌日にフラれた苦い記憶が。多分、他にも原因があったのでしょうが、地元の方ならよくご存知のジンクスなんです。だから、この日も一人。いつも一人。いやはや寂しい…いやいや、気楽なもんです。

さぁ、ここからが本題です。

昨日のブログでも触れさせていただいた”Winter SALE”のご案内です。

1月20日(金曜)より、一部の商品を除き、セールを開催させていただきます。尚、カシェートにつきましても、アイテム、ブランドを絞ってのお値打ち品をご用意しております。尚、通販サイトSUGURU SHOPには、前日の19日(木)の夕暮れ時より、随時、割引価格を反映させていきます。春は近いけど、まだまだ寒い。春を意識しつつ、この秋冬の価格高騰を見据え、ご検討くだされば嬉しく思います。

21日(土曜)に一日限りですが、グローリーガイ正面入り口にカフェがオープンします。

※Cachette/カシェート情報

フランス生まれのバッグ専業メーカー【Charles et Charlus/シャルル・エ・シャルリュス】のイベントを開催。詳しくは、Cachette MENS ブログをご覧ください。