Clothes to You

GLORY GUYS

クリスマスや年末年始の服装準備は進んでいますでしょうか!?

スカイブルーにクラウドグレイのコントラストは、通勤途中、フロントガラスから見る冬の空です。時間とともに様々な表情を見せる雲の動き。ラジオから流れるクラシック音楽と、タイヤから伝わる路面の振動とが、絶妙で心地よいハーモニーを奏でます。トレンチコートを着込み、この冬、初めてグローブをはめれば、15分ほどの通勤時間が短く感じ、少し遠出したくなるような日曜日の朝。空ばかり見ていないで、ちゃんと前を見て運転してなんて、怒られそうです。

そろそろ新調したいトレンチコート。私が所有しているのは、シーラップのカーキベージュ。中綿入りのもので、国内外の出張から、日々の通勤にと、毎年出番の多いコートです。購入したのは、15年ほど前。くたっとした表情に愛嬌さえ感じるほど愛用しています。色違いでネイビーを探して、たどり着いたのが【l’impermeabile/リンペルメアビレ】でした。

“1948年イタリア・フィレンツェに創業したコートを得意とするファクトリー<LANDI(ランディ)>社が1960年代に作られていたコートを当時の素材を含め復刻しアップデートを加えノスタルジックな雰囲気の中にモダンさをプラスするコンセプトで立ち上げたブランド。ブランド名はレインコートを意味し、ファブリックのすべてに撥水加工をかけることでレインコートとしての機能を加えています。

購買意欲を掻き立てるのは、ライニング。ウールの身頃とナイロンの袖が一体になっていることです。これなら、真冬でも保温性を確保。ジャケットの上に羽織ることのできるは、必須条件。かさばらずに、寒さ、ダスター、レインから身を守ることのできる便利なアイテムです。詳しくは、こちらからご覧ください。

今年一番の冷え込みに顔がこわばっていますが、カシェートで見つけたトレンチコートに、心打ちはほっこりです。遠い20代に遡ります。四つ違いの妹の成人式、送り迎えした際に着ていたのが、ちょうど同じ色のトレンチコート。妹の同級生にカッコつけるためにと動機は不純。今思えば、あまり似合っていなかったはずですが、背伸びすることは決して悪いことではありません。本当にトレンチコートが似合うのが、50歳過ぎてから。そう教えてくれたのは、英国服の師匠として尊敬していた服飾評論家の林勝太郎氏。”トレンチコートとバラの国”に氏の体験談とともに、触れていました。

どこのかといえば、アイルランド生まれの【FRANCIS CAMPELLI/フランシスカンペリ】。MACKINTOSH / マッキントッシュと関わりのあるファクトリーブランドだけに、本格的なトレンチコートになります。

エポレットやアンブレラヨークを省いたり、袖口のアジャスターを簡略したりと、イタリア的解釈で提案する【l’impermeabile/リンペルメアビレ】。一方、元祖トレンチコートのディテールを踏襲している【FRANCIS CAMPELLI/フランシスカンペリ】。どちらも、それぞれの魅力満載の冬の、いやライナーを外せば、晩秋や春まで使える男の必需品。どこでデビューしても早くも遅くもありません。ワードローブに一着は入れておきたいコートです。

毎年、この時期になるとやってくるポインセチア。サンタクロースさんより確実に届けてくれるのは、かつてレディーススタッフとして、グローリーガイ、カシェートを盛り上げてくれたミワさん。

店内に置けば、一気に華やかな雰囲気に。接客気分も盛り上がり、ちょうどパンツを取りに来られたI様に自分へのクリスマスプレゼントとして、マフラーとグローブをご提案します。

カシェートと共通のお客様。本日着て来られたのは、CORDINGS/コーディングスのハンティングジャケット。このウィンドウペンの配色がよく合います。

これで完璧とグローブとセットでオススメしまいたが、マフラーのみで、グローブは次回。来週あたり、S様と一緒のご来店を期待して、心よりお待ち申し上げておりますと、お誘いさせていただきます。

グローリーガイ創業当時からお引き立ていただいているN様。現在は、彼の出身地である岡山にお住いですが、奥様の実家が岡崎。数年前にご家族でご来店いただきましたが、今回はメールでのやり取り。そろそろ定年だから、夢を叶えようと思いきつて、念願のロータスを購入。冬のオープンドライブに合う服装が、今回のテーマでした。その中の一つが、こちらのグローブ。

カシェートで展開しているのは、英国の【DENT’S/デンツ】。グローリーガイでは、ボリオリやフィナモレ、ベルウィッチの展示会場で、イタリア・ナポリの【ALPO/アルポ】をセレクトしております。ミニマムがあるので、毎年仕入れしているわけではありません。実の良くなる年と実がつきにくい年が一年おきにくる柿と同じで、隔年結果性の強いグローブです。

【ALPO/アルポ】のレザーグローブの中でも、人気の高いディアスキン(鹿革)の「CERVO 239」。右からタン(CUOIO)、ダークブラウン(MORO)、三番目の色の説明が難しく、日本語で言うとわかりやすい紺鼠、錆鉄御納戸。BLUのカラー表示がありますが、青というより青に緑をかけたグレイにも見えます。一番左はブラック(NERO)です。

昨年の写真を再利用させていただきました。価格も据え置きです。毎年、変わらない冬の定番アイテム。いや、変わるのは価格でしたね。手首を温めたい季節がやってきました。少しでも快適に過ごしていただけるよう、ご提案させていただきます。

この週末、皆様の懐が温まるに反して、気温が一気に下がりました。おかげさまでグローリーガイ、カシェートの両店舗ともに賑わい、そして通販サイトSUGURU SHOPにも全国からお便りをいただきました。少数派のファンの方に支えられている私たちです。今後とも末長くお付き合いください。

 

 

 

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