気温が低いだけに、陽射しがなくなると急に寒さを感じます。あんなに日差しを嫌っていた夏の頃。今は陽射しが恋しい季節となりました。
昨日のカシェートブログで、またもや魅力的なアイテムが紹介されていました。フランスのバッグブランド【Charles et Charlus/シャルル・エ・シャルリュス】。やはりバッグはフランス製がいいですね。グローリーガイではフランスの【CHAMBORD SELLIER/シャンボール・セリエ】を、現在の在庫については据え置き価格でご提案していますが、新たに仕入れとなると、戸惑います。使用目的によって求めるものは違いますが、日常使いはもちろん、旅や行楽などのパートナーとしては最適なバッグブランドと言えるでしょう。
クリスマスにお正月、忘年会に新年会、あるいは誕生日会のお祝い事などと、何かと集まる機会の多い年末年始。かしこまらず、ラフだけどエレガント、そんなアイテムを探すと思い浮かぶのが、ショールカラーのカーディガンです。できるだけローゲージのざっくりした編み地が気分。ボタンも革調の胡桃釦が雰囲気です。
イタリアブランドからもカシミアなどの高級素材で出ているモデルですが、そんな高いものを買う必要はありません。慣れない高級レストランでフルコースを食べるより、行きつけの店や自宅で気の合う仲間たちと家庭的な料理を楽しむ。そんな例えがあっているのかどうかは別として、もっと素朴な英国ニットでも良いのです。おすすめさせていただくのが、着用している【PEREGRINE/ペレグリン】の「WILKINSON」。
ジュニアがブラック(サイズM)を既に着ているので、カシェートバイヤーの許可が得れれば、私はオークのサイズSを希望しております。
ショールカラーが苦手という方。無理にはおすすめできません。代わりにこちらはいかがでしょう。同じ【PEREGRINE/ペレグリン】から出ている「Foxton」というモデル名のドライバーズニット。タイムスリップしたかのように、現代的なダブルジップ仕様でスポーティーな雰囲気を醸し出します。
注目していただきたいのが、インのタートルネック。【JOHN SMEDLEY/ジョン・スメドレー】のものですが、昨年購入。大幅に値上がりするからと、25年の取り扱い歴の中では最高の枚数、確か120枚ほどでしたか、仕入れたカシェートバイヤー。今季はその分、ずいぶん絞り込んでセレクトしています。確かに今季の価格、例えば私の着ているタートルネックは現在、本体価格45,000円。昨年は36,000円でしたので、9,000円アップ。割高感があるものの、今までの企業努力を思えば妥当かもしれません。ただ、消費者側は敏感です。定番モデルだけに、今季の価格に合わせてご提示しても良いのですが、そこは店の方針です。カシェートとしては、値上げせずに、仕入れた時の価格でいくとのことです。
世界最古のニットブランドといえば、1784年創業のJOHN SMEDLEY(ジョン・スメドレー)?いや、違います。1773年創業の【Drumohr/ドルモア】です。ジョンスメはイングランドのリーミルズ、ドルモアはスコットランドのダムフリースと、この二つのブランドはニット製造に欠かせない水の恵みを得て大きく成長を遂げます。ドルモアがイタリアブランドとなったのは、2001年、イタリアの老舗ニット会社Cioccaグループが「ドルモア」ブランドを買い取ったのです。
デザイン拠点をイタリアに移したドルモアは、2009年にはラムやジル・サンダーで活躍したピエランジェロ・ダゴスティン夫妻をクリエイティブディレクターに迎え入れ、伝統と現代性を融合した新鮮なコレクションを展開。その話は、先日したばかりでしたね。
ブランドタグ”Drumohr MODERN”は、上質なエクストラファインウールを使用した30ゲージのコレクションです。今季、セレクトを断念したのは、やはり価格。タートルネックは、昨年の本体価格40,000円でしたが、今季、なんと56,000円。この上がり幅には実は事情が。昨年、このシリーズは代理店さんがかなり力を入れ、シーズン中、フォローできるように在庫を抱えてくれていたのです。基本、代理店さんが在庫を持つことはありません。利益より、このモデルの良さを広めたい、そんな思いが価格に反映していたのです。今季は仕入れを断念しておりますが、現在ある在庫については、こちらも据え置きでご提案しております。ぜひご覧ください。
【ZANONE/ザノーネ】といえば、5ゲージだけではりません。過去のブログで何度も賞賛しておりますが、flexwoolという優れものがあるのです。他のハイゲージより高く、セレクトされるショップさんは限られていましたが、この着心地の良さをバイヤーさんが知れば、もっと増えていたかもしれません。ただ、残念なことにセレクトを諦めざる得なかったのが、価格。3万円代から4万円に、そしてついに5万円代、それも後半になってしまいました。税込で6万超えは、やはり現実的ではありません。ご提案したくてもセレクトできない、そんなアイテムが増えていくのは寂しいことですね。
flexwoolと並んで、個人所有の多いのが、5ゲージのタートルネックです。今、気にしているのが、オフホワイトのサイズ48。古い人間だけに、モックネックよりタートルネック派なんです。ただ、昨年、横に並べておけば、モックネックは完売。15年以上、同じものを展開しているだけに皆さんは持っている。時代はモックネックであり、新鮮さもあるのでしょう。今季はタートルネックを仕入れておりません。が、不揃いですが、昨年の価格のままでご提案しているものがございます。よろしければ、ワードローブの充実にお役立てください。
タートルネック好きの私たちグローリーガイ。店内のディスプレイに使われているのもタートルネックです。参考までに、写真上は【FEDELI/フェデーリ】のアルパカ・ウール フルジップブルゾン型ニット、写真中は【BOGLIOLI/ボリオリ】の「K.JACKET」製品染めハウンドトゥースオーバーペン柄ジャケット、写真下は【Gabo/ガボ】のソフトフランネルチョークストライプ柄スーツになります。
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