一段階、季節が進んだ本日、
日差しの下でファッション談義です。グローリーガイ移転前からお付き合いいただいているアイビー世代のA様とカシェートバイヤーのジュニア。年齢差38ですが、共通点は多いようです。話題は、ジュニアが着ているBarbour/バブアー30周年限定モデルの「LIDDESDALE/リデスデイル」かと思えば、穿いているCORDINGS/コーディングスのコーデュロイパンツ(未公開)のことでした。この後、カシェートにて、Au Vrai Chic Britain/オーブライシックのオフホワイトのコーデュロイをご購入していかれました。そういえば、このブランドのパンツ、未だSUGURU SHOPに掲載されていませんね。そろそろだと思いますが、気になられる方は、こちらとあちらのブログをご覧ください。
服好きに年齢は関係ありません。本日は、11月29日と”いい服の日”。大いに服について語りたいものです。
私スグルシニアはといえば、オックスフォードの白のBD(ボタンダウン)シャツにブラックのクルーネックセーター、ボトムはコーデュロイパンツです。羽織っているのは【MANIFATTURA CECCARELLI/マニファッチュラ・チェッカレッリ】のドライワックスコットン シャツジャケット。全て私物です。
このスタイルを店頭で拾ってみると、
【GUY ROVER/ギ・ローバー】のOXフォード ホワイト B.Dシャツがあげられます。
私が着ているのは【WILLIAM LOCKIE/ウィリアムロッキー】のクルーニットになりますが、グローリーガイでお勧めするのは【Drumohr/ドルモア】の8ゲージメリノウールクルーネックセーターです。寒がりでない方で、ブラックのクルーネックをお探しでしたら、こちらをお勧めします。
穿いているコーデュロイパンツは、年代物です。イタリア人のピエランジェロ・ダゴスティンとスウェーデン人のグン・ヨハンソン夫妻がモロッコを旅した際に受けたインスピレーションをもとに、1998年、ビエラに設立した「hLam/ラム」というブランドのものです。日本の最初の代理店は、ボリオリ、フィナモレなどを扱うアマンさん。私がこのブランドにハマって取り扱うようになったのは? ブログのアーカイブにはないことから、2008年以前のことです。レザーの魅力を教えてくれたのも、このブランドです。最後は大手メーカーがライセンスを取り、六本木にある東京ミッドタウンにショップを構えましたが、案の定、うまく軌道に乗せることはできませんでした。素人が手を出すようなブランドではないのです。まずは、ライセンスという安易さ。本来、ブランドの持つ魅力は半減どころか皆無になってしまいます。その後、ピエランジェロは”JIL SANDER”のデザイナーに抜擢。確か、DRUMOHR/ドルモアのデザインにもご夫妻で関わっていたはずです。最後にお会いしたのは、いつ頃でしょう。小柄ながらも手だけは異常に大きく、握手した際に手が痺れるほどの力強さに、これが職人の手なんだと感心したことを今でも鮮明に覚えています。大好きなデザイナーさんだっただけに、ついつい話が長くなってしまいましたね。
そんな彼のパンツをイメージに、今の気分を織り込んでセレクトしたのが、、GERMANO/ジェルマーノの「RICHARD」ピュアコットンチノパンツです。
プリーツ入りで、ワタリから膝にかけて程よくゆとりを持たせながら、裾にかけてはストレートに落としていく、そんなシルエットが今の気分です。
11月29日は、”いい服の日”。店頭でも服の話で盛り上がりたかったのですが、予想通り、静かな日になりました。明日以降に期待しましょう!!
※Cachette MENS 情報
月末です。カシェートの取り扱いブランドについてのやり取りは、すべてジュニアに任せておりますが、支払いの件となるとそうもいきません。ある代理店さんの担当者は、かつてジョン・スメドレーでお世話になった方です。久しぶりにお話しする機会があり、ついついの長電話。その中で【Athena Designs/アテナ デザイン】のニットに話が及びました。「いい出来映えだね」と褒めると、どうやら、とても貴重なニットのようで、昨年はオーダーしてもほとんど入荷せずで、残念がられる方が多かったようです。思い返せば、かつてもそうでした。
ある意味、”伝統工芸”といっても良いほど、アイルランドで永久ライセンスを持つ熟練のニッターが全て手編みで仕上げている逸品なんです。近い将来、手に入らなくなってしまう可能性は高く、そんな話を聞けば、尚更、手に入れたくなるのは、英国好きでもある私スグルシニアも同じです。ちょうど寒くなってきた折、ハンドの温もりのあるアランセーター を手にいれるには良い機会ではないでしょうか。
あまりの出来栄えの良さに、11月11日のブログに登場させていましたね。よろしければ、ご覧ください。
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