康生通から一歩入った煉瓦造りの建物。かつて岡崎の中心だった康生界隈は、私の第二の青春時代を過ごした場所。今は何回めの青春、いや、ずっと青春ですので、20代の頃と言った方が良さそうです。この場所には、バンボリーネという洒落た喫茶店があり、よく通いました。よくある話で、改装してからは今ひとつ雰囲気が合わず、自然と遠のいてしまいましたが、他にも雑貨屋さんがあったりと人気のスポットでした。その半地下に2018年にできたビストロAoさんに初めてお邪魔しました。オーナーさんは、東京で修行。モデルも経験されていたというように8頭身の背の高い方でした。お会いした瞬間、「どこかでお会いしましたか?」なんて聞いてしまったほど、かつて一緒に働いていた増山君に似ている。そう感じたのは、私だけではなく、明日からの「カシミアニットオーダー会」をご提案してくださった大先輩のH氏。年恰好も佇まいも似ており、そのせいか親しみやすく、くつろいだ雰囲気の中、美味しい料理を堪能してきました。
本日は、昨日、中途半端のご案内となってしまった【ZANONE/ザノーネ】の5ゲージ モックネックセーターをご覧ください。
写真上は、昨年のブログから、パールグレイのサイズ48を。下は、今季入荷した同じパールグレイのサイズ46を着用しております。5ゲージシリーズについては、ワンサイズ上げてのご提案をしておりましたが、今季より身頃が広がり、サイズそのまま選んでいただけます。
今回、加えたのは、オフホワイト。モックネックのもつ優しい雰囲気によく合う色合いです。
つい袖を通してしまったのは、JAMES GROSE/ジェームスグロースの「DOVER JACKET」ニューシープスキン シングルライダース。これさえあれば、あとは要らないと、シングルライダースを一切オーダーしなかったグローリーガイ。「飾り気の無いミニマルなデザインですが、存在感のあるラグジュアリーなムードが堪らなく格好良くて、惹かれます」とカシェートバイヤーが賞賛するように、もともとモーターバイクに特化した歴史のある英国ブランドだけに、うわべのかっこよさだけではなく、中身のある熟練したライダースジャケットに仕上がっています。
ホワイトブラックのモノトーン合わせですが、ウールのボトムを選べば、モードになりすぎない、温かみのある優しいコーディネートが楽しめます。
ブラックです。上の写真は昨年、サイズ48を。今季はサイズ46でジャストサイズです。ローゲージのモックネックの使い方は、アンダーシャツに一枚で着ても、写真のようにシャツを合わせても様になります。一時期、タートルの下にシャツを合わせ。襟を出す組み合わせが流行りましたが、やや襟元がうるさく感じます。ニットだけでは不安という寒がりな方には、このモックネックは重ね着しやすく、襟元もスッキリします。
いかがでしょう。私のようにモックネックに慣れていない世代の方でも、インにシャツを合わせると抵抗なく着ていただけるはずです。クルーネックより上品に見え、タートルネックより襟元を軽く見せることから人気の出たモックネック。個人的にはハイゲージよりローゲージで揃えたいニットです。Drumohr/ドルモアでご提案しているアラン柄のモックネックも同じように使えますので、ぜひ見直してみてください。合わせたコットンパンツは同じスローウェアグループのINCOTEX SLACKSから選んでおります。
モデルは身長175cm、体重61㎏、胸囲91㎝で、サイズ46を着用しております。
MODEL:「MN」5ゲージ モックネックセーター
SIZE:44・46・48・50
COLOR:オフホワイト・パールグレイ・ブラック
MATERIAL:ウール100%
PRICE:¥52,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
カシミアならお任せください。明日16日(土)より24日(日)まで開催させていただくオーダー会です。詳しくは、こちらからご覧ください。
羨ましいことに、日々、通販サイトSUGURU SHOPにお便りをいただいている【Barbour/バブアー】の「LIDDESDALE」30周年限定モデルキルティングジャケット。
トレンドは繰り返されるのでしょう。かつて、グローリーガイ内にレディースがあった頃、展開していたのが「LAVENHAM/ラベンハム」のキルティングジャケット。ショート、ミディアム、ロングと様々なモデルが女性に人気でした。メンズに関しては英国カントリースタイルを目指す洒落者の目にとまり、様々なブランドで提案されていました。中でも好きなブランドが「HUSKY/ハスキー」。英国で誕生したブランドですが、イタリア生産に移行。現在はどうなっているのでしょうね。
残念なことに、文化として服飾を捉えることのできない日本。トレンドには必ず終わりがあります。気楽でリーズナブルなこともあり、スーツやジャケットの上に羽織るビジネスマンが街に溢れ出した時には、商売としては魅力的でしたが、セレクトするのをやめてしまった経緯があります。流行り廃りのないものとして、ライフスタイルのふさわしいシーンに取り入れていただきたいアイテムですね。
ちゃっかりコーディネート。グラフチェックのシャツ(Maria Santangelo)以外、全てカシェート商材です。選んだのは、ネイビー。クラシコスタイルに取り入れやすい色として選びました。
トータル化を計るカシェート。最近ではネクタイもバイイングしております。カモがモチーフのクレストタイ。どこで選んでくるのでしょうね。
少し前までは、グローリーガイで展開していた英国テキスタイルの歴史のなかでも最古級のファクトリー「Joshua Ellis/ジョシュアエリス」。現在はカシェートバイヤーによるセレクトです。
カシェート別注、WILLIAM LOCKIE/ウィリアムロッキーのエルボーパッチ付きクルーネックセーター。昨日、ご訪問いただいた代理店のS様。かつてサンヨーベイカーに勤務されていた方で、来春、BAKER STREET/ベイカー・ストリートの再始動の話を聞いて、驚いたばかりです。驚いたのは、そのことばかりではなく、来年秋冬の価格。かなり企業努力されている代理店さんですが、さすがの円安、ポンド高。次の入荷が可能かどうかは、カシェートバイヤーの悩みの種になりそうです。
そんな状況下、気にかけていただきたいニットですが、下半身も気になりませんか。
個人的に編み上げブーツに合わせたいコーデュロイパンツです。どこかといえば【Au Vrai Chic Britain/オーブライシック】。代理店さんのS氏の股下に合わせたせいか、181センチのカシェートバイヤーには寸足らず。ナグラさんは丈詰めになることから、身長175センチ弱の私がモデルを務めたパンツブランドです。今回も私が案内役を買って出ていますが、ご紹介はもう少し先になります。全部で確か4色。色欠け、サイズ欠けしていますが、秋冬のパンツとして揃えておきたいコーデュロイのイージーパンツ。価格も2万円台とリーズナブル。気になられる方はぜひ店頭でご覧ください。
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