褒めてやりたいのは、自分の健脚さ。ロンドン滞在中、毎日、朝から夜まで外出。1日ぐらいはホテルでのんびりしようと渡航前に考えていたのですが、ジュニアについて回る面白さに、休んでいてはもったいない、そんな気持ちになりました。幼稚園、小学校は徒歩、中学と高校は自転車と自ずと足の力が強くなったのは、自転車にも車にも乗れない箱入り娘の母親のおかげでしょう。昨年、後ろ向きに転倒した際の足の痛みもなく、無事、出張を終え、翌日から仕事できることは幸せなことです。
さぁ、いつまでも英国気分に浸っていてはいけません。土産話はカシェートに任せ、せっかく鬼が戻ってきたのです。お土産代わりに、セール対象品を増やしていきます。
私の洋服屋の原点が英国ものにあるとはいえ、今はイタリアのファクトリーブランドを中心に扱うグローリーガイ。ただ、セレクトはやはり英国寄りになってしまうのは自然な成り行きです。
【CINQUANTA/チンクアンタ】の「H-501」ゴートスウェード G9ブルゾン。ご紹介ブログのタイトルが “グローリーガイが最も得意とするのは、イタリアのファクトリーブランドを使っての英国スタイルの表現”でした。
同じく【CINQUANTA/チンクアンタ】の「H-501」ゴートスウェード G9ブルゾンと「H-504」ゴートスエードドライビングジャケット。ブログでのご案内は、ややアメリカンな気分を表現しています。
改めて撮影してみました。サイズ46をややタイトに着用。サイズ48があれば、両方欲しい!! なんて、ロンドンで買い物を我慢してきただけに、やや気持ちが前のめりです。
先ほど、ささやかですが、割引をさせていただきました。20%ですが、価格は据え置きです。次に展開するとなれば、税込18万は超えるはずです。定番の変わらないモデルでもあり、春までのスリーシーズン着用可を考えれば、お得なアイテムになるかとご提案させていただきました。
【Renzo Cenci/レンツォ・チェンチ】の「レザートラッカージャケット」。サイズ52のみとなっていますが、こちらも割引対象とさせていただきます。薄手のレザーですので、冬はインナーとして、秋冬にはアウターとして活躍します。こちらも20%の割引となりました。
展示会で見た際、絶対、これは買う!!と意気込んでオーダーしたのが【Valstar/ヴァルスター】の「ヴィンテージレザージャケット」。ところが、店頭に入るや早々にサイズ46が完売。悔しいから、セールに出さないと決めたのは、2025年秋冬のプレコレクションでは、これ以上のものを見つけることができなかったことが大きな要因です。そんなお気に入りのアイテムですが、思い切って割引することにしました。
レザーアイテムではありませんが、同じ【Valstar/ヴァルスター】から「OLIVER SLEEVELESS JACKET」ダウンベストを。こちらは10%と割引率は高くはありません。その代わり、車での移動の際に大いに活躍するアイテムとして、ほぼ毎日、使用している私の裁量とご理解ください。
他に【ferrante/フェランテ】のニットが全て割引対象になりました。まだまだ寒さが続く中、定番アイテムとしてワードローブの充実にお役立てください。
※Cachette MENS 情報
ブログにて、かなりレアな商品のご案内があると思いますが、本日も拙い私のキャスケット姿を最後にご覧ください。
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トレンチコートの似合う男を目指したのは、意外にも早く二十歳過ぎた頃でした。3歳下の妹の成人式にトレンチコートを着て、式場に送っていった記憶があります。バイト先の洋服屋で購入したものでした。
その後、さらに英国服にのめり込んだ30代。当時、エーボンハウスの会長で服飾評論家、林勝太郎氏の著書”トレンチコートとバラの国”の中に「トレンチコートが似合うのは50歳過ぎてから」なんて言葉があり、英国服は歳を重ねるごとに似合うものだと教えられました。
いかがでしょう。トレンチコートが似合う男に成長していませんか。
そして、60半ばの今、渡英して嵌り出しているのが、ハットなんです。
購入したのは、キャスケット。
「キャスケットとは、ハンチングキャップ(フラップキャップ)に似たスタイルのカジュアルな帽子の総称。ハンチングよりもふっくらとした丸みのあるマッシュルームのようなフォルムで、8ピースから成るクラウンのトップ部分に天ボタンがついているのが特徴。この8ピーススタイルのキャップはスコットランドの伝統的なタム オ・シャンター(Tam O’Shanter)から派生したものだと言われており、キャスケットの名称は「かぶと」や「ヘルメット」を意味するフランス語の “casque” に由来する。このスタイルの帽子は1800年代後半から1900年代初頭にかけて、港湾労働者、農民、新聞配達員など、労働者階級の少年や男性から人気を博し、時間の経過とともに射撃や狩猟など紳士のスポーツキャップとして上流階級へと普及した。ちなみに欧米ではキャスケットのことを“ニュースボーイキャップ”や“ベイカーボーイキャップ”、“アイリッシュギャツビーキャップ”と呼び、キャスケットと称することは極めて稀だ」は引用文です。
まだまだ、被り方はぎこちなく、テレもありますが、徐々に慣れ、似合うようになっていくことでしょう。キャスケットを被った男前といえば、映画”スティング”のロバートレッドフォードや”シカゴ”のリチャード・ギア、そして”グローリーガイ”のスグルシニアなんて言われるように…そう信じて、挑戦です。
カシェートのバイイングの為、立ち寄ったのは、1676年に創業した世界最古のハットブランド 【Lock & Co. Hatters(ロックアンドコーハッターズ)】、通称「James Lock(ジェームスロック)」です。
店内も素敵ですが、スタッフの着こなしが見事でした。もちろん帽子の被り方もあたかも頭の一部のように自然です。
なんとも恐れ多いことです。
大胆不敵なカシェートバイヤーです。この世界に入り込むと、どうなることやら。ただ、間違いなくステータスが高くなった、そんな気分になることは間違いありません。
この秋、カシェートに登場します。詳しくは、カシェートバイヤーにお尋ねください。
キャスケットを被ったら、さらに魅力的になるスタイル、 3選です。上から【Valstar/バルスター】、【CAMPLIN/カンプリン】、【MACKINTOSH / マッキントッシュ】です。
新作であれば、【AVINO NAPOLI/アヴィーノ(アビーノ)ナポリ】の「サファリ風シャツジャケット」でしょうか。もう一度、キャスケットを被って撮り直ししましょう。なんて、そんな気分にさせてくれるアイテムです。”flom the top of the head to the toes/頭のてっぺんからつま先まで”が理想としていた店つくりです。
かつて、ハーディ・エイミスがあったサビィル・ロウ14番地。2019年6月に受け継いだのが、ハケット ロンドンの旗艦店でした。中にはバーバー(床屋)が隣接していて、開店当時からの理想だったショップがここに存在します。一時期において、ハケットの仕入れは、直営店を除いて最も多く展開していたグローリーガイ。35年前に渡英した目的が、ハケットのショップを見るためでもありました。ささやかな夢を掘り起こしてくれたのは、カシェートメンズバイヤーかもしれませんね。
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昨夜、帰国しました。
ストリートとショップばかりの写真で、本当に仕事してんの?なんて声も聞こえてきそうですが、今回はグローリーガイではなく、カシェートの為の渡英です。あくまでも私はアシスト役。勝手に写真を載せ、コメントするわけにはいきませんので、ご了承ください。
ロンドン・ヒースロー空港から羽田まで13時間ほど。行きは満席でしたが、帰りは比較的空いており、映画三本を見ながら、狭いながらも気楽なフライトでした。
現地の天気は、最終日に薄日が差したぐらいで、ほぼ毎日が曇り空。気温も平均5度前後で、氷点下になることもなく、また、風がない分、ここ岡崎よりも体感温度は高く感じます。
帰国後の翌朝、カーテンを開ければ、眩しいほどの太陽の日差しに、日本にいることを実感。Tシャツに軽い羽織りもので過ごせるロンドンのホテルライフと違い、起きた時の寒さに時差ボケも吹き飛んでしまいました。
今回、渡英の目的は、すべてカシェートのバイイングと、新たなショップ作りの下準備。毎日、朝早くから遅くまで、ファクトリーとショップ巡り、そして買い物です。私にとっては35年ぶりのイギリスですが、当時は地図を見ながら、こっちでもないあっちでもないと迷いながらの移動でしたが、今はスマホのマップアプリで、どこへでも案内してくれます。今回、ジュニアに同行したおかげで、私はついていくだけでした。地下鉄とバスを駆使すれば、ロンドン市内ならどこへでも行けます。駅でオイスターカード(プリペイドICカード)を購入し、移動は地下鉄とバスのみ。高いタクシー代を払う必要はありません。
おそらく、私にとっては最後の渡英になるでしょう。グローリーガイがオープンする直前、カミさんと出かけた初めての英国。あれから35年が経ち、それもちょうど同じ時期に、今度はジュニアと。大きな節目な年だけに、とても感慨深いものがあります。35年間、続けてこれたこと、そして、前にも道が拓けていることを思うと、今まで多くの方に支えられてきたことに改めて感謝したい気持ちででいっぱいです。
いやいや、どうも文章が硬い。これも、上品で礼儀正しい英国紳士に触れてきたせいかもしれませんね。本日より鬼は戻っております。引き続き、鬼の居る間のプチセール開催中です。ぜひ、お立ち寄りください。
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