夕方から出かけた知人との食事会。久しぶりに向かったのは、駅前の”安芸路”。屋号が示すように広島のお好み焼きやさんです。確か、創業は40年? 45年?だったような…私が行きだした頃は、母子の共同作業でしたが、今は岡崎育ちの息子さんが切り盛りしています。予約の際、大将に「涼しい格好で来てくださいね」と言われたのは、この暑さだからでしょう。ジャケットをやめ、Tシャツにお気に入りのリネンシャツ、食事する際に最も楽なウエスト特許のチノパンと、先日のイタリアンと同じ食事スタイルで楽しんできました。
例年並みに気温が落ち着きそうと、本日はコットンスーツです。
今までと違うのは、インナー。半袖のポロニットで夏仕様に。これからの季節、出番が多くなるのは、やはり肌に心地よいシーアイランドコットンの30ゲージニットです。襟付きなら、一枚で着ていてもラフすきず、私たちの仕事であれば、お客様に対して失礼にはなりません。ポケットの付かないドレスシャツの場合、欧米にならえば下着。そうなるとシャツ一枚でいるのは、なんとなく居心地の悪いものです。
着ているコットンスーツは昨年購入したBARBA/バルバのサルトリアライン「JIMMY 」。このモデルを日本で展開しているのは私どもグローリーガイのみ。そんなこともあり、今季も継続モデルとして、ロロ・ピアーナファブリック「SUMMER TIME」シリーズからウール・シルク・リネンのジャケットでオーダーしています。今なら、夏プライスとかなりお値打ち価格でのご提案となります。
場所を変えて撮影したのは、すでに私物となったErrico Formicola/エリコ フォルミコラの「ANDREA」リネン・コットンハウンドトゥース柄ジャケットです。
今季、初登場となりますが、かつて展開してきた、どのブランドとも趣は異なります。カミチェリア(シャツ屋)とサルトリア(仕立て屋)の中間、いやお互いの良い箇所を最大限取り入れたジャケットといっても良いでしょう。
その着心地はシャツのように軽く、見栄えはテーラーリング技術を駆使して作られたジャケットのよう。さらに魅力なのは、袖裏に使われる生地のセレクト。使われているビスコース(レーヨン)が肌に優しいのです。
シャツ仕立てのジャケットは袖裏をつけないのが一般的ですが、中に着るものによっては滑りが悪くななります。逆にテーラードのジャケットのように裏地がつくことで袖の通りは良くなりますが、半袖を着た際、直接、裏地が肌に触れるだけに、特に汗をかいた際のベタつきは余る心地の良いものではありません。
着る人への思いやりを感じるErrico Formicola/エリコ フォルミコラ。社長であるErrico FormicolaはRubinacci や Kiton の仕事に20年以上携わり、イタリア国内、そして世界のマーケットにLuigi Borrelliのシャツをひろめた人物。そう聞けば、納得です。
またもやカシェートにライバルが登場しました。【Walker Slater/ウォーカースレーター】から入荷してきたのは、ホップサックリネンのセットアップです。服好き、特に英国好きには堪らなく魅力的なアイテムではないでしょうか。展開カラーは、ネイビー、カフェブラウン、カーキグリーンの3色展開。特にこのカーキグリーンのなんとも言えない深みのある色合いにゾッコンです。
先ほど、カシェートに行けば、試着室から出てこられたのは、かつてグローリーガイのお得意様であったH氏。かつてと過去形にしてしまいましたが、今はカシェートに足繁く通っていただいております。前回ご購入いただいたのは、CORDINGS/コーディングスのハンティングジャケットと共地のトラウザース のセットアップ。修理上がりを取りに来られた際に遭遇です。他のお客様を接客している間にいつの間にかのピン打ち。採寸です。何をと言えば、上の写真のカーキグリーン。いやはや、皆様の決断は早い。確かすでに予約が入っているサイズもあるようで、なんとも羨ましい限りです。私は試着だけで我慢ですから…
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