曇り空の向こうに見えるのは、青空。晴れているのに降り出す雨や、まるで威嚇するような光と音ばかりの雷。つい油断すれば、視界ゼロの大雨に大慌てです。目まぐるしく変わる天気に翻弄される日々。遅い台風にやきもきしながらも、あの茹だるような暑さから解放されたのが、唯一の救いです。
夏物を整理し、空いたスペースに並べたのは、【Massimo Corrado/マッシモ・コラード】のパンツ。英国的にトラウザース といったほうが重みがあるでしょうか。
「長年、洋服の仕事に関わっていると、ましてやバイヤーとして常に多くのものを見ていれば、そうそう感動するものに出会うことはありません。外見上のかっこよさやデザインのユニークさなど、誰の目にもわかりやすいものはいくつかありますが、見えない部分での感動は久しぶりです。パンツでいえば、2年前に展開していたしていたDALCUORE TROUSERS/ダルクオーレ トラウザース 。ただ、継続したくても展示会が行われず、断念。各パンツブランドのウール素材のパンツが大幅に値上がりする中、無名でも良いから何か良いパンツはないかと探していたら、運良く出会うことができたのです」は、昨年の秋、初めてのご紹介ブログの一文です。
案の定、多くの洋服の達人の目に止まり、セール前に完売してしまった名品パンツ。春夏にタイミングが合わず、セレクトできなかつた分、この秋冬はパンツブランドの主軸にしようと意気込んでバイイングしてきました。改めて、ブランドのご紹介です。
仕立て職人である父の影響により、幼少期からトラウザーズに囲まれる日々を過ごしたCorrado氏は、ゼニアのパンツ部門における最高責任者を経て、自身のブランドを立ち上げました。日本人向けのパターンを基に熟練の職人によって裁断、縫製されたトラウザーズのシルエットは美しく、履く人の心を魅了します。ナポリのサルト仕立てを思わせるディテールへの拘りも随一です。実はDALCUORE TROUSERS/ダルクオーレ トラウザース にも彼が大きく関わっていたようです。
セレクトの内容は、こちらです。着用写真を交えてのご案内は後日になりますが。まずはラインナップをご覧ください。
選んだモデルは全てアウトのワンプリーツ、サイドアジャストのベルトレスになります。ウールパンツ部門の主役を担う【Massimo Corrado/マッシモ・コラード】。癖のないシンプルなデザインでご提案です。
ピュアウールのホームスパン。サイズ展開は42から52まで。本体価格46,000円になります。
ピュアウールのダイヤゴナル。サイズ展開は42から52まで。本体価格46,000円になります。
ピュアウールのハウンドトゥース。サイズ展開は44から50まで。本体価格46,000円になります。
ピュアウールのサキソニー無地。サイズ展開は42から52まで。本体価格46,000円になります。
ウール70・ポリエステル30%のシャドーチェック。サイズ展開は44から50まで。本体価格42,000円になります。
2024年秋冬のセレクトは全て揃いました。明日より、随時ご紹介させていただきます。もうしばらくお待ちください。
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