Clothes to You

GLORY GUYS

接客が楽しい季節です!!

この季節ならではの楽しみが、成人式用スーツを目的に来られる方への接客。親子でご来店される、ほとんどの父親はグローリーガイのお客様です。以前ご購入されたスーツの良さを語りながら、息子さんのスーツ選びが始まります。選んでいただいたのは、TAGLIATORE(タリアトーレ)のスーツでした。いつも成人式を迎える当の本人ではなく、親の方が夢中になっています。まだまだスーツに興味はなく自己主張しない息子さん。かたや息子の晴れ姿だからと真剣に悩まれる父親。スーツとシャツが決まって、残すはネクタイ選び。ここが最も重要です。ネクタイだけは当事者に選んでいただきたいと、ある程度、候補を出して決めてもらいました。

選んでいただいたシャークスキンのグレイスーツにご提案させていただいたネクタイは、この5本。全てFRANCO BASSI(フランコ・バッシ)の今季のコレクションです。さぁ、成人式用にどのネクタイをお選びいただいたのでしょう。

答えは?

なんと、シルクサテンのフォーンカラーソリッドタイ。彼は、センスがあります。上級者が選ぶネクタイです。そういえばシャツは親の好みでMaria Santangelo(マリア・サンタンジェロ)のタブカラーシャツでした。他にソックスは紳士の身だしなみであるSOZZI/ソッツィのホーズをご提案。足を組んだ際に見えるすね毛はタブーですからね。黒の靴を履かれるとのこと。ベルトも靴の色と合わせてと最後にアドバイスさせていただき、接客は終了です。

お帰りになられてから、コートのご提案をしていないことを後悔。直しを取りに見えられた時に、オススメしましょう。

ネクタイを変えれば、こんな成人式の出で立ちが完成します。大人の身だしなみが乱れている今、次の世代に期待しての幸せな接客時間でした。洋服屋として、二世代にわたってお役に立てたこと、心よりお礼申し上げます。

 

※イベントのご案内です。

我々が扱うニットブランド。どのブランドにもそれぞれの特徴や魅力があり、優劣をつけることはできませんが、思入れのあるのが、【Settefili Cashmere/セッテフィーリ カシミア】。2009年、ミケーレ・バリエーロ氏がイタリアはフェラーラで従業員7人と共にスタートした小さなニット工房です。

出会いは、2014年。東京の共同展示会の片隅に並べられたニット。全く知らないニットブランドでしたが、そこには理想とも言えるモノに対する情熱を垣間見ることができました。歴史あるイタリア職人の高度な技術による、大量生産ではでき得ないクオリティの高さと機能的優雅さ、そして適正価格。この3つがあれば、無名であっても理想の服と呼べるはずです。その後、審美眼のあるバイヤーさんの目に触れ、知名度が上がるのにさほど時間はかかりませんでした。

オーナー兼デザイナーのミケーレ・バリエーロ氏に初めてお会いしたのは、2016年の冬。私が着ているカシミアのケーブル編みクルーネックセーターは展示会で最初に手にしたニットで、その場でオーダー。入荷と同時に手に入れた記念すべきファーストニットです。ニットの大好きな私にとって、この出会いは大きな転換期になったかもしれません。

その後、何度となくお会いし、ここ岡崎にも立ち寄っていただきました。私の還暦の祝いには赤のニットベストをプレゼントされ、大いに照れております。その時の感激は今でも忘れません。ここ数年、お会いできていませんが、毎回、意欲的なコレクションを見ながら、元気にされていることと安心もしています。

私にとって無名であった【Settefili Cashmere/セッテフィーリ カシミア】。いつの間にか理想のニットとして欠かせない存在になりました。そんな思いを、改めて皆さんと共有したいと、改めて、本日、ブログに綴らせていただきました。

※Cachette/カシェート情報

明日の月曜日は、通常は定休日になりますが、祝日の為、営業させていただきます。ブログも素敵なニットで更新しております。

 

 

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