セール終了の昨日。開店前から駐車場がいっぱいになるほどの混雑ぶり?なことはあり得ません。近くに流れる乙川堤防に咲く河津(かわづ)桜見物の買わずの無断駐車です。今年もかと諦めの気分を奮い起こして、できることに集中しようと大人になった私スグル。そんな思いが天に通じたのか、昼過ぎから夕方までお客様が途切れることはありませんでした。遠方からお越しの方も多く、感謝の気持ちしかありません。心よりお礼申し上げます。
三月に入り、新作の入荷が続いています。いつものスローペースですが、随時、ご紹介していきますのでお付き合いください。その前に、カシェート商材の着用写真です。ジュニアより小柄な体型の私。参考になられている方もあり、まずはご覧ください。
バラクータ社が4番目に開発した「G4」モデルです。サイズは38でジャストでした。参考にしたコーディネートはスティーブ・マックイーン。ボタンダウンシャツ(GUY ROVER)にVネックセーター(DRUMOHR)を重ね、ボトムはチノパンツ(PT TORINO)です。ただ、彼が着ていたのは「G9」。それ以前に発表された「G4」はさらに古典的。ゴルフ用として開発された「G9」と異なるのは、やや長めの着丈と、袖と裾にリブがないことで、通称”ドライビングジャケット”と呼ばれています。リブのない開放感とノスタルジックな雰囲気を楽しんでいただけます。着たまま、アクセルを踏み続けていれば、行けない所ははない。いやいや、安全運転でドライブを楽しんでください。
本日のご案内です。
結んだり外したりと全体のフォルムを変えるのは、ベルテッドタイプのコート。特にトレンチコートは男の永遠の憧れ。トレンチの似合う男を目指せば、人生が楽しくなる…かもしれません。
【HERNO/ヘルノ】です。このブランドの歴史を紐解いてみます。
1948年、年若きジュゼッペ・マレンツィと妻のアレッサンドラ・ダイアナは、戦争によって放棄された飛行機のひまし油で処理されたコットンを目にし、ひとつの事業に昇華させる可能性を見て取りました。切迫感と熱狂的な空気に支配されたイタリア戦後期にあって、Herno (ヘルノ)は当初から実験とイノベーションの精神を旗印としていました。
湖と川に取り囲まれた環境から、まずは機能第一のジャケットが生み出され、続いて高性能のコートが誕生します。イタリアの地ゆかりの優れたデザイン性、そして卓越のクラフツマンシップが反映された衣服は、寒さや雨天、冷たい北風や湖水地方の湿気からしっかりと身を守る実用性に長けていました。Herno (ヘルノ)にとって、水は、絆や愛、情熱、挑戦、クリエイティビティといった概念に深く結びついた存在です。そして、成功のかぎとなった存在でもあります。
ローコットンギャバジンを使用したトレンチコート。素材の魅力を引き立てる特殊な染色加工を施した一着です。
時代に左右されないオーセンティックスタイルに、イノベーティブな素材使いとHernoらしいディテールへのこだわりが落とし込まれた、最先端のアイテム。突然の雨にも慌てない撥水加工入り。裏襟にあしらわれたモノグラムパターンにブランドの美学が反映されています。
1948年の創業以来、革新的な研究と情熱的な製品作りを行ってきたブランドのルーツにオマージュを捧げているRainコレクションからのアイテムです。
使用生地は、社内のテキスタイル部門、 オフィチーナ テッシレで製造されています。
以上、ヘルノの公式サイトから引用しております。
英国ブランドのトレンチコートはカシェートに任せて、【HERNO/ヘルノ】らしさを求めたバイイングです。その違いは一目瞭然です。まず、肩章と呼ばれているエポレットはつかず、ラグランスリーブではなくセットインショルダーのシャープなショルダーライン。水筒やナイフ、手榴弾を下げるためのベルトのDリングや、内側に箱ひだを備えたインバーテッドプリーツも省かれています。やはり一番の特徴といえば、アームホールの釜底の高さでしょう。他のコートより袖筒の細い設計は、他のモデルでも同じで、ヘルノの特徴といえます。クラシックなトレンチコートといえども、モダンスタイルにデザインを昇華させているのが、【HERNO/ヘルノ】。他のブランドにはない魅力がそこにあります。
下半身はSiviglia/シヴィリアのデニムパンツにParaboot/パラブーツのチャッカーブーツ。トップス(私物)はミドルゲージのニットにジレを合わせ、サイズ48をややゆとりを持って着用しております。
MODEL:「RAIN COLLECTION」ローコットンギャバジントレンチコート
SIZE:46・48・50
COLOR:カーキベージュ
MATERIAL:表地:コットン100% 別布部分:ポリエステル65%・コットン35% トリミング:コットン100% 裏地:コットン 袖裏:ポリエステル
PRICE:¥159,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入いただけます。
商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
飛び入り?いや、ここにも40を過ぎてトレンチコートの似合う男がいました。タカイの本日の出で立ちは、最近、特にお気に入りにガボのスーツにインはタートルネック。私よりハーフまわり大きい彼はサイズ48でジャストでした。
春はまだ寒い。ただ、ボリュームのあるダウンや毛足の長いウールコートは使いづらいものです。インをしっかり防寒しながら、春の冷たい風と雨を防ぐことのできるトレンチコート。夏を見送って、晩秋からが出番。真冬の間もインで調整すれば、秋冬春のスリーシーズン着用可能な便利なアイテムになります。ナグラさんも購入して以来、ここ最近、ずーっとトレンチコートです。
3月3日(日)にて定番品、継続品についてのセールを終了させていただきます。ただ、店頭での接客はもちろん。新作のご案内準備と並行して手作業で行っていますので、今週いっぱいかかるかと思います。”春は寒い”と再三うたっているだけに終了してしまうのは心苦しいのですが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
大阪からのとんぼ返り。大阪での滞在時間は、3時間ほどだったでしょうか。それでも収穫のある出張で、新しいニットとカットソーの2ブランドを見つけてきました。この秋が楽しみです。
店に戻ったのが、4時前。嬉しいことに昨日、今季最後の「ルナー・ニューイヤーセール」に参戦した【ANTONIO PIO MELE/アントニオ・ピオ・メーレ】にも動きがあり、ご提案させていただいた甲斐があります。
動きがあるのが、【PT TORINO/ピーティートリノ】。春物といっても過言ではない季節を選ばないデニムとライトチノパンツ 。JACOB COHEN/ヤコブ・コーエンは7万円台、PT DENIMも軒並み価格上昇と、割引率は控えめですが、次にセレクトをほとんどしていないだけに、価格のこなれている時に揃えておかれてもいいかもしれません。
どちらかと言えば、ドレスダウンやカジュアルアップに活躍する【GERMANO/ジェルマーノ】の「CITY」シリーズ。本来、43,000円(本体価格)のところ、39,000円にてご提案。セールにて20%0FFでしたが、さらに割引率を上げさせていただきました。今後、手に入れることが厳しくなるピュアウールとウール・コットンのナポリパンツ。ワードローブの充実にお役立てください。
新作入荷!!と言いたいところですが、そうではありません。ご案内は昨年の10月6日。担当は増山君。彼の最後の商品案内となったブログです。説明文に遺漏はありません。ただ、バイヤーは私スグル。このブランドを見出した時の感動は私でなければ伝えることはできません。
展示会の片隅にこじんまりと並んでいた、どこか懐かしいニット。触れば、カシミアとは真逆のハリコシのある弾力性。ハードに扱って挫けることの無いタフさ。そんな印象のニットでした。北欧・デンマークの【S.N.S. HERNING/エス.エヌ.エス. ハーニング】というブランド。担当者に訊けば、
”デンマーク人創業者のSøren Nielsen Skyt(ソーレン・ニールセン・スカイト)が、1919年に自作のニットウェアの販売を開始。1923年には、後にブランドの顔となる「フィッシャーマンセーター」を製造するようになったといいます。以来、スカイト家が3代100年にわたって、創業以来の製造方法を受け継ぎ、2019年にラトヴィアに生産拠点を移した今でも、Never change。同じ方法やデザインで生産が続けられている”
心に響いたのは、 Never changeの精神。悪く言えば、頑固、融通がきかないということですが、変えないモノつくりを維持するには、かなり強い意志と体力が必要になります。
「製品タグの中心にプリントされた漁夫の姿。フィッシャーマンセーターとは、イギリスやフランスの漁師が漁に出る際に着ていたとされる、ざっくりと編み込まれた手編みニットを起源とします。防寒性に優れた重厚感のあるニットは、アランセーターやガンジーセーターの名でも親しまれ、トラッド好きの方には馴染み深いアイテムの一つかもしれませんね」は増山君の弁ですが、人が生きていくために必要な道具として生まれたニット。目的や出自のしっかりとした、背景のあるブランドには敬意を表したいものです。
多分ですが、Never Changeの精神はジップの仕様にも表れているような気がします。現代のニットやブルゾンに使われているのは、スライダーが二個ついているダブルジップ。上からも下からも開閉できることで、ジップの開け方でスタイリングの変化が楽しめたり、サイズ感の調整ができたり、体温調整ができたりとメリットだらけ。あえてデメリットを言えば、ジップが固く、留めづらいことやコストがかかることぐらいで、メリットの方が多いのがダブルジップでしょうか。昔のバラクータG9もシングルでしたが、今はダブルジップに変更されています。そんなジップ仕様。個人的には無骨な雰囲気を持つシングルジップは嫌いではありません。男っぽさの点でもシングルジップに軍配が上がります。
話が長くなりそうですが、またもや個人的な話に。現在、合物として活躍させるため、ホワイトを検討中です。真冬ならインにタートルネックを着ますが、雰囲気のあるニットだけに春にアウター気分で着たいものです。脱ぎ着のできるフルジップであれば、インはカットソー。そんなことを考えながらセレクトしてきたのが、今日の展示会で出会ったカットソーブランドなんです。
今季最後の「ルナー・ニューイヤーセール」。季節が変われば、商品の見え方も変わる、現在過去進行形のイベントです。
※Cachette MENS 情報
新作が目白押しのカシェートメンズ。本日、通販サイト「SUGURU SHOP」に【Barbour/バブアー】の「OS Bedale casual」 HERITAGE+デニムジャケットが掲載されました。詳しくは、こちらのブログをご覧ください。
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