昨日、賑わいをみせたのは、カシェート。夕方、顔を出した頃は祭りの後。前日のブログで CORDINGS/コーディングスの全量入荷のご案内をさせていただいただけに、「待ってました!! 」の方々がご来店されたようです。ロンドンにあるショツプのようにはいきませんが、ジャケット、シャツ、パンツとトータルでご提案できるブランドだけに、シーズン毎に充実していく品揃えです。
そんなタイミングでのゴールデンウィーク。いつもなら祝日関係なくお休みをいただくカシェート。定休日は月、火曜日ですが、明日の月曜日(5日)は営業します。火曜日も営業したら?なんては言えない今のご時世。グローリーガイと違い、代わりのスタッフがいないだけにやむを得ません。
本日のご案内は、ボトムです。1930年にベルギーにて創業した【Borelio/ボレリオ】。このブランドの展開は2018年秋冬と7年前。当時、細身シルエットが中心の品揃えにあって異色ともいえる存在でした。ようやくシルエットにゆとりが出ている昨今のパンツブランド。ただ、クラシコブランドでは表現できない雰囲気を漂わせているのは、ファクトリーの背景にあります。ベルギーではアントワープに代表されるモードを感じさせるファッション文化を持ち併せており、クラシックベースでありながらパンツのデザインにモダンなエッセンスを強く組み入れているからです。
ベルギーのファクトリーであれば、当然、ベルギーリネンを使っているはず…ではありません。
右上には”IRISH LINEN”の文字。アイリッシュリネンの代名詞といえば、「Spence Bryson/スペンスブライソン」。カシェート展開のCORDINGS/コーディングスのアイテムに使われている最高級のリネンです。【Borelio/ボレリオ】が選ぶのは、コットン素材で有名な「brisbane moss/ブリスベンモス」。やや地厚で素朴な風合いを持つリネンです。
セレクトは右上のサンドベージュ(生成り) と下から二段目のブラウン。どちらも心和むナチュラルカラーです。
モデルは、最もプレーンな「VAN」。イタリアやイギリスブランドのヒップ下からの直線的なシルエットに対し、曲線的なシルエットを描くモダンなテーパードモデルです。当時、ターンナップ5㎝幅に驚かされましたが、今ではおなじみの仕様となりました。
モデルは身長175㎝、体重61kg、胸囲91㎝で、サイズ46を穿いております。
MODEL:「VAN」 アイリッシュリネンパンツ
SIZE:44 ・46 ・48 ・50
COLOR:サンドベージュ ・ブラウン
MATERIAL:リネン100%
PRICE:¥43,000(本体価格)+税
*こちらの商品は、SUGURU SHOPでもご購入頂けます。
尚、商品に対するお問い合わせは、こちらまで。
昨年以上に盛り上がりを見せているリネン素材。同素材、同色のセットアップ以外、単品で使う場合は注意が必要です。リネン素材のボトムを穿く場合、トップスもリネンにしてしまうと、コーディネートのバランスが崩れ、野暮ったくなりがちです。
リネン以外の異素材を選ぶことは最低限必要であり、さらにセンス良く見せるなら、色よりも柄などの質感に気をつけましょう。今回、リネンに合わせたトップスはコットン素材の織り柄。相性の良い名コンビです。
午前中、お見えになられたお得意様のリクエストは長袖のポロニット。ご提案させていただいたのは【ferrante/フェランテ】のスキッパーポロサマーニットです。ブラック好きのS様、同ブランドのアイスコットンTシャツとセットでお求めいただきました。まだまだ北西の風が吹く気温差のある今、半袖より長袖の需要が増えています。
閉店時間ですが、少し粘ります。色違いのホワイトもオススメです。セレクトカラーの三色。どれもインナーに使ったカットソーはホワイト以外です。ブラックとネイビーの濃色で合わせていただくと、レトロ感のあるモダンさを表現。往年のハリウッドスターの舞台裏スナップのような、素顔に迫ります。
© GLORY GUY