もう一人の自分を演出するには、ちょうど良い場所。非日常的であれば、さらにいいのですが、人が集えば、自ずと現実的になります。ただ、職場や家庭から離れた空間に身を置くことは、引きずらなければ気分転換に最適です。いつまでも気持ちに艶を持たせることの大切さ。10年以上、通い続けている、そんな場所があります。
昨日までの正面ディスプレイはドルモアのニットにヘルノのアウター。テーブルにはセッテフィーリカシミアのニットとインコテックス スラックスのパンツ、ピアチェンツァのマフラーとお馴染みのブランドが並びます。
テーブルはそのままに、着替えたのは、今季より展開の【CAMPLIN/カンプリン】のダッフルコート。マフラーもジョシュアエリスに変えています。年末年始はやはりナイロン系よりウール素材が気分ですね。
初めて訪れたヴェネツィア。空と海の美しさに感動が蘇り、エクリュとマリンブルー、そしてネイビーでセレクトしたテーマブランドです。ご案内ブログに詳しく書かせていただいております。よろしければ巻き戻してご覧ください。
ここ10年ほど、いや、もっとなるかもしれません。この場所に飾られる”えと縄”。新年を祝う伝統を大切にする心をこめ、一年を守り、福を招く干支人形を中心に、水引や和紙など日本伝統の材料や、稲穂など自然の素材で手作りしたものです。扱うものがイタリアを中心とした海外のファクトリーブランドになりますが、服を通じて、健康で心豊かな生活をお過ごしいただくことを願う気持ちは同じです。
令和7年の干支は「巳」です。この干支縄をご提供してくださる有限会社うぶすな様の言葉をお借りすれば、
” 三角は魔除けや厄除けのかたち。古、蛇や龍の鱗に見立て意匠化され、そこに巳(蛇)の強い生命力が込められました。さらに稲作が始まると、害獣の天敵の蛇は穀物蔵の守り神に。また七福神のお一人で財福と芸術の神・弁天様は蛇の化身とも言われています。蛇が金運をもたらすという謂れはここにあります。巳(蛇)は、永く私たちの暮らしのそばに在り、災いを祓い、日々の平安を守る役割を担っています”
本日が、2024年最後の営業日となります。本年も大変お世話になりました。令和7年が佳き一年となりますようにお祈り申し上げます。良いお年をお迎えください。
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