2010年展示会の旅

 「2001年宇宙の旅」という映画をご存知ですか?アーサー・C・クラークとスタンリー・キューブリックがアイデアを出し合ったSF。小説はクラークで映画はキューブリックが担当しました。高校の時に映画館で観たのですが内容が難しすぎて、全く理解できなかった記憶があります。今なら、少しは理解できるかもしれません。監督は異なるのですが、続編で「2010年宇宙の旅」があるらしいので、併せて観てみたいものです。

 梅雨の晴れ間の東京は、30度を越える真夏日。今年も、2010年春夏物の展示会が始まりました。今回は「MONCLER モンクレール」、「WOOLRICH」そして「B・D・BAGGIES」の展示会。まずは、モンクレールをご紹介します。

 一番、変わったのが価格。今季よりスプレンダー・コーポレーションからモンクレール・ジャパンになりダイレクトに取引できるようになったこと、為替変動のユーロ安の影響で、アウターで1割、ポロシャツなどカットソーで2割以上、下がります。もちろん、クオリティーは変わりません。モンクレールのファンにとっても、グローリーガイにとっても、私にとっても、とても良いことです。展示会での撮影は禁止されていますので、カラーコピーで、ご紹介します。

 この秋冬のモンクレール、実は一部、もうすでに日本に入荷してるみたいです。いつもより早く、店頭に並びそうですので、興味のある方は、ぜひ問い合わせてみて下さい。

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 今から8月にかけて「2010年春夏の展示会の旅」に出かけます。といっても日帰りか、一泊ですけどね。

長い付き合い CROCKETT&JONES

 もう一つ、長い付き合いの靴メーカーがあります。

 1879年、イギリスの靴の聖地ノーザンプトンで誕生したクロケット&ジョーンズ。革製品としては100%完成品。靴としては60%で、履きこんで馴染ませ、自分の癖をつけて完成品になるというように馴染むまで少し時間がかかりますが、馴染んでしまえば自分の足のように愛着がどんどん増してきます。

 私が持っているドレス靴は、全てクロケット&ジョーンズ。ソールを張り替えながら、古いもので15年以上、履いています。それ以前のモノはスーツやパンツの試着用の靴として店頭で履いていただいております。試着時に奥から出してきますので、気にかけて見て下さい。

 今回は展示会で、編み上げのブーツとサイドゴアブーツの2タイプを新たにオーダーしてきました。どちらもスエードで、この秋冬展開予定のN・Cとの相性は抜群です。

 これから暑くなる時期に、少々、暑苦しい話をしました。

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長い付き合い パラブーツ

 前回、前泊の出張のご報告がまだでしたね。

 出張の一番の目的は、この「PARABOOT」。1919年創業のフランスの靴メーカで、自社でソールまで製造しているのは、ここだけ。パラブーツとの出会いは18年ほど前、足入れの良さに惚れて購入したデッキシューズ「BARTHバース」。フランス海軍に正式採用されるだけあって、水に強く、濡れて乾かした後の革のひび割れも無く、長時間、歩いても疲れににくいのです。昨年まで、夏の愛犬の散歩用として酷使していたせいで、引退させてしまいましたが、やはり手に入れておきたい靴です。

 現在、アウトドア用として使っているのが、写真中央の「BLOIS」。これも、もう10年以上、履いていて、このモデル名ではないかもしれませんね。革の表情も少し、異なるような気がします。足首を保護してくれる為、時々、道なき道を駆けております。

 この冬、オススメなのが左の二足。パラブーツの登山靴ブランド「GARIVIER」の名作AVORIZの復刻モデル。ツイードのジャケットに合わせると、かっこいいですね。そして右から二番目の「MORZINE」。定番チロリアン「MACHAEL]が誕生する原型となった元祖チロリアンシューズ。今年は、これが狙い目かもしれません。

 最近、パラブーツもドレス用のコレクションを数多く発表していますが、やはりアウトドア用のモデルのほうが好きです。ハードだけど上品と言うのがパラブーツの最大の魅力ではないでしょうか。

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"Because it is there" ・・・そこに山があるから

   一月末からスタートした、この秋冬のインポートの展示会もほぼ終わりに近づいた頃、ある会社のあるブランドのオファーがきたのです。良いブランドに出会える時は人との出会いと同じなんですね。それはタイミング。偶然でありながら必然。出会うべきして出会うと言うか。最後にこんなに力のあるブランドに出会えるなんて、不思議です。

 ブランド名は内緒にしておきます。ヒントはイギリス。冒頭のタイトルはこのブランドのテーマです。 Dscf3586

 今回はいつもに増して、パワフルに仕入れをしたつもりです。こんな時代だからこそ、力のあるブランド、我々を元気に、あたたかくしてくれるものを探していました。結果、良いもの、良い人に出会うことができ、またNEWSでご紹介できることを楽しみにしております。

カシミアのマフラー

 インターブリッジの展示会に行ってきました。

ここはグローリーガイが最も多く、取引している会社です。ラファエロ・カルーソもここが輸入元です。八木通商の子会社ですのでマッキントッシュ、バルスター、ドルモア、G.T.Aやオリアンも、そして今、問い合わせの多いルトロワもここです。一日では終わらないので今回も泊まりの出張で見落としの無いように隅々まで見てきました。ただ今回、いつもと違ったのは、片隅に身長180㎝以上、ウエスト100㎝以上もある、サイズで言えば54ぐらいでしょうか、大柄なイタリア人がいて、その前でネクタイやマフラーを所狭しと並べていたのです。気になったので覗いてみると発色が良く、しなやかで柔らかいカシミア100%のマフラー。それも、これだけのクオリティで19000円。オーダーするしかないと言うことでカシェート(レディース)の店長を呼んで早速、色、柄を選んで来ました。Img_1180

ところで何というブランドだったのか?

でも良いものは良い。ブランドは関係ないんですよね。

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