買い物好きには最高の立地!! ミラノの宿は、STARHOTELS ROSA GRAND/スターホテルズ ロサ グランド

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 今回、ミラノで取った宿は、STARHOTELS ROSA GRAND/スターホテルズ ロサ グランド。ドゥオモ大聖堂の裏側、フォンターナ広場に面したロケーションの良いホテルです。

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 ホテルを出れば、すぐそこにドゥオモが見えます。スカラ座やモンテナポレオーネ通りまで徒歩5分ほどで、買い物好きには最高の立地です。以前、やはりドゥオモ近くのHOTEL AMBASCIATORI/ホテル アンバシアトーリに泊まりましたが、今回のローサ グラントのほうが高級感があります。

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 部屋に入ると、鏡が多いのに驚きます。部屋を広く見せるためでしょうが、慣れるまで落ち着きません。

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 イタリアンモダンの清潔感のある部屋は、鏡さえ気にしなければ、快適な空間です。シャンプーやスリッパ、バスローブなども完備され、歯磨きセットさえあれば、後は何も要りません。

 問題は、クローゼットの広さです。夏と違い、冬場は着る物が嵩張ります。特に今回、フィレンツェとミラノの温度差を考え、余分にトレンチコート1着とフォーマルの場を考慮して、スーツを持参。残念ながらスーツは着る機会はありませんでしたが、コートは役立ちました。

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 一人なら十分ですが、二人です。なんとか収まったのは、ジュニアの最低限度の荷物(写真左のジャケットとコート)のおかげです。この後、ブログでもご報告したように、タリアトーレのジャケットが増えることになるのですが...

 

フィレンツェならではの伝統的なHotel degli Orafi/ホテル デリ オラフィ

 帰国が一日、遅れたなら...。出国が一日、早ければ...。そんな一日違いのことで、事態はずいぶん変わっただろうと、そんな運に恵まれた?旅だった今回のイタリア出張。イタリアに滞在中から気になっていた日本の天気。ちょうど帰国の日に雪マークが付き、空港から車で帰ることが難しいかと心配していましたが、一日ずれた事でスムーズに自宅に戻ることが出来ました。また、出国が一日早ければ、強風の為、フィレンツェの空港に降りれない事態に。多くの方がボローニャや他の空港に着陸変更となり、フィレンツェに入るために大変な苦労されたようです。PITTI会場で最初に訊かれたのは、このこと。幸い、到着した夜には風も収まり、何事も無く到着です。

 フィレンツェの3日間、一日は終日、雨に見舞われましたが、昼間のコートが要らない暖かい日に恵まれました。ミラノに入り、気温はぐっと下がって、最高で2.3度、最低ではマイナス1.2度。建物の中は暖かく、外は冷たい、着るもので温度調整しないと体調を崩します。特に乾燥には注意。水分補給は、とても大切です。ホテルでバスタブの有り無しに拘るのも、湯船に浸かりたいという思いだけではなく、バスタブにお湯を溜めることで乾燥を防ぐからです。これは、これから始まる国内出張でも同じです。

イタリア出張で、日本のエージェントさんに必ず聞かれることの一つが、宿泊先。ミラノのサボイやパリのプラザアテネなど、何度と最高級と呼ばれるホテルには泊まりましたが、毎回のことではありません。それに必ずしも、そのホテルが良いとは限りません。ただ、泊まってみないと、その価値は分からず、時々、セレクトをしているに過ぎません。今回、フィレンツェとミラノで選んだのも初めてのホテルです。

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 Hotel degli Orafi/ホテル デリ オラフィは、13世紀の旧アウグスティヌス修道院を利用したホテルです。

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 目の前に流れるのは、アルノ川。ホテルを出ると、すぐヴェッキオ橋が見え、ウフィツィ美術館にも隣接しています。観光やショッピング、食事には最高なロケーションですが、PITTI会場までは徒歩で15分以上かかります。元気なうちは問題ありませんが、疲労が溜まる後半は、もっと近いところに泊まればよかったと愚痴っぽくなります。

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 ホテル内に掲げられている案内図。まるで迷路のようです。見ていても良くわかりません。初めのうちは、迷子になってしまい、なかなか部屋にたどり着けませんでした。あちこちに段差のある廊下も慣れてしまえば、趣があります。

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 案内された部屋は、メゾネットタイプ。一階がキッチン付きのリビングで、2階が寝室。当然、バス・トイレも2階になります。料理なんかしないし、重いスーツケースをわざわざ運ばなければならないし...なんて、最初のうちは文句たらたらでしたが、慣れてくると意外に使い勝手がよく、落ち着ける空間でした。ミネラルウォーターはサービス。スリッパやバスローブ、そしてTシャツのプレゼントもあり、香りなども含め、所々に気遣いを感じるホテルです。ただ、部屋にもよりますが、この部屋の外の眺めは、今一つでしたね。

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 フラスコ画で飾られた高い天井の清潔感ある食堂です。スタッフの対応もよく、サラダやフルーツ、パンの種類も十分です(安いホテルですと、サラダやフルーツがありません)。実は最上階にバーがあって、ジュニアとでなければ、夕暮れ時のフィレンツェをうっとりと眺めながら、愛を語らう...。妄想は日本にいるときだけにしたいものです。

 次回は、ミラノで泊まったSTARHOTELS ROSA GRAND/スターホテル ローザ グラントをご紹介します。

美と香りを堪能するなら、Santa Maria Novella/サンタ・マリア・ノヴェッラ

 今回、セレクトショップMILORDやEREDI CHIARINIを訪れたのは、初めてのイタリア出張を経験するナグラやタカイのため。海外のショップを見ることは、とても勉強になりますが、見るだけでは失礼になります。一人の時は、よほど目的が無い限り、中には入りません。ただ、アンダーウエアのmercerieは、目的がしっかりしております。現在、グローリーガイでは下着を置いてないので、毎年、まとめ買いです。そして、もう一箇所。必ず立ち寄る場所が、世界最古の薬局として800年もの歴史を誇るSanta Maria Novella(サンタ・マリア・ノヴェッラ)。「香りの芸術」と称されるフレグランス、伝統のレシピで作り続けられる「癒しの芸術品」は、ヨーロッパの歴史と共に多くの著名人に愛されています。

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このブランドとの出会いは、10年ほど前。やはり不眠で悩んでいた頃、大阪出張の際、NKクラシックの角田さんに勧められたのが、きっかけでした。初めて購入したポプリ。枕元に置けば、かつて嗅いだことのない香りに見事に熟睡。今でも枕元には欠かせません。その後、オーデコロンやハーブウォーター、ソープなどスタッフの方にコーディネートしていただきながら愛用。一時は、グローリーガイで扱えないかと日本の代理店さんまで頼みに行ったほどでした。当時は大阪と東京の銀座にしかショップがありませんでしたが、最近はずいぶんと増えたみたいです。名古屋でも購入できるようで、家内が時々購入してきますが、私はフィレンツェに行った際にポプリとソープを購入しています。

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 時代が、中世にタイムスリップしたかのようなルネッサンスの華やかな空間。そして、そこで働く美しい女性。余りの美しさに、ついついカメラのレンズが...。左隣りの女性も美しい日本人のスタッフ。店内にも美しい日本女性の観光客。ここにいると全てが美しく見えてしまいいます。

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 そして、彼らも美しい...とは言えませんが、美の鑑賞と買い物に大満足のようです。

 

フィレンツェでお勧めのセレクトショップ"EREDI CHIARINI/エリディ・キャリーニ"

フィレンツェで、もう一軒、お勧めのセレクトショップが、EREDI CHIARINI(エリディ・キャリーニ)。1884年創業の老舗中の老舗なんです。そういえば、以前、ここのネクタイを展開していました。聞けば、創業者の前職が服地屋。ネクタイの素材にも拘り、イタリア・コモから毎回、コレクションを発表しているそうです。

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 以前は、もっと商品が山のように飾られていて、全てに価格表示がついていたはずです。ウインドウを見て、気に入ったものがあるかどうか、予算が合うかどうかを確認します。買う気がないのに入ることは失礼です。日本では当たり前の「見るだけ~」は、通用しません。

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 入り口は狭くても、奥行きはあります。フロア、部屋ごとに馴染みのあるブランドが所狭しと並んでいます。写真が撮ってないのが、残念ですが、先日ご紹介させていただいたMILORD(ミロルド)がPT(ピーティー)を推しているに対して、ここは、INCOTEX(インコテックス)で、豊富な品揃えは圧巻。どちらの店に共通しているパンツは、JACOB COHEN(ヤコブ・コーエン)。偶然、穿いていたJACOB COHENの話題から話が弾んで、勧められるがままに写真(前回)のライトグレイのミニチェック柄を購入。モデルも穿きなれた「622」の30インチでサイズもぴったりでした。

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 お店を見学せていただいた上に、素敵な買い物ができました。プロのいる信頼できる店での買い物は、満足度も高く、気持ちもよいものです。クラシコイタリアの服を扱う以上、服だけではなく、接客やお客様とお店側の立ち位置など、服にまつわる文化もお伝えしたいものですね。もっと勉強します!

 

フィレンツェ、最高の夜は、フィナモレのディナーです。

 どうやら、また太ってしまったようです。もともとタイトに穿いていたINCOTEXのパンツ、立っていればいいのですが、座ってブログを書いているとお腹周りがきつくて、ベルトを外したくなります。

 イタリア出張の最大の楽しみと言えば、やはり食事です。毎晩続くエージェントさんたちの食事会。その中で最も楽しみなのが、Finamore(フィナモレ)ファミリーに招待されるディナー。場所は、いつも決まってフィレンツェの老舗中の老舗"IL LATINI(イル・ラティーニ)。ガイドブックに必ず載っている1911年創業の有名店で、この時季、予約無しでは入れない人気店です。

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 昨年もご招待いただいたにもかかわらず、息子の体調が悪く、途中で席を外してしまいました。初めての海外旅行、そして異常な暑さで疲れが出たのでしょう。今年は昨年の暑さを思えば、ずいぶん過ごしやすいフィレンツェです。

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 4テーブルがフィナモレ関係者です。フィナモレーファミリーにイタリア、スペイン、ロシア、アメリカなど世界のエージェントが招待されます。私たち小売店が招待されるのは、日本だけではないでしょうか。写真右側のテーブルは全て日本人。日本のエージェント、アマンさんの方々と神戸のチンクエクラシコさん、そして京都のグジさん。今回はエストネーションのバイヤーさんの姿はありませんでした。私どもは、広島で店を構えるアステアさんの井上社長とパリ在住の娘さんとご一緒させていただきました。今回、私どもは4人。人数分だけ仕入れを増やさないといけません。皆さん、ご協力をお願いします。

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 前回、日本で行われたプレコレクションの際、社長のシモーネに双子(男の子と女の子)が生まれたと聞いていました。ささやかですが、プレゼントを渡したら、とても喜んでいただき、イタリア式抱擁の両頬への熱いキスです。彼が女性なら、もっと歓迎したのに...は心の声。贈ったのは、折り紙とキティちゃんのハンドタオル。ほんとに、ささやかです。

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 食べるのと喋るのに夢中で、写真はこの三枚のみです。写真を撮り忘れるほどの美味しい料理と会話が弾む食事会は、人生の至福と言えるでしょう。こういう機会を作ってくれたフィナモレファミリーとエージェントのアマンさんに感謝です。

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 彼らも大喜びです。シモーネを中心に左がスペインのエージェントさんと右が息子さん。ディナーの余韻は、店を出てからも続きます...

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 ナグラは、道ですれ違ったイギリスの高級シャツ地メーカー「トーマス・メーソン」の方とも眼鏡を交換して、意気投合。どことなく同じ匂いを感じます。

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 この方も、大ノリです。ここで、ご紹介しておきます。この方、私どもグローリーガイのデベロッパーで、私の25年来の友人Oさんです。フランチャイズ業界の中では、かなりの有名人。世界どこに行っても日本語で通してしまう変なサムライです。でもモテるんですね。マイアミから来ていた女性に大モテ。この後、彼女は自分のカメラを私に手渡して...

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 私に「撮って!」とせがむんです。そして、その姿を撮っているカメラの持ち主は、タカイ。アルコールが全くダメな彼は、酔っていないはずなのに、ピンボケです..。う~ん、きっと彼女に酔ったのかもしれませんね。冷静なのは、やはり私一人...なわけありません。

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 なぜか彼女の表情がOさんの時と違うのが気になりますが、きっと気のせいでしょう。こうして、美味しい酒と食事、美しい女性と人生の至福を堪能しながら、我々はホテルに戻っていきました。

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 Buona notte!

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