2011.12.03
ヤコブ・コーエン(JACOB COHEN)から始まったイベントウィーク。パラブーツ(Paraboot)のトランクショーは、回を重ねるごとに盛り上がりを見せます。県内だけではなく、県外からもご来店される方が多く、本当に感謝です。
確かに、あんなにも豊富なパラブーツのコレクションは、東京・青山の直営店でさえ見ることはできません。また、代理店「アール・ピィー・ジェー」の篠崎君による柔らかで適切、丁寧な接客には、いつもながら感心します。ついつい私も、3足ほど購入してしまいました。2足は、ディスプレイ、コーディネート用として購入です。タイミングを見て、個人用として履くつもりですが、大体、着用分としてセレクトしたものは、私の手(この場合、足ですかね。)に届かず、売れてしまうのが常です。でも、これはどうでしょうか・・・。
最近のNEWSで、特にモンクレールの撮影の際によく履いているのが、パラブーツ伝統の最強ブーツ「SANGLIA(サングリア)」。来週、スタッフを連れて北海道に行くこともあって、このモデルに釘付けです。これを履いて、モンクレールのダウンを着ていけば、寒さ対策は万全です。
元来、生鮮食品市場の冷蔵庫で働くプロワーカーのために作られた防寒ブーツです。マイナス20度ほどの寒さの中でも、内装のリアルムートンウールが保温性を高めてくれます。ソールとの縫い目は、登山靴に採用されているパラブーツ伝統のノルベェジェーゼ製法。さらに松脂を塗りこみ、コーティングすることで完璧なまでの防水性です。
暫くは、店頭に飾ってありますので、興味がおありでしたらご覧ください。
2011.11.25
2009.05.03
もう一つ、長い付き合いの靴メーカーがあります。
1879年、イギリスの靴の聖地ノーザンプトンで誕生したクロケット&ジョーンズ。革製品としては100%完成品。靴としては60%で、履きこんで馴染ませ、自分の癖をつけて完成品になるというように馴染むまで少し時間がかかりますが、馴染んでしまえば自分の足のように愛着がどんどん増してきます。
私が持っているドレス靴は、全てクロケット&ジョーンズ。ソールを張り替えながら、古いもので15年以上、履いています。それ以前のモノはスーツやパンツの試着用の靴として店頭で履いていただいております。試着時に奥から出してきますので、気にかけて見て下さい。
今回は展示会で、編み上げのブーツとサイドゴアブーツの2タイプを新たにオーダーしてきました。どちらもスエードで、この秋冬展開予定のN・Cとの相性は抜群です。
これから暑くなる時期に、少々、暑苦しい話をしました。
2009.05.03
前回、前泊の出張のご報告がまだでしたね。
出張の一番の目的は、この「PARABOOT」。1919年創業のフランスの靴メーカで、自社でソールまで製造しているのは、ここだけ。パラブーツとの出会いは18年ほど前、足入れの良さに惚れて購入したデッキシューズ「BARTHバース」。フランス海軍に正式採用されるだけあって、水に強く、濡れて乾かした後の革のひび割れも無く、長時間、歩いても疲れににくいのです。昨年まで、夏の愛犬の散歩用として酷使していたせいで、引退させてしまいましたが、やはり手に入れておきたい靴です。
現在、アウトドア用として使っているのが、写真中央の「BLOIS」。これも、もう10年以上、履いていて、このモデル名ではないかもしれませんね。革の表情も少し、異なるような気がします。足首を保護してくれる為、時々、道なき道を駆けております。
この冬、オススメなのが左の二足。パラブーツの登山靴ブランド「GARIVIER」の名作AVORIZの復刻モデル。ツイードのジャケットに合わせると、かっこいいですね。そして右から二番目の「MORZINE」。定番チロリアン「MACHAEL]が誕生する原型となった元祖チロリアンシューズ。今年は、これが狙い目かもしれません。
最近、パラブーツもドレス用のコレクションを数多く発表していますが、やはりアウトドア用のモデルのほうが好きです。ハードだけど上品と言うのがパラブーツの最大の魅力ではないでしょうか。
2009.04.12
まだ4月なのに、この暑さは異常ですね。
今日はスプリングコートのレザースニーカーを履いています。それもミッドカット。店頭にはキャンバスのローカットが入荷しています。それを見ると、そろそろ履き替えようかなと思っております。
実はスニーカーは好きでなく、中学時代、バスケットをやっていた時は制服でもバスケットシューズを、高校のときは生意気に(今では当たり前ですが・・・)デザートブーツかローファーを履いていました。私服になった大学時代もジーンズにスニーカーはありえませんでしたね。ブーツが好きで夏でもよく履いていました。だから、いつも足が蒸れていました。
その後は、ジーンズも穿かなくなり靴も相変わらずブーツと革の紐靴ばかり。そんな偏った趣味の私が、このスプリングコートのスニーカーに出会ったのは5年前。履きやすさはもちろん、デザインのシンプルさにも惚れましたね。今、思い出しました。確か30代のときに一足、ケッズのローカットのレザースニーカーを買いました。思い出して良かった。
話を戻しますね。このスプリングコートのスニーカー。1936年に初めてフランスで作られたスニーカーで、あのビートルズのジョン・レノンがアルバム「ABBY ROAD」のレコードカバーで履いているのです。確かジョン・レノンが結婚式の際にも履いていたと聞いたことがあります。
また、このスプリングコートのスニーカーを最もかっこよく履いたのは、実は女性なんです。フランスの女優ジェーン・バートン。彼女が「ジュテーム・モア・ノン・プリュ」という映画の中で白のタンクトップに色落ちたジーンズ、そして足元はスニーカー。そのスニーカーこそ、スプリングコートなんです。彼女の少年のようなスタイルにぞっこんです。
ヤコブ・コーエンの688モデルの色落ちたデニムに昨日、買ったグランスのシャツを合わせて履くと、気分は60年代ですね。今日は気分の良い一日になりそうです。