ATTIREのオーダー会を終えて

 彫が深く、髭が濃く、色黒な日本人離れした顔。笑うと好奇心旺盛な瞳が少年のような・・・。初めて会う松山氏の印象。

 1999年ビームスの名バイヤーとして活躍し、惜しまれつつ退社。在社時に岡山の縫製工場「創作屋研究所」との共同開発でギャラリーのオリジナルを手掛ける際、縫製のレベルの高さから、独立後は「ATTIRE」ブランドで彼自身のコレクションを発表。大手ブランドのプロデューサーを務めたり、メンズクロージングのコンサルタントとして、この業界ではなくてはならない人です。

 彼の作る服は、まさに”日本人の体型を熟知した日本人の為の服”です。以前、ある雑誌で”日本の極上”に選ばれた所以もそこにあるのでしょう。MADE IN JAPANの底力ですね。

 彼とは歳も近く(私のほうが一つ上)、お互いに販売から今の立場にいます。彼は物を作る側。私は物を売る側と、お互い立場は違えど、いい物を価値ある価格で提案すると言う点で同じで、これは大手のメーカーではできないこと。この業界も厳しさを増す中、同じビジョンを持って日本の洋服業界のために働く同志だと思っています。

 オーダー会初日の夜、お酒好きの松山氏をもてなす為、和食の「きさらぎ」に行ったのです。その時の写真を載せたかったのですが、またもカメラを忘れてしまいました。

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