2014.07.19
フィレンツェで、もう一軒、お勧めのセレクトショップが、EREDI CHIARINI(エリディ・キャリーニ)。1884年創業の老舗中の老舗なんです。そういえば、以前、ここのネクタイを展開していました。聞けば、創業者の前職が服地屋。ネクタイの素材にも拘り、イタリア・コモから毎回、コレクションを発表しているそうです。
以前は、もっと商品が山のように飾られていて、全てに価格表示がついていたはずです。ウインドウを見て、気に入ったものがあるかどうか、予算が合うかどうかを確認します。買う気がないのに入ることは失礼です。日本では当たり前の「見るだけ~」は、通用しません。
入り口は狭くても、奥行きはあります。フロア、部屋ごとに馴染みのあるブランドが所狭しと並んでいます。写真が撮ってないのが、残念ですが、先日ご紹介させていただいたMILORD(ミロルド)がPT(ピーティー)を推しているに対して、ここは、INCOTEX(インコテックス)で、豊富な品揃えは圧巻。どちらの店に共通しているパンツは、JACOB COHEN(ヤコブ・コーエン)。偶然、穿いていたJACOB COHENの話題から話が弾んで、勧められるがままに写真(前回)のライトグレイのミニチェック柄を購入。モデルも穿きなれた「622」の30インチでサイズもぴったりでした。
お店を見学せていただいた上に、素敵な買い物ができました。プロのいる信頼できる店での買い物は、満足度も高く、気持ちもよいものです。クラシコイタリアの服を扱う以上、服だけではなく、接客やお客様とお店側の立ち位置など、服にまつわる文化もお伝えしたいものですね。もっと勉強します!