フィレンツェならではの伝統的なHotel degli Orafi/ホテル デリ オラフィ

 帰国が一日、遅れたなら...。出国が一日、早ければ...。そんな一日違いのことで、事態はずいぶん変わっただろうと、そんな運に恵まれた?旅だった今回のイタリア出張。イタリアに滞在中から気になっていた日本の天気。ちょうど帰国の日に雪マークが付き、空港から車で帰ることが難しいかと心配していましたが、一日ずれた事でスムーズに自宅に戻ることが出来ました。また、出国が一日早ければ、強風の為、フィレンツェの空港に降りれない事態に。多くの方がボローニャや他の空港に着陸変更となり、フィレンツェに入るために大変な苦労されたようです。PITTI会場で最初に訊かれたのは、このこと。幸い、到着した夜には風も収まり、何事も無く到着です。

 フィレンツェの3日間、一日は終日、雨に見舞われましたが、昼間のコートが要らない暖かい日に恵まれました。ミラノに入り、気温はぐっと下がって、最高で2.3度、最低ではマイナス1.2度。建物の中は暖かく、外は冷たい、着るもので温度調整しないと体調を崩します。特に乾燥には注意。水分補給は、とても大切です。ホテルでバスタブの有り無しに拘るのも、湯船に浸かりたいという思いだけではなく、バスタブにお湯を溜めることで乾燥を防ぐからです。これは、これから始まる国内出張でも同じです。

イタリア出張で、日本のエージェントさんに必ず聞かれることの一つが、宿泊先。ミラノのサボイやパリのプラザアテネなど、何度と最高級と呼ばれるホテルには泊まりましたが、毎回のことではありません。それに必ずしも、そのホテルが良いとは限りません。ただ、泊まってみないと、その価値は分からず、時々、セレクトをしているに過ぎません。今回、フィレンツェとミラノで選んだのも初めてのホテルです。

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 Hotel degli Orafi/ホテル デリ オラフィは、13世紀の旧アウグスティヌス修道院を利用したホテルです。

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 目の前に流れるのは、アルノ川。ホテルを出ると、すぐヴェッキオ橋が見え、ウフィツィ美術館にも隣接しています。観光やショッピング、食事には最高なロケーションですが、PITTI会場までは徒歩で15分以上かかります。元気なうちは問題ありませんが、疲労が溜まる後半は、もっと近いところに泊まればよかったと愚痴っぽくなります。

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 ホテル内に掲げられている案内図。まるで迷路のようです。見ていても良くわかりません。初めのうちは、迷子になってしまい、なかなか部屋にたどり着けませんでした。あちこちに段差のある廊下も慣れてしまえば、趣があります。

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 案内された部屋は、メゾネットタイプ。一階がキッチン付きのリビングで、2階が寝室。当然、バス・トイレも2階になります。料理なんかしないし、重いスーツケースをわざわざ運ばなければならないし...なんて、最初のうちは文句たらたらでしたが、慣れてくると意外に使い勝手がよく、落ち着ける空間でした。ミネラルウォーターはサービス。スリッパやバスローブ、そしてTシャツのプレゼントもあり、香りなども含め、所々に気遣いを感じるホテルです。ただ、部屋にもよりますが、この部屋の外の眺めは、今一つでしたね。

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 フラスコ画で飾られた高い天井の清潔感ある食堂です。スタッフの対応もよく、サラダやフルーツ、パンの種類も十分です(安いホテルですと、サラダやフルーツがありません)。実は最上階にバーがあって、ジュニアとでなければ、夕暮れ時のフィレンツェをうっとりと眺めながら、愛を語らう...。妄想は日本にいるときだけにしたいものです。

 次回は、ミラノで泊まったSTARHOTELS ROSA GRAND/スターホテル ローザ グラントをご紹介します。

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