2011.02.27
引き続き、「アマン」さんからの報告です。展示会では、様々な新しいブランドが紹介されます。名前も聞いたことも無いブランド(もともとブランド名を覚えるのが苦手な私。本当は以前からあったのかもしれません。)や一時、日本に入らなくなって新たに復活したブランド、そしてエージェントが替わって再生したブランドなどがあります。今回の展示会を見ていると、その動きがとても顕著です。
ご紹介する【Della Ciana(デラ・チアーナ)】も、そんなブランドの一つです。1965年イタリア・ペルージャにて創業したニットメーカーで、昨年までは別のエージェントが輸入していました。グローリーガイでもおなじみのブランドです。2011年秋冬より「アマン」さんが手がけることになり、早速見てきました。
グレーやベージュなどの優しい色合いも、カシミア素材の持つ柔らかさと相まって、上品で色気のある風合いを醸し出します。深みのある、と言っても過言ではありません。このクラスのニットは、2.3年前ならカシミア100%なら10万以上、カシミア混でもずいぶん高かった記憶があります。今でも、とんでもない価格を付けているブランドはありますが、今回の【Della Ciana(デラ・チアーナ)】の価格を見ると驚きです。カシミア混のミドルからローゲージの襟付きカーディガンでさえも5万円台です。納得の価格は、さすが「アマン」さんです。
そして新たに展開するブランドが【GV CONTE(ジー・ヴイ・コンテ)】。ご説明する資料がありませんが、コレクションを見て気に入りました。
シンプルで、素朴。どこか懐かしい気持ちにさせてくれる【GV CONTE】。以前から展開している【AVIO(アビオ)】と並べて、お見せできると面白いかなと思っております。
次回は「アマン」さんの展示会報告最終回として【J.W.BRINE】と【AVIO]】のご紹介をします。
2011.02.27
2月とは思えないような暖かい日が続きます。我々にとって、この時期は、寒いより暖かいほうが助かります。一般の方より一足早く、春の装いに替えるため、寒さが厳しいと辛い思いをしなければなりません。また暖かければ、春物の購買意欲も増しますからね。この暖かさが接客の後押しをしてくれます。
さて、なかなか展示会報告ができないまま、次から次へと展示会出張が入っています。先週の火曜日に大阪、翌日には東京と、東に西にと駆けずり回っておりますが、ようやくメンズの仕入れの目処が立ちそうです。
今回は、「アマン」さんから2011年秋冬展示会報告をします。【ボリオリ】や【フィナモレ】、そして【ジェイ・ダブリュ・ブライン】など、今を時めくブランドを日本に紹介してくれるエージェントです。前回もお話したように、次の秋冬から【ボリオリ】が他のエージェントに代わってしまうのは残念なことです。「アマン」さんにとっては大きな痛手です。でも、もともとブランドを育てるのは得意なエージェントですから、これを機に新たなブランドを日本に紹介してくれそうで、大いに期待がかかります。
ずらっと並んだ巻き物は、全て【ALTEA(アルティア)】。写真には納まらないほどの迫力のあるコレクションです。一点一点にカラーサンプルが付いていて、選ぶのに一仕事です。セレクトした一部をご紹介します。
巻き物人気は、春も同じ。店頭にも新作のストールが並んでいますので、ぜひご覧になってください。
そして巻き物と言えば、付き物はグローブ。【ALPO(アルポ)】のグローブもここ「アマン」さんがエージェントです。
この秋冬人気間違いなしのムートン。グローブでも展開します(左上の写真)。そして、こんなチェックのグローブも魅力的でした。
2011.02.21
【Paraboot(パラブーツ)】2011年秋冬の展示会に行ってきました。
昨年11月6日、7日の2日間、開催したトランクショーは、繊研新聞(業界紙)にも掲載されるほどの大盛況でした。
担当の篠崎君も多くの方のご来店に非常に感激していたことが、昨日の事のように思い出されます。パラブーツの展示会は、前もってアポを取って、気合を入れていく他の展示会と違って、ちょっと寄ってみようか、とか食事の後に美味しいエスプレッソが飲みたいから寄っていこう!ぐらいの気持ちで訪れています。こんなことを書くとパラブーツの皆さんに怒られそうですが、それほど気楽で自分の靴を仕入れに行くぐらいの感覚なのです。
PREVERT(プレバート)は、フランスパラブーツ社の一押しモデル。全天候型ドレス靴として発表されたROUSSEAU(ルーソ)より4mm短くすることで、よりスポーティな雰囲気になりました。正にカジュアルエレガント!チノパンツとの相性も抜群。最近人気のアンコン仕立てのスーツにも合います。
こちらのモデルは、MEDOC(メドック)。「目の毒」と覚えました(フランス語は読み方が難しい)。でも本当に目の毒です。以前のブログでご紹介したBLOIS(ブロア)は、現在2代目が活躍中ですが、BLOISをスマートにしたモデルです。もちろん、ノルヴェイジャンウエルト製法で作られていて履き心地は申し分ありません。写真のブラックとブラウンもオーダーしました。
そして、ここ1.2年大ブレークしたAVORIAZ(アヴォリア)。パラブーツを運営するリシャール・ボンヴェール社の登山靴ブランドGARIVIER(ガリビエール)の名作を2007年にパラブーツネームで復刻させた人気モデルです。トレッキングブーツとは思えないシャープなシャモニーラストとノルヴェイジャン製法のタウンユースブーツ。私も遂に購入してしまいました。ただ、あのサンドベイジュは、残念ながら来期から廃番になってしまいました。いい色なのに・・・。フランス・パラブーツ社が廃番にした理由は、「汚れるから」。なるほど、ごもっともな見解です。確かに、私のも最近、パスタを落として、シミが付いてしまっております。
パラブーツとは、もう20年来の付き合い。これからも、よろしくお願いします。
2011.02.18
【MACKINTOSH(マッキントッシュ)】レディースのご紹介です。
「20代の頃に憧れていたブランドの一つ。当時は高価で買うことができなかったし、まだ早いかなと思っていたけど、30歳を過ぎて、金銭的にも余裕ができて、そろそろ似合うようになったから・・・。」
先日、カシェートにご来店されたお客様の声です。改めて、そんな声を聞くと、確かに【MACKINTOSH】のコートは大人の女性でないと似合わないかもしれませんね。2011年秋冬も昨年以上にオーダーをしてきました。ぜひ大人の女性に着ていただきたいですね。【MACKINTOSH】のコートを着ている女性を見ると、上品で知的に見えるのは私だけでしょうか。
年々、バリエーションの増えていくキルティングのコレクション。写真以外にもオーダーしています。
昨年、大人気のショート丈ピーコートは、ネイビーの他にキャメルもオーダー。
そして、今回最も注目したのが、下の2点。
フーデットのポンチョタイプは、可愛らしく大人の女性にぴったり。そして、下のコートは、個人的には今回のコレクションの中で最もお気に入り。襟のファーは、実際には小さくなり取り外し可能になります。ドルマンスリーブの7分袖が、とてもチャーミング。素材はウールのゴム引きです。お値段は少々しますが、絶対にお勧めのコートです。自分が女性なら、迷わず手に入れたい...と思います。
2011.02.13
寒い3連休になりました。雪は初日の建国記念日だけでしたが、連休中は、外出せずに家で暖をとりながら丸まっていた方も多かったのかもしれませんね。でもグローリーガイ、カシェート共に服好きの熱い思いで活気のある連休になりました。
明日から、また出張です。先週は、今を時めくPT01(ピーティゼロウーノ)、PT05(ピーティゼロチンクエ)などの代理店トレメッツォの代表小林様と昨年大ブレークしたPernoi(ペルノイ)のエージェントであり、盛岡の老舗靴店、菅原靴店の菅原さんと3人で飲む機会があり、いつにも増して有意義な出張となりました。
少し慌てて出張報告をしないと、しっかり溜まってしまいそうです。多くの方が待ち望んでいるのに、いつも納期が遅れてしまう【MACKINTOSH(マッキントッシュ)】、2011年秋冬展示会報告です。雑誌に掲載されるや否や、問い合わせの電話が鳴るほどの大人気ブランドです。昨年は、少な目の発注量に多くの方からお叱りを受けたことを猛反省してのオーダーです。
写真のほかにも、定番のナイロンウエバリー、ダンケルド、ブルームなどオーダーしております。唯一、心配なのが、やはりデリバリー。春の新作もまだです。入荷が待ち遠しいのは、お客様だけではなく、私たちも同じなのです。
次回は、レディースのマッキントッシュもご紹介しますね。