江戸へ蕎麦を手繰りに、いや、展示会に行ってきました。

 「蕎麦を手繰りに(食べに)東京に行ってきました!」と、こんな粋なことを一度は言ってみたいものです。

 本当は、展示会のため東京に行き、昼食に蕎麦を食べたと言う話です。近くに美味しい蕎麦やがあるからと案内されたのは、九段の裏道を入ったところにある手打ちそばの「大川や」さん。地元では、なかなか食べる機会の少ない蕎麦。久しぶりに美味しい蕎麦を食べ、展示会報告をそっちのけで、ご紹介してしまいました。

 さて、蕎麦の話をしだすとキリがありませんので、展示会報告に移りますね。まず最初に行ったのは、【BOGLIOLI(ボリオリ)】で、なんと来年の春夏物。まだ、夏も本番を迎えていないのに・・・どうしましょうか?と言うのが正直な気持ちです。来月14日からイタリア・フィレンツェで開催される世界の有名ファクトリーが集結する「ピッティ・ウォモ」。それに先がけてのプレコレクションです。「ピッティ・ウォモ」が終わり、その後、日本の代理店でメインコレクションが始まりますが、今回、イタリアに行きますので、全部で3回コレクションをを見ることになります。ただ、「ピッティ・ウォモ」はショー的要素が高く、生地の豊富さ、価格の設定を考えると、今回のプレコレクションの役割がとても重要になります。皆さんには業界の裏話で、分かりづらいですね。

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 実は、またやってしまったのです。カメラは持っていったのですが、バッテリーが充電されていなく、担当の臼井さんに手間を取らせてしまいました。展示会の準備の際に撮った画像を送っていただきました。蕎麦をご馳走になったうえに、本当に申し訳ありません。

 ボリオリ社の意向で、展示会場は様変わりです。ミラノのショールームと同じように造作されました。写真のイタリア人は、統括マネージャーのGianluca Modena氏。来月、ミラノのショールームでも会う約束をしてきました。

 商品のご紹介は、来月の「ピッティ・ウォモ」を終えて、日本に帰国してから報告させて頂きます。それにしても今日の蕎麦屋さん、美味しかったですよ。泊まりの出張の際には、夜、仕事を終えてから行きたいものです。

   ひょいっと暖簾をくぐる。とりあえずビール・・・・・

   いや、今日は升でもって冷酒をもらおうか。

   季節の小鉢を肴に、ちびりちびりとやりながらもう一杯、

   さて、仕上げはせいろか、粗挽きか・・・・・そば屋ならではの思案酒          

                              (大川や)

 

 

ノスタルジックなシャツ【Glanshirt(グランシャツ)】

 昨日は、気温が20度近く上がり春本番と思いきや、今日の気温は13度と肌寒い日になりました。この温度差のある時期、何を着たら良いか、本当に悩みます。さすがに冬物を着るには抵抗があるし、かといって薄手では、まだまだ寒いし・・・。意外と、この時期に着るものを持っていない方は多いようです。春物の需要は、年々増えていっていますし、仕入れにも力を入れています。今年は、特に春物のブルゾン、コートは充実しています。昨日、マッキントッシュのスプリングコートも入荷しました。近いうちに、NEWSでもご紹介します。

  さて、前置きが長くなりましたが、2011年秋冬物の展示会報告をいたしましょう。【ZANONE(ザノーネ)】【INCOTEX(インコテックス)】に続いて、スローウエアグループのシャツ部門【Glanshirt(グランシャツ)】です。フィナモレやバルバなどナポリのシャツに比べると、やや物足りなさを感じるかもしれませんが、その物足りなさが、グランシャツの魅力です。このブランドの背景が、60年代にあることも大きく関係してきます。当時、多くの芸術家、ビジネスマン、政治家そして貴族が、バカンスの地において愛用したグランシャツ。当時の柄、色を再現し、どこか懐かしいノスタルジックな雰囲気に仕上げています。 

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 左は、定番モデル「SEAN」。日本人の体型に合わせて作られたモデルで、袖の長さ、着丈、身頃と、バランスの良いシルエットです。右は、デニムのウエスタン。どうです、郷愁を感じませんか?肩の力を抜いて、気楽に着ることができるシャツ。休日に着るには、最適なシャツです。個人的にも最も多く所有しているシャツで、今日もセーターの下に着ています。

 そして、本日、グランシャツの春夏最終便が到着しました。

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 細いピケ織りのコットン100%の無地シャツ。ホワイト、ピンク、ネイビーの3色です。このピンクの色合いも60年代を彷彿とさせてくれます。価格も17.850円とお買い得。後日、NEWSでご紹介します。

話題満載!この秋冬の【INCOTEX(インコテックス)】

  震災の日に落ち込んだホームページのアクセス数も次第に回復し、また多くの方に見ていただけることは、発信する側にとって、ありがたく、何よりも励みになります。近いうちにツイッターの導入も計画しておりますので、今まで以上に早く情報をお届けすることができるかと思います。

 本日の2011年秋冬物報告は、昨日ご紹介した【ZANONE (ザノーネ)】と同じスローウエアグループの【INCOTEX(インコテックス)】。多くのクラシコファンなら、必ず一本は持ってると言っても過言ではありません。他のパンツブランドの問い合わせの際には、必ず比較されることからも、インコテックスの人気が伺えます。

 

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 まずは、左側、NEWモデルのブッシュパンツ。もともと、藪や茂みなどで穿くワークパンツですが、インコテックスの手にかかると、野暮になるどころか、逆に洗練されてしまうのは流石です。右は、お馴染みの両ポケットカーゴパンツ。この秋冬も、プラスエレガントなヘビーデュティの流れは続きそうです。

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 左、今期、人気のモデル30は、ブラッシュドツイルで2色。 右は、一見普通に見えるチャコールグレーのウールパンツですが、只モノではありません。例えば、ワインをこぼしたとします。ところが、ワインの液体は、パンツに染み込まずに流れ落ちます。これはナノテク(ナノテクノロジー)と呼ばれる素材の開発により実現できたものです。旅行や出張の際、飲み物をこぼして慌てた経験はありませんか?そんな時でも、このナノテクのパンツなら大丈夫!この秋の各雑誌に載り、話題になること間違いありません。

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 昨年、話題になったジャージのパンツ。今年は、素材が新しくなって登場です。問い合わせが多かったにも拘らず、ご要望にお答えできなかったことを反省し、今回はビック?オーダーです。右は、定番モデル35のハウンドツースのウールパンツ。柄物には、いつも厳しい目でセレクトしますが、この柄なら大満足です。

 他にも、毎年必ず展開するサキソニーウールの無地もオーダーしております。内容盛りだくさんの【INCOTEX(インコテックス)】。ライバルの多いパンツブランドの中、絶対に外せない魅力あるブランドです。 
 

 

  
 
 

心も温かくなる【ZANONE(ザノーネ)】のニット

 久しぶりのブログです。 

 2011年秋冬の展示会報告が溜まりに溜まってしまいました。もう報告しなくても誰も文句は言いません、とはいきません。報告を読んでくださいね。

 この秋冬の【ZANONE(ザノーネ)】が、とても良いのです。見るもの見るもの魅力的で、オーダーし終わった時には、受注書が3枚になっていました。ほんの一部ですが、ご紹介します。

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 スムース素材のカットソーは、ポロカラーとクルーネックの2型をオーダー。この肌触りは、まさに大人です。

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 ハイゲージのタートルネックは、メリノウールとフレックスウール(エクスクルーシブ)の2素材で。 どちらかにしようと思いましたが、それぞれ色合いが異なるので、欲張って両方ともオーダーしました。

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 左は、フレックスウールのミドルゲージタートル。右も同じくフレックスウール、リブのZIPUP。
カシミアのように柔らかく弾力のあるフレックスウールは、絶対にお勧めです。

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 そして、この秋冬最も注目されているロ-ゲージのニットジャケット。どのニットブランドでも必ずと言ってよいほど提案をしています。当然のごとく、【ZANONE】でもコレクションに加わっていました。でも他のブランドとは違うザノーネらしいザノーネカラーは、健在です。

 他にも、ベーシックなVネック無地ニットや立ち襟のボタンカーディガンもご用意しています。人気の理由でもあるサイジングも素晴らしく、イタリアのブランドなのに日本人の為のニットブランドと言っても過言ではありません。

 こんなニットを見ていると、体だけではなく心も温かくなりそうです。


 

 

 

2011年秋冬展示会報告【JACOB COHEN(ヤコブ・コーエン)】

 折角、ブログのアクセス数がうなぎ上りに伸びたかと思いきや、1週間以上も更新しなかったせいか、今度は急降下です。1日が、せめて26時間あればと最近、特に思います。1月末から始まった2011年秋冬の展示会もようやく終盤を迎え、今週行けば、ほぼ終了です。

 昨日は、久しぶりに休みを取らせて頂きました。大体、展示会に行くのは定休日の火曜日を挟みます。この時期、平日の業務は多忙を極めていますので、効率よく仕事をこなすには、余程のことが無い限り、定休日に出張を入れます。昨日の定休日も本来なら東京でしたが、息子の卒業式(中学)と重なった為、急きょ、変更したのです。決して、卒業式に出席するわけではありませんが、せめて夕食ぐらいはと思ってたのです。が、親心、子知らずとでも言うのでしょうか、卒業式が終わるや否や、友達の所へ遊びに行ってしまい、そのまま泊まってしまったのです。日頃、息子と接する時間は少なく、こんな時ぐらいと思うのは、親の身勝手なのでしょうね。

 さて、展示会は一段落すると言うのに、展示会報告は全く進んでいませんね。今日は、ヤコブコーエンの展示会場からお届けします。

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 コレクションの多さに驚きです。実は、昨シーズンよりエージェントが代わり、展示会での見せ方も変りました。今までは、コレクションの中から日本で売りやすいモデルを絞り込んで、更にパンツに特化しての展示会でした。エージェントが「コロネット」さんに代わり、ブルゾン、ニット、シャツなどフルアイテムでの展示会です。サンプルの多さに、しばらくは唖然です。何をどうやってセレクトしてよいのか?でも長年のバイヤーとしての経験?で価格と物とのバランスのよい物だけをセレクトしてきました。

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左上、ベイジュのチノクロス(622)。右上、ブラックデニム(620)。
左下、ライトグレーのウール(688)。右下、ビンテージ3カラー(622)

他にカーゴ。もちろんPREVIEW(プレヴュー)ラインのリジット、ワンウォッシュも展開します。

昨年、好評の[JACOB COHEN Fair]。今年もぜひ企画したいですね。


 

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