只今、仕入れの勉強中

 インコテックス、ザノーネそしてグランスシャツでお馴染みの「スローウェア」の展示会に行ってきました。ただ今回はレディースです。

 現在のレディース店カシェートの品揃えは「HARRISS」「エリオポール」など国内ブランドを中心に「マーガレット・ハウエル」「ウイム・ニールス」のデザイナーコレクションからのセレクト、そして「ジョン・スメドレー」や「スリードッツ」、季節に応じて「マッキントッシュ」などのインポートものの3本の柱で構成されています。ただグローリーガイの妹的存在”カシェート”の品揃えとしては、いささか物足りなく感じます。そこで先週の「フェリージ」を皮切りに「スローウェア」の展示会にやってきました。

 最も目を惹いたのが「Glanshirt グランシャツ」。グローリーガイでは「フィナモレ」と並んで最も人気のあるシャツですね。私も初期のモデルを含めると8枚ほど持っています。そういえば今日もそうです。ただレディースはメンズとは全く雰囲気が違って、とても女性らしいシャツです(当たり前ですが・・・)。メンズのシャツを女性のカッティングにしたメンズライクのシャツを想像していたのですが、とても可憐で柔らかく、そして上品です。ある人がこんなことを言っていました。「上品さの中にしか、色気は出ない」と。確かに、そう思います。また、そんな女性が素敵ですね。これは男性の場合にも当てはまるのではないでしょうか。上品さの中にこそ、男らしさ、男の色気が出るのです。この「グランシャツ」はまさにそんな上品なシャツですね。

 ただ仕入れは難しい。私が仕入れると、どうしても男の目線で見てしまうし、正直に言えばよく分からないのです。そこで最近、現場復帰した家内の登場です。以前、あるデパートに勤務していた(ただ販売ではなくサービスカウンターにいたので洋服の仕事はしていません。)こともあり、いい物を見る目は確かです。本来はメンズのインポートの展示会はほぼ終わり、一段落なのですが、仕入れの仕方を勉強してもらうために展示会に同行しています。

 家内の仕入れの勉強に付き添っているうちに私のほうが勉強してるのかもしれません。

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2010年春、Felisi(フェリージ)登場

 イタリアの人気鞄と言えば、オロビアンコ、ダニエル・ボブなど。そして忘れてならないのが1973年フェラーラに創業したフェリージ。小さな町の若い女性が趣味で始めた物作りが、今では世界中の人にに愛されるバッグメーカーに。

 どうして、今まで取り扱わなかったのかと思われる方も多いでしょうね。実は10年ほど前にお話があったのですが、何故かタイミングが合わなくて、今に至ってしまったのです。ところが2週間前、突然、フェリージ正規代理店「フィーゴ」の渋谷さんが展示会の案内を持ってきてくれたのです。早速、伺うことにしました。

 今回の出張の大半の目的は、レディース店カシェートの仕入れです。この9月よりカシェートがリニューアルをして、カシェート内に「あたたかい会のいいもの事務局」を開設します。今まで以上にあたたかくていいものを日本や世界から探し出して、お届けできると思います。そのために今回は私の家内が加わり、仕入れをしてきました。

   Bag       

 定番のドットと新作のボーダーのどちらを買おうか、いや仕入れようか、悩んでいます。散々、悩んで両方とも仕入れることにしました。この後、レザーの展示会に行って、そこでも、ずいぶん悩んでいましたね。

 「仕入れは命がけ」。これ、あたたかい会代表の村岡さんの口癖でした。同感です。

ナイジェル・ケボーン氏との初対面

 東京の展示会の一日目はナイジェル・ケーボンです。この秋冬からグーローリーガイでも展開するブランドで、既に店頭に並んでいて好調な滑り出しをしています。少し野暮ったくて無骨な感じのする服ですが、細部のディティールは手が込んでいて、ワイルドだけどとても上品な服です。一つ一つの商品に背景があり、そこが男心をくすぐります。

 今回はナイジェル・ケーボン氏が来日されていると聞いて、期待して展示会場に向かいました。そして商品を見始めて30分ほど経った頃、彼が入ってきたのです。とても気さくな方で、写真で見ていただくと、良く分かりますが、とてもお茶目です。来年春夏のコレクションもこの秋冬以上に魅力的で、かなり多くオーダーすることになるでしょう。

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ハードな週です。

 今週はハードです。日曜日に秋冬に向けてのホームページの撮影があり、月曜日に大阪。火、水曜日は東京へ。そして明日、土曜日は「あたたかい会」主催の浅井氏の講演会。そこで司会を務めるための準備と、目まぐるしい日々を送っています。

 まずは大阪での展示会報告を。大阪に行くことは、ほとんど無いのですが、ここ「N.K.クラシック」だけは特別です。東京、大阪と展示会をするのですが、あえて展示会の時期を外して行くのです。大阪の事務所には、展示会終了後もサンプルが置いてあるので、オーダーするのに問題はありません。それに展示会の人の多い中で、オーダーするよりも、ゆっくりできます。何よりも、この会社の代表である角田さんとは、私が独立する前からの古い付き合いで、まだ大手のナショナルブランドで売り場を作っていた頃に、カンタレッリを初め、イタリアのインポートを紹介してくれた方です。もともと一世を風靡した、あの「VAN」に見えた方で、その後、スキャッティ・オークの大阪支店長を経て独立された方です。ヤコブ・コーエン、ダノリスやヒストリック・リサーチ、最近、人気のアニセイもここから仕入れを しています。私のファッション業界の憧れの人で着こなしを、ずいぶん勉強させていただいています。今年、還暦になられたのですが、とてもそんな歳に見えません。自転車が趣味で、この夏も120キロを一日で走られたそうです。

 今回、セレクトしたのはカンタレッリのダブルのジャケット、色はネイビー。そしてアニセイのジャケット、フライツォーリのやはり、ネイビーのダブルジャケット。他にダノリスのエンブレムつきのシャツとカットソー。新しいブランドではアレグリのナイロンブルゾン。ヤコブ・コーエンのショーツは現在、検討中です。

 久しぶりの大阪ですので、何か美味しい物でも食べに行きたかったのですが残念ながら駅弁を買って新幹線に乗り込んだのです。いつものパターンですね

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2010年春夏展示会”AVIO”

 平年より2週間遅れて、梅雨明け宣言が出されました。とは言うものの、今日も厚い雲が空を覆っています。今年はいろんなイベントが雨で延期、中止になっていると聞きます。海水浴場なんかも、さぞかし夏空を待ち望んでいるでしょうね。

 今週の火曜日、またまた東京に展示会の為、行ってきました。ただ前回の展示会でご報告できなかったブランドを一つ、ご紹介します。「AVIO」というブランドで、人気のパンツブランド「J.W.BRINE」とミラノにあるカリスマ的ショップ(すいません。名前を忘れてしまって・・・)との共同作業で生まれたブランドです。AVIOとはAVIATOR(アビエイター)のイタリア語。飛行機という意味です。映画好きならご存知ですね。実在したアメリカの大富豪ハワード・ヒューズの波瀾の半生を描いた伝記ドラマ。ハワード・ヒューズ役がレオナルド・ディカプリオでキャサリン・へプバーン役がケイト・ブランシェット。この時代背景の映画はファッションがとてもいいですね。実はこの映画、上海にいる時に観たものですから、内容が今ひとつなんです。字幕が中国語なんです。もう一度、日本語字幕で観てみるつもりです。

 話が逸れましたね。この「AVIO」、2010年春夏のコレクションはシンプルなポロシャツ、Tシャツ、そしてパンツと決して大きなものではないのですが、素材がとても良いのです。何よりも気に入ったのは色だし。普通なんだけど、今まで有りそうで無かったラインかもしれません。

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