2012.06.15
6月も半ばを過ぎて、そろそろセールの話題が出始めています。年々、早まるセール、また一年中セールをしている店もあり、何が適正価格なのか分からなくなります。売れないから、他がセールするからと理由は明瞭。利益率の下がるセールは、出来ることなら避けたいものです。ましてやセールを見込んで、価格設定するなんては言語道断です。セールで物を買わない方にっては、欲しいときに物が無くなってしまうことも懸念材料です。
今年の1月に出掛けたイタリア。ミラノでの食事会の際、神戸で店を構える力のあるセレクトショップのオーナーから、「セールって、するんですか?」と訊かれたことを思い出します。「するよ。」って答えると、「やめましょうよ。定価で買われた方に失礼じゃないですか。」と正直、返答にしどろもどろでした。セールをしないことは理想的ですが、なかなか難しいことです。それを実際に実行されていることは、賞賛に値します。
今年は、大手の百貨店がセールの後ろ倒しを唱えています。6月末から7月初頭に開始していたセールを13日からに後ろ倒しすると言うことです。影響力のある大手の百貨店だけに同調する向きもありますが、問題は単純ではありません。ただ、セールの後ろ倒しは、長い目で見れば業界にとっても消費者にとっても良いことのように思えます。
フランスではセールの開始期間が法律で定められています。イタリアでも州によって若干異なりますが、大体のオフィシャル開催日が決まっています。期間を統一した方が、お祭り気分で街も盛り上がるかもしれませんね。
ところでグローリーガイは?と言うお声が聞こえてきそうなので、ご案内します。今季は7月13日(金)からお盆頃までとなります。対象はストック商品と今季の一部の商品になります。通期商品や毎年仕入れをしている定番商品は値下げをしませんので、ご了承ください。
今年1月に訪れたパリ。シャトーダン通りにあるRepetto(レペット)の本店もセールをしていました。ディスプレーが可愛いですね。
ウインドウを覗くと、BOGLIOLIやLARDINIのロゴスタンドが。パリにいるのに、イタリアの旬を感じることの出来るセレクトショップ「AVEDIS」。こちらもセールをしておりました。スタッフの方にWOOL RICHのアウターを薦められましたが、持って帰るのに大変なことと、サイズが大きすぎて諦めました。
2012.06.10
出掛けのことです。庭の手入れをしている家内に「キザだね」と言われました。確かに、今日のいでたちは、自分でも少々照れます。インコテックスレッドの ベージュのチノパンツにフィナモレのブラウンのリネンシャツ。ここまでは何の変哲も無いコーディネートです。問題はジャケット。カンタレッリのダブルのプ ラネットジャージ。色はオフホワイト。シセイのカモフラージュトートを手に持ち、さらに昨年ミラノで購入したミクリのサングラス。「キザ」とは、漢字で気 障と書きます。服装や言語、態度が気取っていて不快感を与える意味で使われる言葉です。確かに、途中立ち寄ったコンビニの方も後ずさりしていたような・・・気もします。場所柄もあるのでしょうね。これが、ミラノのモンテナポレオーネ通りだったり、或いはフィレンツェのPITTI会場だったら、ごくごく普通のスタイルになるのでしょうが・・・。
最近、50歳を過ぎてから、今までのコンサバな服装からの脱皮を図っています。言い換えれば、攻めていると言ってもいいでしょうね。かといってアバンギャルドとかではないんですよ。あくまでもクラシコイタリア的であったり、コンテンポラリーであったりと。いづれにせよ、「キザ」でなく「いかす」とか「粋」とか言ってもらえるように、生活態度?を改め、中身を磨かないといけません。
2012.05.12
イタリア人は髪を洗わないと聞いたことがあります。フランス人も同じです。平均で週二回、中には10日に一度と言う方も見えます。なぜ洗わないかと尋ねると、髪が痛むからという返事が返ってくるそうです。水の問題もあるでしょうが、清潔好きの日本人からすると信じられない話ですね。私なんぞ、夜に体を洗った後、ぬるめのお湯に20分、朝はやや熱めのお湯に15分程つかりながら、その間に歯と頭を洗うのが習慣です。海外に行った時も同じ。だから宿を決める際は、必ずバスタブのある部屋をとります。今月の20日過ぎから、2013年春夏のプレコレクションが始まり、イタリア人も多く来日するので、そのことについて訊いてみようかと思っております。
イタリア人が洗わないのは髪だけではありません。車を洗わないのは、皆さんご存知のことですね。車を購入してから一度も洗わずに乗り続ける方もおられるとか。イタリアでは道路の両サイドにぴっちりと止めてある光景をよく見かけます。よくもまぁ~、こんなに上手く止めるもんだと感心してしまうほど、前後の車と隙間無く止めます。出る際にバンパーで押し出して出るほどですから、バンパーも傷だらけ。日本では、相手のことを考えて、余裕を持って止めます。また日本で走っている車は、本当にきれいです。道路もきれいですし、やはり日本人の意識は素晴らしいなとつくづく感じてしまうのです(それぞれ、国の事情や考え方も異なることは分かっていますが…)。
実は、私も昨年末に8年近く乗っていた愛車を替えました。それ以来、半年近く車を洗っておりませんでした。決してイタリア人を気取ってたわけではありません。忙しくて、ついつい…はいい訳です。
先日、NEWSで生活環境を整える話をさせていただきました。服装を整えることも生活環境を良くする一環で、より豊かな人生を送る為に必要なこと。また日本人には昔から「清潔の思想」があり、それが「掃除の文化」を育ててきたと言われています。清潔にすることは、相手に対する敬意であり、根底には「神道」という日本の信仰があります。
話が、なにやら難しい方向に行きそうですが、とにかく車を替えてから半年経って初めて洗車したというお話です。
今週の月曜日の状態です。
火曜日、洗車後。この日、今日17歳の誕生日を迎える息子が手伝ってくれました。もっと多く、こういう時間を作れば良かったと、後悔しております。心まで洗われた幸せな時間でした。
2012.05.02
最近は、一日がNEWSブログの作成で終わってしまい、SUGURU BLOGは久しぶりの更新です。本日は、スタッフの高井にNEWSの制作を任せることにしましょう。
昨日は、ゴールデンウィーク最中ですが、定休日の為、お休みを取らせていただきました。折角の休みでも午後から仕事が入っているので、午前中が貴重な時間です。いつもより少し寝坊して出かけたのは、岩津天満宮の本殿と神楽殿の間にある「余香殿 なおらい」さん。今年も「井伊の赤備え」の展示があると聞いて、見てきました。
歴史小説は大好きです。学生時代に始めて読んだ吉川英治の「新・平家物語」。以来、食事の時間を惜しんで無我夢中で読んでいた時期もありました。最近は、池波正太郎の「真田太平記」など昔読んだ本を再読したり、まだ読んでいなかった小説を探して読んだりもしています。
「井伊の赤備え」の他に「武田の赤備え」や「真田の赤備え」があります。小説を読みながら、空想する戦国時代のロマン。生と死の極限状態で戦う戦国時代の男たち。その中に描写される赤備えの颯爽とした武将たちの姿が、瞼に浮かんできます。

こちらはINCOTEX RED(インコテックス レッド)。赤備えのインコテックスです、と言うとややこじつけな感じもしますが・・・。ただ、こちらの勢いは凄いものがありまして、数多くのブランドの中でも一際目立っております。この秋冬は、更にその勢いが加速していくはずです。

今季のREDは、INCOTEX(インコテックス)のみの展開となりましたが、秋冬はMONTEDORO(モンテドーロ)、ZANONE(ザノーネ)、GLANSHIRT(グランシャツ)と全てが揃います。もちろん従来のインコテックス(ブルー)も充実しております。今回の展示会で見たコレクションは、スローウエアグループの世界観が、バイヤーとしての私のイメージとぴったりと一致。店内の一角がスローウエアショップになるかもしれません。
この秋冬、グローリーガイは「赤備え」で赤く染まっていきます。
2012.04.08
まるで台風のような荒れた先週の火曜日。皆さん、大丈夫でしたか?
いつもなら定休日の火曜日に出張に出掛けるのですが、この日、用事があって水曜日に変更した為、難なく仕事をこなしてきました。いつも、こんな風に自然に対しては運が強いのです。
この日の展示会先は、1社のみ。【ATTIRE(アタイア)】ブランドで展開しているスタジオ・アークさん。今年の春は開催できませんでしたが、年に二回、代表の松山氏にご来店いただいてのオーダー会では、ずいぶんお世話になっています。
原宿駅を降りると、昨日の天気が嘘のような穏やかな天気に誘われてか、また春休みともあって多くの若者で賑わいを見せていました。そのまま表参道に入ると、通りは人波で埋め尽くされています。自分のペースで歩くことはまず不可能です。外国の方も多く、きっと桜の時期に合わせて来日されているのでしょうか。昨年のこの時期と比べれば、雲泥の差です。春の日差しの中、多くの方が目的もなく、のんびりと通りを歩いています。私はと言えば、筋トレの為、ジグザグ走行です。
この日、早めに出掛けた為、約束の4時まで1時間半以上もあります。時にはゆっくりとお茶でも飲みながら、人の流れを眺めたり、本でも読みながら時間をつぶそうと適当な場所を探したのですが、なかなか良い場所が見つかりません。いざ時間ができると困りますね。以前、使っていたカフェは、新しい商業施設ができた為、なくなってしまい、やっと見つけて入ろうとすれば、人が多すぎて、とても落ち着ける雰囲気ではありません。近くにホテルのラウンジがあればと思ったのですが、結局諦めて入ったのは、少々苦手なSTARBUCKS・・・
こちらは、パリで有名なカフェ「フーケ」。凱旋門を目指してシャンゼリゼ通りを歩くと、左側に見えてきます。道を挟んで、目の前にヴィトンの本店がありますので、すぐ見つけることができます。1899年創業で、数々の映画の舞台になった伝統のあるカフェです。あの風月堂の名も、このフーケからとったと言われています。
パリの街を歩いていると、所々に素敵なカフェがあります。現在、パリにはカフェが5000軒とも6000軒ともあると
言われています。「カフェ・ド・フロール」や「レ・ドゥ・マゴ」は有名ですね。若者達が集まるトレンドカフェやデザインカフェなど様々なタイプのカフェがあり、年齢やクラスによって使い分けられています。座る席や時間帯によっても料金がことなりますが、コーヒー一杯で長く居ても嫌な顔されることもありません。カフェは、フランス人の生活に根付いており、かけがえのない場所なのです。
「フーケ」で食べるケーキも格別です。周りが大人ばかりですので、一人でケーキを食べていても恥ずかしくありません。この雰囲気に高いお金を出しても、決して無駄ではありません。ギャルソンの笑顔もサービスも良いですしね。
ここ岡崎にも多くのカフェ(喫茶店)がありましたが、いつの間にか姿を消してしまい、チェーン展開の店ばかりが目立つようになりました。余談ですが、以前は160店舗ほどあった岡崎の寿司やさんも今では半分になっているそうです。人の集まる場所、特に趣向を凝らした個性のある店や大人が寛げる場所がなくなったことは、寂しい限りです。
あるお客様に、「スグル君、岡崎にいいカフェを作ってよ。」と言われたことがありました。作りたいのは山々なのですが、資金が・・・、すいません。
本日も取り留めのない話になりました。

