”インコテックスのショートカーゴ”のブログ作成中に久しぶりのお客様が来店くださいました。

　2年半ぶりのお客様です。まだカシェートを開店させる前、グローリーガイでメンズと一緒にレディースを展開している時に、いつもご夫婦で買い物を楽しんでいかれた杉浦様という方です。奥様とはカシェートで時々、お会いするのですが、ちょうど今日の午前中にインコテックスのカーゴショーツを撮影するためにカシェートに行った際、お会いしたのです。

　このカーゴショーツをご紹介して、グローリーガイに戻ったのですが、奥様がわざわざ、ご主人を連れてきてくださったのです。朝、お二人で偶然にもカーゴショーツが話題になり、偶々、時間も取れたということでご来店いただけたのです。

　濃いほうのカーゴショーツを選んでいただき、ブログの写真で履いているパラブーツのサンダルも購入されました。さらにＰＴ05のジーンズまで気に入っていただき、「ここに来るとまずい。」と言いながらも、ニコニコして帰っていかれました。

　朝、自宅で散歩に出掛ける前にブログに載せる写真を撮って、カシェートに撮影の為、カーゴショーツを持って行ったら、杉浦様の奥様に会って・・・。偶然というか、タイミングが良いというか。久しぶりにお会いできて、うれしい一日の始まりになりました。

　当たり前のことですが、人が人を幸せにするのですね。

　以前にT.P.Oが大切です、とお話したことがあります。T.P.Oとは時間、場所、場合の意味の略です。昼間の結婚式の際、タキシード姿の男性を見かけますが、タキシードは本来、夜間用ですので、これは大きな間違いです。T.P.Oをわきまえない悪い例の一つですね。

　元F1レーサーの中島さんがモナコのレース後のパーティで、ブレザーを着てしまい、周囲の顰蹙を買ってしまったことを思い出します。これは中島さんを責めるより、それを勧めてしまったお店と同行した人達を責めるべきかもしれません。F1は世界最高峰のレースですし、場所もモナコですからね。たぶん、ブラックタイ着用の招待状が届いていたはずです。招待状に「ブラックタイでお越しください」と書いてあれば、タキシードを意味します。

　さて、「皐の宵コンサート」に何を着ていきましょうか？招待状にはブラックタイとは記されていません（当たり前です）。

　時間は夕方から夜にかけて。場所は岩津天満宮の拝殿。その後、バイキング形式の食事会。歌の奉納ということもあって、神様を敬う為にも、また私より年配の方が多い筈ですので、ここは謙虚にジャケットよりスーツを選ぶべきです。

　結局、選んだのはボリオリのネイビーの無地のスーツ。当たり前のスーツかもしれませんが、このクラスのスーツは、スタイリングもキレイで上品です。シャツはダブルカフスまではいかなくても上質な白で。ネクタイは派手すぎない程度の明るめで、スーツと同色に。靴は敢えて黒でなく茶を選ぶことで、全体の雰囲気を柔らかくします。

　スタッフの結婚式の際も、このスーツを選びました。チャコールグレイも好きですが、華やかさの点ではネイビーですね。今日はこのスーツの上着をジャケットとして着ています。とても便利なスーツです。

　誰にでも、お気に入りの場所があります。

　私の今、最もお気に入りの場所が、ここ岩津天満宮。言わず（岩津）と知れた菅原道真公が祭られており、受験シーズンともなれば多くの学生で賑う場所です。梅をこよなく愛されたことでも有名で、天神さんの御神苑には梅の実がたわわに実っています。特に、この新緑の時期に散策をすると気持ちがいいですよ。

　 手水で清め、拝殿でお参りをしてから、すぐ隣にある「余香殿なおらい」で一休み。入ると右側に「ショップなおらい」があり、現在、井伊直政家臣の「赤備え」甲冑が展示されています。入り口をまっすぐ進むと「なおらいカフェ」があり、クラシックの流れる、とても落ち着いた雰囲気。大きな窓越しに見る新緑の美しさ。中庭には古木の梅があり、なんとも贅沢な空間です。

　珈琲が好きで、いろんなカフェに立ち寄りますが、こんな雰囲気のカフェは他にはありません。ここに来れば、乱れた心も静めてくれそうです。

　今日は珈琲でなく、なおらいオリジナルの梅カルピスをいただきました。

今日も雨。昨日から、よく降りますね。

　ゴールデンウィークも終わり、今日から仕事の方は多いでしょうね。また、連休中は仕事でこれから休みをとられる方もいるはずです。さぁ、ETC割引で、どこか遠くへ遊びに行こうと思っても平日だから使えないんでしょうか？やはり、使えないんですね。不公平な気がします。

　どんな時代、どんな事柄でも多数派と少数派があります。それが社会のバランスを取っているように思うのですが、最近の流れをみてると多数派が増えているように思います。お客様で、トヨタの技術部の方から聞いたのですが、売れている車の4台のうちの1台がプリウスなんだそうです。政治、経済の政策がメディアによって何度も何度も繰り返すことで、皆がその流れに沿っていく。そんな気がしてなりません。今の時代、安くて環境に良い車を買うのはいいことです。でも燃費の悪いスポーツカーを買う人がいなかったら、或いは、そういう人を責めたとしたら、とても息苦しい世の中になってしまいます。少数派が息苦しい世の中は自由や文化を失うことにもなりかねません。

私も少数派の一人。1000円でどこまでも走っていけるようになるといいですね。

　静岡の望月さんから八十八夜摘みの新茶が届きました。

　沖縄からの帰り道、八十八夜の新茶を送るね、と言われて楽しみにしていました。立春から八十八日目（5月2日）に摘まれたお茶で、煎茶の中では最も美味しいと言われています。早速、飲んでみると、香りが爽やか。程よい渋みと旨味が口の中に広がります。いつも飲み慣れているお茶より、はるかに美味しい。趣味で飲んでいる中国茶とも趣が違います。

　　　新茶が届くこと、それは季節が届くこと。

　　　心に、味覚にしみわたる、緑したたる旬のお茶。

　日本人って素晴らしいですね。望月さん、ありがとうございます。