遠回りしたからこそ、出会えた素敵な"ゆりかご" 皇居牛ヶ淵の「ハスの花咲く水辺」

 2016年秋冬物、全ての展示会を終え、表参道にあるカフェで一服していると、レディス部隊から救援(大袈裟です)の写真付きのメール。内容は、「どっちの色 がいい?」。九段下で行われているHERNO(ヘルノ)のレディース展示会場からです。このままホテルへ向って、のんびりしようなんて思ってたのに...。で も表参道から九段下まで半蔵門線ですぐ。結局、応援に駆けつけました。到着すると、ほぼ決まっていて、セレクトカラーも問題ありません。だったら、ここま で来る必要はなかったじゃんなんて、口が避けても大きな声では言えませんが、ぶつぶつとつぶやきの帰り道です。ただ、この景色を見た途端、ぶつぶつはさわ さわに変わり、心地よい気分になりました。

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 日本武道館を越えた辺りの靖国通りから見る、この季節の風物です。北の公園横にあるお堀の一つ、「牛ヶ淵」に生い茂る蓮の葉。この日、台風の影響か、時々強い風に煽られて、さわさわしていました。言葉を借りれば、"皇居牛ヶ渕の「蓮の花咲く水辺」は、ホタルに代表される都会に残された貴重ないきものたちを育む大切なゆりかごの一つです。"

 遠回りしたことで、素敵な風景に出会えました。家の中でじっとしていたり、仕事ばかりしていては駄目。外に出て、旅をして、そして遠回りしたほうが、得るものが多いはずです。現在、夏休み中のマスヤマ。どんな休日を送っていることでしょうか。

 そろそろ「萩、松江そして出雲の旅」報告をしなければいけませんね。もう暫く、お待ちください。

2016年春夏プレコレクション、始まる!!

 筋トレ兼ての東京出張。2016年春夏プレコレクションの始まりです。6月の初めまでがプレコレクション。その後、イタリア・フィレンツェで開催されるピッテイ。そして、再び日本で行われるメインコレクションと、およそ2ヶ月半に亘り、来シーズンの仕入れをします。

 ここ最近のパターンとして、最初に訪れるのは、トレメッツォさん。あのTAGLIATORE(タリアトーレ)、VAZZOLER(ヴァッツォレール)、SCAGLIONE(スカリオーネ)、そしてBagutta(バグッタ)を有するエージェントです。まだコレクションが始まったばかりで(真似をされる恐れあり)、しっかりお見せすることはできませんが、ほんの少しだけ、ご覧ください。

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 今季同様、ダークからライト、そしてインディゴまでと表情は様々ですがブルー中心のコレクション内容です。色を足していくというより、ブルーの濃淡で柄を作り出しています。今季よりさらにシックな傾向になるのでしょうか。ジレも共地ではなく、グラデーションでの組み合わせで提案してました。他に気になるのが、サファリを意識したベージュ系。ミリタリーとは違う、上品な色合いが魅力です。

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 そして気になったのが、コート。上のコートが、今季、提案していたショートトレンチの「JERREMY」。下のコートがニューモデルの「MINT」。比べていただくと、ボタンがやや上に位置し、絞りが緩やか。ベルトでウエストを締めた時のボリュームがより強調され、男らしいフォルムに。また締めない時には、よりラフなイメージになります。どちらも好きなモデルだけに、セレクトに悩まされます。両方、展開するのが、一番なんですけど...

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 定番の「air jumper」は外せません。色を差し込んでいます。そして、気になったのが、こちらのスエットタイプ。ミラノにショップができ、勢いに乗るSCAGLIONE(スカリオーネ)。今後も目が離せません。

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 今、最も話題性のあるブランドと言えば、イタリア屈指の洒落者と呼ばれるアンドレア・アンドレオリ氏が立ち上げたDREW&CO.(ドリュー&コー)。ガブリエレ・バジーーニ氏のパートナーとして活躍した後、McRichie(マックリツチ)を復活に導き、現在はLARDINI(ラルディーニ)のニット部門を担当するなど、目覚しい活躍をみせています。この秋より展開です。

 このトレーナーに見るように、彼のコレクションの原点は、アメリカ留学時に影響を受けた1950~70'Sのアメリカンヴィンテージ。それにイタリアフィットの心地よさと英国的な生地使いをミックスさせ、糸から選定したものをハンドメイドに拘った伝統的な手法で丁寧に作り上げていきます。

 モデルは、今回、私のお目付け役として同行したスグルJr. 調子に乗って、ついついオーダー数を増やしてしまわないようにと、目を光らせております。

そして次に向ったのは、同じビルにショールームを構えるPT JAPAN。移動は、とても楽です。

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 PT01(ピーティーゼロウーノ)のプレコレクションでセレクトしたのは、この4つのモデル。その中でも「Jambo」はユニークです。スワヒリ語のジャンボ!!は、皆さんご存知のアフリカでの挨拶。でも、この一語で挨拶の意味にはならないということは、意外と知られていません。JAMBOとは「物事、事柄」という意味で、挨拶で使う場合には、前に人称のあった否定形の主辞を入れなければなりません。アフリカに行かれる方は、ぜひ勉強してください。

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 と、こんな感じですが、奥に飾られたサファリ柄のパンツ。「1本でもいいので、ディスプレイ用にぜひ!!」と言われ、残ったらスタッフの誰が購入するんだろう...とサイズに悩んでいたら、後ろで手を上げた人がいました。サイズ44でセレクトです。もし、彼の気が変わったら、やはりナグラサンしか穿く人はいません。彼も44です(V)。

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 勢いのある会社です。ショールームの外にテラスが完成しておりました。ただ、この空間のあかげで、熱くなった頭を冷やすことができます。いつか、カシェートのテラスも、こんな風に改装したいものです。

 この後、「昼飯は~?」というジュニアの言葉に、聴こえない振りして、西麻布にあるスローウエアグループへと向いました。次回、ご報告させていただきますね。

 

目まぐるしく変わる季節、シャカシャカ(釈迦釈迦)ブルゾンで体を守ります!!

台風一過。眩しい太陽と気温上昇で、昨日とは雲泥の差です。何事も極端は良くないですね。朝晩の温度差だけなら、なんとか。日替わりに温度差が極端に変わると、体も悲鳴を上げます。規則正しい生活をするのはもちろんのこと、着る物で工夫をするのは大切です。

 なんて、体調管理を口実に購入してしまったのが、AQUARAMA(アクアラマ)の「ジャケット型超軽量ナイロンブルゾン」。またの名を"シャカシャカ(釈迦釈迦)ブルゾン"。実は展示会で着用分を秘かにオーダーしておりました。昨日のような風雨と肌寒さから身を守り、着用感を感じさせない超薄手でありながら、シルエットを美しく見せてくれる、なんともお釈迦様のように、ありがたいブルゾンです。先程、雑誌"LEON"の編集部の方からも貸し出し以来のあった"シャカシャカ"系アイテム。HERNO(ヘルノ)の「AIR-TECH テーラード型ナイロンブルゾン」と共に、この季節にお勧めのブルゾンです。羽織ものを検討されている方がございましたら、ぜひ参考にしてください。

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 今夜は、いつものイタリアンで、いつものメンバーと飲み会。天気の良い夜は、店内よりもテラスでスケベ話に花が咲きます。昨日に続き、シャカシャカブルゾンの出番です。

 

25年に感謝です。そして、これからの「時」に夢膨らませて...

1952年、ハリウッドの小さなスタジオでは、チャップリンの最新作「ライムライト」の撮影が行われていました。当時、映画雑誌の編集者であった淀川長治氏は、この最も敬愛するスターを取材する為、現場を訪れていました。

 Time is the best author. It always writes the perfect ending. 時とは偉大な作家だ。若い人を一緒にし、老人を去らしていく。(訳:淀川長治著【「生きる」という贅沢 私の履歴書】より)

 有名なこの台詞のシーンに立ち会った淀川氏は、思わず涙を流しました。撮影を終えたチャップリンは遠来の淀川氏に近づき聞きました。
 「君は何故泣いているの?」
 淀川氏はスタジオの一点を指差して言いました。
 「マイク」
 チャップリンは偉大なるパントマイム(無声映画)の王様。時という作家は、映画に「音」を書き入れ、この王様に自らの声で芝居をさせている。
 チャップリンは淀川氏を抱きしめ、氏が持参したチャップリン自伝にこうサインしてくれました。
 To my friend と

 一瞬の今、一秒前は既に過去。私たちは時の絶大な流れの中で生き、様々な出会いを繰り返し、いつかは後進に道を譲ります。その流れに添い、或いは逆らい、己の生き様を追い求める日々。裸身に布を纏うことで、人であることを表現してきた服飾の歴史の先端に居るという自覚と共に。

 グローリーガイは、25周年となりました。
 皆様との接点は、常に洋服。そして、そこに在るのは二度と手に入らない至福の「時」の共有でした。この後、皆様との「時」は如何に広がってゆくのか、夢はさらに拡がります。

 皆様の多大なるご愛顧に 心よりの感謝を込めて。

                               2015年4月 グローリーガイ代表 村主 博

 

久しぶりのブログ更新です!!

 久しぶりの更新です。とは言え、殆ど毎日のようにブログを書いているので、実感がないのが正直なところです。今日はタカイが商品紹介をさせていただいておりますので、いつもより時間がとれます。少し思いのままに綴ってみようかと思っています。

 最近、嵌っているものと言えば、カート。ショッピングカートではありませんよ。レーシングカートのことです。

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 私のデスク横に飾ってある写真です。現在、蔵庫/マガジーノで見習い中の息子が3歳ごろでしょうから、16年ほど前。当時、趣味で乗っていたLotus Seven Sr3に満悦の二人。この後、息子はエンジンの音にびっくりして、大泣き。二度とこの車に近づきませんでした。今ほど忙しくなかった当時は、休みになると、あてもなく野山をかけ、途中、お茶を飲んだり、露天風呂に入ったりと、今思えば贅沢で、 のんびりとした時間を過ごしていたんですね。

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 そして今は、髪の毛を労わってヘルメットを...違います!! レーサーです。チーム名は、もちろん「チームSUGURU」。ただメンバーは、まだ息子と二人。近いうちにナグラが参加するはずです。

 もう一つ嵌っているのが、黒。ブラックです。

 黒に嵌るのは、学生時代...学生服ではありませんよ。大学の頃です。赤のスイングトップ(ジェームスディーンに憧れて)と黒の革ジャン(マーロンブラ ンドに憧れて)は、青春のブルゾン。ちょっと不良を演じたい年頃の憧れの黒は、Tシャツであり、またブーツでありと、様々なアイテムにまで飛び火していっ たんですね。服飾の仕事を始めた頃からめっきり着なくなった黒。今、不思議とマイブームなんです。

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 EMMETY(エンメティ)のレザー。昨年購入。写真は今季の物です。

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 新作にかかる「スタッフ着用制限」が解けました。その勢いで購入したCruciani(クルチアーニ)の27GクルーネックニットとTAGLIATORE(タリアトーレ)のウールホップサックブラックジャケット。ジャケットは、今週の土曜日に開くグローリーガイ25周年のパーティでデビュー。この春夏は、ブラックで妄想します。

 

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