2011.09.11
なんか久しぶりの更新です。イタリア出張報告を終えた時、ほんの少しの達成感と終えてしまった一抹の寂しさ、肩の荷が下りたと言えば大袈裟で、少し気が抜けたような、そんな感覚が心に過ぎりました。
その後、続々と入荷する新作と共にご来店される方も日増しに多くなり、仕事に追われる毎日が続いています。そんな追われる忙しさの中、寛げるひと時を過ごしてきました。
安城にある洋食屋「Maison de Nouveau」さんで行われた”橋本真裕美カルテット”、妹のライブです。年々、腕と心に磨きをかけてきた妹のピアノ演奏(身内の贔屓目でしょう)が、ようやく心地よく耳に入ってくるようになりました。妹がピアノを始めたのは、6歳の頃。努力家の妹は、練習量も半端ではありません。休みなどは、一日8時間以上、ピアノの前に座っている日もあり、同じ屋根の下で生活している私にとっては堪ったものではありません。長い休みなどは、もう最悪です。美しいメロディを聴いているのなら、まだいいのですが、同じフレーズを何回も繰り返し、それも毎日、聴かされるわけです。ついに我慢できず、父に頼み込んで、中学に入ってすぐ、最も離れた場所に勉強部屋を作ってもらったほどです。でも、その頃からの努力が妹の人生を作り、美しいピアノ演奏で周りの人を和ませることが出来るわけですから、私の我慢など大したことはなく、また少しは役に立ったのでしょう。
この日、久しぶりに家族と過ごす時間が取れました。3年前に父が亡くなり、一人で暮らしている母親。バイク免許取得の為、10日ほど家を空けていた遊び盛りの息子。そして、いつも無理勝手を言っても、縁の下の力持ちで私を支えてくれている家内。そして妹。妹と共通の友人など、楽しく美味しい時間を過ごさせてもらいました。
特に息子との時間は、大切です。いつもすれ違いだった息子とも最近、ようやく話が出来るようになりました。身長はすでに私を越え、180cmに近づこうとしています。誰に似たのか、洋服は大好きで、少し前まで髪の毛の色が愛犬シェリー(ゴールデンレトリバー)よりゴールドだった息子。着実に成長しております。
2011.09.03
多くのお客様から、「イタリア出張報告」のブログ、楽しみに見てるよ。」と声をかけていただけると照れながらも大変、嬉しく思います。このまま永遠に続ける為には、イタリアに住まないといけません。しかし、暦は9月。「いつまでやってんだよ。」なんて声も聞こえてきそうですので、そろそろ終わりにします。
ミラノのショップ巡りで、ご紹介するのを忘れてたショップが、「Eral55(エラル チンクアンタチンクエ)」。服好きの方なら、ご存知、ミラノの老舗セレクトショップで、レザーやミリタリー物の充実振りには目を見張ります。
最近、日本でも人気のカジュアルブランド【AVIO(アビオ)】は、ここがプロデュースしています。そして、9月号のLEON(79P)に掲載されていた【Vazzoler(ヴァッツォレール)】も、実は「ERAL55」のプロデュースなのです。
モデルを務めるデニス氏は、「ERAL55」のスタッフです。他に、この店で10年働いている日本人スタッフもいますので、言葉には困りません。ミラノに行かれたら、ぜひ寄ってみてください。
こうした遊び心満載のショップは、何度行っても楽しいし、時間を経つのも忘れるほど長居をしてしまいます。
今回の旅、イタリア出張が「旅」に変わってしまいましたが、得るものはとても大きかったと思います。勿論、商品を見ることが目的でしたが、現地でそのブランドに携わる多くの人たちとの出会いは、よりブランドを身近に感じ、同じ物を扱う仲間意識を高めてくれました。
今回、ロングランに渡る出張報告の冒頭を覚えておられるでしょうか。6月24日のブログです。庭園で女性がフルートを吹いている写真で始まりました。ただのスケベ心だけではありません。6月20日午後7時半から開かれた「the Secret Garden of massimo alba」と題するマッシモ・アルバ氏主宰のパーティのひとコマなのです。マッシモ・アルバ氏といえば、ニットの天才、カシミアの魔術師などと言われ、かつて「バランタイン」や「マーロ」で大活躍した方です。
スカラ座でタクシーを降り、ブレラ通りにある彼のショップから4.5分。細い路地を入っていくと、緑豊かな庭園が。そこには素敵な光景が目の前に広がります。
改めて写真を見直すと、当時の風景が絵のように瞼の裏に蘇ってきます。特に、この案山子は絶妙なオブジェでした。「オズの魔法使い」や伊坂幸太郎の「オーデュボンの祈り」など案山子は、田畑の中で鳥などを追い払う以外にも登場しますね。この案山子は、未来を予見してくれるのでしょうか、それとも願いを叶えてくれるのでしょうか。さてさて、他にも意味があるかもしれません。
インタビューを受けているのが、マッシモ・アルバ氏。とても、この場にふさわしく自然で優しいコーディネートです。本当の大人の着こなしは、質の良いものを気負わずに自然に着こなすこと。ただ、そこには知識や経験も必要ですし、何よりも豊かでないとできませんね。ただ、最も必要なのは、楽しむ為の”遊び心”かもしれません。
このパーティ、日本のように始まりの挨拶もなければ、堅苦しい主催者の挨拶もありません。時間になれば自然に人が集まり、時間を気にすることなく帰りたい時に帰っていく。特別な料理はなく、少しのお酒とアンティパスト、そして”遊び心”があれば、もう十分楽しめます。このパーティを羨ましく思うわけではありませんが、この価値観に憧れます。
イタリア出張報告も今回が最後になります。帰国後から始まって、およそ2ヶ月半。長い間、お付き合いいただきありがとうございました。本来ならば、日本で行われたメインコレクションの展示会など、ご報告しなければならないことは山ほどありました。後日、こちらもご紹介していきますので、楽しみにしていてください。
最後に、こちらの写真をご覧になって頂きながら、最終回とさせていただきます。
2011.08.26
これだけ長く蒸し暑い日が続くと、イタリアのカラッとした暑さが懐かしく思えます。でも上海にいた時を思えば、まだマシかもしれません。とにかく、上海は夜になっても汗が全身から噴出してくるほど蒸し暑く、息苦しささえ感じます。でも、上海の友人に聞くと、今年はどうやら、いつもと違って涼しいようなことを言っていましたね。
今週も火、水曜日と東京へ展示会の為、行ってきました。今回は、レディースのインポートがメインです。もちろん、2012年春夏物です。現在、レディース店の品揃えは、メンズと異なりドメスティックが中心です。最近、ようやくインポート物を増やしていますが、まだまだです。正直、メンズ育ちの私は、レディースのことが良く分からないのです。女心が分からないのと同じです。求めているもの、目指しているものは、はっきりしています。ただ、理想と現実の狭間でもがいているのが現状です。そんな中、見事にコンセプトを明確にして、提案しているセレクトショップがミラノにあります。それが、「BRIAN&BARRY」。

ショーウインドウに”Contemporary”の文字があります。正に、このコンセプトの品揃えがここにはあります。
店内は、既に秋物が入荷してきています。6月のこの時期、ファッション業界では最も中途半端な時。ショーウインドウや店先では、これから始まるバカンスの服を、奥のほうで秋物の展開を始めます。おそらく、今は店内の全てが秋色に染まっていることでしょう。
「BRIAN&BARRY」は、数多くのブランドを集めたメンズ・レディースのセレクトショップ。デパートよりは小さいですが、大手のグループ企業です。私共グローリーガイ&カシェートとは、規模の大きさも知名度も比較にはなりません。国が違えば、文化も異なります。でも人を惹きつける魅力は同じで、そのためにショップとしての役割を果たすべく、日々努力しています。まだまだ試行錯誤のレディース店カシェートですが、ここにしかない魅力ある空間をご提案できればと、そんな思いを強くしたのが、「BRIAN&BARRY」と今回の東京出張でした。
さて、イタリア出張報告も残すところ、後一話。次回、最後に最も感動したシーンをご報告させて頂きます。
2011.08.21
昨日より気温がぐっと下がりました。連日の暑さで疲れた心と身体にとっては、砂漠の中にあるオアシスです。涼しさを得る代わりに、生憎の雨になりましたが、雨好きの私にとっては嬉しい限りです。カシェートのテラスで、ぼんやり木々の緑を見ていると落ち着きます。
本日は、私共グローリーガイ・カシェートのイベントではありませんが、お世話になっている方々のイベント情報をお伝えいたします。
私共のWEB SITEの運営、管理をお願いしている(有)オフィス・ソウイチの代表、浅井氏の運営している岩津天満宮「余香殿なおらい」さんでのイベントです。この日の夜、雪洞の灯火が美しい境内で開かれるビアガーデンに、私達スタッフも駆けつけます。皆さんも、ぜひ遊びに来てください。現地で一緒に楽しみましょう!
LIVEAT(ライブィート) 橋本真裕美カルテットライブ 9月6日(火)
私共の音楽イベントで、もうお馴染み橋本真裕美カルテット。ジャズ・ボサノバピアニストの橋本真裕美さん。ご存知の方も多いかと思いますが、実は私の妹。できの悪いのんびりやの私とは違い、6歳からピアノを始め、優等生で努力家の妹。途中、クラシックからジャズに転向して各地で活躍中です。今回、安城市にあるレストラン「Maison de Nouveau」においてライブを開催します。音楽と共に、おしゃべりとお食事であたたかいひと時をお過ごしください。私も家族と聴きに行くつもりです
※午後7時30分より3ステージ 3000円(食事付き) 予約が必要となります。
Prince Ice World(プリンスアイスワールド)2011 テレビ放映 8月22日(月)24時40分
こちらは、イベントではありませんが、8月13、14日に岡崎の中央総合公園で行われた「Prince Ice World」。フィギュアスケート観戦をこよなく愛する私も14日(日)に観にいってきました。昨年に続き、2年連続の開催です。昨年は、タイミングが合わなく観にいけなかった悔しさもあり、リンクに近いエキサイティングシートを取りました。
八木沼純子さん率いるプリンスアイスワールドチームの迫力あるステージ。村上佳菜子選手の可愛らしい笑顔。今年4月に開催された世界選手権で優勝した安藤美姫選手の安定感ある華麗な演技。そして06年トリノ五輪金メダリストの荒川静香さんの透明感のある演技など、極めつけは92年アルベールビル五輪銀メダリストの伊藤みどりさん。あの頃、日本中がテレビに釘付けで応援していました。伊藤みどりさんの演技をこんなにも近くのリンクサイドで見れるなんて・・・。時間はたっても、思いは変わりません。感動です!こみ上げるものを押さえながら観ていました。
どうやら感想が女性ばかりになってしまいましたね。今夜、日付は変わりますが、この模様を東海テレビで紹介します。興味のある方は、ぜひご覧になってください。
2011.08.20
引き続き、ミラノのセレクトショップ巡りです。
訪れたのは、「Geniali(ジェニアーリ)」。

ショーウインドウを飾っているのが、オーナのマリオ氏。雑誌でもお馴染みの方ですね。バイヤーから販売までこなすマリオ氏の趣味嗜好がギュっと詰まったショップです。
グローリーガイでも取り扱いのある「ラルディーニ」「PT01 05」など、また今期人気の「イレブンティ」など、最旬のネオ・クラシコが揃います。雑然と、でもセンス良く置かれた商品から、マリオ氏の思い入れが伝わってきます。こんな店で買い物したい、そんな気持ちにさせてくれます。
身長175cmの私。股下でも顔の大きさでも負けてはおりません。ただ、髪毛の量と知名度では完敗です。頑張って日本を代表するセレクトショップにならないといけませんね。マリオ氏のセレクトを見て、早速参考にさせて頂きました。来春、「イレブンティ」を展開します。
余談です。当たり前のことですが、イタリア製が殆どの中で、英国製のTATEOSSIAN(タテオシアン)のカフスが置いてありました。さすが!セレクトの目は、一流です。

