イタリア出張報告「レディース店Cachetteへの思い」

  これだけ長く蒸し暑い日が続くと、イタリアのカラッとした暑さが懐かしく思えます。でも上海にいた時を思えば、まだマシかもしれません。とにかく、上海は夜になっても汗が全身から噴出してくるほど蒸し暑く、息苦しささえ感じます。でも、上海の友人に聞くと、今年はどうやら、いつもと違って涼しいようなことを言っていましたね。

 今週も火、水曜日と東京へ展示会の為、行ってきました。今回は、レディースのインポートがメインです。もちろん、2012年春夏物です。現在、レディース店の品揃えは、メンズと異なりドメスティックが中心です。最近、ようやくインポート物を増やしていますが、まだまだです。正直、メンズ育ちの私は、レディースのことが良く分からないのです。女心が分からないのと同じです。求めているもの、目指しているものは、はっきりしています。ただ、理想と現実の狭間でもがいているのが現状です。そんな中、見事にコンセプトを明確にして、提案しているセレクトショップがミラノにあります。それが、「BRIAN&BARRY」。

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 ショーウインドウに”Contemporary”の文字があります。正に、このコンセプトの品揃えがここにはあります。


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 店内は、既に秋物が入荷してきています。6月のこの時期、ファッション業界では最も中途半端な時。ショーウインドウや店先では、これから始まるバカンスの服を、奥のほうで秋物の展開を始めます。おそらく、今は店内の全てが秋色に染まっていることでしょう。

 「BRIAN&BARRY」は、数多くのブランドを集めたメンズ・レディースのセレクトショップ。デパートよりは小さいですが、大手のグループ企業です。私共グローリーガイ&カシェートとは、規模の大きさも知名度も比較にはなりません。国が違えば、文化も異なります。でも人を惹きつける魅力は同じで、そのためにショップとしての役割を果たすべく、日々努力しています。まだまだ試行錯誤のレディース店カシェートですが、ここにしかない魅力ある空間をご提案できればと、そんな思いを強くしたのが、「BRIAN&BARRY」と今回の東京出張でした。

 さて、イタリア出張報告も残すところ、後一話。次回、最後に最も感動したシーンをご報告させて頂きます。


 

 

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