本日、目の休養のため、ブログは休ませていただくつもりでしたが、あるお客様を接客していたら、無性に気になるアイテムが出てきてしまい、指が勝手にキーボードを叩いて…。いや意識的にパソコンの前に座っております。
気になるアイテムというのが、羽織っているアイルランド生まれの【James Mortimer/ジェームズモルティマー】のシャツです。ご案内の際、ジュニアも書いておりますが、アイランド生まれのシャツは珍しく、私シニアも初めて目にするブランドなんです。
あるお客様とは、ランニング中にカシェートにふらっと立ち寄って頂いて以来、グローリーガイ共々、ご贔屓にしてくださるS様。浦安市より単身赴任でここ岡崎で仕事をされている50代半ばの男性です。歴史にもご興味があり、ついつい長話です。少し前に滞在されていた愛媛県の松山の話で盛り上がり、写真を何枚か見せていただきながら、夏の着物の話題になり、能登上布に話が及べば、興味津々です。上布とは麻織物のことで、約2000年前に崇神天皇の皇女が中能登地方で機織りを教えたことが能登上布と呼ばれています。この能登上布で着物を作られたとお聞きして、対抗するには、このシャツしかないと、最初、フランスのシャツブランド【Placide/プラシーデ】をご提案していたのですが、仕切り直しです。立ち向かえるのは、アイリッシュリネンしかありません。
アイリッシュリネンとは字のごとくアイルランドで生まれたリネン(亜麻)、能登上布は日本古来から使われてきたラミー(苧麻)と違いはありますが、どちらも滑らかな肌触りで光沢感、ハリ感、そして透け感のある軽快な素材です。
当然、相性の良いのは【JOHN SMEDLEY/ジョン・スメドレー】。30ゲージのボーダー柄で合わせてみました。サイズSを着ております。
全体写真です。麻の質感と艶のあるブラック。夏のベストマッチですが、やはり、どこかにホワイトを入れてやらないと重くなります。ホワイトのボトムで選んだのは、PT TORINO/ピーティートリノのコットン・リネンワイドパンツ。Of ORIGIN/オブ オリジンのサンダルでさらに軽やかな夏の装いに。昼間なら、一人、蕎麦屋で日本酒、夜はアイリッシュパブで仲間と一緒に。そんな雰囲気が似合う麻を使ったコーディネートです。
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